火星に住むつもりかい?

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

火星に住むつもりかい?の評価:

3.63/5点 レビュー 105件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.63pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全160件 121〜140 7/8ページ
No.40
(5pt)

警察による発表や噂話が、その人と接していた時の印象や体験を上書きしてしまうという恐怖

住人の相互監視による危険人物の洗い出しの恐怖、平和警察という国家権力の横暴と取り調べという名の拷問、正義の味方と偽善など、多くのテーマがつまった一冊。

平和警察による監視社会の実態を描いた第一部、平和警察の反抗する謎の男の捜査を描いた第二部、正義の味方と人助けの教えを描いた第三部、そして平和警察と正面からぶつかる第四部と、様々な視点で話が展開されるのだが、第二部で警察庁の特別操作室の真壁鴻一郎が登場するあたりから物語が加速し始めて一気に読んだ。

警察による発表や噂話が、その人と接していた時の印象や体験を上書きしてしまう。これは本当に怖い話で、現代社会においても本書の内容ほど過剰ではないが、十分考えられると思う。人間は安心できる情報よりも危険な情報、恐ろしい話の方により反応するというのはもっともだと思った。

皆を助けることはできないが、一人を救えば他の人を救えないことを偽善だと糾弾される。この物語の正義の味方の苦悩が丁寧に描かれていて、正義とは何か、正しいこととは何か考えさせられた。

本作はいつものユーモア溢れる軽快な会話が少ないが、十分読み応えがあった。個人的には、マイペースながら独自の視点で捜査を行う真壁鴻一郎が好きだった。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.39
(3pt)

落ちはあってもスッキリしない

『平和警察』を『魔女狩り』に、『現代日本』を『中世ヨーロッパ』に重ねた発想と設定は流石と言うほかにない。現代であっても、どこかの国に重ねれば作中のような集団心理も『魔女狩り』もあるだろう。しかし現実味はあったが、平和警察の処刑方法がなんとも受け入れがたく、そこでつまずいてからはとにかく読み進めることが苦痛だった。

これまでの次々と伏線が回収され読後には爽快感のある著作と比べると、最終的には腑に落ちる終わり方だが、始終重々しさの付きまとう、暗すぎるストーリーだったように思う。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.38
(3pt)

そこじゃないだろう

根拠がないのに好き勝手言っているので気分を悪くするかもしれません。自己判断で読んでください。

伊坂作品のレビューに毎回のように見受けられるのは強烈なキャラクターがどうこうだったり皮肉の利いたユーモアがどうこうだったりするけれど、少なくとも今の伊坂幸太郎はそういうところを小説に求めていないと感じる。小説の面白さってそういうところじゃないだろうっていう主張を感じる、個人的には。また、そこに一部の読者と伊坂幸太郎の溝が生じているのだと思う。この「火星に住むつもりかい?」でもそう感じた。

たとえば登場人物としては凡庸な人物像が多くなった。これは評価すべき点だと思う。過激な人物像は読んでいて派手で楽しめるけれど、そこには何も残らない。ああ、爽快だった、で終わってしまう。それにこれはあまり客観的な意見ではないけれど、これは僕の住む世の中とは別の話なんだなと冷めてしまうこともある。面白いけれど結局自分とは関係ない話なんだと思ってしまう。そういう部分が今の伊坂幸太郎からは無くなってきていると感じる。だから評価できる。でも凡庸な人がある出来事に対して凡庸な反応をするのは小説の面白みではないと思う。全体の設定の割には各個人の生き方というか描写はかなりないがしろにされすぎているのはたしか。

ユーモアが少なくなったというのはそこまで小説に影響しないと思う。もしユーモアが好きならばユーモアが集まっているような場所が他にあるんじゃないかと思うし。小説はお話なので話し全体として読者にどのような感じ方を与えられるかが問題だと思うし。ユーモア云々は些細な部分に横着している気がする。ただユーモアがないと物語に牽引力がなくなるというのは明白な問題だとは思う。がんばってほしい。

もう何作も前から伊坂幸太郎には変わろう変わらないとという意識が見られている。その挑戦がすべて上手くいっているわけではないのが惜しいところだ。しばしば(この小説は伊坂幸太郎が書く必要があるのか? 他の人でも書けるんじゃないか?)と思ってしまう。苦闘しているのはわかるので、何とか挑戦し続けていってほしい。もちろんこれは個人的な意見なので好き勝手言っているわけだけれども、それでもやっぱりがんばってほしいと思う。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.37
(4pt)

SF, 歴史、現代?

SF小説のような、、。
住民が相互監視をし、怪しければ、”平和警察”に密告をする。
わけのわからない取り調べ。
危険人物と認定されれば、公開処刑。
嫌なら、火星でもいけば?、、というところ。
そこに、ヒーローがあらわれて、
窮地に陥った人々を、どういう基準か、救っていく、、というお話。

設定的には、日本で言えば、第二次世界大戦中の情報統制、憲兵制度とも似てるでしょうか。
昔のスターリン時代の強烈な情報統制と、強制収容所、処刑。。。
今のイスラム国もこんな感じかもしれない。
すぐ隣の国では、まだ、、。

ヒーローについても、体制についても、いろいろと落ちがあって、
伊坂さん的救いはあるかな。
でも、いろいろと考えさせられました。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.36
(5pt)

『ルールから逃げられない怖さ』

「中世の魔女狩り」が、「平和警察」によって現実となった世界の話です。
いまでこそ、魔女狩りは危険思想だという概念が一般的になりましたが、現在の世界において、果たしてその危険思想が全くなくなったと言えるでしょうか。
『危険な人間が危険人物となるわけではなくて、危険人物と指された人間が、危険人物になるだけだ』
この一節に、集団心理の怖さ、さらには集団を管理するルールから逃げられない怖さを感じました。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.35
(5pt)

流石

次の作品も気になります。
全て本で揃えていましたが、初電子本です。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.34
(4pt)

伊坂さんは今ターニングポイントに立っているのだろうか

今までの伊坂作品は頼りがいの無い主人公が周囲の人物に振り回され、反社会的なものに巻き込まれていくパターンが多かったが、この作品は違う。どちらかというと反社会的な人物を裁く側に焦点が置かれている。今までの作品では謎に包まれることが多かった部分だ。私はその謎を追いかけながら先がどうなるのかドキドキし、周囲の人物のユーモアに溢れた掛け合いを楽しむのが好きだった。そのため、この作品は合わなかった。阿部和重との共作もついこの間出版され、その作品についても今までの作品とは違う印象を受けた。まさに今伊坂さんは作風を変えようとしている段階なのだろうか。その試みは小説家人生として悪くはないだろうが、私個人としては残念だ。出来れば次回作はモダンタイムスや残り全部バケーション、ゴールデンスランバーのような作品を期待したい。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.33
(3pt)

読むのがツライ

平和警察による拷問、理不尽な死刑。読んでいるとムカムカしてくる。早く何か起こって、スカッとさせて!  小さな進展はあるが、ずっとムカムカ、モヤモヤが続く。ラストに来てやっと「そうだったのか!」となるが痛快とまでは行かない。現在の世相に警鐘を鳴らす意味では良いのか? あまり楽しめない本だった。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.32
(4pt)

ちょっとゆがんだ世界

警察の一組織が過剰な力を持つ世界
理不尽な拷問、処刑・・・それが嫌なら「火星にでも住めばいい」
そんな世界にヒビを入れたのは・・・・

初期作品の様な洒脱な会話や伏線は控え目ですが、
登場人物のキャラ、独裁、密告、人を追い詰める拷問などの世界の描写、
伊坂幸太郎ならではの2つの時間軸とそれが収斂していく様子に引き込まれてあっという間に読み進めてしまいます。

もっと色々書きたいのですが、ネタバレになるのでここまでにします。
伊坂幸太郎の初期作品からのファンにもおすすめですし、この作品を取っ掛かりに伊坂幸太郎作品に入る人にもお勧めです。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.31
(3pt)

伊坂は裏切らない!

伊坂節全開の伊坂ワールドで、伊坂ファンとしては安心して読める作品でした。
伊坂ファンなら1度は読んでおきたい作品じゃないでしょうか!
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.30
(4pt)

「正義」 と 「偽善」

テーマがテーマだけに、伊坂作品らしいウィットに富んだ小気味の良さはなし。
物語のいたるとこに散りばめられた複数の伏線がすべて回収され、
なんともいえない爽快感を感じるのが伊坂作品の持ち味だけど、今回はそういった種類のものでもなし。
前半はあまりテンポが良くないけど真壁鴻一郎という存在がスパイスとなり、彼が登場したあたりからようやく物語が動き出した印象です。

「正義」と「偽善」の違いは何か。
恐ろしい集団心理のなかで、どれだけ自分を保てるか。
読み進めていくうちにテーマが明確になってくると作品の重みもグンと増していきました。
「困っている人は助けろ」、これは私には至極当然なことのように思えるけど
「人を助けることができるなんておこがましい」「すべてを助けないことは偽善」・・・・という考えもある。
正義のあり方をつい考えてしまいましたね。

だけど、この作品に登場するヒーローは深いことも重いことも考えてなくて、ただ人間としてのあたりまえの感情に突き動かされて行動しただけ。
この単純さもこの作品の魅力だと思います。

十分楽しめはしたけど、私はこういうのよりはもう少しユーモアのある伊坂作品の方が好きなので今回は☆は4つにしておきます。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.29
(3pt)

タイミング

残念なのはこの本と最近の事件が重なること
まんまISだよこれ
内容はテンポもよくいろいろな伏線がありさすがの伊坂幸太郎
ただ結末はある人の死亡報告から察しがつくし
その結末ではなにも解決しないし、あの人がそうする可能性は100%ではないような
ちょっとご都合主義かな
ただスピンオフが作れるくらいの良いキャラが誕生した
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.28
(3pt)

伊坂さんの限界

伊坂さんのスケールの小ささというか、テーマと内容のギャップを感じてしまう。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.27
(3pt)

重くも軽い。

閉塞された社会での、群衆、心理、人間性など、また個々人の生活内での交々。
など伊坂さん得意の、権力と日常の危険性が軸のお話しでした。

どうしても、この作者は傑作を多く発表しており、すばらしい感動や爽快感を
我々が得てきただけに、それらがベンチマークとなってしまうのはつらいところ
なのでしょうね。

本作品内での取り巻く状況は「重い」のですが、登場人物同志の関係性や人物設定
が軽いため、感情移入というか、ひっかり感が薄いため結末を迎えたからと言って
爽快感も含め、うまく腑に収まらないなあと感じました。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.26
(5pt)

すごい社会風刺

伊坂幸太郎節炸裂。集団心理の恐ろしさ。ピリッと胡椒の聞いた会話。平和警察と名付けられた警察組織が、危険人物と密告を受けた人を逮捕し、逮捕=有罪で、中世の魔女裁判よろしく危険人物としての証拠をむりくり積み上げ、最後は広場での公開処刑。それを見て興奮する群衆。広がる密告合戦。最初はその気持ちの悪さに読むのが嫌になったが、途中から平和警察と戦う男が出てきて面白くなった。そのヒーローの動機も正義感なんかじゃ全くない、というところがまたまた伊坂ワールド。「人間が人間らしく振舞えるのは群れていない時だけだ。」(p364)あっさり言ってくれる伊坂ワールド。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.25
(4pt)

変化

発売前にタイトルを見たときは著者お得意の「洒落たユーモアもの」かと思ったが、そうではなかった。
 まず、読むのに時間がかかった。特に前半部分はいろいろな登場人物、エピソードが出てきて、さくさくとページを進めづらい。但しこれは意図した構成だと感じた。読みやすい文章、軽いタッチ、ユーモラスな会話を敢えて封印したのではないか。前半部分はエピソードが繋がっていかないものの描かれている社会のいびつさ、重苦しさは否応なしに感じられる。
 「全体主義社会」「監視社会」「群集心理」「悪意」「陰謀」「情報操作」「正義と偽善」「恐怖による支配」・・・伊坂幸太郎の著書にはよくでてくる要素であるが、本書は特にそれらが色濃くて「魔王」「モダンタイムス」に連なる小説だと感じた。
 登場人物では「真壁」と「煎餅屋の社長」以外は軽口をたたかない。そしてこの2人が会話を交わすことはないので笑える会話が続く場面はない。深刻なテーマでもユーモアに交えて深刻ぶらずに語る、というのが著者のスタイルだが、今作では変化している。深刻ぶっているわけでも、悲観しているわけでもない小説だけど、ある種の諦念を感じる。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.24
(3pt)

伊坂さんの最大の武器は、絆やユーモアの描き方だとあらためて実感しました

歴代の作品はほとんど読んできましたが、
本作は読み終わるまでにとても時間がかかってしまいました。
冒頭50ページに20名もの人物が出てきて、頭の中を整理するのに苦労しました。
救いようのない悪の登場も多く、気持ちが重くなります。
「正義の味方」はだれなのか、というリーダビリティはありましたが、
真相があきらかになった時の驚きが、残念ながらあまりありませんでした。

重たい話はこれまでもたくさんありました。
「重力ピエロ」「ゴールデンスランバー」「死神の浮力」、、、
どれも名作です。あれらには読ませる力がありました。
家族や友情など、強い絆が描かれていて、
そしてユーモアもふんだんにちりばめられていました。
本作はその点で少し物足りなかったかな、と。
同時に、これまでの名作の完成度の高さをあらためて感じました。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.23
(3pt)

シルエットだけの劇(多分にネタバレにもなります)

伊坂幸太郎の最新作。警察による「魔女狩り」が社会に蔓延する近未来の日本を描いた、SFっぽいミステリー。

久しぶりに読んでみて、やっぱり伏線のばらまき方と回収の上手いなぁと。まぁ今作は後半一気にオラオラ回収、というより徐々に点と点が線でつながっていく形で、最後の方は落ち着いちゃっていましたが。

「平和警察」「ギロチン」などの設定については、まぁとやかく言いません。フィクションに「ありえない」というのもあれですし、もしもそうなったときの人間の反応もやっぱりフィクションなので「ん…」と思いつつそこは流していったのですが……登場人物たちまでがこんなにもスカスカと通り過ぎていくものかと。
唯一、真壁鴻一郎は目立ってはいましたが、他の誰もほとんど印象に残らず。第二部と第三部では、それぞれ「警察」「正義の味方」からの視点で物語が重点的に描かれるものの、それだけ長くその視点に付き添っても「なんだったんだろうこの人」という感じでした。真壁についても目立っていたというだけで、共感できたわけではありませんし。伏線、ストーリー重視で、自然多くなってくる登場人物ひとりひとり掘ると大変なことになってしまうでしょうが、にしても。

あと、最初の方から「正義の味方」が登場するので、最後にもう一ひねり、来るか!?と思いつつも来なかったり(そうするととても救われない物語にはなりますが)。全編通して「正義とは」と悶々と投げかけてくるものの、結局「正義の味方」は、最後の最後までおおむね「正義の味方」として終わっていきました。

僕にとって、読ませる力は健在なのでエンタメとしては良かったのですが、テーマがテーマなだけに流れる空気はどんより。新機軸の一発目はちょっとあれこれと違和感の残る作品だったと思います。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.22
(3pt)

楽しく読みました

魔女狩り系の話に関しては、そんなことがあるのか、より、あって当たり前…と、いうか根絶は出来ないだろうな、「さもありあん」みたいに捉えてるんで「怖さ」は余り感じません。とてもとても理不尽だけど、「なくならない」が前提だから、根絶する方向より、どう逃れて立ち回ろうか、の方向に思考が展開するタチなのでwま、自分はこの世界にいたらうまく立ち回っているつもりでいきなり予想外なトコで「ババひくタイプ」ですがw

「無実だが態度が悪かった」の絶妙の言い回しで、流れに乗った。で、ラストまでノリのままに楽しみました。

しかし、アクションシーンが3部に来るまでピンと来なかったw
人間に激突する玉…っていうと、大玉ころがしみたいなサイズをつい連想してしまってw
武器の詳細を説明されてから、やっと前に出てたアクションシーンが理解できた。みたいな。
ここのトコの時事問題を彷彿とさせる部分も、間をおかずにぱっと取り入れる、そのタイミングが凄いと思ったりする。
時事問題って間を置くと、どんなに深刻な事でも「まだその話してんの?」って感じる方なんで。
また、嗜虐性が強い人って「それを仮に自分に降りかかって来るとは考えの外なのかなあ?その楽天性はどこからくるんだろう」と本論とは違う方向性にも思考が向かった読後感です。
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893
No.21
(1pt)

ムリがありすぎ!

「平和警察」の制度とか、市民が密告しあう制度とか、設定は面白いのに、
細部に、そりゃないでしょ、っていうムリばっかりありすぎて入り込めない。

登場人物で一番ユニークな真壁にしても、どっかで見た(読んだ)ことある
キャラクターだし、出てくる人や展開のほとんどに既視感がある。
おまけに憂鬱なエピソードが続くので、途中からゲンナリしてしまった。

「サンダーボルト」が読ませる内容だったのは、阿部和重の力量によるところ
大だったのかな?
火星に住むつもりかい? Amazon書評・レビュー: 火星に住むつもりかい?より
4334929893