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(短編集)

超・殺人事件 推理作家の苦悩



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超・殺人事件 推理作家の苦悩の評価: 3.74/5点 レビュー 89件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.74pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全61件 41~60 3/4ページ
No.21:
(4pt)

超シニカルな大笑い殺人事件

ミステリーにまつわるブラックな短篇小説が八連発!超がつく殺人事件が八連発!大笑いしたり、苦笑したり、とにかく笑って読んだ。東野さん、ここまで自由に書いちゃっていいんですか?!という内容の推理小説がまとめられている。
最初の超税金対策殺人事件で大笑いし、次の超理系殺人事件を主人公と同じく苦労して読んで、シニカルな恐ろしさを体験したり、本当面白く読んだ。作家さんも一冊の本を書くのに苦労してるんだなあと気の毒に思ったりもし、サブタイトルの「苦悩」がぎっしりつまっている。それをシビアな笑いにしているミステリー。
まいった。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.20:
(4pt)

たまにはこういうのも・・・

作者が息抜きに書いたような作品だが、
「牛肉、葱、豆腐、しらたき、卵・・・」
「現代感覚が恐ろしく欠如している」
「日本の四〇代読者には爆笑ものだろう」
これらには表情に出るほど笑った。
読んだ人にはわかるはず。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)より
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No.19:
(5pt)

最上質の推理小説パロディ

日本で書かれた最上質の推理小説パロディの一つではないか.小説内小説の手法が多用されているが,その中に出てくる登場人物に妙に愛着を感じる.時間を置いて読み返したくなる一冊.
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.18:
(5pt)

“幻の”デビュー作を…

 読んでみて「東野さんがこんなの書いて大丈夫かいな?」と思いましたが、そんな事も吹っ飛んでしまう名作(迷作?)でした。
 個人的に「超高齢化社会殺人事件」「超読書機械殺人事件」がお気に入りです。特に後者は意外と考えさせられる作品でした。(内容は読んでみてのお楽しみという事で)
 あと「超長編小説殺人事件」である作品が使われていますね。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.17:
(5pt)

とってもブラック

東野圭吾の引き出しの多さを垣間見れる作品です。感動作(「秘密」)、青春ミステリー(「放課後」)、本格推理(「探偵ガリレオ」)、サスペンス(「天空の蜂」)、奇妙な味(「怪笑小説」)、パロディ本格(「名探偵の掟」)などの作品群の中でも、この作品は異彩を放っています。強いて言うならパロディ本格プラス奇妙な味といったところ。出版界やミステリー作家、評論界などをパロディ化した上にブラックな味付けを施し、なおかつきっちりミステリーとして完成させている手腕がさすが。東野氏の真骨頂ともいえる傑作。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.16:
(5pt)

副題に偽り無し

シリアスな推理小説と思って購入したかみさんの感想は「最低」。
確かにコントにはなってもドラマにはなり難い内容でしょう。
テーマは副題のとおり「推理作家の苦悩」です。その苦悩がユーモラスにそして辛辣に描かれています。
もちろん「超犯人当て小説殺人事件」は本格物として「超予告小説殺人事件」はサスペンス物としても面白く読めますが、本書を「謎を追い解決する」タイプの短編集だと思って読むと、うちのかみさんと同じ評価なりそうな気がします。
この本のテーマは何か、それさえ間違わなければお腹を抱えて笑えること請け合いです。
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No.15:
(4pt)

出版界や文芸界を茶化したようなブラックユーモア

本書でテーマになっているのは、出版界・文芸界のことである。あまり、卑屈にならずにブラックユーモアを楽しむつもりで読んでみるといいと思います。私は、出版界や文芸界を茶化したようなブラックユーモアは好きですので、結構楽しめましたね。私が好きなのは、「超長編小説殺人事件」ですね。くだらないなあと思っても、そういう現状なんだなという感じがする。
簡単に短編の紹介をしておきます。
・経費で落とすために、それぞれの経費に当たるものを小説の中に無理やり持ってくる「超税金対策殺人事件」
・研究者しかわからないような科学テクノロジーを如何なく登場させる「超理系殺人事件」
・意外なオチが待っている「超犯人当て小説殺人事件」
・人気ある作家は同じようなものであっても読んでもらえるし、売り上げが安定していることから、高齢になっても重用される「超高齢化社会殺人事件」
・その小説が上梓された途端に、同じような殺人事件がおきるという「超予告小説殺人事件」
・質よりも量(本の暑さ、ページ数など)でアピールを繰り広げる様が面白い「超長編小説殺人事件」
・残り5枚ときたところで、ラストをどう締めるかで苦労する「魔風館殺人事件」
・どういう風に書評を書くかに迷うときに救いになる機械の登場でどう出版界や文芸界が変わるかという「超読書機械殺人事件」
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.14:
(5pt)

ぬるい小説に飽きたら、これ

東野さんは笑える作品を多く書いていますが最もブラックなのがこれ。
個人的には一番好きです。げらげら笑って読みました。
作家という自らの立場さえパロディにしてしまう心意気が素敵。
小難しいミステリ談義を軽くふっ飛ばしてくれる痛快小説です。
この本に出会えて本当によかった!・・・と万人が思うかどうかはわかりませんが、
特定の人のツボを狙い撃ちすることは間違いありません。
ミステリを知らない人でも大丈夫です。
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No.13:
(4pt)

ニヤリと笑える短編八作

推理小説作家や出版社の編集者を主人公に、その内幕や舞台裏を溢れんばかりのブラックユーモアを交えてミステリ仕立てで書いた短編八作を収めた短編集。
短編ミステリとして遜色のないでき、最後にはブラックなオチが待っている『超犯人当て小説殺人事件』に『超予告小説殺人事件』、作家が税金対策に慌てる様がおかしい『超税金対策殺人事件』、理系の理系による理系のための『超理系殺人事件』、大長編ミステリの流行を揶揄する『超長編小説殺人事件』などなど、どれもこれもニヤリとさせられるものばかり。
商業第一主義の出版会、水増しによる大長編の氾濫、高齢化社会に活字離れに税金問題等、深読みすればユーモアの裏側に隠された重いテーマを見つけることもできますが、そんなに深刻にならずに軽い気持ちで楽しむのが正しい読み方。作者の用意した極上の八つの黒い笑いを堪能しましょう。
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No.12:
(4pt)

いいですよ。

 普通に笑えます。推理小説をいくつも読んでいる人にお勧めです。現在の出版業界へのメッセージが随所に込められていて、やっていること、文章はただひたすら間抜けに書いていて、笑えます。東野圭吾の新たな才能を見たい人はぜひぜひ。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.11:
(5pt)

8回はニヤリとできる。

東野圭吾は引き出しの多い作家である。いろいろな作品を提供してくれる。”秘密”のようなファンタジーも提供してくれる。そこで、”超殺人事件”である。この本は真面目に読んではいけない。気楽な気持ちで最後に東野圭吾のブラックユーモアにニヤリと笑おう。8編のショートストーリーである。ということは8回はニヤリとできる。内容をちょっと話すと、作家からみた小説の殺人事件である。東野圭吾は”名探偵登場”で解決できない探偵が珍妙な解決をするという作品も出しているが、それの作家版であると思う。何度も言うが、真剣になってはいけない、東野圭吾の策略にニヤリとしていただければいいのだ。
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No.10:
(4pt)

読んだ満足感はありませんが、楽しめました。

東野さんのブラックユーモア。 はじめはどこが? と思いましたが、2つくらいまで読んで行くと、ああ、こういうことね、と納得。 実際には、んなバカなー。というカンジですが、それはあくまでユーモア。ユーモアなんです。 作家って大変なんだよ、ということも分かってきたり。そんな中からきっと生まれたんでしょうね。 短篇というよりはショートショートっぽかったりします。星新一さんを思い出しますね。 「超読書機械殺人事件」はこんなメッセージを残したかったのかな、と思いました。 読書ってなんだろうと。本当はもっともっと楽しくて、素晴らしいものなのに、と。 内容的にはブラックユーモアなので、ハラハラドキドキ、というのはありません。読んだ満足感はありませんが、楽しめました。
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No.9:
(4pt)

いいのか、こんな書いて!?(笑)

 まさに超のつく、ブラックユーモア満載の短編集。「名探偵の掟」の姉妹編に位置する作品ですよ。 思わず吹き出してしまうくらいの笑いもありますが、その大半は現状の出版界に対する、辛辣なるメッセージが込められているような気がします。 なかでも最高に傑作だったのが、超長編小説殺人事件。結構これに類似する本は書店に行くとお目にかかれます。笑います。 超理系殺人事件は著者のメッセージに従いましょう。私は無理して読んで、貴重な時間をつぶしてしまいました(笑)。 あと、税金対策って大変なんですなあ~と、まさにブラックな笑いが満載。重いテーマ性も併せ持っていますが、基本的にはユーモアですので、気楽に読んで大いに笑うのもいいのではと思います。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.8:
(4pt)

ライトな感覚で楽しみましょう

出版業界に対する皮肉がたっぷりと込められている。と同時に、「名探偵の掟」と同様に我々読者への皮肉も込められている。つまり、「その作品、本当に面白いですか?」というメッセージである。真剣に読みすぎて深読みしすぎるとどんなミステリーも読めなくなってしまうので(笑)、皮肉のこもった小気味良いギャグをさらっと楽しみましょう。京○夏○作品が好きな人は思わず苦笑いしてしまうかも?
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No.7:
(4pt)

皮肉を込めた挑戦状

少し前に「世にも奇妙な物語」(フジテレビ)でこの小説の中の作品が映像化されていたので内容を知っている人も多いと思います。短編小説8作品から構成されているのですがどれもこれも皮肉がこもっていて現代の推理小説(だけではないかもしれない)に非常に挑戦的です短編全てに共通する事ですが主人公(作家もしくは解説者)が小説を書いています超理系殺人事件のような小説超税金対策殺人事件のような小説(あそこまで酷くないにしても必要以上に説明をしている小説とか(文字数稼ぎっぽく薀蓄を並べている小説とかは現実に沢山あるような気がしますまた、8作品全てに共通する事ですが主人公の自己満足で仕事(文章を書く)をしていて読者の事を考えていないという事です確かに良い作品でも売れなければ意味がないですが内容のない作品で売れても意味は無いです。作者の自己満足小説は読んでいて非常に疲れるし面白くも無いのでこの小説の大部分もある意味読んでいて非常に疲れるし面白くないです。しかし、各物語の最後で爆弾を落としてくれているのでそれを目標で読むと楽しめました。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.6:
(4pt)

東野圭吾の本音

作家には2種類のタイプがある。一つのテーマを変奏曲の様に何度も何度もくり返すタイプと、次ぎから次ぎへとテーマだけではなく文体まで変えてしまうよなタイプである。どちらがよい悪いではない。後期の夏目漱石のように同じような話を何度も書いていても文豪と評される事もあれば、森鴎外のように私小説まがいのものから史論までいろんなタイプの文を書いてもやはり文豪になる事がある。東野圭吾は推理小説畑の中では「森鴎外派」であり、しかも文豪ではないが、「代表格」である。彼のようにいろんなタイプの小説を書いているとやはり悩みは尽きないのだろう。本が売れる要因は「内容が面白いからなのだろうか」。おそらくそういう自問自答の中からこのブラックユーモア溢れた短編集は生まれたのだろう。自分の営業上の悩みさえも作品として反映させる。まったくもってテーマ万能型の雄ではある。話題にのりさえすれば、本は売れる。単行本の厚みが増して本屋の中で目立ちさえすれば、本は売れる。そして書評なんかは書きよう次第だ…。ユーモアにかこつけた彼の本音が随所に出ていて、私はずいぶん楽しんだ。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.5:
(4pt)

ギャグと皮肉と

小説の中の小道具1つを取っても裏に(小説の構成以外に)理由があるだとか、作品の書評が書かれる際の裏側だとか、小説の形を取って小説家、評論家、編集者、そして読者など小説を作る際の裏話を笑いと皮肉を交えた小説として描いたもの。同じ著者の『名探偵の掟』もそうだが(今作はそれ以上?)に皮肉が利いており、思わずニヤリとしてしまう。もっとも、それだけに万人向けかどうかはわからないが。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.4:
(5pt)

口元が緩んでしまう小説でした

ミステリー小説の裏側を書いた作品。全ての作品には『超』と頭文字がついている。その辺が、どのような意図によるものかを考えると思いがけず口元が緩んでしまった。『小説』という媒介を通じて、様々な事実を浮き上がらせる東野氏の才能には脱帽。東野氏の思考回路はホントどうなっているのでしょうか?いつも思うのですが、この作品ほど強く感じた作品はありません。東野氏特有のウィットの効いた皮肉(?)には嫌味を通り越して爽やかささえ覚えました。東野氏の小気味いい作品を読みたいと思っている読者の方へ。この作品は本当に面白かったです。騙されたと思って、ぜひ読んでみてください!!
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)より
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No.3:
(5pt)

大ヒット!

これは本当に面白かったです。「推理作家の舞台裏」という内容で、初めは作者・東野圭吾の舞台裏かと思ったのですが、違いました。創作の中での推理小説家の舞台裏です。推理作家の苦悩が、ショート・ストーリー仕立てに8話入っています。それぞれの話のオチ(で良いのカナ?)も良かった。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)より
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No.2:
(5pt)

東野圭吾さんの本を読むきっかけに

 どうしても笑ってしまうような短編がたくさん入っています。それと同時に現代の推理小説をおもしろおかしく批判しています。小説の取材費を増やすために小説をめちゃくちゃにしていく話やページ数を増やしていく話なんかはとても新鮮でよかったです。この本を読んで、『名探偵の掟』、『名探偵の呪縛』を読みましたが、どれも面白いです。
超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)Amazon書評・レビュー:超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮エンターテインメント倶楽部SS)より
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