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(短編集)
独創短編シリーズ (2) 野崎まど劇場(笑)
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独創短編シリーズ (2) 野崎まど劇場(笑)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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状態が良かった | ||||
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前巻のほうが楽しめたかなあ。決してつまらないわけじゃないんだけど、前巻のほうに、より〈遊び心〉つうか、作者の〈こういうのがやってみたいんだよ!〉な気持ちが、前面に出ていた気がするから。 とはいえ、次の三篇。気に入りました。 ☕ 巻末ミステリー『電撃文庫館人間消失事件』 ‥‥ 巻末の広告コーナーの体裁をそのまま利用して、人間消失のミステリーを仕立ててしまう創意工夫が凄いっ! 気が利いてて、面白かったな、これは。 ☕ Café Bleuet(カフェ ブリュエ)は元気です ‥‥ 店先に出てるミニ黒板を使った絵日記スタイルの掌篇。こういう〈遊び心〉、好きです。ボードの右上、カワセミの絵が変化していくところとか、左下のランチ・メニュー(値段も)が変わっていくところとか、見てて楽しかったな。 ☕ 年下退魔師(エクソシスト) ‥‥ 話は、ガール・ミーツ・ボーイのありがちなものなんだけど、主人公の〈間宮さん〉(30歳。独身。彼氏いない歴十年目)のキャラが気に入ったので。続編あると、嬉しかったな。 びっくりしたのは、文庫本カバーの裏にもびっしり字が印刷されてて、それ、吸血鬼小説になってたこと。一行がすごく縦に長いもんで読みづらかったけど、「サービス精神旺盛やなあ」思って、嬉しくなりました。 前巻同様、巻頭の「演目披露」のカラー・イラストが見ごたえありました。 森井しづきさん、グッジョブ! | ||||
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新しいスタイルの小説です。作者もこのスタイルだけの一発屋じゃないというのもこの本の評価を上げています。 ギャグ本です。笑えます。天丼ネタが豊富なのでその手法が苦手な人に限ってはおすすめできません。 | ||||
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この作家のタイタンや、2などを読んできて脳内がどうなっているのだろうと不思議でしたが、この作品に関して言えばとてもくだらないおやじギャグを渾身の筆の力で物語にしてるところがばかばかしくって面白かったです。特に好きだったのは「墨汁」最後の一言でおもいっきり吹き出しました。 文章力のある人だからこそのおふざけ。電車で読む場合はどうぞお気を付けください。 | ||||
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軽快なタッチで書かれるライトな文体。 くすりと笑える短編が凝縮された巧みな一冊。 | ||||
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感想も十人十色。色んな意見があっていいと思うが、小生は新品を読んでみたが、面白くなかった。 笑えないんだけど、笑いのツボが違うのだろうか。 | ||||
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野崎まどのギャグと変な所に全振りした短編集、これがホントのライトノベルって感じです。 全体的にフフッとなるようなお話。 特に、二十人委員会、フィギュア相撲、書下ろし作品の2本が好きでした。 発想が凄いですよね、小説媒体だけに収まるのが勿体ないと思う物も多々ありました。 まごのてコレクションとか漫画映えしそう。 三年程前に読んだ時は特にピンと来なかったんですが、最近読み返したら面白かったのでレビューです。 | ||||
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確かに独創的ではあるが、つまらない。 ほとんど読み飛ばしてしまった。短編シリーズ1の方が読むものが多かった。 唯一楽しめたのが、麻雀放浪記をアレンジした作品だけ。 | ||||
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あいかわらずの独創っぷり。読みながら思わず吹き出して、となりに座っている妻から不審な目を向けられてしまった。ちなみに飛行機の中だったので、他の乗客からも変な目で見られたかもしれない。 短編集で、いずれも数ページ。これをなんと表現すれば良いのだろう、うーん、小説というよりはマンガに近いんだけれど、決してマンガではない。これはもう明らかに小説なのだが、挿し絵がとても多い。いや、挿し絵というより、小説の一部として存在する、というか、なくてはならない……図? この面白さは読んでみないと分からない。騙されたと思って、ぜひ。 ちなみに読者対象は中高生らしいが、41歳でも楽しめたよ。 | ||||
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内容はすごく面白く、笑えるものだった。 他の方が言っているように出がらし感は少しあるが、それでも野崎まどの素晴らしさは伝わってきた。 ただ、kindleは文字が小さくて見にくかった。 著者は素晴らしいのに電子化した人がよくないのは残念だ | ||||
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解像度が低く、文字が潰れています。 拡大して、かろうじて何が書いてあるか分かるくらいで、 かなりストレスを感じました。 本で買い直す予定です。 | ||||
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カバーの裏やら巻末広告欄やら、使える場所はどこでも使ってやろうという意気込みもさることながら、 一冊の本の中に心臓手術の名称と麻雀の役と猫の写真とJR東日本E233系電車の解説が載っている、というとっちらかり……いえ、幅の広さに驚きます。 ボツ作品に対する編集さんの呟きにて「これはメイン読者層の中高生にはピンと来ないだろう~」というのがありましたが、 この本自体の読者層の平均が25歳を越えているんじゃないだろうか、と勝手ながら思いました。 ピュアな中高生読者はきっと前作で力尽きていることでしょう。 | ||||
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「深窓の大令嬢」 《深海》と《深窓》を引っかけ、地下2400階の《深窓の令嬢》に会いに行くというだけの作品 「MerVEILLEUX MARIAGE DU SOMMELIER」 ワインのテイストでしりとり対決。察しの通り後半はひどいテイストのオンパレード 「全年齢向官能小説 人妻悦料理 媚猫弄り地獄」 筒井康隆の短編を彷彿させる作品。本短編集でもっとも前衛性を感じますが、それだけあってもっともひどい作品でもあります。 「20人委員会」 エヴァのゼーレの「SOUND ONLY」のパロディ?メンバーがペットだったり鉢植えだったり確信犯的なくだらなさ 「シンデレラアローズ」 神主が丹精を込めて作った破魔矢に人格が宿り、もっと売れる破魔矢を目指す。イラストと文章を織り交ぜる手法は、前作以来の著者の得意技 「ワイワイ書籍」 ニコニコ動画+電子書籍。もはや小説ではなくなってます。 「インタヴュウ」 なんとSFマガジンの「インタヴュウ」のパロディ。「インタ・ビウィ」の無茶苦茶な生態も往年のSF小説のパロディっぽい。 | ||||
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表紙の可愛らしい少女は、裏表紙のハーレム小説のヒロインらしい。 非モテ男がいきなりハーレム状態になるのはラノベやアニメの定番ですが、現実には何かの罠にきまっている。 泥臭い日本語をローマ字表記すればハイカラに見えるのは不思議だが、これはさすがに・・・。 前作のほうが傑作率は高かったかな。今回は単なる駄洒落に終わってるのが多い。が、もちろん特筆すべき傑作も数多い。 No.01 外科手術までがネットに投稿される時代になった。人気執刀医はネットのアイドルだ。友人の女医が「間違ってるわ!」確かに。 No.07 「全年齢向け官能小説」だそうな。どんな場面でもエロそうに描くことはできるんだなあ。小説家としての腕前を見せてもらった。本作が一番だ。 No.10 小説(電子書籍)にリアルタイムでコメントがつくようになった。これこそ瀕死の活字エンタメが生き残る道なのか。死期を早めるだけかな。 No.12 大爆笑だが、小説ではなくお笑いコラムに近い。 No.17 老人ホームがゲームになった。非敬老ラノベの金字塔(というか、こんなジャンル他に見たことないよ) No.22 木村橙子は地味な自分を変えようと、クラブに入る。だがよりによって選んだのは、地味もいいところな写経部だった。 オチが秀逸で、気持ちよく騙された。 一冊目ほどではないが、楽しめました。 | ||||
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この短編集、今回は前回よりもさらにさらに小説という形態の限界に挑んでいます(笑 それでもクスリと笑わしてくるところがこの作家の凄いところ。 萌えなどは基本的になく、そちらを求める方には向いていないですが、軽めのギャグマンガ感覚で読みたい方には最適です。 どの話も短くサクサク読めます。 他の作品と絡み合わせているところはないので、一巻を知らない方や忘れてしまった方でもまったく問題なしです。 内容は時事的と言いますか、それに近い話があったりなかったり。 おススメの一冊です。 | ||||
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これまで「アムリタ」しか読んだことがなくて、 なんだか凄いものを書いている…と噂を聞き、書店で手に取りました。 で、ページをめくってみたら、「なんだこれ!?」でした(アムリタの印象しかなかったので)。 QRコードとか、なにやってんのかと(笑)。 まさに「独創」ですね。既刊も読みたくなりました。 買うか迷ってる方は、ひとまず書店でペラペラめくることをおすすめします。 | ||||
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オープニングを飾る『白い虚塔』から 第4話『深窓の令嬢』までは文句ない流れ! しかしそれ故に中盤以降は失速感がいなめない。 もちろん『墨滴ビフォーアフター』や『まごのてコレクション』等、 ナイスパロディネタもありますが、 個人的には前作の方がまとまりが良かったと思います。 | ||||
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最近どうにも「ライトノベル」が以前から見ると不自由な堅苦しい状況に陥っている様に 思えてならない。どうにもライトノベル自体が自らを「ライトノベルとはこういう物である」と 定義し、狭い枠の中に自らを押し込めようとする不毛な繰り返しにハマり込んで、 傍で見ている側としては同じ場所でひたすら足踏みをしている様にしか見えないのである ……ライトノベルってもっと自由な物であって良いと思うんだけどなあ? そんな風にお考えの方に「ライトノベル」はもっと自由であるべきだ、と力強く宣言し 型に嵌まらない自由な創作ってのはこうやるんだよ、とお手本を見せてくれるのが 奇才・野崎まどがその実験精神と遊び心をフルに発揮してやりたい放題やってくれる 本シリーズ「野崎まど劇場」 前巻もタイポグラフィの西部劇や、棋譜を貼り付けまくった奇妙な将棋中継を 綴ってみたりとやりたい放題やって、そのごく一部のページをライトノベル叩き記事で 炎上商法を目論むバカで狭量なアフィリエイトブログに取り上げられていたけど そんなしょうもないアンチ・ライトノベルの動きにめげるどころか、更にパワーアップして カバー裏はもちろんの事、表紙と裏表紙、電撃文庫作品の宣伝欄(巻末に並んでるあれ) まで使って所狭しと野崎まどが遊びまくった結果生まれたのがこの一冊 「今回もカバー裏に隠された作品があるんだろうな」と予想はしていたけど、 まさかの「一行121文字の縦書き」!!これは完全に予想外だったw どうやって文庫本のサイズで縦に121文字並べたのかは実際に購入した上で カバーを外してご確認頂くしかないが、この過剰なまでの「やり過ぎ」感こそが 野崎まど劇場の特色かと 今回はタイポグラフィは当たり前、牌活字を使ってモーゼとヤハウェに雀卓を 囲ませるわ、ついでにヤハウェにヒ〇ポンを打たせるわ、動かないフィギュアを 使って相撲解説をやるわ、「水戸黄門」にQRコードを載せるわ(実際に読み込める!) 挙句の果てにカフェのウェルカムボード「だけ」で一遍仕上げるわ、写真と キャンプションをずらりと並べてカメラマンの一人語りドタバタ劇を綴るわと やりたい放題。ライトノベルどころか「小説って何だっけ?」と読者の狭い常識を ぶっ掻き回す様な奇天烈な作品群がズラリと並んでいる (写真で遊ぶのはハヤカワの「ファンタジスタドール イヴ (ハヤカワ文庫JA)」でやってたけど) しかも今回は危険球投げ放題、上に書いたモーゼとヤハウェの話もかなりの 危険球だったけど、まさかハヤカワから出した「know」の インタビューを持ってきたり、出版社を二つも巻き込んでしまう大騒動。危険な 遊びが大好きな野崎まどのやりたい放題に付き合わされた両社の編集者には 御苦労さまとしか言えないなあ…巻末でも電撃編集部の編集長を巻き込んでいるしw もちろん、こういう作風を「おふざけが過ぎる」と斬って捨てる人がいる事は否定しない ただし、それは基本の技術が出来ていない未熟な作家に限った場合であって、 本作はメディアワークス文庫やハヤカワでの長編作品で作家としての基本技術がしっかりと 備わっている事を証明した野崎まどという優れた作家が、その高度な技術力と底の知れない 発想力をフルに発揮し、遊び心と実験精神を目一杯に詰め込んで「小説に何が出来るか?」 という限界に挑戦した「実験作」なのである。自分のライトノベルや小説その物に対する 認識が狭い枠にハマっているんじゃないか?ライトノベルや小説にはもっと色々と 試せる部分が残されているんじゃないか?と感じておられる方にはその狭い枠をぶっ壊す 強烈な一撃として読む事をお勧めします | ||||
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野崎まど劇場、第二段です。 第一話、書き下ろしの最初の2ページで吹き出しました。 ずるいなあ。 拾っているネタがとても幅広く、作者の懐の大きさを感じます。 この人は「これぞ作家」と呼べる貴重な作家です。 野崎作品の長編は、最後でひっくり返して更にひっくり返すのがセオリーです。 野崎まど劇場の短篇では、始まって数ページでひっくり返り、ひっくり返ったまま話が進みます。 ちょっと、パターンが見えてきたかな、という気がします。 でも面白いから、読んでしまう。 この先、様式美として進んで欲しい一方で、様式を打ち破る新基軸もきっと打ち出してくれるだろうと期待します。 第三段が楽しみです。 | ||||
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またまた突拍子もない短編群です。言葉遊びを通じて全く関係の無い主題を結びつけ交わらせて笑いを誘う作品が多く、キメラと言うにはあまりに距離のあるものの合体を成立させているのは作者の力でしょう。 医者の間の権力抗争「白い巨塔」が投稿動画家の間の競争と連結しちゃったのが「白い虚塔」、「深海の大王烏賊」探索ドキュメンタリーが邸宅の地下2370階に隠れ住む令嬢探しに化けた「深窓の大令嬢」、言葉選び一つでたわいのない話が官能小説になってしまう「人妻悦料理」、十一代将軍家斉の「大奥」物語がオークが群れをなす江戸城奥の洞窟での怪物退治にトランスフォームした「大オーク」、住宅のリフォームがテーマの「大改造!!劇的ビフォーアフター」が書道大会に向けた墨汁の改良物語になる「墨滴ビフォーアフター」、肖像権問題を克服してのTV大相撲中継という「大相撲秋場所フィギュア中継」(私はこれが一番笑えた)、「水戸黄門」が「水戸コード門」になってのQRコード騒動を描く「人生RありゃQもある」。 脳震盪小説と呼びたい。読者も物が二重に見えるような感覚を楽しめます。 ボツ作品集も恒例になったようです。どうやら作者が凝りすぎ走りすぎてボツってしまうようですね。それだけに味は濃い。KADOKAWAの電撃文庫に早川書房ハヤカワ文庫「know」関連のボツ原稿まで収録されているのは圧巻。あとがきには早川書房の担当T氏への謝辞もしっかりと。 野崎まど氏が電撃文庫のメイン読者層(中高生)を考慮せずに執筆しまくっているのは明らか。だから私も楽しめているわけですが。 巻末広告欄、カバー裏表紙、カバー裏まで作品に溢れかえった本書は、前巻同様に「なんだこれは」と怒鳴り出す読者が多そうな点が魅力という大いなる矛盾に溢れた一冊です。 | ||||
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