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幸せの条件



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【この小説が収録されている参考書籍】
幸せの条件

幸せの条件の評価: 4.08/5点 レビュー 13件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.08pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

こんな風に上手く回せればいいなあ

楽しく読んだ。すべて無駄なく回せればそれに越した事はないよなあ、そういう方法には夢がある。
余りに初めが「不甲斐ない」キャラだから移入は出来なかったけど。「話しも聞いて貰えない」じゃなくて「どうやったら話を聞いて貰えるか」が営業の始まりだから、余りに「優しい」人に簡単に会えちゃうのが「絵空事」だけど、「お話」としては大変に楽しみました。
ちなみに、帯にゴシック体強調で「コメは食うために作るもんだ。燃やすために作れるか」。という矜持を持つ農家ってそうそういないと思う。「燃やす為のコメが食用の倍の値で売れるなら喜んで作る」。のが現実的だと思う。その品種が土地を再生不可能に荒らさない限りは。帯書いた人「農業」を全く知らない「百姓への幻想」もってる人なのかな?と思った。ボランティアじゃないです。農業は。生活の糧を得るための労働です。と念押ししたくなった。
幸せの条件Amazon書評・レビュー:幸せの条件より
4120044157
No.2:
(3pt)

物語と共に、幸せについて考える

豊かな生活が幸せか
お金に苦労しない事か
よいパートナーを見つけることか
仕事がうまくいっている事か

何が幸せなのか、1つの村の物語を、人間関係を通して様々な事を考えさせられます。
幸せの条件Amazon書評・レビュー:幸せの条件より
4120044157
No.1:
(3pt)

あかるい未来

働くことに給料以上の意味を見出せず、会社の事業や他人の仕事に興味無く、
彼氏に依存しながら日常をただ無気力に暮らしている女子が主人公です。

勤めている会社から、いきなり、長野へ行ってバイオエタノールの材料となる稲の作付を
農家へお願いして来い、と放り出されたことをきっかけに、
ある専業農家で、ともにご飯を食べ、ともに汗を流し、農業を肌で感じていくのかで、
他者依存だった彼女が、だんだんと自分自身を見つめなおし、人間として成長していくという話。

農業、震災、エネルギー問題など、現代の日本に重大な問題を多く取り扱い、
小説としての人間描写だけでなく、そちらの方面の知識の上澄みくらいは吸収できそうです。

ただ、★三つとしたのは、私が基本的にやさぐれている人間のために、
うら若き女子が、経験深いおじさんや職人気質の男たちに見守られながら、
たくさんの叱咤と愛情にもまれて成長していく話というのが、どうも苦手だからです。

現実、そんなにうまくいくわけがない、と思ってしまいます。
そこは小説だからでしょうが、明るく、からっと健康的な感じが全体として漂っており、
私にはリアルに感じられません。

他人に興味を持って面倒をみあうようなコミュニティが、どんどん崩壊している現代社会で、
こんな夢物語、読むとへこみます。

給料のために、毎日仕事にいくこと、誰でも替えのきくような仕事に、それでもとりくむこと、それって、
そんなに悪いことでしょうか。
世の中、それが精一杯の人もいます。

自分の心血を注いでやりたい仕事があるのが当たり前で、みんながそうなるのが正しいみたいな言い分は、
理想です。
ミラクルでも起こらない限り、誰もが「何か」をドラマティックに掴めるわけじゃない。
「何か」をつかむためにたくさんのお膳立てがあり、人の助けがあった主人公。
恵まれているなあ、と斜に構えて見てしまいました。
幸せの条件Amazon書評・レビュー:幸せの条件より
4120044157

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