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鳥人計画
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鳥人計画の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全62件 41~60 3/4ページ
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スキーのジャンプ競技を舞台にしたミステリー。 ただ、冒頭部分で日本ジャンプ界のホープが殺されるが、その犯人は当初から分かっている。 しかし、当初は、動機がさっぱり不明だ。 犯人はコーチに当たる人間なので、本来、大事な選手を殺したりするはずがない。 その動機に関して、薄皮が剥がれる如く、ゆっくりと明らかになってゆく点が、非常に面白い。 また、奇妙な密告者が見え隠れする。 その密告者をも推理するが、この図式も奇妙だ。 ジャンプに関して、スポーツ科学の方面からも、多くが言及される。 そして、理想のジャンプを追求するために、強豪選手のデータ分析合戦だ。 物語の展開は、読者の思惑を裏切り、二転三転する。 そして、スポーツ科学に対する良心も、併せて問われる。 ただ「日の丸飛行隊」という言葉が何度が使われるが、この言葉は先の戦争を想起してしまう。 しかし、本作品程度の少々いびつな方法によるデータ分析と、この程度の科学的トレーニングは、平和なものだ。 かつての日本のスポーツ界を支配した、精神論や根性論の方が考え物だ。 もちろん、動機は何であれ、殺人は御法度だが。 非常に緻密にプロットされた良作だ。 | ||||
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スキージャンプを題材にした殺人事件。 スキーを題材にした作品は少なく、手に取った理由は「スキーを題材にしているから」という理由からでした。 スキー自体は描写が薄く、「スキーの楽しさが伝わる作品」という面では今二つくらいの作品でした(まあ当然ですが)。 ミステリーとしてはとにかく「何も聞かず最後まで読め」といったところでしょうか。 個人的に感服したのは選手のジャンプの欠点を、簡潔に表現したところ。 欠点を簡潔に表現しながらも謎を残す作りは、東野先生の調査の綿密さを示しているのではないでしょうか。 | ||||
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スポーツ科学とミステリー。 スポーツ界における嫉妬と欲望と苦悩が書かれていて、面白い。 少し物足りなさを感じる人もいると思うけど、さっと読めて、いい。 | ||||
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導入からワクワクする。設定も「誰が告発者か」というなかなかのもの。 徐々に謎が明らかになり、そこで発覚したやるせない事実。 途中でなんか謎がわかってしまうけど、楽しく読める。冬の夜中に読むと格別。オリンピックを見ながらどうぞ。 | ||||
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素晴らしい、傑作だと思います^^ スキージャンプに関してはまったくの無知ですが、それでも十分楽しめました^^ 自分自身の推理が、ラストで当たった・・・なんて思ったらそこからのどんでん返しにはやられました。 楡井という素晴らしい人間を何故殺してしまったんだ!あの人は・・・ | ||||
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犯人の逮捕よりも、殺人に至る「動機」、それに関わる「計画」が描かれている点で東野圭吾作品でいうと「悪意」を想像するとわかりやすい。 だが、その計画や、組織の大きさの点からいうと「悪意」よりも上かもしれない。 しかし、本書で強く心に残ったのは、「人間の弱さ」だ。 「人間って弱い者ですよ」 これは、作中に出てくる言葉のひとつだ。 このセリフには本作で作者が一番伝えたかったことなのではないだろうか。 登場人物の一人が「ドーピング」や、「勝利至上主義」に肯定的な意見を出すシーンがある。 読みながら、それは違うんじゃないか、そう思ったが完全には否定できない自分がそこにはいた。 著者の作品の中では初期の作品に入るが、それをまったく感じさせない。 あえて昔の作品だと感じさせられるのは、「ファミコン」という単語が所々で出てくる点だけだ。 最近の、特に映像作品を見て東野圭吾を知った人には読んでほしい作品だ。 余談だが、本書の解説では、「『鳥人計画』あたりが東野圭吾の分岐点なのではないか」と書かれている。 しかし、その表記は『同級生』『学生街の殺人』などでも同じ表記を見たことがある。 専門家でもいつ分岐点かわからないくらいだから、やはり東野圭吾は一流の作家だということだろう。 | ||||
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普通ミステリーというと誰が犯人なのかを推理していくものですが、この作品は違います。犯人は前半で明かされ、その犯人がなぜ犯行に至ったのかを推理していきます。スポーツの世界の勝利至上主義に警鐘を鳴らす作品です。 | ||||
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平凡といった印象。 まずスキージャンプと言う競技に馴染みが無いため、それを理解しようと考える。 一方で警察が犯人を、犯人が密告者を推理する。という物語が展開し、 更に選手、コーチなどの登場人物の多さ....など全体的に散漫な印象を受けた。 後半は作品の本来持つテーマ性が発揮されて巻き返した。という印象。 | ||||
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他の東野作品とくらべると、一人ひとりの感情描写がもう少し、といったところですが、ミステリーとしてはそこそこ楽しめる作品です。特に、犯人側からの心情をつづっているところなんかは、他の作家にはない面白みではないでしょうか。 | ||||
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単なる殺人事件ミステリーではなく、 その背景に、スポーツ科学がどこまで許されるか、 というテーマがあるのが非常にいい。 発達するスポーツ科学。 人間をサイボーグ化し勝利することがいいことなのか、 一方、行き過ぎたスポーツ科学トレーニングをしなくて、 負けてしまえば何も評価されないという勝負第一主義。 そのようなテーマを殺人事件仕立てにしたという点で、 非常におもしろい作品だと思います。 | ||||
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東野さんの本を読むのは3冊目です。 「白夜行」「むかし僕が死んだ家」と読んで、面白いのは面白いんだけどもう一押し欲しいという感じでした。 今回の本は文庫としては新刊なんだけど、書かれたのはもう10年以上前のようです。 物語の舞台は平成初期なのかな。 スキージャンプの世界を舞台にして、日本でもトップレベルの選手が毒殺されたことから始まります。 しかし犯人は最初から分かります。 分からないのは殺人に至る動機です。 それは読み進めていくうちに分かってくるんだけど、それがすごく切ないです。 そして殺された選手が可哀想で仕方ありませんでした。 読み終わった時、ちょっと悲しくて暗い気持ちになってしまいました。 しかし、この作品は面白かったです。 | ||||
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スキーのジャンプ競技をモチーフとした作品です。日本ジャンプ界のホープである楡井明が殺された。その犯人は、警察への密告によって、コーチである峰岸であることがすぐにわかる。それは、本書中盤ぐらいにわかることである。中盤から後半は、なぜ峰岸が楡井明を殺す動機となぜ峰岸が犯人なのかわかったのかということが解明されることになる。最後は、少しほっとしたなという印象が残った。スポーツには、人間らしい勝負を望みたいものである。 本書のもうひとつのテーマは、科学によって競技力が高められるかということだろう。楡井明というサンプルを取って、杉江翔に当てはめるというやり方をしているみたいだ。それも、筋肉の使い方であったり、ジャンプの飛び方に至るまで全く同化させるということだ。人間らしさを失ってまで、科学によって勝ちたいのかという感じがしますね。コーチである杉江泰介の気持ちがわからんではないが、やりすぎなんじゃないかという気持ちが強いですね。勝つために、肉体改造を施すのだが、その副作用として人間らしさが失われるのであれば、コーチとしては使用してはならないと思う。最後に、杉江翔に人間らしさが残っていることはせめてもの救いである。 | ||||
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東野圭吾の作品にしては珍しく、前半で犯人が分かり中盤で逮捕されてしまいます。 科学的な方法でジャンプ界を制そうとの野望を持ち続けている杉江泰介、その野望達成に利用される娘夕子、息子翔。 科学的方法のモデルにされた楡井。 楡井を徹底的に真似ようとして目的がかなわずに楡井をジャンプ界の頂点に立たせようとコーチになった峰岸。 何故、楡井は殺されたのか? 誰が警察に密告したのか、何故分かったのか、真犯人は誰なのか、じっくり推理してみてください。 こんなシステムがあったら、本当に誰もが同じように飛べるようになってしまうのではないかと思わせる東野圭吾の描写力が秀逸です。 ジャンプ選手なら誰でも遠くに飛びたいと思うでしょう、そのための努力も惜しまないでしょう。 ただ、機械のように訓練されてその結果遠くに飛べるようになっても、そこには何も待っていないんですね。 人間は機械じゃないんです。 真の犯人の殺意が痛いくらい良く分かります。 | ||||
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直ぐに殺されてしまう鳥人「楡井(にれい)」というキャラクターの個性が 最後の最後まで印象強く描かれています。出番は少ないのですが、東野先生 の作品の中でも非常に良い味を出しているキャラクターだと思いました。 私はスキー(スノボー含む)はあまりしないのですが、そんなこと関係なし に楽しめました。映画化等はちょっと難しそう(結構地味な感じなので)で すが一小説としての完成度はなかなかのものです。 途中から大きくストーリーが傾いていきますが、それがなんとも奇妙であり 、面白くもあります。この時点で東野圭吾先生の作品だなと強く感じました 。 結構、地味な感じの作品ではあると思いますがスキー競技を題材としている 珍しいものでもあります。是非♪ ps.スキーに対する知識は特に必要ありません。好きだと尚更楽しめるかも しれませんね。(笑) | ||||
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東野圭吾の作品はどれも平均点を軽々クリアしていて素晴らしいと思う。スキージャンプを舞台にしたミステリ。 犯人が探偵役を推理するとう異色物。倒叙型と思いきや、すぐに犯人はつかまり、ワイダニット、フーダニットへ移行していくあざやかな話の展開は見事である。やや古臭く、類型的な話ではあるが、十分に面白い。 | ||||
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~プロスキーヤー殺人事件を巡るミステリー。犯人が中盤で逮捕されてしまい、興味は動機と、犯人に密告/強迫文を送った人物を犯人が探す、という探偵役のフーダニット、というミステリマニアがニヤリとする趣向はあるものの、あまり本格ミステリという感じはしない。もちろんツイストはいろいろと用意されてはいるのだが、“鳥人計画”が少々~~現実離れしていることや、ジャンプ/スキーの現状が細かく描かれていることもあって、ポリティカル・フィクションを読んでいるような感覚だった。ミステリ的な興奮よりも、ジャンプ競技をテーマにしたサスペンス、というのが妥当な分類か。~ | ||||
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和製ニッカネンと評された若き天才ジャンパー・楡井が恋人の目の前で毒殺される。直後、コーチの峰岸のもとに「自首しなさい」と手紙が送りつけられ、警察にも「(峰岸を)即刻逮捕されたし」と認められた告発状が届く。こうして、読者の関心は誰が殺したのか(フーダニット)からなぜ殺したのか、いかに殺したのかへ、そして誰が密告したのかへと微妙にずらされていく。その過程で暴かれるサイバード・システムの秘密。それはサイボーグとバードを組み合わせた語で、科学力を駆使した天才ジャンパー養成システム、つまり鳥人計画のこと。このグロテスクなまでに非人間的な企みを軸として、野心と打算、愛憎が織りなす危うい均衡の上に物語は進む。緊密な伏線と絶妙なトリックをしかける達者な筆。しかし、最後に明かされる「真実」がやや技巧的で説得力に欠ける。人間感情の陰翳をめぐる書き込みが足りない。 | ||||
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事件が起こり、最初の段階で早々と犯人が捕まってしまう。しかし、動機が分からない。そして密告者は誰なのか?犯人を推理するのではなく、動機や、密告者が誰であるのかを推理する、異色のミステリーだった。完全犯罪をたくらむ犯人を見事に欺いたのは?北海道が舞台の作品だったので、とても身近な感じがした。より遠くへ飛ぶために、実際のジャンパーも並々ならぬ努力を重ねているという。「人を鳥のように・・・。」もし、この作品の中に書かれている事が実際に行われていることだとしたら、とても恐ろしいことだと思う。あくまでも物語なので、ほっとして本を閉じた。ジャンプにはいつまでもロマンを感じていたいと思っている。 | ||||
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タイトルがあんまりおもしろそうじゃないので(笑)、最初は期待していなかったのだけど、予想に反してお気に入りの一作。全編にわたって隙がなく、東野作品の醍醐味を味わえる。 | ||||
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