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贖い



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
贖い
贖い(上) (双葉文庫)
贖い(下) (双葉文庫)

贖いの評価: 4.12/5点 レビュー 49件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.12pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全49件 21~40 2/3ページ
No.29:
(5pt)

ハラハラドキドキ

ハラハラドキドキ。次の展開がどうなるのか気になり一気に読んでしまいました
贖い(上) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖い(上) (双葉文庫)より
4575521361
No.28:
(5pt)

苦悩と葛藤

登場人物達の苦悩と葛藤が伝わってくる濃密で濃密なストーリーだと思いました
贖い(下) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖い(下) (双葉文庫)より
457552137X
No.27:
(5pt)

今年ダントツ

今年ダントツ。リカを書いた五十嵐貴久さんが、ここまでやるか!物語は3カ所で別々に起きた子供の殺害事件。そのそれぞれがひとつひとつのの別の事件のように描かれるので、とにかく読むのに時間がかかる。文字数も通常の単行本の倍はあるのでは無いか?しかし、量に全く劣らない内容の濃い深い作品になっている。
贖い(上) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖い(上) (双葉文庫)より
4575521361
No.26:
(5pt)

素晴らしい作品だと思います

ハードカバーで読んで大変感動した作品がいよいよ文庫で。物語は3カ所で別々に起きた子供の殺害事件。そのそれぞれがひとつひとつのの別の事件のように描かれるので、とにかく読むのに時間がかかる。文字数も通常の単行本の倍はあるのでは無いか?しかし、量に全く劣らない内容の濃い深い作品になっている。
贖い(下) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖い(下) (双葉文庫)より
457552137X
No.25:
(2pt)

文章○、登場人物△、ストーリーは都合がよすぎて×

少年が無残に殺される事件が発生し、その事件を巡って警察が奔走するお話。作中ダイレクトに言及されていますが事件のモデルはかの有名な猟奇殺人鬼、サカキバラでしょうね。警察視点で話が動くため徹底的に捜査描写の連続でした。
この作者の小説は何作か読んでいるんですが基本当たりが少ない。文章はすごくしっかりしているし、会話だけで先を読ませる力がある。登場人物の背景も書き込まれていて、魅力的なキャラクターを作るのが上手い。けれど肝心の展開が力技でどうにも都合がよすぎる面がある。本作もそうでした。
犯人はかなり早い段階でわかります。なぜわかったかというと主人公の勘です。いえ、最初は勘でもいいんですが、最後の最後、証拠ゼロのまま犯人に自供を迫るとは思いませんでした。もともと犯人の自白頼みのミステリーが嫌いなのでここでがっつり冷めました。しかも犯人のトラウマを刺激しながら脅すように自白を迫るやり口で、現実でもある汚い警察の部分が垣間見えて逆に主人公が悪役に思えました。
警察の汚い捜査という点では実によく書けている小説だと思います。証拠もないのに勘一つで上司の命令も無視してよくもまあここまで迷惑な捜査ができるなと。都合がいいと感じたのは主にこの部分で、あらゆる規律や命令を無視して行動する主人公に周りが優しすぎる。捜査から外れろと言われるのが遅すぎ。イラつきながら読みました。
視点が入れ替わるので混乱しやすい上に、主人公に腹が立っていたので最後の方はほぼ流し読みでした。☆2.5が妥当かなぁ。なんでこの作者の書く主人公って腹立つ奴が多いんだろう。あと、シリーズ物だったことに読み終わってから気付きましたが、特に前作を読んでなくても支障はないです。延々捜査描写が続くので物語にさほどの起伏はなく、文章とキャラの強さで最後まで読ませる力はさすがと言えますが、全体的にどこにでもあるようなミステリーだったと思う。設定が設定なので仕方ないんですが後味もよくないです。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.24:
(4pt)

誰しもが「罪」を贖って生きていかなければいけない

「自分の人生で『罪』と呼べることは何一つしたことがな
い」

 こう言い切れる人間はいない。
 断言してもいい。

 大小はあるけれど、誰しもが「罪」を背負っている。
 その罪を贖って生きていかなければ、そんなことを再確認
させられた。

 もし、「自分の人生は真っ白だ」と思っている人には是非
本作を読んで欲しい。
 きっと認識を改めると思う。
贖い(下) (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:贖い(下) (双葉文庫)より
457552137X
No.23:
(4pt)

面白かったよ!

能力はあるのに上から煙たがられる警部、どこかにそんなシチュエーションがあったなぁ・・・。
ということで、まぁまぁステレオタイプの設定かもしれないですが、ストーリー自体はとても面白い。
3つの単独の事件の真相解決がなかなか進展しないのですが、稲葉さんの名前が二つの事件で出てきた辺りから
ストーリーは大きく動き、それに伴い読むのをやめられなくなりました。

なんで最初に稲葉さんを犯人と決めつけたのかそのあたりの理由がちょっと弱いかな、また、理解のない上司
っていうのもちょっとワンパターンかな、といったところで1点マイナス。
でも、十分楽しめた作品でした。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.22:
(4pt)

女登場人物に魅力なし

文久元年の〜、の作者と知らずに読み始めた。
長々とよくできたプロットで面白かったが、女刑事二人に、進行過程で何度もいらついた。
作者は女を知らないのかも知れない。

藤原伊織や白川道には本当に惚れたくなるような女性キャラが描き込まれていた。
この作者のルックスじゃ仕方ないかも知れない。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.21:
(5pt)

まさに極上のミステリ

年末の休暇に手に取った。一気に読み切った。

極上という帯の文句ほどあてにならないものはないといつも思っているが濃厚な展開に浸りきれた。

また、ヒューマンな味わいも忘れておらず、涙をそそる場面も最高だ。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.20:
(5pt)

重く深く。

「贖い(あがない)」とは、一般的に「罪のつぐないをすること」という意味。
ただ、宗教的には、例えば「犠牲の代償を捧げることで、罪のつぐないをすること」等、もっと深い倫理観があるようです。
本書は警察小説のスタイルを取りながら、本質はこれをテーマにしています。
点が散在するがごとく、各地で事件が発生し、未解決な状態が続き、やがて集約していきます。
上段下段で472頁あり、どっぷりとディープに、ミステリアスで、サスペンスなゾーンが展開していきます。
そのうえで、「贖い」に主眼を置き、現代社会に見受けられる陰湿な見えない苦しみに対して、一石を投じています。
後半、特に結末あたりでは、その倫理感が重くのしかかってきます。
実際の警察の捜査では、被疑者にヒアリングをし、被害者側共に、調査を深堀りしていくことや、推論を立てた関連付けより確定していくスタイルではなく、また、執拗に被疑者へ接することはないと思います。
この辺りが、小説なるところであり、刻々と登場する人物像を描きだし、実にドラマチックなシナリオに仕上げています。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.19:
(4pt)

妙にすっきり爽やかって自分にちょっと嫌気がさしました(笑)

非常に長い、しかも犯人はわかっているというのにまったく飽きることなく
ほぼ徹夜で一気読みしてしまいました。

良く考えるとちょっと無理があるのに、無理を感じさせない文章力がすごいです。
ただ、犯人のしたことは贖いというにはあまりにひどすぎて、
だから本来ならすごく読後感が悪いはずなんですよね。
それなのに妙にすっきり爽やかって自分にちょっと嫌気がさしました(笑)
あとはまあ、読んでみてよーとしか言えないな。
読んで損はないなと思うよ。

あと、この間読んだ「猿の見る夢」の主人公も今回の「贖い」の犯人も59歳男性。
定年退職を目前にした一流企業にお勤めで、定年間際に不幸というか事件というか犯罪というか。
危ういお年頃なのでしょうか?

ちなみに私はもう少しで58歳
彼らとはほぼ同年代です、はい。
で、贖いの犯人59歳が「老人」と書かれていたのはちょっとショックでした(笑)
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.18:
(4pt)

刑事コロンボを彷彿とさせる素敵な捜査官

東京、埼玉、愛知の3ヶ所で、連続発生した幼児の殺害事件。一見、関係ないと思われるこの3つの捜査が、めまぐるしく場面展開しながら話が進みます。
初めは、コロコロ場面が変わるので少し混乱しましたが、すぐに慣れました。そしたら、先が気になり読む手が止まらず、一気読みでした。

この作品の主眼は、フーダニット(誰が殺したか)ではありません。犯人の姿は、物語の早い段階で、読者に明示されます。
そこへ、警察がどのように迫っていくかという道筋を楽しむ作品なのですが、メインで活躍する星野という刑事のやり方が、コロンボや古畑任三郎を彷彿とさせていて、とても楽しいです。

もう一つの主眼は、ホワイダニット(なぜ殺したか)なのですが、殺人の残虐性や、犯人(作中では疑わしき人物)の性格などから、ただならぬ殺害動機があるのだろうと、読者を惹き付けていきます。
その動機は最後に明かされますが、とてつもない執念を感じました。

女性の刑事が二人登場しますが、二人とも、捜査の足を引っ張るキャラとして描かれているのが気になりました。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
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No.17:
(5pt)

エンターテイメント性の高い作品でした。

著者のファンなので読みました。一日かけて一気に読みました。なぜ話題にならなかったのか不思議です。
最近は昔から好きだった作家さんもつまらないミステリ―を連発するようになり新刊で買うのは避けていましたが、この本は久しぶりに読み応えがありました。
さすがに上手いです。最初動機が弱いように感じましたが、犯人と同じ立場に立ってみれば、もし自分にこれだけのことを実行する知能と意志があれば、また違うかもしれないと考えるようになりました。
広げた風呂敷をうまく畳めなかったりして消化不良が多い作品を読むことが多かったのですが、見事でした。
エンターテイメントに徹する五十嵐貴久さんのこれからの作品も楽しみにしています。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.16:
(5pt)

素晴らしい!の一言!!

五十嵐さんの本は初めて読みます
ミステリーとしても犯人の動機も文句なしに楽しめました
許されない、超えてはならない一線・・・
それは確かにあるでしょう、しかしそんなもの関係ない場合もある

最後までやり遂げた、そこに大満足です
痛みを我慢するのは、泣き寝入りするのは「善」でも「美」でもないと私は考えます
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
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No.15:
(5pt)

期待通りの一品

面白かったです。時間を忘れてのめり込みました。これからも利用したいです。同じ北海道ですから・・・・・
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
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No.14:
(3pt)

意欲作だが

中盤までかなり面白い!同時に数カ所で物語が進行するのは、日本人作家では珍しい。その構成ゆえ、登場人物も当然増えるが、読み手が混乱するほどではない。が、後半からエンディングにかけての月並みな展開に、結局、凡作に終わってしまう。もっと熟成したドラマにして欲しかった。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.13:
(5pt)

双葉社さん、がんばって!

何がすごいって、犯人の生き方の描写。わざと離婚し、出世を放棄し、人間関係を拒み、一切の娯楽を捨て、ストイックに、慎ましく、貧しく、きまじめに生きる(ように見せかける)。健康に細心の注意を払い、肉体の鍛練を怠らず、ターゲットを綿密に調べ、入念に熟考し、強い意志と忍耐で、来るべき「贖い」の時をじっと待ち続ける。20年も――。いやあ、久しぶりに手ごたえ充分な、骨太のミステリーを堪能しました。コーネル・ウールリッチの『黒衣の花嫁』みたいに、一見すると関連性のないかに思える殺人事件が徐々に繋がっていく中で深く大きい心の翳が明らかになる過程も醍醐味があります。にしても、各種ミステリーランキングからことごとく抜け落ちているのはどうして? 版元のプロモーション不足なのではないのですか?
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.12:
(3pt)

刑事の捜査状況がリアル

他の方もレビューで述べていたが、刑事の捜査状況の表現が非常にきめ細かく書かれておりリアリティがあった。
テーマは、所謂、「自殺した我が子へ残忍ないじめを行ってきたものたちへの復讐」ではあるが、かなり無理な展開でもあるように思う。
ストーリーのはじめのほうに、ほぼ犯人と思われる人物が登場するので犯人はわかるが、その動機がなかなかみえてこない。
そのテンについては巧い構成の仕方だったと思う。
そして、最後の最後まで、どう復讐するのか?ということについても読者の想像を超える展開と思わせる。

昨今、同じような「いじめを苦にしての自殺」の事件のニュースを目にするが、少年法である程度保護されてしまい、被害者が納得できる判決には至らず、あまり良い表現ではないが「殺され損」みたいな面がある。「命」を失えば、すべてが「無」になり何もやり直しがきかないということを、想像できないとこういう痛ましい犯罪がなくならないのではと思う。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.11:
(5pt)

2015年最高の一冊

本作は五十嵐貴久の最高傑作であるとともに、2015年を代表するミステリ、それどころかオールタイムでも十分高位に入りうる傑作であると思う。
何より登場人物、とりわけ犯人の造形が素晴らしい。
常識で考えたらありえないと思われる犯罪に手を染める犯人の行動には微塵のぶれも見られず、だからこそ読む側も読後一種の共感とともに巻を閉じることができるのである。
それにしてもこの作者がこれほどの小説をものにするとは想像もしなかったが、残念ながらこの小説、2015年のミステリ界ではほとんど顧みられることもなかったようで、信じられないことだが、このミスの投票者もただの1票すら本作に票を投じることは無かった。
これに対して一般読者からはほぼ絶賛の嵐といった感じで、個人的には直木賞くらいとらせても少しもおかしくないくらいの出来と感じられる。
あとは現時点でノミネート作しか発表されていない本屋大賞でどのあたりにランクインしているのかわからないが、全国書店員の皆様の良識を信じて、今後もう少しは注目される作品となってほしいものである。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038
No.10:
(5pt)

償い

途中から展開が見えていたが、どう解決するのか、読みごたえがありました。 お気に入りの一つになりそうです。 ゆっくり読んでください。
贖いAmazon書評・レビュー:贖いより
4575239038

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