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無限のビィ



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無限のビィの評価: 4.21/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.21pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全13件 1~13 1/1ページ
No.13:
(5pt)

一気読み、必至!

面白かった。いわゆる超能力SFなんだけど、1970年ころの昭和の東京を舞台にしていて
ノスタルジックでもある。
結構分厚い本だけど、私は一気に読みました。
宮部みゆきのゴーストシリーズや超能力シリーズを好きな方なら、これは倍くらいの面白さで読めると思う。
小学三年生の男児を主人公にしているのだが、決して甘くない。
だが、適度に昔の食堂の佇まいや下町の人情もあって物語全体が生き生きとして飽きさせない。
これ、映画化は無理だろうな....残虐シーンがあり過ぎて。スピルヴァーグが目を付けて米国版として製作するならさぞかし面白そう。
無限のビィ (文芸書)Amazon書評・レビュー:無限のビィ (文芸書)より
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No.12:
(4pt)

楽しい時間が終わってしまった...。

「無限のビィ」下巻でございます。たった一つの願いを叶える為に厄介なビィは”ますます”要らん事します。エラそうな割には色々と危機一髪な目にも会いますが、たった一つの願いを叶える為に”バク進”するゼ!(あっ、「...するワ!」か、一応は女の子だし)ってな訳で「それ、ヤるの?」って事までやっちゃいます。おー!コレはあの有名な米ホラー作家の「ニード○○・シン○○」じゃん。「ちぇ。パクリかよ!」なんて言っちゃダメです。あの事件を日本版下町で味わえる事に感謝しましょう。そんな中で主人公の信吾くん。色々と悩むお年頃です(”ちいさな恋のメロディ”のマークレスターよりも厳しい現実が待っています)。まぁ、信吾くんはマトモな家の子なので複雑な家庭事情で暮らす女の子の気持ちなんか”わっかんない”ダローなぁ。小3でそんな事を察して「ボクに任せて。悪い様にはしないから...。」なんて事が言えるヤツなんて子供時代の石田○○くらいなモンですしね。私も複雑な家庭事情なんて友達に話たくなかったしなぁ...。あっ!スイマセン、逸れました。で「無限のビィ」。周りがドンチャカの中、意外とこじんまりとしたトコロで最終決戦!「エッ!そーなの?」「マジ?」「ファンタジー?」って事実もゾロゾロと顔を出しますが、兎に角「完結」。
読後には色々な感想も出て来ると思いますが、ちゃんと終わらせたんだから立派。終わらせる事って大切ですよね。まぁ、ちょっと違う内容だけど、どこかの超某有名作家が「この話の終わりは読者の皆さん、一人一人にお任せします。考えてネ。」なんて聞いてからはどんなに話題書、映画化してもスルーしてます(泣けるハナシ?笑っちゃうぜ!ガッハッハッ)。だって自分で始めたお話をヒトに丸投げして終わらせちゃうなんて、ナシでしょ。小学校の教科書に載ってた「小さい白いニワトリ」と同じでしょ。ダメでしょ。頑固でスミマセン。コレだけは許せないんです。で「無限のビィ」。この手の時代モノに付き物の”現在”で締めくくられますが、それは読んでのお楽しみです。この手のお話にありがちな「まだまだ、続くゼェ~。イヒッヒッ」とは違う余韻を与えてくれます。ネタバレなんて失礼な事はしません。読まなければワカりません。でも信吾も将吾も「ゴジラ対へドラ」も「ガメラ対ジグラ」も観なかっただろーなぁ...。残念。でも面白かったゾ。1日で読破だ!!<読みべし。><買うべし!>
無限のビィ下 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:無限のビィ下 (徳間文庫)より
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No.11:
(4pt)

読んでる間は幸せになる程に面白い!!

1971年にコドモだった人、注目!。ってな感じで色々なステキな思い出が大集合です。万博後、浅間山荘事件前にこんな大きな事件が東京下町で起きるんだゾって事が静かに進行...って思ったら意外とド派手に勃発します。但し、71年ですからネットも携帯(古いヤツでスミマセン、SNSとスマホね。)もありません。そんな情報伝達が少ない時代を楽しんで下さい。知らないって怖いゾ~。で、子供達の遊びやテレビ、話題が目白押しですが(私の学校ではベーゴマはナゼか?流行りませんでした)、登場人物も魅力的で、沢山出て来ます(作者のヒトは大阪の人なので”しっかりと大阪の子”も出てきます)。そんな通りすがりの登場人物も魅力的なんてアメリカの有名ホラー作家と「同じ」じゃあないですか...。でも車は勝手に動かないし、吸血鬼も出てきません。猫は蘇らないし、ピエロも出ません(長かったなあ、ピエロ...)けどね。で、敵は一体ですが、色々と迷惑な奴です。カラスになるし(蝙蝠じゃないトコロが日本的で良いでしょ?)。上巻はそんな魅力的な人達が出揃って、「無限のビイ」が始まります。このお話、ついつい飛ばし読みしたくなりますが、グッとコラえて”ゆっくり”と噛み締めながら頁を進めて下さい。目の前のお話を読むと「読書って幸せ~」って思えて来ます。漫画も楽しい!映画もグッド!TVも面白い!でも一人で読書って誰にも邪魔されず、読みたいモノを読める幸せ(アレ?孤独の読書?)を再認識できます。でも夜更けに読むのはヤメてネ...お肌にひびくから。「無限のビイ」って何?は上巻で判りますが(飛ばし読みはヤメてネ)、正体は何なのか?は下巻のお楽しみ。でもって、あの人は?この子は?波乱の展開を予感しつつ、下巻に続く。<読むべし!>
無限のビィ上 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:無限のビィ上 (徳間文庫)より
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No.10:
(4pt)

ジュブナイル・ホラーファンタジー/最後にホッとする

前巻で「無限のビィ」の意味が解明された。下巻は速いテンポで展開される。小学3年生の主人公の目線で描か
れる景色や思考は不完全で未熟なもの。それを高所からながめる読者は、弥が上にもハラハラドキドキ・焦り・不
安が増幅される。
 子供ばかりの世界で誰がどんな方法でこの事件を解決するんだろう?落としどころは何処に持ってゆくのだろう
か?不死の生命体を相手にして、勝ち目はあるんだろうか?不安は最後まで付きまとう。SF的アイディアやどんで
ん返しも用意され、驚きと哀切と安堵などの感情が交差しました。
無限のビィ下 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:無限のビィ下 (徳間文庫)より
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No.9:
(4pt)

抗うことの出来ない未知のものに対する恐怖

舞台は昭和46年の東京・三△〇。古き良き昭和の匂いがする物語で、当時のTV番組や少女歌手などが実名で登
場。ある年代以上の読者には懐かしい風景がよみがえる。
 小学3年生の主人公の日常景色に少しずつゆっくりと不気味な事件が起きてくる。その恐怖は真綿で首を絞めら
れるような窒息感を覚える。恐怖の根源となる未知のものが次々に人間に乗り移る様はF・ブラウンの「73光年の
妖怪」や恩田陸の「月の裏側」、ジャック・フィニイの「盗まれた街」などにもつながる抗えない不気味さを覚え
ます。
無限のビィ上 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:無限のビィ上 (徳間文庫)より
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No.8:
(5pt)

大ファンですね湊人さんの

ドキドキハラハラです。急いで下巻を読みます。以前は切ないお話を読み泣きに泣いたことがあります。いつも素晴らしい作品をありがとう
無限のビィ上 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:無限のビィ上 (徳間文庫)より
4198943516
No.7:
(5pt)

泣けるわねえ

本当に泣けましたね。素晴らしい作品です
寝る前にしか読書しない私が昼もずっと読み続けて1日で下巻を読みきりました。こんなに面白い奥の深い、そしてなぜだか涙が溢れる話しは久しぶりです。花まんま以来かな
無限のビィ下 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:無限のビィ下 (徳間文庫)より
4198943524
No.6:
(4pt)

興味深い

ビィの気持ちもよくわかるが永遠を生きることの意義が曖昧かな?
無限のビィ上 (徳間文庫)Amazon書評・レビュー:無限のビィ上 (徳間文庫)より
4198943516
No.5:
(4pt)

最後のほうまでは面白かった!テーマてんこ盛りのダーク小説

かなりの長編。人間をのっとってしまう謎の生命体と、不思議な能力を持つ小学生が繰り広げる少しダークホラーな物語。
小学生の主人公しかり、友達や周辺のキャラクターがとても魅力的でよかった。
物語は、とんでもなく最強の敵が、最後の付近まで結局なんなのかを抱えたまま続く。
続いたのだが、もっと何とかなんなかったのか?というのが正直な感想。
正体が見えてからの急展開と、それまで魅力的だったキャラがガクッとしていく崩れ具合がちょっと残念だった…。
とはいえ、この長編を読み通させるだけの魅力はあったのではないかなぁ。
無限のビィ (文芸書)Amazon書評・レビュー:無限のビィ (文芸書)より
4198639213
No.4:
(5pt)

朱川氏らしさのあふれるSFチックな良い出来!! 大作です。

昭和40年代の東京下町を舞台として、小学校3年生の立花信悟くんを主人公に、無限のビィと呼ばれる凶暴な無時間生物体が彼の周辺の人々、街に侵入し大混乱になってしまう物語。 上述のように書くと、内容は荒唐無稽のように思われるかもしれませんが、作品としては朱川氏らしさのあふれるSFチックな良い出来でした。 一冊にまとまっているため、2段組みで660ページですから、大作のボリュームですが、長さを感じさせない後半の展開はさすがです。 最後に明かされる無限のビィと無限のエイの秘密、そして知恵遅れだった信悟の弟、将悟の秘密にこじつけや無理がなく複雑に設定を作りこみすぎない朱川さんの良さを感じました。
無限のビィ (文芸書)Amazon書評・レビュー:無限のビィ (文芸書)より
4198639213
No.3:
(4pt)

昭和レトロなSFサスペンス

舞台は1971年の東京。高架を挟んで向かい合う二つの街に不穏な空気が漂う。やがて奇怪な殺人事件が連続し、事態は悪化の一途をたどる。

すぐに真相が明かされるのでネタバレにはならないと思うが、騒動の中心にいるのは精神寄生体である。ブラウンの「73光年の妖怪」にちょっと似ている。異なるのは、本体が存在しないこと。純粋に精神だけの存在だから、殺すことも出来ない。こいつがまあ、ものすごく手ごわくて嫌らしいのだ。

ただ一人真相を知る九歳の立花信悟は、弟の将悟を守りながら孤軍奮闘する。作者は少年の描き方が本当に上手い。純粋な信悟少年の一途な思いは大いに共感できる。気になる同級生の比奈子や快男児リュウ、リュウの姉スザクたちも生き生きとしていて、いかにも昭和の子供らしい。楽しいだけでなく、問題のある家庭の暗い側面もきちんと描かれているので、リアルな迫力がある。
大人では時計屋のチクタクさんがいいキャラクターだ。
良質の王道少年小説のような味わいだが、苦い大人向けの風味も入っている。差別と偏見の愚劣さ、人間のどうしようもない部分を読者に突きつける。作者の意見にはもちろん同意する。が、主張がプロットの中に上手く収まっていないようなチグハグな印象を受ける。社会的テーマは匂わせる程度でよかったのでは。

あと、ちょっと長すぎるかな。面白さにも関わらず、途中で読み疲れる。
小さな欠点はあるが、SF系エンタメとして良く出来ています。
無限のビィ (文芸書)Amazon書評・レビュー:無限のビィ (文芸書)より
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No.2:
(4pt)

無限のビィの意味は何か?

二段書き、660ページの力作です。全編にわたり、著者が醸し出すノスタルジック(昭和41年)な雰囲気に包まれており、著書のファンの方以外にもエンターテイメントとして楽しめます。

但し、ホラー要素も強いので、残酷なシーンもあり決して気持ち良くはありません。が、巨大な謎の生命体に立ち向かう信悟たちの闘いや心境、下町の住民たちの歯車が徐々に狂い出す過程が実にきめ細かく丁寧に書かれています。

歴史的な脱線事故で何があったのか、信悟たち下町の人々の運命は、そして無限のビィとは何なのか、とかなり内容は盛り沢山です。ラストは途中で何となく分かりますが、生命体の意味も良く練られてて、飽きることなく最後まで読み切れます。
無限のビィ (文芸書)Amazon書評・レビュー:無限のビィ (文芸書)より
4198639213
No.1:
(5pt)

荒唐無糖・・・だが、良い仕上がりです。

660ページ以上の大作、そして快作!

 一気に読み上げました。

 出足から、期待感がありますが・・・いきなりおかしくなります。そして裏切られます。

 徐々にその謎が明らかになってくる・・・

 荒唐無稽の面白さ!

 よくできています。

 ただ・・・660ページを読み切るには体力が必要です。

 ナイス!
無限のビィ (文芸書)Amazon書評・レビュー:無限のビィ (文芸書)より
4198639213

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