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φの方石 ―白幽堂魔石奇譚―
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φの方石 ―白幽堂魔石奇譚―の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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ずーっと小説を読むとゆうことから離れてしまっていましたが、この作品は読みやすく、キャラクターも魅力的で設定も方石とゆう設定にとても惹かれました☆ | ||||
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少なくとも、中学生がスラスラ理解できる文章ではないと感じます。 文字の運び方、感情の機微に関しての配慮は多分にうかがえるのですが、 なにぶん使用単語・言い回しの難度が高いです。 これもまた文体の一部分と言ってしまえばその通りですし、 この文体が当作の、重やかで透明な雰囲気を作り上げてるのも事実ですが、 総じてしまうとライトノベルではないです。 文字を語意としてスット目に入れられるのであれば、楽しめる小説です。 しかし単語を「こりゃわからん」と読み飛ばしてしまえば、 面白味はそのぶんだけ掴みきれないでしょう(当然のことですが)。 ライトなノベルではありませんが、どっしりと本腰を入れて読む分には、星五がつけられるのではと感じました。 あえて内容には触れず、星四としまして、この評価を締めくくります。 | ||||
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ラノベはあんまり読めないですが、 '初心者'だそうも言える私にも読み易い。 読み易くでも深度のある話でありながら、きっちりかみ合うストーリー。 甘っぽく青春をよくぞ語っているんだと思います。 短所と言えば ミステリーのくせに緊張感が薄い。 あいだあいだにイラストがまったく無ない。 これくらいですね。 PVに引かれたあなた ! 迷よわずに !! | ||||
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※ネタバレ微妙に含みます。 一読、少し硬めの王道。みたいな感じでした。 伏線の張りと開放、に所謂「カタルシス」なるものを味わいたい人にとっては本作は物足りないかもしれません。 そのかわり、次に繋がりそうな要素が結構全編を見渡して見受けられました。 (だから僕はこの作品のちゃんとした評価みたいなものが下されるのは二、三巻でてからなのではないかな?と思っています) 電撃大賞の作品なので、多分文字制限がなかったらもっと骨太の作品になっていたようなそんな感じがします。 でも、そんな中でも物語の根幹(方石の仕組み、とかキャラ立て)についてはしっかり書かれていたように思われます。(まぁ悪役のあの子はちょっと不遇かな汗、とか過去の話とか疑問とか批判したくなるところはありますが、それは上記と通り単純にページ数の問題だと僕は考えているので、スルーします) 話の展開が型通りって言われたらそれまででですが、会話とか結構スムーズで突っかかるところは殆どなかったし、キャラを十分に掴みながら、最後までスッキリ読めるっていうのは、大きいのではないかとおもいます。 文章もちょうど言い硬さ(無駄に硬くなく)僕はその口なのですが、久しぶりに軽いものが読みたいなーという人には二三時間くらいで読めていいんじゃないかなぁ、とおもいます。 それから方石のシステムが色々いじれそうで面白そうでした。(アニメみたいな着飾る衣装でも、戦闘服にできてしまう(科学的な何かで説得力を含ませながら)っていうのと「方石の組成式(科学的なもの)を発動すれば着ることができるという前提がまかり通っている宗教性(科学とは反対なもの)」みたいな逆説性が個人的には好みでした^^) 個人的には二作目はこれの二倍くらいのボリュームの奴を読んでみたいです。その上で続きを読むか決めたいと。 このまま終わってしまうなら迷うことなく星三にしますが、続編が出ることに、その続編に期待して四つにしておこうとおもいます。 | ||||
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結構おもしろかったです。 『ビブリオ古書堂の事件手帖』のような安楽椅子探偵が活躍する「ミステリー」ではなく、 どちらかといえば、江戸期の職人文化の香る「捕り物帖」とか「必殺仕置人」とか、あるいは鼠小僧のような「大泥棒モノ」といった、因果応報モノ、アクションありの娯楽作品といった趣です。 難点として、いまひとつエンターテイメントのほうに徹し切れていなかったかな、前半の日常ドラマはちょっと退屈だったかな、と感じました。 京極夏彦の諸作品のように、もう少し思い切っていればよかった。 一寸半の立方体の形をした伝統工芸品「方石」を巡る人々の物語です。 あらすじにある通り、この「方石」、手にとって念じると、方石職人によって「式」というプログラムを組まれていた「衣」が、不思議な力で「着装」されるというのですが・・・・・・、 早い話が、 「魔法少女アニメ」の「変身バンク・シーン」を、この方石を使えば誰でもできるようになるという・・・・・・そんな感じです。 念じると、光の粒子が着装部位にまとわりついて・・・・・・とか。 もともと江戸期の日本には、柴田宵曲や澁澤龍彦のエッセィなどでよく紹介されている、「存在するかどうか分からない意味不明の宝物」が多く噂されており(たとえば「生きた魚が入っている石」とか)、そういったジャパン・オーパーツ的なものを「伝統工芸」の一つと言いきって、世界観を展開していることに好感を持ちました。(というか、設定の難解さを呑んで、これを「大賞」に選んだのもすごい) 葛飾北斎などの実在の超有名アーティストが、当然のように自分のオリジナリティを駆使した方石を作っていて、しかしそれは・・・・・・というのが本巻で語られる事件。 平安時代の日本に端を発し、南蛮貿易でヨーロッパへ渡り、現代ではファッションをはじめとする医療やさまざまな分野で世界的に注目されているという世界観。 そのメッカである日本の神与島で、 「白幽堂」という、方石の修繕を専門に商う若き方石職人(17歳!若すぎ!)、「白堂瑛介(びゃくどう・えいすけ)」の活躍を描いた物語。 この主人公が雪広うたこ先生のイラストでピンとくるような、あからさまな「壁ドン俺様男子」なのですが・・・・・・まだ1巻だからか、そのへんの作りこみがちょっと浅かったです。 方石にはいろいろな用途があり、詳述はしませんが、作中でもいろんな人が何かえろいことに方石を使っており、葛飾北斎など当然なんかしでかしていると思うので、できればもう少しその部分をクローズアップしてほしかった。 ぶっちゃけて言うと、えろい感じで。 巷間に広まった文化がエロスと結び付くのは必定ですので。 というか、「念じて服が!」みたいな話に、そういう描写がまったくないのはどうかと思うの・・・・・・。 続刊で補正かかると思いたい。 ・・・・・・どうしてこの主人公とこのヒロインにしたのかなぁ。 かといって、ラノベ主人公とラノベ・ヒロインじゃ「職人」がかかわってくるストーリーの重厚さは出せないのかもしれないけど。 あと、黙って着装するのもどうかと思うの。 きっと平安時代の人も蒸着するときなんか叫んだと思うの。 | ||||
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