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(短編集)

名探偵の掟



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名探偵の掟の評価: 3.45/5点 レビュー 114件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.45pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 1~20 1/4ページ
No.64:
(5pt)

とても面白かった

とても面白かったです。
名探偵の掟 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵の掟 (講談社ノベルス)より
406182015X
No.63:
(4pt)

小難しく考えないで気楽に読むべし

これを本格ミステリーと思って読むと、『麦茶飲むつもりが間違えてめんつゆ飲んでうわっ!』って感じになると思います。これはご自身の事を含めて本格ミステリを茶化しクスクスっと笑えるような作品です。東野先生が楽しそうに書いてるのが目に浮かびます。
でも確かに『面白いでしょ?』って感じは少し鼻につくかも(笑)
名探偵の掟 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵の掟 (講談社ノベルス)より
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No.62:
(4pt)

満足

満足しています
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No.61:
(5pt)

原作の方がはるかに面白い

本格推理小説への批判がテーマ。
私の心情にピッタリ。

DVDになっているのは、その批判精神が抜けているので、全くの別物。
名探偵の掟 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵の掟 (講談社ノベルス)より
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No.60:
(4pt)

人間が絵が描かれていない本格ミステリに対する画が得方なんだろうと思いますけど、好きな人はそれを承知で楽しんでいるので。

あまりにもけなし過ぎかなと思いました。それに人間を描きすぎてもそんなウェット過ぎる人も、少数派ですしと思いました。好きな人の大半はわかって楽しんでますからと言いたくなりました。
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No.59:
(5pt)

おもしろすぎる。

推理小説を読んでこんなに笑えた小説は初めてです。
読んでるときになんでやねん!って何回もツッコミました笑

王道の東野圭吾シリーズではないけれど、すごい作品です。
名探偵の掟 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵の掟 (講談社ノベルス)より
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No.58:
(4pt)

ふざけてる。けど面白い。

東野圭吾氏作品に、登場する探偵は皆、洞察力が、素晴らしい。
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No.57:
(5pt)

本格ミステリー派必読

「いや、これは面白かった」と僕はそう思って、友達2人とこの本について語った、一人は「面白かったね」と言ったがもうひとりは「いや、そんなにおもろなかったわ」、その面白くなかったと感じた友達に聞いたら、案の定本格ミステリー作品をあんま読まなかった、それでその面白さに気づかなかった。本格ミステリーファンであればストーリーごとに使われてるトリックはも馴染んでるでしょう、それに○笑小説シリーズのようなユーモアで名探偵の掟を挑戦する、皮肉を言う。
本は他のものと同じく、好きか、面白く感じるのかは人によるだなと改めて実感しました。
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No.56:
(5pt)

笑える探偵小説の一言に尽きる

いくつかの話に分かれているが、どれもあぁわかる!と笑いたくなる作品

他にない作品であると同時にとても楽しく読めるので推理小説が苦手な人や本に慣れていない子供にもオススメ出来る
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No.55:
(4pt)

東野作品初期の異作

本格推理のお約束を皮肉いっぱいに書き上げた異作。
いつの間にか世界に引き込まれる。
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No.54:
(4pt)

楽しい楽屋落ちの本格ミステリ案内

これは楽しい楽屋落ちの本格ミステリ案内。作中の人物がメタフィクション的に語るのは筒井康隆を想起した。やはり、同じ関西出身作家らしく、相通じるものがあるのだろう。明らかに金田一耕助がモデルの天下一探偵の自虐的な言動は、単純に読んでいて楽しい。あまり深読みしなくても十分なエンタメ作だと思うが、読者にも批判の毒を吐くので油断は出来ない。ああ、これって俺の事だな、と何度も思ったが、もちろん反省はしない。読者は好き勝手な読み方をするものだ。
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No.53:
(5pt)

この手があったか

作者に限らず、世の作家たちは本当に良く他作家の作品を読み込んでいる。古典扱いされるものから新しいものまで。
出尽くした感のあるミステリ小説の、一定のセグメント毎に風刺しながら、しかも笑いを意識しながら
根底にある愛を感じさせる手法は素晴らしい。天下一大五郎、最高。
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No.52:
(5pt)

名探偵皆を集めてさてと言い

密室殺人、クローズドサークル、ダイイングメッセージ、時刻表トリック、二時間ドラマ、バラバラ殺人、
変装、見立て殺人、信頼できない語り手、辻褄を合わせるためのご都合主義、事件が迷宮入りして
渋々探偵に泣きつく警察といった、本格推理小説におけるあるあるやお約束、話によって異なる探偵と
警部の立場や所属、事件が起きる場所に必ず現れる名探偵、警視庁所属なのに管轄外の事件に首を
突っ込む警部、はたまた性別までもがブレまくっている登場人物の設定、無理のある酷いオチ、
複数の素人探偵(しかもどこかで見たことがあるような種類を網羅している)による推理合戦そして
細かいことなどあまり気にしない、ストーリーをなぞるだけなくせに文句だけは一丁前な読者や
視聴者の姿をメタフィクションを織り交ぜながら描いている。本作では直接の言及はされていないが、
やはり推理小説を書く人はノックスの十戒やヴァン・ダインの二十則は(多少時代遅れではあるものの)
考慮するべきなのだろう。

とどのつまり、本作は現実離れしている推理小説全般へのアイロニーなのだが、さりとて物語を紡ぎだす
作家たちを責めたり貶したりすることはできない。なぜなら推理小説は偉大なる先人たちによって
ハウダニット(How done it;どんな手口を使ったか)は(携帯電話等いくつかの新しいテクノロジーが登場した
ことによる『特需』を除いて)ほとんどのパターンを出し尽くしたため、現代の推理小説はホワイダニット
(Why done it;なぜ事件は起こったにか)を消去法的に重視せざるを得ないからだ(解説にもあるように
ホワイダニットを書き続けてきた作者がハウダニット(How done it;どんな手口を使ったか)である
『探偵ガリレオ』を書いたのは一種の挑戦かと)。
そういう意味では現代の作家たちはさぞかし大変なことだろう。
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No.51:
(5pt)

名探偵の掟

東野圭吾の作品は出版されると直ぐに購入し読み漁る。ラストに感動が待っている。
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No.50:
(5pt)

東野圭吾の出世作

本格ミステリをある程度以上は読んだ人なら、間違いなく楽しめます!鯨統一郎の『ミステリアス学園』や綾辻行人の『どんどん橋、落ちた』も素敵です( ^∀^)
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No.49:
(4pt)

推理小説あるある

本格ミステリや探偵もの、二時間ドラマのお決まりやお約束を皮肉った作品。
警察である語り手が探偵のためにあえて推理をはずしたりするあたりが既に型破りです。
あーたしかに!と思えるところをついてきて非常に面白いです。
それでも昔ながらのいかにもなミステリ好きの自分としては馬鹿にされたような感じで悔しい!
これを読んだミステリー作家が筆を折らないでいてくれることを願います。
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No.48:
(5pt)

笑いながらも、ほう、成る程という部分もある

もう30年以上に渡り海外作品を中心に推理小説を読んで来た者ですが、いやはや、こんなに面白い作品があったとは知らなかった。 ミステリーの世界の「お約束」をネタに遊びまくってます。 しかも、ただのパロディーに終わらせず、ちょっとひねりを利かせているところがさすが。
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No.47:
(5pt)

推理小説に飽きたあなたへ

推理小説を読み過ぎてトリック・犯人のパターンが読めるようになったり、トリックと読者を騙すためだけに作られた設定や舞台にうんざりした方にオススメ。
私は特に後者の「凝りに凝った」推理小説が好きじゃないので、風刺がかった本作で大笑いできた。

推理小説が好きになる。
色々なミステリ作品に触れる。
そしてある時、こんな経験をしたことはありませんか?

読者:「あれ、もしかしてこの作品は過去に呼んだあの名作のデフォルメでは?ということは、トリックはあれで、犯人はこの人か!」
読者:「ああ、やっぱり」

そんな読者に作者も黙っているわけではない。
作者:「どうです?今回は難しかったでしょう。実はですね、真相はこうなんですよ!」
作者:「いやいや。でも、こことあそこにヒントがあったんです。ほら、見つけにくいけどちゃんと解けるようになってるよ。本格的でしょ!?」

でも、読者はこう思うわけです。
読者:「くっだらね。4pのクイズ本でやってろよ。」

個人的にはトリックに固執せずとも、ストーリー等の内容に魅せるところがあれば娯楽作品としては成立すると思います。
ようするに、読了後の満足感が得られれば、アンフェアなトリックだろうと、真新しくないトリックだろうと、問題ないのです。

本作の読了後の満足感は、最高でした。
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No.46:
(5pt)

マニア必読?

本格推理のおきまり、たとえば、
 怪しくない人物が犯人、連続殺人が終わるまで探偵は謎解きをしない、なぜか通りがかりの他人の犯行は最初から否定されている、
これらをユーモアたっぷりに皮肉った作品。
一つ一つの作品に、過去の古典名作を思い出させる記述があり、その点も笑えます。
東野圭吾は、きっと本質的に本格ものは大好きなのだと思います。
そんな自分も皮肉った本格への愛情があふれた作品です。
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No.45:
(4pt)

ではなぜ『さまよう刃』を?

これはメタミステリである。ミステリー、それも本格推理という形式の物語のパロディである。物語中の登場人物があたかも実在する人間であるかのように思考し、行動する、という体裁で構成された物語である。しかも登場人物たちは作者の意図をあらかじめ知ることなく、置かれた状況を読みながら自分の役割を演じる、という作業を余儀なくされている。そのことはプロローグにある大河原警部の言葉に読み取ることができる。彼は「天下一探偵シリーズの脇役」(p8)であるのだが、脇役であるがゆえに事件の真相に辿り着いてはならない――なぜならそれは主人公の役割であるから――ということについての苦労を「つまり私は常に主人公である天下一探偵よりも先に事件の真相を暴き、わざとその推理を迂回しながらすべての行動を起こしているのだ。」(p9)と語るのだ。台本通りに進行するのならば、登場人物自身が推理する、などということは必要ない。すなわち、このメタミステリは、登場人物と作者の間に一つの断絶を設定した上で、「作者の設定した物語世界を壊すことなく与えられた役割を演じよ」という課題にどう応えるか、というテーマを持った作品である、と言える。
 つまりこれは筒井康隆『虚人たち』の本格推理小説版であるというわけだ。その発想は面白いし、各章において本格推理におけるいわゆる「トリック」(フーダニットとか、ダイイングメッセージとか、時刻表トリックなどの副題が各章に付されている――因みに第一章「密室宣言」には、法月綸太郎のとある短編と同じトリックが使われている――)に、登場人物たちがうんざりしながら付き合う、という構図も斬新である。が、その構図自体を破壊しかねない記述は気になる。それは第九章の次の文章だ。

 名探偵の講釈はまだまだ延々と続くのだが、読者も辛気くさいだろうから省略する。聞いている我々だって、欠伸あくびをこらえるのが大変なのだ。(p200)

 これも大河原警部の言葉である。『名探偵の掟』は、この大河原警部の視点において記述される。すなわち大河原警部こそが「語り手」であり、それゆえ「省略する」ことも可能であるわけだ。しかし、だとすれば、「作者」はただ舞台設定をするのみで、台詞にも行動にも、そして記述にすら関わらない人物である、ということになる。果たしてそれは「作者」と言える存在なのだろうか? それゆえにこの一言は、メタミステリという設計自身を破壊させかねない言葉なのである。もちろんそれを深読みして、「ここには現実の人間と、世界を創造しただけであとは一切の干渉をしない「神」との関係が暗示されている」と大袈裟に批評することもできないわけではないのだが、この物語にそこまでの構造性を求めるのは穿ちすぎだろう。

 それはともかく「なぜ物語は映像化された途端に陳腐になるのか」という問いは、誰もが持つものだろう。そして陳腐の中の陳腐な映像化、という点では、東野圭吾『さまよう刃』を措いて他にはあるまい。そのことが『名探偵の掟』で語られることこそ喜劇である。「ではなぜ東野は、そのような陳腐化に目を瞑ったのか」という問いに彼はどう答えるのだろうか? この問いに対する答えは「メタ」どころではくむしろとてもとても、生臭くなる可能性がある。
名探偵の掟 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:名探偵の掟 (講談社ノベルス)より
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