モンローが死んだ日

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

モンローが死んだ日の評価:

4.40/5点 レビュー 25件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.40pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全36件 21〜36 2/2ページ
No.16
(4pt)

面白くて一気読み!

結論から言うと面白くてすぐに夢中になり最後まで一気に読みました。結構なボリュームの本にも関わらず。59歳の未亡人の女性と55歳の精神科医が、2人は患者と医者だけど次第にひかれあって恋に落ちていく、、、でもただの大人の男女の恋愛物語ではなくて、最後にどんでん返しがあって、なかなか読み応えがあった。最後の終わり方もよかった。小池真理子さんって好きな作家です。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.15
(4pt)

面白くて一気読み!

結論から言うと面白くてすぐに夢中になり最後まで一気に読みました。結構なボリュームの本にも関わらず。59歳の未亡人の女性と55歳の精神科医が、2人は患者と医者だけど次第にひかれあって恋に落ちていく、、、でもただの大人の男女の恋愛物語ではなくて、最後にどんでん返しがあって、なかなか読み応えがあった。最後の終わり方もよかった。小池真理子さんって好きな作家です。
モンローが死んだ日 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日 (新潮文庫)より
410144028X
No.14
(1pt)

いい歳して

主人公が医師と思ってた男に騙されてるんですが、主人公は男が医師な事に実は舞い上がっていて滑稽です。

男も男で偽医者のくせに図々しい。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.13
(5pt)

極上の小説

構成がきちんとしていてどんどん引き込まれていき、読後感も極上の、いい小説を読ませてもらいました。小さな謎がいくつか提示され、最後にきちんと辻褄があっていくストーリーはミステリーとしても秀抜ですが、私には老いにさしかかった男女の静謐で美しい純愛小説でした。
自分の心に脆うさや闇を抱えているからこそ、誰かの心のゆりかごとなれる、ということは確かにあると思います。お互いがそういう関係になれるパートナーに出会えることは人生の宝でしょう。最後に鏡子さんが電話で先生に言うセリフには泣かされました。
鏡子さんと同じ年代の私にとって、彼女の飾らないファッションや、素朴で優しい料理の数々も見習うべきところです。こんな風に静かに、丁寧に年を重ねていきたいものです。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.12
(5pt)

とても素敵な作品だと思います。

小池真理子さんをとても好きな友人がいたので、初めて「恋」という本を読みました。この本は斬新な印象を受けて非常に面白かったのですが、友人が強く勧めた「月狂ひ」は、少しあくが強い気がして、私は馴染めませんでした。その後何冊か短編を読みました。どれもそれなり面白く心惹かれるものが多かったのですが、この作品は今まで読んだ彼女の作品の中で一番好きかもしれません。ヒロインである鏡子と年齢が同じで、配偶者をなくしたという設定、私の場合は離婚ですが、境遇が似た部分もあって、寄り添うように読み進むことができました。2人の子供がいるという点、両親や姉など、家族には恵まれていたという点においては彼女と違ったのですが、もし私に子供がいなかったら・・家族もいなかったら・・と考えさせられました。人は常にどこかで温もりを求めているものであり、一人では生きていけないのだとしみじみ感じさせられ、廻りへの感謝の気持ちが湧きました。ラストシーンでは心が温まり、静かなじわじわとした感動が胸に押し寄せ、読後感もとても良かったです。人の心理や風景描写、猫のしぐさや季節感の感じられる料理などとても丁寧に描かれた素敵な作品だと思いました。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.11
(5pt)

静謐な文章で綴られた大人の「生と性」

全作品読んでいる小池真理子さんの長編小説です。
500ページに渡る作品で発売日に購入していたものの読むのが勿体なく
半年近く寝かせやっとじっくり読み終える事が出来ました。

主人公は還暦近くで夫を亡くし、心のバランスを崩しかけた幸村鏡子
軽井沢の外れにある花折町の原島富士雄記念館で働いています。

そんな時、精神科医である年下の高橋と知り合い、二人は惹かれあうようになります。
前半はいつもの小池さん独特の物憂げで不穏で倦怠感のある空気感の中でゆっくりと物語が進行します。

しかし高橋が突然姿を消した時点からミステリー要素も加わり中盤以降ぐっと引き寄せられて行きました。
登場人物が少なく人物描写が見事でそれぞれの人物、特に鏡子の姿は絶えず脳内映像で動いていました。

皆、病んでいるけれど、1人1人に共感出来る部分もあり中盤からは一気読みでした。

最後の高橋からの手紙で全ての謎が溶け、光が見えるエピローグは読後感も良かったです。
いつもながら丁寧に繊細に描かれた一分の隙もない作品で読み応えがありました。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.10
(4pt)

エンターテイメント性にあふれる作品

登場人物が少なくて、話しの展開が予想できるけど、エンターテイメントとして、一気に読めます。 小池さんの作品は初めて読みましたが、他の作品も読んでみたいと思いました。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.9
(4pt)

起承「転」結

起承転結の「転」で予想以上に大きく話は転換する。 前半は、壮年者の恋愛、精神疾患がテーマ。 舞台が軽井沢(の近く)ということもあって、少し現実離れした感覚を覚えるが、後半は2チャンネル、動画サイトにピン芸人の等のエッセンスも加わり、様相はガラリとかわる。 ミステリーやサスペンスの要素も盛り込んで、ちょっと変わった題名の理由も解明される。 心の機微の描写も上手だけど、前後半のギャップの作り方、テンポや(横浜と長野という)地理的な変化・展開も秀逸。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.8
(5pt)

感覚が言語化される喜び

描写が美しく、ストーリー展開が力強い、第1級のエンターテイメントです。でもグンッと胸をつかまれたのは、主人公の抑鬱症状についての、言語表現の圧倒的なリアルさ。著者ご本人の実体験なのか、本書中にあるようにネット上にある病者たちのつぶやきに想を得たものなのか。「スイスアルプスのアイガー北壁からすべり落ちて、氷以外何も見えない白い空間を一五〇〇メートルも真っ逆様に落下していく」表現が何度か出てきます。鬱病診断歴25年の私は、こんな表現があったのか!と驚いてしまいました。とても感覚的な恐怖であるため、他者に伝える言葉にするのは不可能に近いと思っていたのですが。また、希死念慮という症状名を恥ずかしながらはじめて知りました。私が主治医に語っていた「死にたい病」に名称があったとは!結末は様式的ですが、最もかくあって欲しい形であり、暖かなものが心に満ち瞬間でも人生を肯定する幸せを与えてくれます。小説として一級であるとともに、精神科・心療内科従事者や苦しんでいる患者の方にもぜひ読んでほしい1冊です。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.7
(5pt)

エミママ

いつも作風が変わり、こちらを期待させる。 今回の作品もとても深くて読み応えがあった。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.6
(5pt)

物語を追うこと

この作者の作品は、 読みだしたら、最後までしっかりと読ませてくれること、 ストーリーを追うことの緊張感をもたせてくれること、 え、何のこと?と、さかのぼることなくよみすすめること、 要するに、どうなるのだろう、と早くページをめくりたくなる。 心理サスペンスというと少し違うような気がする。 全編に漂う、孤独感に寂しくなるが、 その人なりに、きちんと生きている姿を応援してくれているようにも感じる。 忽然と消えた精神科医、その姿が明かされるまで、 明かされてからのなんともいえない辛さ。 でも、最後の最後に、少しほっとする。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.5
(3pt)

ぐいぐい引き込まれます

つい先月まで実体験として、心療内科に通い、カウンセリングも受けていたことから、心を病む主人公から湧き出る強い貪りや怒りを理解することが難しく、途中まで(300頁くらいまで)は懐疑的、否定的になり、正直なかなか読み進められない状態でした。
ところが、「あ、ミステリー」と思い始めた後半部分は楽しい仕掛けに引き込まれ、自分でも驚く程「次は?次は?」とのめり込み、気がつくと物語の世界にグイグイと吸引されていました。
その結果、イケメンのドクターとの恋愛模様への憧れや願望よりも、本物の医師ではないが故の「人に寄り添う力」「聴く力」への期待の方が、私の中では大きな部分を占めました。ラストは違う形の方が良かったかな?
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.4
(5pt)

人が他者を支えきれなくなった時代

サンデー毎日に2014年1月9日号から2015年3月1日号まで連載されていたものの単行本化です。
小池真理子さんは1952年生まれの多作の作家です。
1996年 直木賞 恋 から1998年 欲望 、2013年 沈黙の人 と良い作品もあるのですが、作品のレベルには少しばらつきがあると思っていました。
本作は、呻吟していた後、やっと目指すべきものにたどり着いた感があります。
時代背景を反映し、サスペンスとして成立し、女性特有の心の襞の描写、500ページの長編ですが、一気に読み終えました。
映画化されるでしょうが主人公は、誰のイメージかと推量し結論も出しましたが、当たるかどうか楽しみです。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.3
(5pt)

★5では足りないくらい優れた作品

読み始めたら止まらない。作者久々の長編小説です。
著者は年齢を重ねるごとに益々円熟味が増しています。
主人公の女性の心理が手に取るようにわかります。共感を覚えます。
風景描写も、人物描写も優れていて、風景が目に浮かんできます。
未読の方、お勧めです。★5では足りないくらい面白い小説です。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.2
(5pt)

「ものごとを読者に明かしていく順序」が絶妙

素晴らしいです!

平明で静謐で端正な文章で、先へ先へ読みたくなります。
秘密があり、謎があり、解がある。
そういう意味では、ミステリーですが、それ以上に、文学だと思いました。
とても読みごたえがありました。

「ものごとを読者に明かしていく順序」が絶妙。
タイトルと、
巻頭のエピグラフで、なにかモンローに関係ある小説らしい、という情報は
ごく最初に(フェアに)呈示してあるけれど、
しばらくは、まったく全然モンローが出てこない。
鏡子さんも、およそモンロー的ではないし。
すっかり忘れていたころ、ぽっと出てきて、「なるほど!」と思いました。

ごはんのシーンも良いです。
自分のためにつくるごはんやお弁当と、
誰かといっしょに食べるごはん。

イケメンさんと恋に落ちるというあたりはとても願望充足的ですが、
じこちゅーに見えないのは、
はじめのころの鏡子さんが、あまりにも気の毒で、
自分だったらどうするだろうと考えずにいられなかったから でしょう。

「すごく泣ける」とか「残酷」とか、「驚天動地」とか
ハデな売りのある作品がどうしても目立つ、指示される世の中ですが

この、静かで、優しい作品を読むことを必要とするひとがきっといます。

読みながら、たぶん「そう、そうよね」とうなずくひとが
――鏡子さんとともに苦しみ、泣き、救われ、そして……なひとが
ぜったいいるとおもう。
わたしも、「鏡子さんよりはましなほうだ」と思いながら、
何度も、何度も、がっかりしたりほっとしたりしました。

あまり若いひとむきというよりは、そうですね、50代以上むきかもしれません。
文学をお好きなご年配の女性がおそばにいらしたら
(そういうかたはAmazonをあまり見ないかもしれないので)
どうか「こんなのがあるみたいだよ」って教えてあげてくださいませ。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154
No.1
(5pt)

馥郁とした読後感に酔えます

小池真理子さんといえば、三島由紀夫を敬愛する作家としても有名だ。傑作『欲望』はそんな彼女の代表作として評価が高い。12年前のサイン会で、恐れ多くも小池さん本人に「いつかまた『欲望』みたいな、三島由紀夫をモチーフにした小説を書いてください」と懇願したことがある。今回の作品の主人公の名前は鏡子。小池ファン、三島ファンならすぐにピンとくるはず。そう、三島の『鏡子の家』に関係しているのだ。そして作中のモンローが死んだ日は11月25日、三島の命日だ。タイトルの意味がわかるのは物語のラストに近いが、その瞬間、鳥肌が立つのを禁じ得なかった。さて、物語は55歳のニセ精神科医と59歳の未亡人・鏡子の静かな恋愛がベースになっているけれど、単なる熟年カップルのロマンスではなく、常に不穏な空気が流れる仕掛けがされており、深いミステリーの世界へと誘う。久しぶりに、ストーリーの展開が気になって、食事する時間も惜しいほどのめりこんだ。ゆったりとした感傷に浸れる読後感も最高。還暦を超え、ますます筆に勢いを増してきた小池さん。ファンはもちろん、著者の作品を一度も読んだことのない方にもオススメしたい、読書の醍醐味を堪能できる一冊だ。
モンローが死んだ日 Amazon書評・レビュー: モンローが死んだ日より
4620108154