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φの方石 ―白幽堂魔石奇譚―
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φの方石 ―白幽堂魔石奇譚―の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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ずーっと小説を読むとゆうことから離れてしまっていましたが、この作品は読みやすく、キャラクターも魅力的で設定も方石とゆう設定にとても惹かれました☆ | ||||
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ファンタジーな世界観で描かれる、方石をテーマにした物語です。 白幽堂を営む少年とそこに居候する事になった少女を中心に進んでいくのですが、 全体を通して面白くなかったです。 特に、少年の正体は・・・・・。 読者にサプライズを届けたかったのかもしれないが、 届いたのはがっかり感しかなかった。 それがなければ、後味は悪くなかったかなと思います。 | ||||
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まず初めに、一個人の主観的意見なので、こういう感想もあるんだなー、という参考程度にご覧下さい。ちょっと否定的な意見が多いです(ネタバレ含みます) 読んでいて最初に感じたのが、文がライトノベルのように軽くスラスラ読めるものではなく、随分かっちりしたものだなぁ、ということです。まぁ、MWさんは電撃より大人向けのジャンルだと聞いた覚えがあるので、問題は無いんでしょうが‥‥私は読んでいて少し疲れました。 次いでキャラ。設定といいキャラ同士のやり取りといい、読み始めてから読み終わるまで、私は乙女ゲームでもやっているのか?という感じでした。イケメンでちょっと意地悪だけど根は優しい不器用な青年と、悲しい境遇の中で必死に頑張る健気な少女‥‥という、乙女ゲームでよくありそうな設定がつけられた形だけのキャラばかりで、どのキャラにもいまいち感情移入出来ず、恐らくは泣きを誘う為の主人公の過去シーンやヒロインの過去語り等も、ひたすら淡々と読んで終わりました。 主人公は悪童、という割には、ヒロイン以外に対してはまともな言動ばかりでしたので、悪童と言うよりは好きな子を虐める男子の様にしか見えません。デコいじりも最初から最後まで続いてちょっとクドいです。あんまり面白いとも感じず、主人公とヒロインのやり取りはひたすら寒々しかったです。(ネットに公開された掌編までそのネタを引っ張るあたり作者さんは余程お気に入りなんでしょうが‥‥) ミチルの一人称によるミスリードも、幕間のタイミング的になんとなーくキャラ登場時で察してしまい、驚きも少なく、主人公の正体(Φの方石の正体?)も、予想外ではあるのですが、別にその設定で何か物語に影響があるわけでもなく、「あ、そうだったんだー」くらいにしか感じませんでした。真犯人の正体やラストの展開までひたすら予想通りでしたので、あまり盛り上がれるような場面が無かったのが残念です。 というわけで、好き勝手な意見を並べましたが、バラバラだったそれぞれの登場人物が次第に絡み合っていく様や、方石の設定は、考えて作ったんだろうなーと感じられて、個人的には好印象でした。そこは素直に面白かったので、評価の星はその分に。(あとはイラストを担当している方が好きなのでその分も) | ||||
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『方石』と呼ばれる不思議な石を巡る物語は,そこに込められたさまざまな効果から, それらを駆使するエンタメ寄りの作品かと思いきや,あくまでもきっかけ程度の扱いで, 魅了され,果ては取り憑かれ,狂気へと墜ちていく様子すらも描いた一冊となっています. ただ,語られるギミックはおもしそうに映るものの,出てくる方石の数が多めに思え, 名前やシリーズの把握もそうですが,石に対する強い魅力やイメージが湧いてきません. また,実在する歴史にこの世界の歴史を混ぜ込み,当たり前のように語るかと思えば, 石にまつわる部分では説明的な言い回しが増えるなど,ややちぐはぐな印象を受けます. さらに,終盤にある唐突なバトルとその決着は,それまでとは異なり違和感を覚えました. このほか,少年たちの過去や驚きの秘密も,思いの外にあっさり明かされてしまうなど, 石の多さも含めて,あれこれと詰め込んだ割には浅く広くで終わってしまった感は拭えず, 先への広がりを持たせられる題材だけに,もう少し絞り込んでも良かったのではと思います. | ||||
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少なくとも、中学生がスラスラ理解できる文章ではないと感じます。 文字の運び方、感情の機微に関しての配慮は多分にうかがえるのですが、 なにぶん使用単語・言い回しの難度が高いです。 これもまた文体の一部分と言ってしまえばその通りですし、 この文体が当作の、重やかで透明な雰囲気を作り上げてるのも事実ですが、 総じてしまうとライトノベルではないです。 文字を語意としてスット目に入れられるのであれば、楽しめる小説です。 しかし単語を「こりゃわからん」と読み飛ばしてしまえば、 面白味はそのぶんだけ掴みきれないでしょう(当然のことですが)。 ライトなノベルではありませんが、どっしりと本腰を入れて読む分には、星五がつけられるのではと感じました。 あえて内容には触れず、星四としまして、この評価を締めくくります。 | ||||
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ラノベはあんまり読めないですが、 '初心者'だそうも言える私にも読み易い。 読み易くでも深度のある話でありながら、きっちりかみ合うストーリー。 甘っぽく青春をよくぞ語っているんだと思います。 短所と言えば ミステリーのくせに緊張感が薄い。 あいだあいだにイラストがまったく無ない。 これくらいですね。 PVに引かれたあなた ! 迷よわずに !! | ||||
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※ネタバレ微妙に含みます。 一読、少し硬めの王道。みたいな感じでした。 伏線の張りと開放、に所謂「カタルシス」なるものを味わいたい人にとっては本作は物足りないかもしれません。 そのかわり、次に繋がりそうな要素が結構全編を見渡して見受けられました。 (だから僕はこの作品のちゃんとした評価みたいなものが下されるのは二、三巻でてからなのではないかな?と思っています) 電撃大賞の作品なので、多分文字制限がなかったらもっと骨太の作品になっていたようなそんな感じがします。 でも、そんな中でも物語の根幹(方石の仕組み、とかキャラ立て)についてはしっかり書かれていたように思われます。(まぁ悪役のあの子はちょっと不遇かな汗、とか過去の話とか疑問とか批判したくなるところはありますが、それは上記と通り単純にページ数の問題だと僕は考えているので、スルーします) 話の展開が型通りって言われたらそれまででですが、会話とか結構スムーズで突っかかるところは殆どなかったし、キャラを十分に掴みながら、最後までスッキリ読めるっていうのは、大きいのではないかとおもいます。 文章もちょうど言い硬さ(無駄に硬くなく)僕はその口なのですが、久しぶりに軽いものが読みたいなーという人には二三時間くらいで読めていいんじゃないかなぁ、とおもいます。 それから方石のシステムが色々いじれそうで面白そうでした。(アニメみたいな着飾る衣装でも、戦闘服にできてしまう(科学的な何かで説得力を含ませながら)っていうのと「方石の組成式(科学的なもの)を発動すれば着ることができるという前提がまかり通っている宗教性(科学とは反対なもの)」みたいな逆説性が個人的には好みでした^^) 個人的には二作目はこれの二倍くらいのボリュームの奴を読んでみたいです。その上で続きを読むか決めたいと。 このまま終わってしまうなら迷うことなく星三にしますが、続編が出ることに、その続編に期待して四つにしておこうとおもいます。 | ||||
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前半を読んでいるときは面白いかもと思いました。 キャラはクール毒舌キャラの主人公とドジっこのヒロインという そんなに珍しくもない取り合わせですが、会話が面白くてくすりと笑える感じです。 ですが、真ん中あたりを過ぎても日常シーンばかりで物語がだんだん飽きてきます。 後半から急にばたばたと動き出しますが、 今度はかなりの急展開で、キャラの過去なども絡んできて、 ちょっと読者を置き去りにしているという印象です。 正直、続編が出てもあまり読みたくはないと思いました。 | ||||
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第21回電撃小説大賞 「大賞」受賞作品 メディアワークス文庫より 衣宿りたる石「方石」を主軸に置緻密な世界観の元に紡がれた物語 あらすじは 様々な装飾品に変化する立方体の石「方石」その技術のメッカとも言われる神与島で方石修繕専門のアトリエを営む白堂瑛介は仕事の傍ら、所持者の運命を狂わせる方石、「魔石」と呼ばれ忌み嫌われる方石を探し、その身請け人となっていた。ひょんな事から、彼は自らのアトリエで東京から来たインターンステイの学生である黒須宵子を預かる事になる。 そんな中、恩人から依頼される方石窃盗事件の調査。その方石は宵子の過去にも深く関わっていた。 といった感じです。 ストーリーで徐々に謎が明らかになって行く過程はテンポが良く、設定はやや細かく難解なものも少しあるものの、それも作品の特徴と言えば納得出来るものでした。 同時期発売の「ちょっと今から仕事やめてくる」と異なり、作品が衣服に比重をおいたものである点や、登場人物が多く各キャラクターを意識しやすくする為にも挿絵が無かった事は非常に残念に思えます。そう考えると電撃文庫の方で出てもらった方が個人的には嬉しかった作品かもしれません。 今巻のテーマとしては「永遠」と「継続」、「オリジナル」と「オリジナルの完全な模造品」、といった対立構造ができていましたが、これは作品によって、場合によっては読者1人1人によっても考え方が異なりそうで、その点はとても興味深かったです。 話は非常に面白く次巻が出た時は是非買いたいですが、電撃小説大賞の「大賞」としては少しインパクトに欠ける点と挿絵の観点から少し低めに見積もって評価は3としたいと思います。 | ||||
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結構おもしろかったです。 『ビブリオ古書堂の事件手帖』のような安楽椅子探偵が活躍する「ミステリー」ではなく、 どちらかといえば、江戸期の職人文化の香る「捕り物帖」とか「必殺仕置人」とか、あるいは鼠小僧のような「大泥棒モノ」といった、因果応報モノ、アクションありの娯楽作品といった趣です。 難点として、いまひとつエンターテイメントのほうに徹し切れていなかったかな、前半の日常ドラマはちょっと退屈だったかな、と感じました。 京極夏彦の諸作品のように、もう少し思い切っていればよかった。 一寸半の立方体の形をした伝統工芸品「方石」を巡る人々の物語です。 あらすじにある通り、この「方石」、手にとって念じると、方石職人によって「式」というプログラムを組まれていた「衣」が、不思議な力で「着装」されるというのですが・・・・・・、 早い話が、 「魔法少女アニメ」の「変身バンク・シーン」を、この方石を使えば誰でもできるようになるという・・・・・・そんな感じです。 念じると、光の粒子が着装部位にまとわりついて・・・・・・とか。 もともと江戸期の日本には、柴田宵曲や澁澤龍彦のエッセィなどでよく紹介されている、「存在するかどうか分からない意味不明の宝物」が多く噂されており(たとえば「生きた魚が入っている石」とか)、そういったジャパン・オーパーツ的なものを「伝統工芸」の一つと言いきって、世界観を展開していることに好感を持ちました。(というか、設定の難解さを呑んで、これを「大賞」に選んだのもすごい) 葛飾北斎などの実在の超有名アーティストが、当然のように自分のオリジナリティを駆使した方石を作っていて、しかしそれは・・・・・・というのが本巻で語られる事件。 平安時代の日本に端を発し、南蛮貿易でヨーロッパへ渡り、現代ではファッションをはじめとする医療やさまざまな分野で世界的に注目されているという世界観。 そのメッカである日本の神与島で、 「白幽堂」という、方石の修繕を専門に商う若き方石職人(17歳!若すぎ!)、「白堂瑛介(びゃくどう・えいすけ)」の活躍を描いた物語。 この主人公が雪広うたこ先生のイラストでピンとくるような、あからさまな「壁ドン俺様男子」なのですが・・・・・・まだ1巻だからか、そのへんの作りこみがちょっと浅かったです。 方石にはいろいろな用途があり、詳述はしませんが、作中でもいろんな人が何かえろいことに方石を使っており、葛飾北斎など当然なんかしでかしていると思うので、できればもう少しその部分をクローズアップしてほしかった。 ぶっちゃけて言うと、えろい感じで。 巷間に広まった文化がエロスと結び付くのは必定ですので。 というか、「念じて服が!」みたいな話に、そういう描写がまったくないのはどうかと思うの・・・・・・。 続刊で補正かかると思いたい。 ・・・・・・どうしてこの主人公とこのヒロインにしたのかなぁ。 かといって、ラノベ主人公とラノベ・ヒロインじゃ「職人」がかかわってくるストーリーの重厚さは出せないのかもしれないけど。 あと、黙って着装するのもどうかと思うの。 きっと平安時代の人も蒸着するときなんか叫んだと思うの。 | ||||
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変身用アイテムである方石という技術が存在する世界。 方石という小道具を中心に描かれたミステリアスな雰囲気はなかなかのもの。 であるが、その独特な小道具自体に対しての説明、それをとりまく社会についての説明が少なく、 μ(ミュー)だφ(ファイ)だと新しい方石とその特殊性がドンドン出てきて、 「それはどうスゴイのか?どうヤバイのか?」 という点の理解が進まないうちに、最後まで押し流されたのが正直なところだった。 また、方石の能力にアクションシーンを補助するような役目まで与えてしまったことが 一部シーンの安っぽさに直結しているような気がしてならない。 せっかくの物語の雰囲気を、ライト過ぎるSF設定が壊してしまったように思えた。 主役である白堂瑛介と黒須宵呼、そして白堂の仕事上の相棒である猿渡の3名については 非常に好感のもてるキャラに仕上がっており、世界観と設定の荒さが勿体無い限りである。 | ||||
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