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贖い
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贖いの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全49件 41~49 3/3ページ
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昔、NHKで「凍える牙」という刑事ドラマがありました。 大地康雄と天海祐希のコンビでした。 星野警部のイメージが大地康雄とかぶってしまい頭のなかから消えませんでした。 大地は相方の天海には厳しかったですが。 3カ所それぞれに個性ある刑事ドラマがあり、会話を通して物語りが展開していくのですが、その会話に引き込まれてワクワクしながら面白く読了しました。 このコンビで続編が読みたいものです。 | ||||
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上下段490ページの力作です。 東京、埼玉、愛知で子供たちが連続で殺害されるという事件がおきる。 都県に跨るため捜査機関も別々になる上に、被害者の結びつきもないように思われ、各事件の捜査は難航します。 それぞれの刑事たちが、自分の過去に苦しめられたり仲間に助けられたりしながら、地を這うような捜査を行う姿が丹念に書かれています。 事件の本筋とは関係がないところまでも丁寧に人物・感情描写され、刑事の信念や矜持が伝わってきます。 事件の真相はシンプルですが、決して気分の良いものではなく不快で遣り切れませんが、ラストにはタイトルの「贖い」の意味するところの本当の奥深さに感じ入ります。 | ||||
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衝撃的でした。 最初は許せないと思いながら読み進めましたが、読み終えるころには復讐が悪いとは思えなくなりました。 子供を失う親の気持ちが痛いほど書かれてあり、五十嵐貴久は天才ですね!誘拐も好きでした! | ||||
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東京、埼玉、愛知で相次いで発生した子どもが殺害される事件を描いたミステリ小説。 3つの事件の捜査員の視点から描かれており、それぞれの事件で犯カメラの解析、Nシステムの全車両の洗い出し、ローラー作戦など大規模な捜査が行われるが、これといった手がかりがなく捜査は難航する。 3つの事件が同時進行で描かれていくのだが、読みにくさはなく、続きが気になって一気に読んだ。地道な捜査を行いながら、3つの事件がどう関係していくのか、なぜ何の罪もない子どもが殺害されなければならなかったのかが徐々に明らかになっていく。 また、東京の星野、埼玉の中江、愛知の坪川といった捜査の中心となる刑事がそれぞれ抱える暗い過去や、捜査員間の人間関係が丁寧に描かれていたのがよかった。犯人と星野の頭脳戦も読み応えがあった。犯人を追い詰めたあとも驚きの展開が待っていたり、犯人の隠れた思惑があったりと最後まで楽しめた。 | ||||
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残酷さの中にホロっとさせる人情もあり読後感が良い。 著者の作品を初めて読んだがテンポのいい話の進め方でサクサク読めた。 違う作品も読んでみたいと思う。 | ||||
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通勤時の空き時間用にKindle版を購入.結果として,寝る間も惜しんで読む羽目になりました. 一見無関係に見える3つの殺人事件.事件のパターンはバラバラ.現場が3県にまたがることもあり,3組の刑事の地道な捜査に読者は付き合うことになります.この捜査のプロセスには,各刑事の個人的な事情も絡み,なかなか飽きさせません.天才的なひらめきの刑事もいれば,過去を引きずるものもいる.その描き分けがきっちりとしているので,3件の捜査の並列進行でも読者は混乱しません. しかし読者には,これらの事件が互いに「関係」することは最初から分かっているわけで,しかも犯人らしき人物は早々に明らかになるので,読者の関心は「犯人はなぜこれら3件を起こすことなったのか」という理由探しとなります.刑事たちのほうにも,ちらちらと犯人の姿が見えてきて,刑事と読者の立場が次第に接近してくる.このあたりは著者のうまさを感じます. この理由が明らかになる後半からは,今度は,この事件をどう落着させるのかに読者の関心が移ります.スピーディな展開.冷静さと狂気の入り混じった犯人像.犯人の告白には納得できない方も多いかもしれませんが,同じ世代の子を持つ(持っていた)親なら共感する部分があるはず.私は全く違和感を持ちませんでした. 私にとっては(最高とは言いませんが)今年最大の収穫の一つでした.64を素晴らしいドラマに仕上げたNHKあたりに,この作品の映像化を期待したいところです. | ||||
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今年ダントツ。リカを書いた五十嵐貴久さんが、ここまでやるか!物語は3カ所で別々に起きた子供の殺害事件。そのそれぞれがひとつひとつのの別の事件のように描かれるので、とにかく読むのに時間がかかる。文字数も通常の単行本の倍はあるのでは無いか?しかし、量に全く劣らない内容の濃い深い作品になっている。 | ||||
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最近あまり見かけなくなった1ページ上下段構成の469ページもある長編です。 贖い(あがない)とは、賠償の古語で、一般には罪を償う、あるものを代償にして手に入れると言う意味があります。 きっと重いテーマなんだろうと思い読み始めました。 東京・埼玉・愛知、この3箇所で起きた殺人事件 この3つの事件はそれぞれ手口も違えば互いの関連性もありません。 これらの事件を追う捜査員の姿が丁寧な人物描写で描かれています。 犯人は途中から読者にも見えて来ますがその動機には過去の辛く悲しい事実が隠されていて切なくなりました。 手に掛けられた何の罪もない3人の子供達を思うとこの復讐は絶対あってはならないものだと思うと同時に 犯人の20年にも及ぶ心の葛藤や決意を想像すると胸が締め付けられ堪らなくなります。 これが「可愛いベイビー」を書かれた五十嵐さんと同一人物だと思うと幅の広い作家さんだと改めて感じました。 重いテーマですが読み応えありの1冊です。 | ||||
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もしくは良すぎ? 故に読んでる最中、ずっと「読んではいけないモノ」読んでる気分だった。 作家読みだったんで、内容全く知らないで読み始めたが、少し間を置いてから読めばよかった。 | ||||
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