復活の日

評判

復活の日の評価:

4.38/5点 レビュー 224件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.38pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全590件 501〜520 26/30ページ
No.90
(5pt)

一刻も早くKindleに

「バイオハザード」という言葉が知られる30年以上も前に書かれた、日本史上最高のSFの一つ。

些細な事から、取り返しのつかない事態に陥るまでの、息を呑むような真実味に溢れた展開。
偶然、世界から隔離されていたため、否応なく人類の未来を背負わされる主人公と南極の人々。

私も含め、今のかなりの世代では、「何時、ソ連の核ミサイルが落ちて来て人類は滅亡するのか」という
現実味を味わっていないため、ガラスの向こうの空想世界として楽しめる物語であるが、実際に60-70年代を
分別盛りで過ごした人たちには、単なる「作り事」ではすまない恐怖をバックグラウンドにした話なんだろうな、
と今更ながら感じている。

でも、そんな事を差し置いても、この物語は楽しめる。13才の春にこの話を読んで以来30年以上忘れることが
できないくらいのインパクトが、この作品にはある。
クライマックスで、ある男女が泣きながら抱きあうシーンは、未だに強烈な印象を残している。

どうせ読むならこんな作品を読みたい。という訳で、一刻も早くKindleに入る日を待っている。
復活の日 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ハルキ文庫)より
4894563738
No.89
(5pt)

一刻も早くKindleに

「バイオハザード」という言葉が知られる30年以上も前に書かれた、日本史上最高のSFの一つ。

些細な事から、取り返しのつかない事態に陥るまでの、息を呑むような真実味に溢れた展開。
偶然、世界から隔離されていたため、否応なく人類の未来を背負わされる主人公と南極の人々。

私も含め、今のかなりの世代では、「何時、ソ連の核ミサイルが落ちて来て人類は滅亡するのか」という
現実味を味わっていないため、ガラスの向こうの空想世界として楽しめる物語であるが、実際に60-70年代を
分別盛りで過ごした人たちには、単なる「作り事」ではすまない恐怖をバックグラウンドにした話なんだろうな、
と今更ながら感じている。

でも、そんな事を差し置いても、この物語は楽しめる。13才の春にこの話を読んで以来30年以上忘れることが
できないくらいのインパクトが、この作品にはある。
クライマックスで、ある男女が泣きながら抱きあうシーンは、未だに強烈な印象を残している。

どうせ読むならこんな作品を読みたい。という訳で、一刻も早くKindleに入る日を待っている。
復活の日 (ケイブンシャ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ケイブンシャ文庫)より
4766919416
No.88
(5pt)

一刻も早くKindleに

「バイオハザード」という言葉が知られる30年以上も前に書かれた、日本史上最高のSFの一つ。

些細な事から、取り返しのつかない事態に陥るまでの、息を呑むような真実味に溢れた展開。
偶然、世界から隔離されていたため、否応なく人類の未来を背負わされる主人公と南極の人々。

私も含め、今のかなりの世代では、「何時、ソ連の核ミサイルが落ちて来て人類は滅亡するのか」という
現実味を味わっていないため、ガラスの向こうの空想世界として楽しめる物語であるが、実際に60-70年代を
分別盛りで過ごした人たちには、単なる「作り事」ではすまない恐怖をバックグラウンドにした話なんだろうな、
と今更ながら感じている。

でも、そんな事を差し置いても、この物語は楽しめる。13才の春にこの話を読んで以来30年以上忘れることが
できないくらいのインパクトが、この作品にはある。
クライマックスで、ある男女が泣きながら抱きあうシーンは、未だに強烈な印象を残している。

どうせ読むならこんな作品を読みたい。という訳で、一刻も早くKindleに入る日を待っている。
復活の日 Amazon書評・レビュー: 復活の日より
B00G3XU6FW
No.87
(4pt)

半世紀前の先見

この小説が書かれて今年でちょうど半世紀。しかし内容は少しも古さを感じさせない。当時としては最先端の知見、しかも将来性のある、方向性の正しい知識に基づいた話であったためである。この点にいちばん唸らされた。膨大な学識と非凡な着想で編み出されたストーリーに脱帽である。南極に向けられた核ミサイルで絶体絶命と思われた人類が、信頼、良心といった、予想外の人類の資質によって救われたところがクライマックスだろう。
 ただ、大量の知見を解説するための講義的な会話や、作者自身の思想を登場人物に長々と開陳させる場面など、衒学的な面が多々あるのでマイナス1点。
 マイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」を読んだときは、デジャビュを感じた。つまり、「復活の日」をパクッたとしか思えない。あれはあれで面白いのだが。
復活の日 (1964年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (1964年) (日本SFシリーズ)より
B000JAGSUM
No.86
(4pt)

半世紀前の先見

この小説が書かれて今年でちょうど半世紀。しかし内容は少しも古さを感じさせない。当時としては最先端の知見、しかも将来性のある、方向性の正しい知識に基づいた話であったためである。この点にいちばん唸らされた。膨大な学識と非凡な着想で編み出されたストーリーに脱帽である。南極に向けられた核ミサイルで絶体絶命と思われた人類が、信頼、良心といった、予想外の人類の資質によって救われたところがクライマックスだろう。
 ただ、大量の知見を解説するための講義的な会話や、作者自身の思想を登場人物に長々と開陳させる場面など、衒学的な面が多々あるのでマイナス1点。
 マイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」を読んだときは、デジャビュを感じた。つまり、「復活の日」をパクッたとしか思えない。あれはあれで面白いのだが。
復活の日 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ハルキ文庫)より
4894563738
No.85
(4pt)

半世紀前の先見

この小説が書かれて今年でちょうど半世紀。しかし内容は少しも古さを感じさせない。当時としては最先端の知見、しかも将来性のある、方向性の正しい知識に基づいた話であったためである。この点にいちばん唸らされた。膨大な学識と非凡な着想で編み出されたストーリーに脱帽である。南極に向けられた核ミサイルで絶体絶命と思われた人類が、信頼、良心といった、予想外の人類の資質によって救われたところがクライマックスだろう。
 ただ、大量の知見を解説するための講義的な会話や、作者自身の思想を登場人物に長々と開陳させる場面など、衒学的な面が多々あるのでマイナス1点。
 マイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」を読んだときは、デジャビュを感じた。つまり、「復活の日」をパクッたとしか思えない。あれはあれで面白いのだが。
復活の日 (ケイブンシャ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ケイブンシャ文庫)より
4766919416
No.84
(4pt)

半世紀前の先見

この小説が書かれて今年でちょうど半世紀。しかし内容は少しも古さを感じさせない。当時としては最先端の知見、しかも将来性のある、方向性の正しい知識に基づいた話であったためである。この点にいちばん唸らされた。膨大な学識と非凡な着想で編み出されたストーリーに脱帽である。南極に向けられた核ミサイルで絶体絶命と思われた人類が、信頼、良心といった、予想外の人類の資質によって救われたところがクライマックスだろう。
 ただ、大量の知見を解説するための講義的な会話や、作者自身の思想を登場人物に長々と開陳させる場面など、衒学的な面が多々あるのでマイナス1点。
 マイクル・クライトンの「アンドロメダ病原体」を読んだときは、デジャビュを感じた。つまり、「復活の日」をパクッたとしか思えない。あれはあれで面白いのだが。
復活の日 Amazon書評・レビュー: 復活の日より
B00G3XU6FW
No.83
(4pt)

どんなことにも終わりはあるさ。ただ,どんな終わり方をするのかが問題だ

本作は1964年,アメリカとソ連(ロシア)の両国が,あまりにも強力すぎて自国さえ滅ぼしかねない核兵器を持つことで,逆に戦争ができないという状態が続いていた冷戦時代に出版されました。
 しかし,本書で人類を絶滅に追いやるのは,核兵器ではなく細菌兵器として生み出されたウィルスなのです。
 人類を殺害するために作り出された核兵器の存在が結果として戦争を抑止し,人命を救うはずの医学が,人類を破滅させる原因を作り出してしまうというこの矛盾。
 人間社会は矛盾に満ちあふれている。
 
 「個々の人間はそれぞれ理由を持って行動し,決してバカではない。しかし,人類総体の見地からみた時,そのやっていることはきちがいざたみたいなことが多い。医学は人命を救おうとする一方,呪わしい細菌兵器の研究にも利用されている。一方で人類を助けようと努力し,他方で人類を絞め殺そうと努力している」

 小松左京は「日本沈没」でも絶望的な状況にある日本人の描写をしていましたが,本書でも同様の描写があります。
「突然パニックがまきおこり,人々は先を争って病院の入り口に殺到するかと思わせる危険な感じだったにもかかわらず,実際は普段のときよりも,人々はかえって秩序正しく,その秩序は群衆全体の内面からわき上がってきているようだった。小さい子どもをつれた母親が最後尾につけば,それはたちまち,次から次へと最前列に送られた。」
 本作では,世界的規模でのパンデミックのため,国外では略奪や暴動が発生する中,国内では上記のとおりで,これはまさに日本人として世界に誇れる国民性と言えるでしょう。そしてその国民性の描写は,あの東北大地震で証明され,世界の賞賛を受けました。

 さて,原因不明の病原菌がもとでパンデミックが発生するという設定の物語は少なくなく,その中でも本書は,その先見性やリアリティある設定などから断トツの出来ですが,最近の作品だと,小川一水の「天冥の標2 救世群」もお勧めです。こちらは,壮大な物語の一部として発表されたものですが,この'2単独でもパンデミックものとして十分楽しめます。
復活の日 (1964年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (1964年) (日本SFシリーズ)より
B000JAGSUM
No.82
(4pt)

どんなことにも終わりはあるさ。ただ,どんな終わり方をするのかが問題だ

本作は1964年,アメリカとソ連(ロシア)の両国が,あまりにも強力すぎて自国さえ滅ぼしかねない核兵器を持つことで,逆に戦争ができないという状態が続いていた冷戦時代に出版されました。
 しかし,本書で人類を絶滅に追いやるのは,核兵器ではなく細菌兵器として生み出されたウィルスなのです。
 人類を殺害するために作り出された核兵器の存在が結果として戦争を抑止し,人命を救うはずの医学が,人類を破滅させる原因を作り出してしまうというこの矛盾。
 人間社会は矛盾に満ちあふれている。
 
 「個々の人間はそれぞれ理由を持って行動し,決してバカではない。しかし,人類総体の見地からみた時,そのやっていることはきちがいざたみたいなことが多い。医学は人命を救おうとする一方,呪わしい細菌兵器の研究にも利用されている。一方で人類を助けようと努力し,他方で人類を絞め殺そうと努力している」

 小松左京は「日本沈没」でも絶望的な状況にある日本人の描写をしていましたが,本書でも同様の描写があります。
「突然パニックがまきおこり,人々は先を争って病院の入り口に殺到するかと思わせる危険な感じだったにもかかわらず,実際は普段のときよりも,人々はかえって秩序正しく,その秩序は群衆全体の内面からわき上がってきているようだった。小さい子どもをつれた母親が最後尾につけば,それはたちまち,次から次へと最前列に送られた。」
 本作では,世界的規模でのパンデミックのため,国外では略奪や暴動が発生する中,国内では上記のとおりで,これはまさに日本人として世界に誇れる国民性と言えるでしょう。そしてその国民性の描写は,あの東北大地震で証明され,世界の賞賛を受けました。

 さて,原因不明の病原菌がもとでパンデミックが発生するという設定の物語は少なくなく,その中でも本書は,その先見性やリアリティある設定などから断トツの出来ですが,最近の作品だと,小川一水の「天冥の標2 救世群」もお勧めです。こちらは,壮大な物語の一部として発表されたものですが,この'2単独でもパンデミックものとして十分楽しめます。
復活の日 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ハルキ文庫)より
4894563738
No.81
(4pt)

どんなことにも終わりはあるさ。ただ,どんな終わり方をするのかが問題だ

本作は1964年,アメリカとソ連(ロシア)の両国が,あまりにも強力すぎて自国さえ滅ぼしかねない核兵器を持つことで,逆に戦争ができないという状態が続いていた冷戦時代に出版されました。
 しかし,本書で人類を絶滅に追いやるのは,核兵器ではなく細菌兵器として生み出されたウィルスなのです。
 人類を殺害するために作り出された核兵器の存在が結果として戦争を抑止し,人命を救うはずの医学が,人類を破滅させる原因を作り出してしまうというこの矛盾。
 人間社会は矛盾に満ちあふれている。
 
 「個々の人間はそれぞれ理由を持って行動し,決してバカではない。しかし,人類総体の見地からみた時,そのやっていることはきちがいざたみたいなことが多い。医学は人命を救おうとする一方,呪わしい細菌兵器の研究にも利用されている。一方で人類を助けようと努力し,他方で人類を絞め殺そうと努力している」

 小松左京は「日本沈没」でも絶望的な状況にある日本人の描写をしていましたが,本書でも同様の描写があります。
「突然パニックがまきおこり,人々は先を争って病院の入り口に殺到するかと思わせる危険な感じだったにもかかわらず,実際は普段のときよりも,人々はかえって秩序正しく,その秩序は群衆全体の内面からわき上がってきているようだった。小さい子どもをつれた母親が最後尾につけば,それはたちまち,次から次へと最前列に送られた。」
 本作では,世界的規模でのパンデミックのため,国外では略奪や暴動が発生する中,国内では上記のとおりで,これはまさに日本人として世界に誇れる国民性と言えるでしょう。そしてその国民性の描写は,あの東北大地震で証明され,世界の賞賛を受けました。

 さて,原因不明の病原菌がもとでパンデミックが発生するという設定の物語は少なくなく,その中でも本書は,その先見性やリアリティある設定などから断トツの出来ですが,最近の作品だと,小川一水の「天冥の標2 救世群」もお勧めです。こちらは,壮大な物語の一部として発表されたものですが,この'2単独でもパンデミックものとして十分楽しめます。
復活の日 (ケイブンシャ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ケイブンシャ文庫)より
4766919416
No.80
(4pt)

どんなことにも終わりはあるさ。ただ,どんな終わり方をするのかが問題だ

本作は1964年,アメリカとソ連(ロシア)の両国が,あまりにも強力すぎて自国さえ滅ぼしかねない核兵器を持つことで,逆に戦争ができないという状態が続いていた冷戦時代に出版されました。
 しかし,本書で人類を絶滅に追いやるのは,核兵器ではなく細菌兵器として生み出されたウィルスなのです。
 人類を殺害するために作り出された核兵器の存在が結果として戦争を抑止し,人命を救うはずの医学が,人類を破滅させる原因を作り出してしまうというこの矛盾。
 人間社会は矛盾に満ちあふれている。
 
 「個々の人間はそれぞれ理由を持って行動し,決してバカではない。しかし,人類総体の見地からみた時,そのやっていることはきちがいざたみたいなことが多い。医学は人命を救おうとする一方,呪わしい細菌兵器の研究にも利用されている。一方で人類を助けようと努力し,他方で人類を絞め殺そうと努力している」

 小松左京は「日本沈没」でも絶望的な状況にある日本人の描写をしていましたが,本書でも同様の描写があります。
「突然パニックがまきおこり,人々は先を争って病院の入り口に殺到するかと思わせる危険な感じだったにもかかわらず,実際は普段のときよりも,人々はかえって秩序正しく,その秩序は群衆全体の内面からわき上がってきているようだった。小さい子どもをつれた母親が最後尾につけば,それはたちまち,次から次へと最前列に送られた。」
 本作では,世界的規模でのパンデミックのため,国外では略奪や暴動が発生する中,国内では上記のとおりで,これはまさに日本人として世界に誇れる国民性と言えるでしょう。そしてその国民性の描写は,あの東北大地震で証明され,世界の賞賛を受けました。

 さて,原因不明の病原菌がもとでパンデミックが発生するという設定の物語は少なくなく,その中でも本書は,その先見性やリアリティある設定などから断トツの出来ですが,最近の作品だと,小川一水の「天冥の標2 救世群」もお勧めです。こちらは,壮大な物語の一部として発表されたものですが,この'2単独でもパンデミックものとして十分楽しめます。
復活の日 Amazon書評・レビュー: 復活の日より
B00G3XU6FW
No.79
(5pt)

おしまいの日。

凍てつくような真冬のある日、とある山頂に細菌兵器を搭載した軍用ジェット機が墜落した。
細菌兵器は寒さに弱く、冬のうちは鳴りを潜めていたが、
春がきて、雪解けが始まったある日、羊飼いの少年は恐るべき光景を目にする。
墜落事故のあった山の麓で、多数の羊が命を失って横たわっていたのだ…。

小松左京氏の作品中、最も繰り返し読んだ作品がこれです。

謎の「風邪」が蔓延してゆく描写が具体的で素晴らしく、
国会が定員割れで閣議に入れないとか、大相撲が休場力士多数のため、千秋楽を待たずに興行中止とか、
ドキドキしながら読みました。

本作品で印象的な場面は日本のある医師が、「風邪」をひいた患者の応対に明け暮れ、

「どんなことでも、「終わり」はある、ただどんな「終わり方」をするかが問題だ」

と呟いて息を引き取るところですね。

前述した通り、細菌は寒さに弱いため、南極の越冬隊に被害が及ばず、
ゆっくりと終わってゆく世界を傍観するしかない、無常さの描写も素晴らしい。

北米の男の子が「風邪」で家族がみんなやられ、アマチュア無線で、

「誰か返事してよ…でないと僕…死んじゃうよ?」

という通信を越冬隊が無線機で傍受し、子供を元気づけてあげたい隊員と、
第3者が無線を傍受して、南極が無事と分かれば、
感染者が大挙して押し寄せてくることを案じる隊員とが、
無言で泣きながら殴り合う場面も忘れがたいです。

大傑作小説です。
復活の日 (1964年) (日本SFシリーズ) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (1964年) (日本SFシリーズ)より
B000JAGSUM
No.78
(5pt)

事前の評価が適切

期待通りの保存状態でした。古いものですが、やっと手に入れました。
復活の日 (角川文庫 緑 308-9) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (角川文庫 緑 308-9)より
4041308097
No.77
(5pt)

さすが、小松左京。

初めて読んだ気がしないと思ったらたぶんTV(映画)で見た覚えがある。 アイデアも素晴らしいが、その科学的な洞察力・推理力はすごい。 これは現実になると思った。 国益になるなら他の国がどうなってもよいという政治家。 金さえ稼げれば他人はどうなってもよいという人間。 その手足となって働く科学者。 このリアル感が日本沈没に続いている。 もっと早く読んどけば良かったと思う一冊。
復活の日 (ケイブンシャ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ケイブンシャ文庫)より
4766919416
No.76
(5pt)

さすが、小松左京。

初めて読んだ気がしないと思ったらたぶんTV(映画)で見た覚えがある。 アイデアも素晴らしいが、その科学的な洞察力・推理力はすごい。 これは現実になると思った。 国益になるなら他の国がどうなってもよいという政治家。 金さえ稼げれば他人はどうなってもよいという人間。 その手足となって働く科学者。 このリアル感が日本沈没に続いている。 もっと早く読んどけば良かったと思う一冊。
復活の日 Amazon書評・レビュー: 復活の日より
B00G3XU6FW
No.75
(5pt)

さすが、小松左京。

初めて読んだ気がしないと思ったらたぶんTV(映画)で見た覚えがある。アイデアも素晴らしいが、その科学的な洞察力・推理力はすごい。これは現実になると思った。国益になるなら他の国がどうなってもよいという政治家。金さえ稼げれば他人はどうなってもよいという人間。その手足となって働く科学者。このリアル感が日本沈没に続いている。もっと早く読んどけば良かったと思う一冊。
復活の日 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ハルキ文庫)より
4894563738
No.74
(5pt)

50年を経てやっと時代が内容に追いつき始めてきた。

気力、体力が漲り、何の根拠もないが先の時代を見極める自信がある。
総じてこう云う時にある人間を、波に乗っている人間と言うのだが、その波に乗っている人間の研ぎ澄まされたパワーは凄い。
多分、この作品も著者の小松左京氏がそんなときにあった時に書かれたものだと思う。

作品の内容は商品の説明で知って貰うとして、これから購入される若い方には時代の差を感じてしまう描写や表現もあるが、そんな事で内容が分からなくなったり、白けて読む気が無くなることは無いので心配なく。
それにサイエンスフィクションはちょっと苦手と言う人もご安心を、出版されてから50年近く経っている事がSFぽさの部分を目立たないものにしていますし、そもそもこの世に100%純粋なSF小説はありません。SFだけではなく様々なジャンルで様々な方の作品がありますが、どのジャンルのどの方の作品もそのジャンルの最低限の設定や枠組みだけを借りて、実際書いているのは(描写や表現方法にはどうしても書いた時代が最低限は出てしまうものの)経年劣化する事のない人間や社会、国家間が抱える大小様々な、それも損得勘定を捨て助け合う心があれば簡単に解決する問題ばかりだからです。

只、この作品が違う所は “根本的で簡単過ぎる理由であるが故に、中々、どうしてもそこから抜け出す、一つ上の段階に登る事が出来ない”と言う基本的な性が、順位づけが大好きな人間が自分の持っている腕力を誇示して自分の思い通りにしたがるもう1つ別の基本的な性と絡み合い、結果としては全滅は阻止できるものの、自ら自分達を断崖絶壁に追い込んでしまう、この手のパンデミック物の原点であり頂点であり世界規模の壮大さを持った作品であるという所と、その絡み合った2つの基本的な性は、無意識な本能で尚且つ人間の弱点でもあるので、この本の様にそれこそ死に物狂いの努力をしても無駄な努力に終わる方の可能性も大いにある事を感じ取る様に書かれている所だと思う。

それにしても何回読んでも50年も前に書かれていた事と、年数が経てば経つほど現実味を増してくる内容に驚くばかりだ。

これから初めて読む方々に感想を訊きたくなる本でもある。
復活の日 (ハルキ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ハルキ文庫)より
4894563738
No.73
(5pt)

復活の日とオリジナル版とジュニア版との差異、及び感想。

オリジナル版とジュニア版との差異、それに対するコメント

 ストーリーの順に書いていくと、オリジナル版では主人公の吉住には付き合っていた恋人がいたのが、ジュニア版では妹に変更され、その妹がオリジナル版の恋人同様に独り死んでいくのだが、その描写がオリジナル版の恋人が死にゆく描写と違っている。
 
 オリジナル版の恋人は足腰が立たなくなり、閉め切った部屋で独り死んでいき、その描写も敢えて残酷で冷たい視線で書かれていた。
ジュニア版の妹の死にゆく描写が悪いとか言っているのではない。今時の若い女性らしい行動描写だったし、正直ジュニア版となっているだけにオリジナル版のあの描写は残酷だと思う。
それにこの主人公の最も身近な異性が死ぬ描写こそ、オリジナル版とジュニア版との45年という年数と時代の違いが出てしまっている場面であり、恋人から肉親である妹へ変更し、その死にゆく描写も変更したことは本気でジュニア版を出すに当たっては正解だったと思う。
逆にこの場面の描写を変更しなかったとしたら、口先だけの変更、修正作業、ジュニア版出版になっていたと思うし大きい違和感が残ったハズである。

 そもそもオリジナル版が書かれた時代は終戦からまだ20年近くしか経過してなく、経済の方も本格的な戦後の高度経済成長夜明け前であったが、その前触れはもう表れていて、人から物まで全てが前向きで光り輝き、心の繋がりを重視する大家族主義から個人の意志と核家族化と、心と家族の在り方が激変していった時で、それを警告する意味で敢えて状況説明だけの冷たい描写方法で恋人の死を扱ったのだと思う。
 45年後の09年に出版されたジュニア版は、社会の状況から全ての面においてオリジナル版が出版された時代とは殆ど真逆の状況にある今の時代と、何事も“自分がこの数時間内に確実に死ぬ事”すらにも嘆き悲しむこともなく、他人事の様に淡々と受け止めてしまう、今の日本人の心のあり方が描写されていて良かったと思った。

 その妹が取材先の土屋医師との会話で、子供の頃にこの本(復活の日)を映画化した破滅の日を観たと話す場面。
ジュニア版の著者の半体験談なのだろうが、初見した時は自分もテレビでだが観た事があるので微笑ましい場面に受取れたが、読み進めていくうちに変に現実味があり、デジャヴの様な不気味で嫌な予感を感じてしまった。(それだけ現実感ある描写であったと云う事。)

 モンゴルの名もない家族の場面の省略。
これは下手に話の世界観を広げる事も無いので良かったと思う。

 A・リンスキイ博士が名前だけでの登場に変更。
これは残念だった。そもそもオリジナル版でもほんの数行しか書かれていなかったし、かと言ってジュニア版の方でも自己犠牲の結果得られた成果を、南極にいる後世に託す重要な人物だっただけに残念だった。

 北町病院の土屋医師が2度登場する点。
オリジナル版では取材先の医師、ジュニア版で初登場した時の土屋医師の役に相当する医師、そして2度目に修羅場と化した北町病院で登場する土屋医師の役に相当する医師と、3役それぞれ別々の人物だった。
この省略対応も、無暗に登場人物を増やしてしまうよりは、統合した方が良かったので正解ではと思う。

 
 ジュニア版で2度目に登場した土屋医師と休憩室で会話をした同僚医師が、オリジナル版では死体が折り重なる病院内で自分もその中に倒れ込み、今まさに死にゆく運命にある女性患者に慰め励まされながらも、医学の無力さに悔しがり泣きながら死んでゆく場面の割愛。
これも残念でしょうがない、出来れば割愛、省略はして欲しくなかったが、しょうがない。

 全体的に理解、想像しやすくする為に、細かく日付を点ける事への変更。
オリジナル版では、ある月の上旬中旬下旬とか、ある月の第何週位までしか分からなかった。大きな点以上だと思う。

     感想。

 オリジナル版ジュニア版どちらも甲乙つけがたい。ジュニア版と言ってお子様向けと馬鹿にするなかれ。数年前にスマップの草'g剛主演で日本沈没が再映画化されたが、復活の日が再映画化されるとしたら、ジュニア版の方をベースにするのではと思える程、しっかりとしたリメイク内容になっている。

 戦後約20年1964年頃書かれたオリジナル版は、人間の愚かさと傲り昂り、馬鹿さ加減をそれこそ学者がモルモットを見る様な、感情のない冷たい目で上から見下す様な立ち位置で書かれていたが、ジュニア版は時代背景を平成20年代、西暦も2010年辺りに変更したこともあり、冷たく見下すと言うよりは、事実だけを淡々とレポートにまとめ報告するように書かれていたし、その時代背景を変更した事に関係する変更作業も、オリジナル版で書かれていたスポーツチーム名や選手名を今現在存在するチーム名に変更したり、オリジナル版が書かれた当時には存在すらしなかったプロサッカー、パソコン、インターネット、携帯電話、東京ディズニーランド、地上のチームが全滅した為に補給の道を断たれ、見捨てられた揚句に確実に死んでいく運命にある国際宇宙ステーションの宇宙飛行士達など、必要最小限に止めながらも“今現在”を感じさせる事には成功しており、その昔オリジナル版を読み映画も観た大人の自分から見てもたいへん読みやすく、また本の内容を古びさせないで、(オリジナル版が余りにも先見の明あったと言うことなのだが)まだまだ有り得る話と警告するには良かったと思うし、年齢に関係なく手に取り易い好印象を持った。

※おじさんから対象年齢の子供達へ、出来るならオリジナル版にも手を伸ばしてほしいが、このジュニア版だけでも構わないから、ぜひ買ってじっくり読んで頂きたい。
復活の日―人類滅亡の危機との闘い (TEENS’ ENTERTAINMENT) Amazon書評・レビュー: 復活の日―人類滅亡の危機との闘い (TEENS’ ENTERTAINMENT)より
4591111377
No.72
(5pt)

50年を経てやっと時代が内容に追いつき始めてきた。

気力、体力が漲り、何の根拠もないが先の時代を見極める自信がある。
総じてこう云う時にある人間を、波に乗っている人間と言うのだが、その波に乗っている人間の研ぎ澄まされたパワーは凄い。
多分、この作品も著者の小松左京氏がそんなときにあった時に書かれたものだと思う。

作品の内容は商品の説明で知って貰うとして、これから購入される若い方には時代の差を感じてしまう描写や表現もあるが、そんな事で内容が分からなくなったり、白けて読む気が無くなることは無いので心配なく。
それにサイエンスフィクションはちょっと苦手と言う人もご安心を、出版されてから50年近く経っている事がSFぽさの部分を目立たないものにしていますし、そもそもこの世に100%純粋なSF小説はありません。SFだけではなく様々なジャンルで様々な方の作品がありますが、どのジャンルのどの方の作品もそのジャンルの最低限の設定や枠組みだけを借りて、実際書いているのは(描写や表現方法にはどうしても書いた時代が最低限は出てしまうものの)経年劣化する事のない人間や社会、国家間が抱える大小様々な、それも損得勘定を捨て助け合う心があれば簡単に解決する問題ばかりだからです。

只、この作品が違う所は “根本的で簡単過ぎる理由であるが故に、中々、どうしてもそこから抜け出す、一つ上の段階に登る事が出来ない”と言う基本的な性が、順位づけが大好きな人間が自分の持っている腕力を誇示して自分の思い通りにしたがるもう1つ別の基本的な性と絡み合い、結果としては全滅は阻止できるものの、自ら自分達を断崖絶壁に追い込んでしまう、この手のパンデミック物の原点であり頂点であり世界規模の壮大さを持った作品であるという所と、その絡み合った2つの基本的な性は、無意識な本能で尚且つ人間の弱点でもあるので、この本の様にそれこそ死に物狂いの努力をしても無駄な努力に終わる方の可能性も大いにある事を感じ取る様に書かれている所だと思う。

それにしても何回読んでも50年も前に書かれていた事と、年数が経てば経つほど現実味を増してくる内容に驚くばかりだ。

これから初めて読む方々に感想を訊きたくなる本でもある。
復活の日 (ケイブンシャ文庫) Amazon書評・レビュー: 復活の日 (ケイブンシャ文庫)より
4766919416
No.71
(5pt)

50年を経てやっと時代が内容に追いつき始めてきた。

気力、体力が漲り、何の根拠もないが先の時代を見極める自信がある。
総じてこう云う時にある人間を、波に乗っている人間と言うのだが、その波に乗っている人間の研ぎ澄まされたパワーは凄い。
多分、この作品も著者の小松左京氏がそんなときにあった時に書かれたものだと思う。

作品の内容は商品の説明で知って貰うとして、これから購入される若い方には時代の差を感じてしまう描写や表現もあるが、そんな事で内容が分からなくなったり、白けて読む気が無くなることは無いので心配なく。
それにサイエンスフィクションはちょっと苦手と言う人もご安心を、出版されてから50年近く経っている事がSFぽさの部分を目立たないものにしていますし、そもそもこの世に100%純粋なSF小説はありません。SFだけではなく様々なジャンルで様々な方の作品がありますが、どのジャンルのどの方の作品もそのジャンルの最低限の設定や枠組みだけを借りて、実際書いているのは(描写や表現方法にはどうしても書いた時代が最低限は出てしまうものの)経年劣化する事のない人間や社会、国家間が抱える大小様々な、それも損得勘定を捨て助け合う心があれば簡単に解決する問題ばかりだからです。

只、この作品が違う所は “根本的で簡単過ぎる理由であるが故に、中々、どうしてもそこから抜け出す、一つ上の段階に登る事が出来ない”と言う基本的な性が、順位づけが大好きな人間が自分の持っている腕力を誇示して自分の思い通りにしたがるもう1つ別の基本的な性と絡み合い、結果としては全滅は阻止できるものの、自ら自分達を断崖絶壁に追い込んでしまう、この手のパンデミック物の原点であり頂点であり世界規模の壮大さを持った作品であるという所と、その絡み合った2つの基本的な性は、無意識な本能で尚且つ人間の弱点でもあるので、この本の様にそれこそ死に物狂いの努力をしても無駄な努力に終わる方の可能性も大いにある事を感じ取る様に書かれている所だと思う。

それにしても何回読んでも50年も前に書かれていた事と、年数が経てば経つほど現実味を増してくる内容に驚くばかりだ。

これから初めて読む方々に感想を訊きたくなる本でもある。
復活の日 Amazon書評・レビュー: 復活の日より
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