■スポンサードリンク
放課後
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
放課後の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 101~120 6/8ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
舞台は女子高、主人公はどこか醒めた男教師。 最初は地味で暗い印象だけど、中盤、事件が起きて刑事やら、オートバイの女子生徒やらが 登場して面白くなった。殺人の動機もはちゃめちゃでいい。 クールに徹する主人公でさえ、女性徒に翻弄され利用される。そして、最後の最後まで・・・ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今から20年以上前に発表された東野圭吾のデビュー作。 読み終えて巻末の発行年度を見て軽く驚いた。こんなに古い本なのか、と。 実際読んでる最中には古さを感じる所など殆どないし、今読んでも全然楽しめるという事はやはり凄いと思う。 内容はといえばやはりかなり読みやすい上、意表をつく展開が待っている為途中でだれたりしない。 女子高の先生と生徒ってこんなにタメ口で話したりするもんなの?、とか刑事って皆こんなにクセがある奴ばかりなの?と思ったりもするけど、まあ許容できる範囲。 この本の評価をする上で大きなポイントになる最後の結末も、小説ならありだと個人的には思う。 それにしても20年経った今、あの人は生きているのか? あの人は子供を生んだのか? あの人は誰と結婚したのか? 生徒達は何をしているのか? はたまた学校はどうなったのか? そういった事を考えると何か切なくなります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本作品は、東野氏のデビュー作です。既存の作品と同様な質の高さなので、知らなかったら、デビュー作品とは思わないでしょうね。 はじめに思ったのは、2人の先生を殺す動機というものが、わからないというより共感できないなあという感じがしました。そんなことぐらいで殺人をするものなのかという感じがしました。殺人の敷居が低いなあという感じがしますね。 最後の主人公に対するどん連返しは、そこまでやる必要があるのかなという感じがしました。普通に暮らしていた主人公に対して、そこまでやる必要はないと思う。残酷だなという印象しかない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
女子高で起こる奇怪な二つの殺人事件をめぐって教師の苦悩の謎解きが始まる。 浮かんでは消える犯人像、彼女でなければ誰なのか?密室殺人の裏に隠された、 真のトリックとは?そして最大の謎は犯人が誰かということ以上にその動機である。 巧妙な伏線が幾重にも張り巡らされ、読者の疑念を手玉に取る練り上げられた作品。 そういったテクニックに重点を置きすぎたせいか、全体の描写は淡白で読み手に 迫ってくるようなリアリティーをあまり感じることが出来ないのは残念であった。 最後の最後での急展開には驚かされたがあまりにも唐突でやり過ぎてしまった感がぬぐえない。 しかし、良く考えてみると、実はこの意外な終わり方の根底には本題の殺人事件と共通の、 決して侵してはならない女性心理の深淵が潜んでいるのである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
思い起こすに、18年前。 まさに、高校生でした。 その時『同級生』を読んだ後に、これを読みました。 あの頃は、トリックを含めた、本格推理小説を好んで読み、東野さんの作品傾向と一致してました。 トリックもさることながら、動機と、そして最後のどんでん返し、基本的な流れの中にも、これまで読んできたものよりも、ドラマの強さを感じた。 結局人の心を動かすのは、ドラマだと思った。 高校生、女子高生たちの事情。 彼女たちにしかわからない動機。 それが理由づけとしては絶妙だけど、もっと直接的でも良かったかなと。 ただ、どきつくなってしまうけど。 案外これって、映像化したら面白そうかも、と思ったりもしました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今回、一番ガクっときたのが「えー…。そんな事で人を殺したのか…」と思わずつっこんでしまう様な殺人の動機でした。容疑者は皆女性だったので、読んでる最中はもっと酷い事をされた為の復讐だと想像を巡らせて胸を痛めていたのですが、最終的に犯人が明かした犯行の理由は拍子抜けする様な物でした。同じ女性の立場からして考えてみても、やはり犯人の動機は理解しかねました。確かに殺意を抱くきっかけは人それぞれですが、いくら何でもこれ位の事で…。確かに若い女の子にしたらショックかもしれないけれど…。しかし、やはり何でこれで…?と言った違和感は拭いきれませんでした。私が今まで読んだ事のある東野さんの作品(さまよう刃や容疑者Xの献身、白夜行など)はどれもそうでしたが、皆救われず後味の悪い終わり方で引っ張られる感じが残る物ばかりでしたが、「放課後」も最初の方に張ってあった複線を使った最後の2〜3頁のオチで同じ様にもやもやした物が残ります。何だかかんだ言っても、文章は読みやすく、つまらなくは無かったと思います。いつかは読みたいと思っていたデビュー作だったので漸く読む事が出来てよかったです。ただ、一度読んだらもういいかな…と言った感じなので、図書館で借りた方がいいかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
やっぱり動機ですかね。作者自身が「理解されにくいだろう」みたいなことを言っているように、 読後は「う〜〜ん・・・・」と、胸に灰色のモヤが広がってしまう。 犯人の告白後、「そんなことで!?」のように主人公は驚くが、読み手のコッチもそんな驚きを感じてしまう。 理解されないからこそ、殺人でしか解決できないと犯人は思ったのでしょう。 殺意に発展するまでの心情は、ただただ考えさせられます。 本書のラスト2ページですが、個人的には取ってつけたようで気に入りません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞受賞作家は皆好きなので「全てはここから始まった!」のキャンペーン文句にまんまと引き寄せられて放課後を読みました。江戸川乱歩賞受賞作品だし。僕は江戸川乱歩好きだし。でも、つまらなかったです。先ず登場人物に感情移入させられる程の魅力がありませんでした(作家は主人公と同じ元エンジニアなのに)。それに合わせて、時代に則した学校観、世間の狭間で捜査する警察官の苦悩、アーチェリーを題材にして説くスポーツの魅力、職業教師の葛藤、十代の高校生なりの世界観から起こる得易い刹那的な悩み。放課後が題材なら掘り下げられる要素がたくさんあると思うのですが、終始表面をなぞるだけでテンポよく終わってしまう。読者を中学生以下限定と銘打って発刊されるのならこんな作品もアリだと思いますが、大人が楽しめるものではないと思います。何故か、8時だよ!全員集合〜。ってテレビ番組が俗悪番組と呼ばれた頃を思い出しました。ミステリーなので殺人事件が扱われていますが、十代の読者に読ませてしまうと、説明不足から要らぬ不安を掻き立たせてしまう要素が多い作品になっていると思います。大人の社会を描くなら、どれほどリアルな作品があっても良いと思いますが、学校を舞台に扱う作品である以上は、子供が読んでも脱リアルもの(マンガチック)と、十二分に取材されたその時代のリアルものとに明確に読み分けられる作品であって欲しいです。読みやすい作品でしたが同時に背景の浅い作品だと思いました。小説はどんなものでも文学であって欲しいなと、考えさせられる作品でした。その時代の社会が認めれば皆文学になる。マスメディアは当然どうしても、売れ行き優先になってしまうさ〜orz。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
江戸川乱歩賞受賞作。 本格的な推理小説の形式で、いわゆる「社会派問題作」ではありません。 作品のラストシーンは賛否両論あるようですが、あの位のオチを用意して初めて、 小説としてそれなりの高みに到達するのだと思い、個人的には受け入れています。 この小説の最大の論点は、何といってもその「動機」でしょう。 良いも悪いも、その「動機」はやはりショッキングですから、それを知る為に読み進んだとしても、 それはそれで損はしないと思いますし、そのくらいインパクトはあるんでしょうね。 ただ、何といってもテンポが悪い様に思います。 別に「つまらない」部分は無いのですが、グイグイ引き込まれるテンポが無く、 何だか登りも降りも無く、淡々と進んで行く印象なんですよね・・・。 良く出来ていますが、「日本の2時間テレビドラマ」という雰囲気で、 「劇場公開の映画」というスケールでは無い事は確かです。 でも、結構楽しめました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレにはなるべくならないように・・ 本作は主人公が著者の経歴をかなり投影した設定となってます。 アーチェリー部出身だったり、大学で工学系を専攻していたりと。 東野さんの人柄もこんな人なのかなぁ・・と思って読んでました。 そして事件の内容ですが、トリックはよく練られていたと思います。2転3転する展開に 惹きこまれましたね。構成についても読みにくいとは思いませんでした。 ただ他のレビューで見られるように動機については納得いかない人も多いでしょう。 自分としてはその辺は開き直ってる部分もあるので(現実でも理解できない動機で 起こる殺人事件は多々ありますしね・・)そこまでは気になりませんでしたが 読後感はあまりよろしくなかったです。 本作に限らず、東野さんの作品では結末を読み終わった後の爽快感をあまり感じられない 作品が多いなぁと常々思っていましたが、デビュー作でもその一端が垣間見えてました^^; | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者は「秘密」のメガヒットでアコースティックミステリーばっか描いてるようだけど、僕はこのころの本格のほうが好きです。とくに「十字屋敷のタモリ」は凄い本格ですのでね。今回も密室とか、主役の先生の奥さんとのこととか、アーチェリーとか、ふんだんにエレメントがアップされてるし、なによりスピーディなのはこの上なく量三なんだと感じました!しかし!!動機がなんだかなぁ〜〜。。僕も親に見つかったことあるけど「うっ!」ってなぐらいで、別に同行しようとは思いませんでしたし、そんなの人間ならみんなが通ることですしね。なんか、東野は女性(女子高生)にたいして、異常に頑なに考えすぎてたんじゃないでしょうか?その結果が、この不自然さを出しているのでは・・。動機がアホ過ぎてしらけました・・はいっ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書が東野圭吾のデビュー作だそうですが、デビュー作としてはかなりレベルが高いのではないでしょうか。 私が好きなのは伏線の張り方ですね。誰が犯人なのか、かなり悩まされました。 「この人は一見関係なさそうだけど、この文章を見ると、後で大きなどんでん返しが来る気がする」などなど… ただ、皆さんがおっしゃっているように動機を含む女子高生の心理描写に無理があると思います。 もちろん筆者の考えに当てはまる女子高生もいるでしょうが、舞台はそれなりのお嬢様進学校ということですし、そんな場所にこんな考えの子がいるのか!?と思ってしまいます。 学校教員たちにも無理がある気がします。こんな先生ばかりの学校では経営破綻してしまう気が… いろいろ否定的に書いてしまいましたが、私はこの話は嫌いではありません。読んでいくうちに主人公に肩入れしたくなってきます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
当方、現役女子高生でございますが、 さすがにこの動機はない! あり得ない!!これで受賞ですか……やはり、時代ですか?動機の根本部分ですが。女が(1)の(2)なんかで、(3)なんか、絶対しない!もっと言うなら、男性教諭が女の(2)に来るかな?普通、女性が来るよね……? いくら女子高でも。動機はツッコミ所満載ですが、トリックはすごいと思いました。しかし、最初に動機を知ったとき、作者って女嫌いなのか? と邪推しましたよハイ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『容疑者Xの献身』で第134回(2006年)直木賞受賞した東野圭吾のデビュー作『放課後』を読みました。本作品で第31回江戸川乱歩賞を受賞しました。 背表紙に書かれてあるあらすじをご紹介してから感想にはいります。「校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を二人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将─犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第二の殺人が…」 文章が上手ですね。展開も早いので、ミステリーに必要なワクワク感を損なわないので、大変読みやすい仕上がりになっています。密室トリックもモティーフに使用していますが、推理小説にありがちな単なる「密室モノ」ではなく犯人の絞りこみに必要な要素を盛り込んだ設定の必然性に惹かれました。 この本の書評によく書かれている「殺人の動機というものの必然性が薄い」ということが上げられています。それが作品の展開や読後感を損なうもので無いと感じていますので、別段気にはなりませんでしたね。 最近も旺盛な執筆活動を続けている東野圭吾の若き日の作品を是非手に取ってください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野さんのファンになり、これはぜひとも読んでおかなくてはと思って読みましたが、退屈でした。我慢して最後まで読んだのは、やはりトリックの謎を知りたかったから。トリックだけの作品ですが、それでも人気があるのは、男の人にウケがいいからでしょうね。そこも計算済みで、受賞を狙ってわざとそのように書いたのかしらと思うほどです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作品は、女子高で起こった殺人事件についてのミステリーである。 ストーリ展開やトリックについては言うことがない。しかし、殺人を冒す動機がどうも弱い気がした。つまり、あんなことで人を殺すか、と思ったのだ。しかし、それ以外はおおむね問題なく楽しめたと思う。特に、最後の伏線の処理と展開には瞠目させられた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野さんの作品を色々読んだ後に読んだけど、動機がはあ〜?って感じだった。男が書く作品だなあ、とつくづく思った。 白夜行みたいな素晴らしい作品もあるけど、これはつまらない心にも残らない作品に思えた。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても二十年前の作品だとは思えない。 話も結構複雑に入り組んでいて、学校とそれを取り巻く環境が非常によくかけていると思う。 ただ、犯人とトリックはけっこうわかりやすいものだと思うが、それでもラストのオチはなかなかよかったと思う。 動機について、それはないだろという意見をよく聞きますけど、少なくとも金のためとか陳腐な愛憎劇なんかよりも数百倍もいいと思う。 やはりデビュー時からきちっとレベルの高いものをかいてるなぁ、と感心する。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
確かにおもしろいけど設定に凝り過ぎの気がする。いつもの東野作品の夜読んで登場人物の気持ちやおかれている状況を考えていたら朝になってた・・・そんな深みがなかったのが残念。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
最近の著作に見られるような、徹底した描写力はまだ当時はなかったのかもしれないが、あっと言わせるような後半の展開は最近の著者の作品に通じる。何よりも動機がすごい。こんな動機が成立するとは夢にも思わなかった。興奮できてうれしいもんだと思ってた。。。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!