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宇宙の眼(虚空の眼)
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宇宙の眼(虚空の眼)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.18pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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プライムデーでなぜかSF小説の有名作が軒並み安くなっていたので購入したうちの一冊。 内容は全く知らず、著者名とタイトルだけで選んだもの。 最初タイトルを見て、宇宙の眼とは『2001年宇宙の旅』のモノリスみたいなものかと想像したが全く違った。 実験装置の事故に巻き込まれた8人の男女がそれぞれの想像(創造)した世界に丸ごと放り込まれ、その世界を潰すとまた次の世界に・・・というお話。 「宇宙」っていうのは結局「多元世界」という意味なのかな?「眼」というのがよく分からないが・・・ 現代でも通じるのは2番目の「ご清潔な世界」を理想とする世界だろうか。汚いもの・卑猥なものをこの世から消し去りたいと願う人は多いようだが、その世界は実際にはどういうものになるかはなかなか恐ろしいものがある。 共産主義と赤狩りが吹き荒れていた空気というのは、「共産党」が立法府に議席を持っている日本(改めて考えるととても不思議なことである)ではあまり実感しにくいが、このあたりはアメリカでの空気感を感じられる一つの実例と言えようか。 読んでいる間も割と描写が気持ち悪いし、読後感もスッキリしたとは言いにくい。 だが、『華氏451度』のような頭でっかちの内容に比べれば楽しめたので星3つ。 | ||||
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テーマが少し古くなったかなという感じはあるが、作品成立年から考えても内容そのものが古くなったわけではない。 奇想天外でありながら、人間主題の表現は底堅く、作者らしい内容の濃さに驚きを感じる。 なにはともあれ、読み残していたこの作品に出会えたのは望外の喜びであり、現代に生きる幸せを感じさせてくれる。 | ||||
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初期の作品という事を割り引いても、作品として余りに凡庸である以上、こういう評価をせざるを得ない。評価は人それぞれとは言っても、それは程度問題。「ディックだから良いにきまってる」的な評価には首をかしげざるを得ない。 以下ネタバレあり。 導入部は素晴らしい。粒子加速器の事故後、病院で目覚めた主人公が言葉に出来ない違和感を感じながら帰宅するあたりの描写は、読者も何が起こったのか分からずぐいぐい引き込まれる。そのまま天界の神と対峙するまでのストーリー運びは文句の付けようがない。 ところが、である。ひとたび異常のメカニズムが分かって以降の、各登場人物の心理世界の巡礼は退屈のひとこと。無駄にグロテスクで、御都合主義のお手軽描写が延々と続く。最後は現実に帰還して、そしてアッと驚くオチが・・・・ない!嫁がやっぱり共産主義者だったとか、虫に刺された所でスッパリ終わるとか幾らでも方法はあるだろうに。読み終わってポカーン、である。比べるべき作品ではないが、同様に異世界を旅して現実で終わるという構成は同じなラッカーのホワイトライトの方が(あちらはコメディーにも関わらず)読後の満足感は遥かに上であった。 結局、前半の素晴らしさを後半のつまらなさが相殺して★3つ。 | ||||
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事故から目覚めると、奇妙な宗教に支配される世界だった・・・ という帯の言葉をあてにしてこの本を買ったんですが、なにが なにやら(+_+)。最後まで読みましたけど、「え?これで終わりなの?」 ってなかんじ。 ただ冷静に考えると、読んでいる本が面白くないと途中で投げ出す 私に最後まで読破させたのはすごいかも。 | ||||
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