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誰がために鐘は鳴る



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誰がために鐘は鳴るの評価: 3.77/5点 レビュー 31件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.77pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(5pt)

誰がために鐘は鳴る DVD

80年前の古い映画だが、画像、音声ともによい。
誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)より
4875680058
No.17:
(4pt)

ASK

*******読んでいる最中ですが、字が大きくて読みやすい。
誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)より
4875680058
No.16:
(4pt)

戦争とは

命令に忠実に従って、結局使い捨てられる運命の一兵士の物語。
戦争とはそういうものだと思う。それがわかっているのに、なぜ
ロバート・ジョーダンは義勇兵になったのか、平和ボケの社会に
生きる私としては、結局主人公に入り込めなかった。
上巻でゲリラたちの人物や人間関係が描かれ、下巻では橋の爆破
と戦闘場面でクライマックスに。さすがに興奮した。
マリアとの恋愛感情が、良い味付けになっている。
誰がために鐘は鳴る〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈下〉 (新潮文庫)より
4102100075
No.15:
(4pt)

熟しすぎた果実

「武器よさらば」と比べたら、彼特有のスピード感は減って、その代わりに政治的な内容になっている。 誰もが戦争に参加せざるをえない内戦で、戦争の意味を説明できる人は殆どいないようだ。 いたとしても、それはロシアなんかに煽られた「赤」とか呼ばれる人たちで、主人公もそんな外人の有志兵。 当事者のスペイン人たちは何がなんだかわからない様子。 何なんだ何なんだと読み進め、読み終わった後もわからない。 対話文はウィットに富んでいてとても自然で面白い。 だけど、長く感じるし、好き嫌いが別れる作品だと思う。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067
No.14:
(4pt)

なろうと思えば、

人間は残虐にも崇高にもなれ、どんな状況下でも悲劇性を克服するのはその精神、とりわけ自身の力次第という示唆。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067
No.13:
(4pt)

なろうと思えば、

人間は残虐にも崇高にもなれ、どんな状況下でも悲劇性を克服するのはその精神、とりわけ自身の力次第という示唆。
誰がために鐘は鳴る〈下〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈下〉 (新潮文庫)より
4102100075
No.12:
(5pt)

ありがとうございました。

昔文庫本で読んだものを、懐かしく原書で読んでいます。 ちょっと難しいところもありますが、大雑把に読むようにしています。
誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)より
4875680058
No.11:
(5pt)

Why did Hemingway go to Spain?

This time I reread this book after an interval of 45 years. I know innumerable readers, especially young readers have found the last heroic scene wonderfully moving. I myself remember being greatly moved by it when I first read this book 45 years ago. But you know, I am not what I was 45 years ago. When I reread it this time, I felt something suspicious about Robert Jordan’s heroism.
By the way, how did Robert Jordan become motivated to take part in the Spanish Civil War? For that matter, how did Hemingway feel like taking part in the Spanish Civil War? For example, in the case of George Orwell, one can easily see why he took part in it; there is no doubt that he went to Spain to protect justice, democracy, and the Republic Government. But in the case of Hemingway, namely Robert Jordan, one cannot but wonder why he took part in this war. All through ‘For Whom the Bell Tolls’, I understood that Jordan sided with the Republican and wanted the Republican to win, but I could not bring myself to believe that Jordan was fervently pro-Republican.
For example, his viewpoint towards this war is that of an outsider in thinking that in the war good and bad exist equally on either side. It is shown by the story Pilar relates in which the Republican citizens cruelly tortures and murders Fascist citizens. In this massacre scene Hemingway depicts how the group psychology affects an individual behavior with so much verisimilitude that one is bound to feel one would have done the same thing if one had been there. On the whole, Jordan’s view about this war is that both sides commit, and are subjected to, the atrocities and horrors of war, and that as different as each side may think they are from the other, in the end, they are all human and are not as different as they think. One may safely say that this view is Hemingway’s.
This raises the question: why did Hemingway involve himself in the Spanish Civil War? I think that it was occasioned by the unseemly injuries Hemingway got when he took part in the First World War. That happened when he was delivering chocolate and cigarettes to the men at the front line, not in the actual fighting scene. I personally think that this is only an accident and has nothing to do with his courage or cowardice. But Hemingway did not think so. He thought it as the most disgraceful and shameful thing imaginable, perhaps because as a hero-conscious boy (in his high school days he was admired as a hero for both his athletic ability and his literary ability), he had dreamed of performing a heroic act in the war. And also he seems to have thought of his father’s having committed suicide as something as disgraceful and shameful. ( In this book, Hemingway does refer to the incident more than twice.)
Therefore, to destroy the image of himself which he thought was negative and prove that he was courageous, I think, he had to go to Spain.
And as a result, he managed to show his courage to himself and to the world, and eventually he restored his confidence. I think this restoration of confidence explains why ‘For Whom the Bell Tolls’ became such an exhilarated work in spite of the fact that it was written in the time when the defeat of the Republican had become decisive. It means that to Hemingway restoring his confidence was much more important than the fate of the Republican, and in point of fact, it was the case.
This restoration of confidence also explains why the type of Hemingway’s characters underwent a complete change, in other words, the characters changed from a pessimistic, negative type to a positive, constructive type. For example, Robert Jordan’s famous dialogue “The world is a fine place and worth the fighting for and I hate very much to leave it." is the last dialogue Hemingway’s characters before ‘For Whom the Bell Tolls’ would utter.
This restoration of confidence also explains why we have a little too much of love-making in this book. This is definitely a great book. But the greatness lies not in describing what the Spanish Civil War was like, but in describing the mind and heart of a certain type of man remarkably through the writer himself.
誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)より
4875680058
No.10:
(5pt)

初めて英文で読んだ本格小説

英文多読を初めて8ヶ月で200万語読んで
本格的小説を読むことができました。
鶴見俊輔さんの「思い出袋(岩波新書)」から

「ある晩、寝ているうちに、強い圧力がかかって自分の体が
どんどん縮んでゆく。もうすこしで自分はなくなると思った
とたんにポンと音がして、もとのサイズに戻った。
起きあかって電灯をつけると、
眼の裏から金色の砂が止まらずに降って降り続き、
降り終わると、もとのサイズの自分が部屋の中を
普通に歩いているのがわかった。こんなことは、
きいたことがない。部屋の外に出て、
ほかの個室の生徒に話してみようか。
いや、言葉の通じない変人と思われている上に、
こんなことをたどたどしい英語で話したところで、
通じるわけがない。むしろ便所に行って、
便器の水の中に頭を突っこんだら、
衝撃でなおるかもしれない。
ペッドのわきを歩きまかっているうちに気が落ちついて、
また寝入った。
 つぎの朝、かろうじて身を起こして、
服を着替えて教室に行くと、そこで倒れた。
付属病棟につれてゆかれて熱を測ると、
華氏百度を越していた。当時の北米では、
風邪に薬を使わない。病室に寝かせたまま、
二時間に一度オレンジジュースと水のどちらかを飲ませる。
それをくりかえす。
 数日のうちに熱は下がった。
日本で子どもの時に食べた回復食とちかって、
ポーチト・エッグなどを出され、のどを通りにくかった。
 一週間ほどして教室に出てゆくと、英語がわかつていた。
口をあけると、日本語が出ない。十五、六歳では、
このくらいの異変は時に起こるらしい。」

 私の経験はこれほど劇的ではありませんが、
この本を読んで以降突然にどんな英文も
読めるという気持ちなりました。
誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)より
4875680058
No.9:
(5pt)

It tolls for thee.

1936年、ファシズムの暗雲が覆うヨーロッパでスペイン内戦が勃発。多くの外国人が義勇兵として人民政府軍に参加して戦った。アメリカの青年 Robert Jordan もその1人。鉄橋爆破の命を受けて、スペイン山中のゲリラ部隊に合流する。
5月というのに時ならぬ雪、ゲリラのジプシーたちとの信頼や裏切り、ファシストに父親を殺害され逃れてきていた Maria との愛..... 息詰まるような数日間。
読み進むうちに、ゲイリー・クーパーやイングリッド・バーグマンと重なり、パブロやピラー、アンセルモなどの登場人物も印象に残っていて、本を読み込むというより映画を思い出すという感じになってしまったが、山中の自然の描写、一人ひとりの人物の書き込まれ方、ファシストのみならず共和軍も含めて戦争という狂気のなかでの人間の残酷さ、様々に心打たれる小説だった。
最後の場面は、まさに John Donne の詩の ...And therefore never send to know for whom the bell tolls; It tolls for thee. が心にしみわたるように、哀しくも感動的だった。
誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る (シナリオ英語名作選集 5)より
4875680058
No.8:
(5pt)

スペイン内線の実情

歴史的な事実の記録より、小説の方が時代をうまく描写していることがあるかもしれない。
誰がために鐘が鳴るは、そういう時代小説の域に到達しているかもしれない。

スペイン内戦という苦しい状況、外国人部隊。
物語の筋も面白いかもしれないが、スペインという現場での状況が手に取るように分かる。

私はこの本を読んで、スペインに行きたくなり、スペイン語を勉強しました。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067
No.7:
(4pt)

運命・恋愛・友情について深く考えさせられる1冊

スペイン内戦を舞台に山間部ゲリラたちと義勇兵ロベルトが鉄橋爆破に至るまでを描いた、人間の運命・恋愛・友情について深く考えさせられる一冊。

読み終えて非常に切ない気持ちになってしまった。多くの障害を乗り越え一行は団結して任務に当たることができるようになる。任務は成功したがロベルトは負傷し共に逃げることができない。恋人マリアと別れなければならない。最も胸を打たれる場面だ。

著者は、人間は運命の前ではなす術がないということを言いたかったのか?いや運命には逆らえぬ孤独な人間の一生を認めながらもそれだけではなく、逆らえぬ運命があるからこそ、恋愛や同士との友情に尊さを見出し、意思の力次第でどれだけでもすばらしい人生が送れることを訴えたかったに違いない。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067
No.6:
(5pt)

緊張感とリリシズム

現在文庫で入手可能なヘミングウェイの長編を一通り読了しましたが、私個人の最高傑作はこの作品でした。

900ページ近い長編ですが、終盤の一部を除きほぼ全てゲリラが根城とする敵陣の山中が舞台となっており、場面展開は少なく、登場人物も多くありません。
しかし全く緊張感を途切れさせることなく (というか緊張と弛緩を絶妙に織り交ぜつつ)、一気に読ませます。閉鎖された空間で織り成される群像劇の見事さは圧倒的です。そして背景としての原始の山が(さらに異形の人工物としての鉄橋の存在が)飲み込むような立体感をもって迫ってきます。

ヘミングウェイの人物造形の素晴らしさは他の長編でも味わえますが、私にとってこの作品のいくつかの登場人物は忘れがたい印象を残しました。
中でも、雪の夜の主人公とアンセルモの邂逅の場面、アンセルモの神への祈りの言葉は思い出すたび胸がつまります。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067
No.5:
(5pt)

英語で読んでほしい

素晴らしかった。ありふれた田舎の静かな自然のなか、だけど今そこは密やかで過酷な戦場であり、生と死が隣り合わせの緊迫したほんの数日間の出来事である。その一日一日の些細なことまでも書き次ぐなかに、戦争の残酷さ、人のみにくさ、誠実、愛、勇気、などを見事に浮かび上がらせている。そして、最後の日、死にゆく主人公の心情を思うとき、読者は戦争を絶対許してはならないと思うのではないか。私は主人公が死ぬであろう最後の数ページは読むことができないでいる。この本は絶対に英語で読んで欲しい。難しくて分からない部分があっても気にせず

読み進んで、読み終えた感動を味わって欲しいです。切に。
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4875680058
No.4:
(5pt)

ヘミングウェイ オブ ヘミングウェイ

上・下巻読むのに、とても時間がかかった。物語は、ほんの3、4日の出来事なのだけれど、なかなか読み進まなかった。
ヘミングウェイは、映画化もされているものの、私は、本のほうが、数段優れていると思う。この主人公たちの心理や思想が、映画のビジュアル面からだけではなかなか伝わらないからだ。
全体として、少し長回しのところが、退屈ではあるものの、ヘミングウェイらしさは、最も表れている作品といえる。
ジョーダンとマリアの恋と、戦争での橋の爆破という使命を軸に、ヘミングウェイの長編には必ずといって登場する英雄的な場面と、それを無に帰してしまう虚無感が漂っている。人間が懸命に生きることと、それでも付きまとう生きることの虚無。すべての人間の人間的な人生に共感を生む、ヘミングウェイの代表作といえる。
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4102100075
No.3:
(4pt)

呼んだけれど

戦争モノとして語り継がれている作品ですが、僕にとっては、いまいち取っ付きにくい作品であったといわざるを得ない作品だと思います。
登場人物の喋り方が、雰囲気を出そうとする努力は分かるんですが、そのために逆に読みづらくなっています。わざわざそんな事しなくてもいいような気がします。
僕はヘミングウェイという作家は、生粋の短編作家だと思えてなりません。長編になると、だらだらとしたストーリーに倦怠感を覚えてしまいます。『老人と海』を読んだときのなんとも言えないスッキリとした感覚があまり無かったです。でも、やはり名作だといえる作品だと思えるので。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067
No.2:
(5pt)

ヘミングウェイ

この小説を読み始めた当初はゲリラ達の言葉使いが気にはなったが、少しずつ読み進めていくにつれ、一気に終わりまで読んでしまった。
このような素晴らしい作品を読み続けていくと自分の中の好みがハッキリとしてきて、その許容範囲内にある小説には格別な愛着が湧いてくる。
本当に、なんて素晴らしいんだろうと思いながら先へ先へとページを開いていく興奮をもっともっと色んな人達と共有出来たら最高である。
ヘミングウェイ。彼は本当に偉大な作家の一人である。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067
No.1:
(5pt)

どんな戦争映画よりも

第二次世界大戦やユダヤ人迫害を題材にした戦争映画に比べてやや取っ付きにくいと思われるのは、日本人には多少なじみの薄いスペイン内戦が舞台になっているせいもあります。
実際私も中学時代と高校時代と二度読もうとして挫折しました。
悲劇的な状況のもとで激しく燃え上がる男女の恋を軸にしていますが、けっして恋愛小説のようにセンチメンタルではなく、むしろ、命や正義の尊さといったものを力強く描いています。
『武器よさらば』と並ぶヘミングウェイの傑作、どんな戦争映画よりも深い感動と余韻を与えてくれます。
誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:誰がために鐘は鳴る〈上〉 (新潮文庫)より
4102100067

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