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あねのねちゃん



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【この小説が収録されている参考書籍】
あねのねちゃん
あねのねちゃん (新潮文庫)

あねのねちゃんの評価: 3.25/5点 レビュー 4件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

壮絶な心理戦

あねのねちゃんは、主人公の分身であり、寂しい時や辛い時に現れて、励ましてくれる。
これだけだと、ほのぼのとした、ファンタジックな物語という事になるが、実は、そうではない。

本作品は心理学的知識を、大幅に駆使して書かれた、壮絶な物語だ。
そういう意味では、ある程度の心理学的知識が無ければ、少々難解でもあるが、本文の解説を読めば理解出来る。
もっとも、あくまでフィクションなので、学術的ではないが、心理学的な、興味深い現象が、随所に取り入れられている。

そして、終盤の展開の凄まじさには、手に汗握る。
しかも、通常のバトルではなく、心理戦が繰り広げられるのだ。

カバー表表紙の女の子は、主人公の幼少時で、裏表紙は、あねのねちゃんだ。
こんな雰囲気のカバー絵からは、この、壮絶な内容を、想像も出来ない。

心理学的現象が、ふんだんに取り入れられて、物語が組み立てられている点では、斬新な作品だ。
物語の幕引きも、印象に残り、非凡な作品として、大変面白い。
あねのねちゃん (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:あねのねちゃん (新潮文庫)より
4101490104

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