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精霊探偵
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【この小説が収録されている参考書籍】
精霊探偵の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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「つばき、時跳び」に感銘を受けて、本作を読んでみたがこれは全くの期待外れの駄作。 背後霊をどう扱うか?、興味があったが、結局、底が浅い3流SFだった、がっくり・・・ | ||||
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ダブルトーンに続いて、著者の作品を読みました。 比べる必要はないかと思いますが、ダブルトーンの女性視点の文章がかなり苦手だったのですが、こちらは主人公が男性で、違和感なく読み進められました。 ダブルトーンが、そのあらすじだけで面白そう、と思えたのに対し、こちらは背後霊が見える主人公がその能力を生かして人探しをする物語、そんなに斬新には感じなかったのですが、読み進むごとに、面白い、不思議! もりあがるクライマックス、それに、後半の思いもつかないどんでん返し、そして意表をつくエピローグ……。(エピローグ、笑えたけど……いいのだろうか??とちょっと不思議な感じが) 登場人物もしっかり描かれて、自称探偵助手の小夢ちゃんや福の神のような背後霊を持ち人生復活の荒戸さんなどすごく魅力的でした。 すごくすごく面白かったです。 久々に壮大なSFを読めたなあと思いました。 | ||||
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前々から気にはなっていた梶尾真治作品。 初めて読みましたが、、悪くはない。うん、悪くはない。読みやすいし。 ただ私があまりSFを読まないからでしょうか、結局最後まで主人公含め誰にも感情移入できませんでした;; クライマックスのラスボスとの戦いも、あれ?ここまで引っ張ってもう終わり??って感じでなーんか納得いきません。。 また、物語のキーマンに女の子が出てくるんですが、こちらも少しおマセな小学生という設定なのか、方々での会話に違和感を感じてしまいました。 まぁ、好き好きなのかなぁ。。期待して読んだだけに少し残念!梶尾さんのフアンの方には申し訳ありませんっ!! 星は二つです。 | ||||
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事故以来、他人の背後霊が見えるようになってしまった主人公。この手の変格ミステリかなと思って読み進めるうちに、だんだんこわくなってきます。 その怖さは、オカルトの怖さから、じわじわ目に見えない組織の陰謀が広がってゆく怖さへ、そしてSFへ。最後には生理的な怖さに変わります。このへん、とちゅうで止まれません。 現実が壊れてゆくようなサイコホラーではなく、はっきりと敵が見える(なぜかカメラなど機械を通すと)点では、ストレスがないです。 そして、悪の背後霊を天日干しの塩で撃退するとか、猫たちが敵の弱点になっているとか、メルヘン的な愉しさもあります。特に疫病神を塩で追い払ってもらったために、一躍人気歌手になってしまう元ホームレスの荒戸さんと、黒猫に助けられる少女小夢ちゃんなど、規格をとりはらったキャラクターがいい味です。 で、どんでん返しですが。 これは予測できませんでした。確かに、ちら、ちら、と伏線はありましたが、「事故以来、背後霊が見えるようになった」こと自体、そういう意味だったとは。 やはり著者はSF作家だなと思うとともに、猫のことなど、解消しきっていない謎もいくつかあることには少し消化不良を感じました。 でも、いろいろなアイデアのきらめきとともに、やっぱり優しい忘れられない物語です。 | ||||
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2005年に出た単行本の文庫化。 なんというか、意外なストーリーであった。読み始めたときには、いかにもな梶尾作品かと思ったのだが、意外な方向へと物語が進み続け、最後はビックリするような結末へとたどりつく。 さすがにひと味違うアイデアが盛り込まれており、読んで衝撃を受けることは請け合い。柔らかな文章のなかに毒が秘められている。 いや、良く出来ているとは思うのだが、あまり好きにはなれなかった。 けっこうグロテスクで怖い話でもある。 | ||||
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他人の背後霊が見えるという主人公。 いくつかのきっかけで、探偵まがいの、人捜しをする事になる。 物語の前半は、気楽な展開なので、気軽に読む事が出来た。 ところが、中盤からは、ものものしい雰囲気となり、そして、結末は、、、。 意外な結末の小説作品は多いが、この作品もその一つ。 この作品では、猫が物語に、大きく関わる。 すいすいと、読みやすい文体。 非常に意外で、かつ、味わいのある結末。 読んで、けっして後悔はしない。 | ||||
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文庫の帯の言葉に惹かれました。元々、SF作品が好きで、梶尾作品を読むようになりました。 この作品も期待して読み始めました。読み進むうち、謎のカードや不思議な力を持つようになった『私』のことが気にかかり、さくさく読むことができました。 しかし、ラストがああなるとはまるで予想できませんでした。 まさに、どんでん返し。堪能しました。 | ||||
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「OKAGE」や「黄泉がえり」など、著者自身の在住する土地、熊本を舞台にした作品が近年特に多いのですが、これもそんな作品の一つ。 全体のテイストはなんだか「OKAGE」に通じるものがあるように思いました。ハードカバーで重厚な装丁ですが中身は読みやすいです。「せいれいたんてい」となってますがカジシン先生的には「しょうろうたんてい」と読ませたいらしいのでそのようにお願いします。「しょうろう」をいう読みのほうが物語りにしっくりくるのは確か。ラストで「そういうことか!!」と、うなること請け合い。 キャラクターが生きてますねえ。押しかけ探偵助手の小夢ちゃん、「そめちめ」のオーナー夫妻、ホームレスの荒戸。みんな「良い人」なんですよねえ。日常的な会話でキャラクターを魅せるという手腕は黄泉がえりでも際立っていましたが、この「精霊探偵」でもうまいですねえ。そして舞台が熊本、しかも自分にとって馴染み深い場所が舞台とあって、非常に臨場感がありますよ。熊本の方、または熊本に土地勘のある方は、更に一味違ったたのしみが得られますね。「ああ、これはあそこか」と、ほくそ笑む快感(笑)カジシン先生に熊本SF書かせたら世界一ですね(笑) そして、特筆すべきは「猫」の存在。梶尾作品、特に熊本が舞台の作品にはこれまでもエピソードの端々に結構猫が登場していたのですが、今回は猫大活躍です。犬派か猫派かと問われれば即答で「猫派」と答える私にとってはこれは嬉しいですね! | ||||
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恋人を一緒に事故に巻き込まれて、霊が見えるようになった、30代前半の男性が主人公。恋人を失い、生きているのか、死んでいるのか、わからない状態の主人公が、ひょんなことから、人探しを引き受ける。失踪の裏には、大きな陰謀が。 捜査の過程で、霊と会話したり、対決したりが、興味深く描かれています。また「仕掛け」もいくつかりあり、びっくりです。かわいい探偵助手の少女など、読むのを楽しくしてくれる仕掛けもあり、楽しく一気に読めました。 ちょっぴり切なさを含んだ、雰囲気が読んでて心地よいです。 | ||||
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妻を失ってから他人の背後霊が見えるようになった新海は、霊の力を 借りていろいろなトラブルを解決する。ある日、人探しの以来が舞い 込んだ。だがこれは単なる人探しでは終わらなかった。新海はしだいに 不気味な出来事に巻き込まれていった。 他人の背後霊が見える探偵。しかもその探偵は、背後霊からさまざまな 情報を集めることが出来る。面白い設定だと思う。新海の助手を務める 少女子夢の存在も面白い。失踪事件に隠された謎は何か?わくわく しながら読んだが、後半は思わぬ展開になった。賛否両論あると思うが、 私にはしっくりこなかった。前半の面白さが一気にしぼんでいくような 感じさえした。ラストに明かされる真相もちょっと疑問。「えーっ!こんな 結末なの!?」読後もすっきりしなかった。 | ||||
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私には、梶尾真治の背中にM・ナイト・シャマラン監督の霊が 乗っているのが見えます(監督まだ生きてますよ?)。 最後のサプライズもシャマラン監督作よりヒネリが効いていますし、 物語の鍵を握る「謎のカード(&その正体)」も、ディック的な ファンタジーSFのB級ガジェット扱いで楽しめました。 TVの30分SF怪奇ドラマを2時間の長篇映画に仕立て上げる シャマラン監督のように、梶尾真治お得意の、微妙にダークな短編の 枝葉を拡げに拡げて長篇へと拡大させた作品と言っていいでしょう。 そして黒猫が可愛い。 | ||||
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書き下ろしの「この胸いっぱいの愛を」がおもしろかったので本書も読んでみました。 背後霊の見える探偵の話と思い読んでいくとどんどん予想外の方向に。 ラストは予測つきませんでした。 「エッ!」とゆう感じです。 | ||||
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