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誰がために鐘は鳴る
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【この小説が収録されている参考書籍】
誰がために鐘は鳴るの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.77pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 1~20 1/2ページ
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★3.2/2022年47冊目/4月8冊目/『誰がために鐘は鳴る〈下〉』(新潮文庫/新潮社)/ヘミングウェイ/P.494/2007年/743円+税 #読了 #読了2022 読み終わるのに非常に時間がかかった。橋を爆破するまでの4日間の話だが、全く爆破されずどうでもいい?話が延々と続く。爆破されたのは下巻の最後の方だ。『武器よさらば』を先に読んでいたので、オチは予想できた。ヘミングウェイらしからぬ情緒的な表現(p303)には若干冷めてしまった。ヘミングウェイを5冊読んだが、『老人を海』が一番良かった、かな。ーーー「どうせ死なずにすまされねえもんならーとおやじは思ったーすまされねえことがはっきりしてるんなら、わしは死ぬだけだ。だが、死ぬのは好きじゃねえ」(p176) | ||||
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★3.2/2022年40冊目/4月1冊目/『誰がために鐘は鳴る〈上〉』(新潮文庫/新潮社)/ヘミングウェイ/P.470/2007年/743円+税 #読了 #読了2022 読むのにかなり時間がかかった。『誰がために鐘は鳴る』と言われれば、とあるゲームボーイソフトを思い出すのは私だけだろうか。本書は、大久保康雄訳だが、巻末に解説がなくて残念だった。ハードボイルドなヘミングウェイには珍しく?ロマンス的なノリがあったのは若干驚き。スペイン内戦で橋を爆破する話だが、結局上巻では爆破せずに終わった。話は全然進まず、ヤマもオチもない…、一体何を読者に伝えたかったのか?分からない。しかし、それがヘミングウェイのリアリズムであり、良さなんだろう。正直、下巻も期待できない。 | ||||
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名作ということで読んでみましたが自分には合わなかったです。 以前読んだ老人と海もピンとこなかったですが、今作はそれよりもかなりピンとこない感じがありました。 単純にテンポが悪く、450ページもかけているのに橋を爆破するという当初の作戦の決行段階から一つも進行がないまま上巻が終わってしまいます。 その間に味方にいるパブロという曲者の老人が邪魔なため、作戦遂行のために始末するか否かという議論や葛藤が何度も描かれます。 この始末するかどうかという動きや相談だけで上巻が終わってしまっており、現代的な物語に慣れてしまっているためか、そんなにページをかけてまで描くことだろうかと感じてしまいました。 結局、パブロは始末できず橋を爆破することもないまま終わっており、進んだ話といえばマリアというヒロインとの恋愛くらいのものです。 その辺りの描写や、ピラールの昔話は名作らしい深みのある表現が多く見られましたが、逆に言えば見所はそのくらいで450ページのうちの350ページくらいは正直必要ないというか、読んでて緩慢な印象を受けました。 登場人物がずっと世間話をし続け、肝心の戦争が一つも描かれてないからかもしれません。 ジョークの掛け合いや、それぞれの考えや生まれについての話がありますが、やはり上巻全てを使って長々と描くようなものには感じられません。 主人公の行動がなにかを考えるか、もしくは喋るかという二種類しかなく、「パブロを殺そうか→いや、だがおれはー」というこの種の葛藤が何度となく繰り返されるのにはやや辟易します。 下巻はまだ読んでいませんが、読むほどの作品だろうかと購入を検討しているところです。 | ||||
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80年前の古い映画だが、画像、音声ともによい。 | ||||
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*******読んでいる最中ですが、字が大きくて読みやすい。 | ||||
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命令に忠実に従って、結局使い捨てられる運命の一兵士の物語。 戦争とはそういうものだと思う。それがわかっているのに、なぜ ロバート・ジョーダンは義勇兵になったのか、平和ボケの社会に 生きる私としては、結局主人公に入り込めなかった。 上巻でゲリラたちの人物や人間関係が描かれ、下巻では橋の爆破 と戦闘場面でクライマックスに。さすがに興奮した。 マリアとの恋愛感情が、良い味付けになっている。 | ||||
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ヘミングウェイの良さがいまいち理解できず、本作にたどり着いた。 文体の良さは翻訳では伝わり難いので諦めるが、何か伝わらない。そもそも主人公 はアメリカ人でありながら、なぜスペイン内戦に身を投じているのか、どうもよく わからない。正義感なのか、義務感なのか、戦闘行為が好きなのか、或いは収入を 求めてなのか・・・そのへんがよくわからず、もどかしさを感じた。作者自身が内戦に 参加した人なので下巻に期待する。皆さんと同様、同志らの田舎言葉にも違和感を 感じる。 | ||||
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原文を見たことはないから推量だが、trench mortar (迫撃砲) を「塹壕砲」とか、たぶん連発銃のクリップのことを「火皿」とか、米軍では当時そういうカテゴリーがあったらしいが「追撃機」とか、いつの訳なんだ。日中戦争以来そんな言葉は使われていない。方言の表現にもちょい苛つくけど、それには意味があるらしい。 | ||||
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邦題は「誰がために鐘は鳴る」(為、ではない。為を使うと映画の方を示す)です。 アーネスト・ヘミングウェイの代表作と言えば「老人と海」ではなく この作品の方ではないでしょうか。 実際今でも音楽やゲームでタイトルを用いられたりしますし、 単純な教養としても知っておくべきレベルの作品です。 是非ともkindle版にも一翻訳版、用意されてても良いのではないかと思います。 | ||||
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評価が良いと記載されていたのですが、紙の色は真っ茶色で触ると破れるくらい劣化していました。紙の色が焼けていることを記載してほしいと思います。 | ||||
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「武器よさらば」と比べたら、彼特有のスピード感は減って、その代わりに政治的な内容になっている。 誰もが戦争に参加せざるをえない内戦で、戦争の意味を説明できる人は殆どいないようだ。 いたとしても、それはロシアなんかに煽られた「赤」とか呼ばれる人たちで、主人公もそんな外人の有志兵。 当事者のスペイン人たちは何がなんだかわからない様子。 何なんだ何なんだと読み進め、読み終わった後もわからない。 対話文はウィットに富んでいてとても自然で面白い。 だけど、長く感じるし、好き嫌いが別れる作品だと思う。 | ||||
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おおまかに言って通俗的というか、薄い。初心者受けしそうな小説である。下巻の303、304pの部分がちょっと鉱石の露出のようなものは感じられたが。 ヘミングウェイは短編の方がずっといいという意見もある。こういうのが好きな人もいるだろうが、読み応えが足りないというか、文章の魅力が足りないというか。読みやすいのでどんどん進めるところがいいところ。 | ||||
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人間は残虐にも崇高にもなれ、どんな状況下でも悲劇性を克服するのはその精神、とりわけ自身の力次第という示唆。 | ||||
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人間は残虐にも崇高にもなれ、どんな状況下でも悲劇性を克服するのはその精神、とりわけ自身の力次第という示唆。 | ||||
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昔文庫本で読んだものを、懐かしく原書で読んでいます。 ちょっと難しいところもありますが、大雑把に読むようにしています。 | ||||
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ヘミングウェイの作品を順次読んでいますが、「誰がために鐘は鳴る」の訳文は、どこか不自然です。 特に農民の会話の文章がおかしい。「つくられた、人為的な方言」で訳出しています。どこの地方の方言だろうか、と不審をいだきます。あんな方言はどこにもないはずです。 方言の会話につまずくと、気になって先が読めなくなります。読みやすい現代の日本語で、どなたか新訳を出してください。これまでも何度か、大久保康雄訳には躓きました。せっかくの名品です。質のいい翻訳文を、読者に提供してください。切に望みます。y.hirakawa | ||||
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This time I reread this book after an interval of 45 years. I know innumerable readers, especially young readers have found the last heroic scene wonderfully moving. I myself remember being greatly moved by it when I first read this book 45 years ago. But you know, I am not what I was 45 years ago. When I reread it this time, I felt something suspicious about Robert Jordan’s heroism. By the way, how did Robert Jordan become motivated to take part in the Spanish Civil War? For that matter, how did Hemingway feel like taking part in the Spanish Civil War? For example, in the case of George Orwell, one can easily see why he took part in it; there is no doubt that he went to Spain to protect justice, democracy, and the Republic Government. But in the case of Hemingway, namely Robert Jordan, one cannot but wonder why he took part in this war. All through ‘For Whom the Bell Tolls’, I understood that Jordan sided with the Republican and wanted the Republican to win, but I could not bring myself to believe that Jordan was fervently pro-Republican. For example, his viewpoint towards this war is that of an outsider in thinking that in the war good and bad exist equally on either side. It is shown by the story Pilar relates in which the Republican citizens cruelly tortures and murders Fascist citizens. In this massacre scene Hemingway depicts how the group psychology affects an individual behavior with so much verisimilitude that one is bound to feel one would have done the same thing if one had been there. On the whole, Jordan’s view about this war is that both sides commit, and are subjected to, the atrocities and horrors of war, and that as different as each side may think they are from the other, in the end, they are all human and are not as different as they think. One may safely say that this view is Hemingway’s. This raises the question: why did Hemingway involve himself in the Spanish Civil War? I think that it was occasioned by the unseemly injuries Hemingway got when he took part in the First World War. That happened when he was delivering chocolate and cigarettes to the men at the front line, not in the actual fighting scene. I personally think that this is only an accident and has nothing to do with his courage or cowardice. But Hemingway did not think so. He thought it as the most disgraceful and shameful thing imaginable, perhaps because as a hero-conscious boy (in his high school days he was admired as a hero for both his athletic ability and his literary ability), he had dreamed of performing a heroic act in the war. And also he seems to have thought of his father’s having committed suicide as something as disgraceful and shameful. ( In this book, Hemingway does refer to the incident more than twice.) Therefore, to destroy the image of himself which he thought was negative and prove that he was courageous, I think, he had to go to Spain. And as a result, he managed to show his courage to himself and to the world, and eventually he restored his confidence. I think this restoration of confidence explains why ‘For Whom the Bell Tolls’ became such an exhilarated work in spite of the fact that it was written in the time when the defeat of the Republican had become decisive. It means that to Hemingway restoring his confidence was much more important than the fate of the Republican, and in point of fact, it was the case. This restoration of confidence also explains why the type of Hemingway’s characters underwent a complete change, in other words, the characters changed from a pessimistic, negative type to a positive, constructive type. For example, Robert Jordan’s famous dialogue “The world is a fine place and worth the fighting for and I hate very much to leave it." is the last dialogue Hemingway’s characters before ‘For Whom the Bell Tolls’ would utter. This restoration of confidence also explains why we have a little too much of love-making in this book. This is definitely a great book. But the greatness lies not in describing what the Spanish Civil War was like, but in describing the mind and heart of a certain type of man remarkably through the writer himself. | ||||
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英文多読を初めて8ヶ月で200万語読んで 本格的小説を読むことができました。 鶴見俊輔さんの「思い出袋(岩波新書)」から 「ある晩、寝ているうちに、強い圧力がかかって自分の体が どんどん縮んでゆく。もうすこしで自分はなくなると思った とたんにポンと音がして、もとのサイズに戻った。 起きあかって電灯をつけると、 眼の裏から金色の砂が止まらずに降って降り続き、 降り終わると、もとのサイズの自分が部屋の中を 普通に歩いているのがわかった。こんなことは、 きいたことがない。部屋の外に出て、 ほかの個室の生徒に話してみようか。 いや、言葉の通じない変人と思われている上に、 こんなことをたどたどしい英語で話したところで、 通じるわけがない。むしろ便所に行って、 便器の水の中に頭を突っこんだら、 衝撃でなおるかもしれない。 ペッドのわきを歩きまかっているうちに気が落ちついて、 また寝入った。 つぎの朝、かろうじて身を起こして、 服を着替えて教室に行くと、そこで倒れた。 付属病棟につれてゆかれて熱を測ると、 華氏百度を越していた。当時の北米では、 風邪に薬を使わない。病室に寝かせたまま、 二時間に一度オレンジジュースと水のどちらかを飲ませる。 それをくりかえす。 数日のうちに熱は下がった。 日本で子どもの時に食べた回復食とちかって、 ポーチト・エッグなどを出され、のどを通りにくかった。 一週間ほどして教室に出てゆくと、英語がわかつていた。 口をあけると、日本語が出ない。十五、六歳では、 このくらいの異変は時に起こるらしい。」 私の経験はこれほど劇的ではありませんが、 この本を読んで以降突然にどんな英文も 読めるという気持ちなりました。 | ||||
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1936年、ファシズムの暗雲が覆うヨーロッパでスペイン内戦が勃発。多くの外国人が義勇兵として人民政府軍に参加して戦った。アメリカの青年 Robert Jordan もその1人。鉄橋爆破の命を受けて、スペイン山中のゲリラ部隊に合流する。 5月というのに時ならぬ雪、ゲリラのジプシーたちとの信頼や裏切り、ファシストに父親を殺害され逃れてきていた Maria との愛..... 息詰まるような数日間。 読み進むうちに、ゲイリー・クーパーやイングリッド・バーグマンと重なり、パブロやピラー、アンセルモなどの登場人物も印象に残っていて、本を読み込むというより映画を思い出すという感じになってしまったが、山中の自然の描写、一人ひとりの人物の書き込まれ方、ファシストのみならず共和軍も含めて戦争という狂気のなかでの人間の残酷さ、様々に心打たれる小説だった。 最後の場面は、まさに John Donne の詩の ...And therefore never send to know for whom the bell tolls; It tolls for thee. が心にしみわたるように、哀しくも感動的だった。 | ||||
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歴史的な事実の記録より、小説の方が時代をうまく描写していることがあるかもしれない。 誰がために鐘が鳴るは、そういう時代小説の域に到達しているかもしれない。 スペイン内戦という苦しい状況、外国人部隊。 物語の筋も面白いかもしれないが、スペインという現場での状況が手に取るように分かる。 私はこの本を読んで、スペインに行きたくなり、スペイン語を勉強しました。 | ||||
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