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海流のなかの島々
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海流のなかの島々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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本作は随分前から手に入れてはいたもののヘミングウェイ本人ではなくメアリー・ヘミングウェイとチャールズ・スクリブナー・ジュニアが刊行したもので若干原稿のカットが行われているという点に引っかかりを感じ読んでいませんでした。加筆はされてないとのことですが… ヘミングウェイの中では短編集が好きです。 何度も読み返し慣れ親しんでいます。 短編集の訳者は高見浩さんで1941年生まれ。 本作と同じく死後に発表された「移動祝祭日」も訳しています。 「日はまた昇る」「武器よさらば」もです。 本作「海流のなかの島々」 訳者の沼澤洽治さんは1932年生まれになっています。海洋小説に造詣が深いそうです。 「貴公」「あてがいぶち」「桑原桑原」など現在ではあまり聞かないような訳もあります。 ヘミングウェイというと闘牛や狩猟やボクシングなどのイメージがありますが本作では… 竜巻の絵・カクテル・喧嘩・ライフル・息子に迫る巨大な撞木鮫・孤独・カジキ釣り・自殺・戦争などがヘミングウェイらしさを感じるところです。 デュマやピカソなど実在した作家や画家や大リーグ選手の名前やパリの街やニューヨークの店なども出てきます。 本作の主人公トマス・ハドソンには3人の息子がいますがヘミングウェイの息子も3人です。3人ともヘミングウェイの子供と名前は違います。 本文の中で気に入った箇所をいくつか… 「どのみち銃とは撃つものでありケースに入れて保存しておくものではない」 「だが男になろうとするならどうしてもやってのけなければならぬ 今がそれだよ」 | ||||
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