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(短編集)
名探偵の掟
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名探偵の掟の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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普通でした。 | ||||
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なら、面白いかも。 って言っても、20年近くも前に書かれた作品を今読んでいるので、 当時の感動して読まれた方と、同じレビューが書けない。 もっと早くに読んでいればよかったかも。 個人的には長編小説が好きなのですが、こちらは短編小説。 節目があって読みやすいですが、物足りなさも感じます。 | ||||
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本格推理小説の約束事(密室殺人等) を主人公が自虐的に解説しながら解決していく短編集。 私は純粋に事件を楽しみたいから苦手かな。 | ||||
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バカミスだけどいいですね。 なかなか面白かったです。 ただちょっとだけインパクトに欠けたかな、とは思いました。 | ||||
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この種の小説は初めて読んだ。 推理小説のオムニバス的な作品として読み始めたが、 次第にミステリーという枠を、推理小説家が痛烈に批判したブラックユーモアたっぷりの作品だと気づいた。 こういう形式の小説も読み始めると面白い。 ある程度ミステリーを嗜んだ人間が読むとさらに面白い。 小説家としての葛藤や苦悩が、 登場人物の目線で表れている。 作家東野圭吾の技能が研磨・洗練されていく様子が垣間みれた。 続編もしっかりとチェックしたい。 | ||||
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短編なのですが、短編じゃないといけないものです。 それはなぜか? 読むと分かります。 しかし、いつも読んでいる推理小説をお考えなら、辞めた方がよろしいかと。 まさにタイトル通り、名探偵の掟の本ですから。(*^_^*) | ||||
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ミステリーをちょっと斜めからみたような作品。 ミステリファンをうならせようというよりは、楽しませようという気持で書いているのがよくわかる。 作者自身も楽しんで書いてるような気がする。 こういうのってライトな作風の分、書くのも簡単そうだけど、意外と大変なんじゃないかなぁ。 アンフェアは、とってもアンフェアで笑ってしまった。 | ||||
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この作品は従来の探偵小説とは大きく異なり、東野圭吾の一般的なミステリー作品だと思って購入した者は肩透かしを食らう事になる。探偵や警部、容疑者などの物語を構成する登場人物は、事件に対してはさほど興味を持っていない。彼らが意識しているのは、読者のウケや作者の技量である。“こんな内容では読者が納得しない”だとか“この作者のレベルだとこんなもの”というような事をぼやきながら、それぞれの作品の中での役割をうんざりしながら演じている。従来のミステリー小説にありがちな展開、ご都合主義などへの皮肉も込められており、反面教師を知るための作品として読むのも良いかもしれない。こういった視点からのアプローチをした作品は、今まであまり読んだ事がなかったので、それなりには楽しめた。 | ||||
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初っぱなから大笑いしてしまったぞ。 「容疑者Xの献身」を読んでこれを読んでしまっただけに、詐欺にあったような気がした。でもこれは否定的な意味じゃない。まじめくさった人から、いきなりギャグをかまされたようなもので、不覚にも大笑いしてしまって、周りの顰蹙をかってしまった。しかし一番驚いたのは巻末の解説に、「このミステリーがすごい!」の第3位を獲得したとか書いてあること。ホントかよ……。 何かにつけ、登場人物が弱気に本格推理物のアンチテーゼを繰り広げる処が笑える。 それは東野圭吾が、ギャグともいえる内容にも全力投球(あくまでも肩の力は抜いている物の)している点。真面目いうか律儀というか、ギャグにも真剣に取り組んでくれているのは良い。 登場人物が言う皮肉が可笑しくてたまらない。曰く、推理物の映画化・ドラマ化をすると決まってつまらなくなっている。曰く、読者は当てずっぽうで犯人を当てる。 確かに前者は大多数の作品にあってそうだし、後者も大多数の読者はそうかもしれない。そうじゃなきゃあんな駄作が売れるなんて信じられん、という代物がヒットしたりするからなぁ……。 ちなみに評価は、本格推理物としての評価を優先させた(勘違いしていると言われそうだが)。読み物としてはもっと評価が高い。 新本格物を読んで額にしわを寄せたコーヒーブレイクに読む、それが本来のスタイルかもしれない。 | ||||
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これまでになかった推理小説です。 定番の推理小説を期待する方には”オススメ”しませんが、 しかし、推理小説を読むかたにこそ”オススメ”しますw 全12話の短編集で、「探偵(主人公)が数々の殺人事件のトリックを解く」という、 よくある設定です。 しかし、内容は定番の「密室殺人」「アリバイ工作」などでありながら、 よくあるパターンを主人公たちが事前にバラしてしまい、 トリックの答えを追い込んだ上でトリックを解きます。 (ここが楽しみどころかな) またストーリーや設定、心理描写などは重要視されておらず、 トリックに関係ない人物などは、「A」「B」などと表現される始末ですw その上、小説内で主人公たちが推理小説のパターンを批判している部分などは、 ニヤッとしてしまします。(このあたりがつい読んでしまう理由) 例えば、 「どうせ殺すなら、通り魔的に殺したほうが犯人が特定しづらい」 「密室殺人は手品のタネが違うだけでおもしろくない。 例えば、異なるタネの空中浮遊の手品を数多く見ても驚かないでしょ」的な 推理小説的には元も子もないようなことをいいますw とにかくそれぞれが短編で、読みやすく、 最後に進むほど、ネタ(パターン)が出尽くしていく状況で次のトリックが「どうなるの?」的に 気になっていくと思います。 心に響くような作品ではないですが、 (もともとそのような作者の意図は全くないでしょうからw) 興味がでたタイミングで読む価値はあると思いますよ。 | ||||
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ミステリー好きの人には、たまにはこういった視点で作品を読むのも面白いのではないでしょうか。 登場人物の気持ちになってみれば『密室』というワードがいかに恥ずかしいか(ぷぷ)挙句、宣言までするはめになり(あはは)、せっかくの推理も大したものだと思われないのであれば、これはもう同情するしかないのです。もう、可笑しい。 ケイタイや新幹線の時間短縮、インターネット、デジタルの進化・・・。 昨今、本格推理のキモとなる要素が近未来によって破壊されつつあります。 20年前には、それこそ土曜サスペンス劇場の謎解きにはワクワクさせられたものでした。写真1つにしても「影がこっちにうつっているから午前中に撮られたものじゃない!」という謎解きもあったのに、今では派手さばかりにとらわれ、推理というものがなくなってきました。 そこを斜めから見ている感じが面白いです。 『密室宣言』『花のOL湯けむり温泉殺人事件』『アンフェアの見本』がお気に入りです。 推理小説が好きな人には面白いでしょう。推理小説・・・ではないですよ(笑) あくまでもこれは冗句ですから。 | ||||
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最初は失礼ながらも「何て軽い小説なんだろ」と思ってしまいました。 ハウダニット、フーダニット、密室、アリバイ etc... 確かに様々な推理小説における舞台を網羅していますが、登場人物の心情が軽いこと軽いこと。 小説世界から抜け出して「もしそうだったら作者をぶん殴ってやりましょう」なんて言う始末。 しかし村上貴史さんによって書かれている解説には、「本書は読者の本格観を問い直す作品」とある。 なるほど、これは風刺の効いた評論的本なのか、とやっとこ気づいた私は事件の解決を口を開けて待つ読者だったのですが。 それを踏まえた上でもう一度読み直すと、ガツンと頭を殴られた気になります。 ただの推理小説として話を楽しむのであればまた少し違うと思うので、推理小説として読むのではなく、別の見方で読んだ方が正しいかと。 推理物としての評価は低いですが、良い意味で推理小説に対する考えを改めることが出来たと思います。 これから推理小説を読もうとしている方も、既に読んでいる方も一度目を通してみてほしいと思います。 最後の一文に作者の思いがこもっています。 「どうなんだろう。どうなんだろう。」 | ||||
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元々推理小説に特別な興味はなく、「本格」などというネーミング自体に白けてしまう門外漢ですが、纏めて購入したこの2冊は文句なく楽しめました。 推理小説によく見られるパターンに始まって、作者、編集者、出版社、読者、評論家までを様々な角度で片っ端からなで斬りにしているのが実に痛快です。読者は意味も無く厚みのある本をありがたがる傾向にあるという指摘には、「チクショー、その通り!」と思わず叫びました。 こうした作品を発表するのはなかなか度胸がいると思います。余程自信があるのか、自分に正直なのか、はたまた全く新種の商売上手なのか分りませんが、読書を純粋に「娯楽」と考えれば十分満足のいく2冊です。『〜掟』だけですとやや物足りなく星3つですが、『超〜』はそれを更に掘り下げて展開しており星4つ、2冊併せると全体で星5つという印象です。変な採点で済みません。 | ||||
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天下一探偵と大河原警部が数々の事件に挑む。だが、彼らは度々小説世界を抜け出し 本音を語る。『そんなはずないじゃないか・・・』と。 本作は推理小説のさまざまなカテゴリ、そこに内在する暗黙の了解と限界等を示した 上で、ばかばかしく、しかしながらまじめに話を展開してみせる。この風刺めいた 感覚は、自身も含めたあまたの作家と、斜に構えた我々読者に向けられたものである。 そこには本当の推理小説がもつ醍醐味や味わい方を忘れかけている我々へのメッセージ がこめられているのではないか。 だが、東野圭吾の凄いところは、ただ批判するのではなく、自身でそれに対する答えを 提示している点だろう。解説の村上氏が整理してくれているように、『悪意』や『どちら かが彼女を殺した』は確かにこの短編に収録されているエピソードに対する作者自身の ひとつの答えであった。 こうなれば他の『答え』も読むしかないではないか。 | ||||
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おもしろいけど次から次に読みたくなるわけではなかった。 短編なのでちょうどいいぐらいの区切りで終わってくれる。 昼休みによいかな。 ユーモアって奴ですな。 | ||||
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東野圭吾の初心者はもちろん、これから読書の、ミステリーの楽しさを!と思う方にはオススメできません。裏というか皮肉というか、わざと斜めからつついてみました的なないようです。ただ逆に、これまでもいろいろ読みましたって方には、一緒に笑える点や指摘すべき点等がたくさんあり楽しめます。 | ||||
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探偵物、推理小説などを読んだことがある人ならきっと、そうだよね~とどこかで同意しちゃう部分があると思う。型破りなミステリーというか一応推理小説?これを読んだあと、この作家の本をもっと読んでみたい。一体こんな本を書く作家がどんなものを書いているのかなと興味を抱きました。 | ||||
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「充実感はないが、楽しいね」に尽きる。幾度となく登場する「アレね。」のアレとはなにかを当てることができれば結構笑える。とわいっても、おちはよく寝られており、そこは東野氏の懐の深さか。 | ||||
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皆さんが読んだであろうホームズ・ルパン・明智探偵、子供の頃、単純なトリックなどにドキドキしながら読んだでしょう?少し大きくなったら横溝シリーズも読んだことでしょう。それが私達の探偵物の歴史ですよね。この本の内容はどれもすでに世の中で出尽くした探偵物のストーリーを作者がピックアップしたもの。これからどうこのジャンルが発展していくのか作者自身の問いかけのように思いました。われわれ大人と称する読者も「子供の頃」読んだ「探偵物」の謎解きにいい本だと思います。 | ||||
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小説に登場する名探偵の謎解きには、いつもダメ刑事がそばにいて、その刑事が名探偵を引き立てるためにわざと間違った方向に持っていく。登場人物が作者のことについてしゃべる。発想自体は面白い。最初は楽しんで読んでいたが、それが続いていくと少々飽きる。収録されている短編が多いのと、そのトリックがやや雑な気がします。 | ||||
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