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放課後の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 121~140 7/8ページ
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トリック等はひねりがあったものの、100ページちょっとで粗方解けてしまったので気持ちが半減しました。動機に関しては、現代に起こっている事件を踏まえれば十分だと思います。ちゃんと少しだけフリもあったし、問題にしなくてもよいと思います。著者のデビュー作ということで、星は3つしておきますが。この作品を推理モノとしては読むには、満足いかない部分が見受けられました。 | ||||
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高校時代、この作品を紹介してくれた彼女に「あんたにはこの動機の重さがわかるまい」と言われたことを思い出します。今、読み返してみると多少古い表現が目に付くのは時代の流れでしょうがないのですが、新人作家のデビュー作としては完成度が高いのではないでしょうか。現在、ベストセラー作家の仲間入りをしている著者の原点を未読の方は読み返してみる価値はあります。。。 | ||||
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東野圭吾さんの本が好きで何冊か読んだのですが、デビュー作であり、江戸川乱歩賞を受賞したこの作品をまだ読んでなかったので、読んでみました。読み終わって・・・ラストにびっくりでした。そうきたかという感じです。動機に関しては、?という方もいらっしゃるようですが、私は十分理解できます。女子高生の繊細な心のうちもよく描かれていたと思います。 | ||||
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東野 圭吾の著書,全てに言えることだが,会話や内容が非常に分かり易い. 推理小説としては,やや要素不足という点がある. しかし,物語として読むのなら,何ら不足を感じさせない. 「本離れ」している中学生が読んだなら,本好きへの転換点となるだろう. 無論,ただ優しいわけではなく,中身も濃い. 幅広い年齢層に対応している作品だと思う. | ||||
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デビュー作とは思えない2重3重の計算された巧妙なトリック。高校の中という閉鎖された環境内での連続殺人。教師及び登場してくる女子高校生の一人一人がそれぞれ個性を持っており,読んでいて中だるみがない。この作品はミステリーを解き明かすと同時に,作品に登場してくる登場人物それぞれが持っている命をかけて守らなければならないものは何か。というところに作品の原点があるように思う。どきどきしながら進んでいく結末に続く謎解きはまさに東野圭吾の世界独特の緊張感。そこまでの緊張感をどう解きほぐせばいいか迷ってしまう結末は,次回作への期待ととらえればいいのかな。・・ | ||||
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推理小説よりも青春小説に傾倒していると思うが、主人公の高校教諭と生徒たちの心情、心理はうまく描写されている。洋弓に関する記述もあるが、詳細なディテールを見る限りにおいても読者を落胆させない。一度物語りに入ってしまえば、違和感もなく最後まで読み通すことができるだろう。なお本作は、東野圭吾のデビュー作であるとともに江戸川乱歩賞を受賞している。 | ||||
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デビュー作でこれはどまで入り組んだストーリーはすばらしい!と思いました。読み応えもありどんどん先を読んでいたのですが・・・最後の犯人の動機・・これはないでしょう!?と拍子抜けしてしまいました。他の方のように些細な事で殺人を犯してしまう現代を表現された、という解釈もできるかと思いますが個人的には、終盤までとても盛り上がっていたので結末にはちょっとガッカリでした。 | ||||
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タイトル、背表紙解説から『青春物はちょっと・・・』と敬遠していた作品。それでもなんとなく気になって、結局読んでみることに。そして、そうして良かったと、納得できた作品だった。舞台が女子高というだけで、主人公は何事にも冷めた視線を注ぎ、良く言えば冷静、悪く言えば事なかれ主義の男性教師。登場する生徒たちは一癖もふた癖あり、かつ大人びた部分と高校生らしさを共棲させている様が絶妙に描かれて、そう、『押し付けがましさ』がないというのが一番だろうか。またいつもの東野作品どおり、タイトルの付け方、文中でのその生かし方も鮮やかというほかない。さらには刑事もほとんどフルに登場する推理小説でありながら、最後の最後まで、事件はひとつとして解決しない。とはいえ謎解きとしての幕は綺麗に引かれているから、謎が残ったままということではない。読後に残るのは、張り詰めた透明感、とでもいうところか。この物語の本当の部分は、最後のページから始まるのかもしれない。 | ||||
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東野圭吾の記念すべきデビュー作。最近の作品に比べればまだまだ初々しさが残りますが、話の展開のテンポの良さはさすがです。トリックや犯人の意外性という点では、やや物足りない気はしますし、みなさんご指摘のように動機という点ではちょっと納得感がないです。(実際、同世代の人は共感できるのかな?およそ20年前!の作品なので、もう感覚はずれてるかもしれませんね。「ナウイ」などというセリフに時代を感じます。)ただ、赤川次郎系の「青春ミステリー」作品として読めばそれなりに楽しめますので、そのような読み方が吉かと。東野ファンとしては、原点を知る上でも読んでおいて損はない作品です。 | ||||
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江戸川乱歩賞を受賞した東野圭吾のデビュー作。デビュー作でこれだけ面白く、かつ複雑な作品を書けてしまうというのは、東野圭吾というのは恐ろしい人です。なんと言っても、たとえ殺人が起きなくても面白い作品になっただろうと思われるくらい、日常のディテールの描き方に味があるのです。単に女子校の教諭の日常を描く小説に方向転換しても、十分に通用すると思わせます。そこへ持ってきて飛びきりのトリックが用意されているのだからたまりません。この本を読んで面白いと思わない人は、どの推理小説を読んでも楽しめない体質なのではないでしょうか。著者が得意とする読後感の悪さ(良い意味で)や、決して悪人ではない普通の人間の心の闇に焦点を当てる趣向も既に全開しています。それにしても、女子校の教師という職業に憧れを感じる男性は多いと思いますが、この本を読んだらそんな気持ちはうち砕かれますよ。 | ||||
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読後の感想は「怖い」の一言でした。東野氏の才能のすごさ、そして物語の意外な結末。落ち着く暇を与えようとしない著作に、ただ、ひたすら恐ろしさを感じていました。学園もの……なんて気軽な言葉に乗せられて買ったら良い意味で裏切られました。本当に面白かったです。ぜひ、読んでみてください。 | ||||
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正直二時間ドラマを見たような気分だった。二重トリックという考えも、いまとなってはそんなに新しくない。「非常によくできているが、古い。」このひとことに尽きる。 | ||||
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犯人当て、トリック暴きという典型的な推理小説と言って良いだろう。デビュー作だも東野氏の作品らしく、犯人がなぜそのトリックを使ったのか、という点がしっかりと理屈で納得できる辺りは流石。ただ、散々言われているように「動機」の点について違和感を覚えざるを得ない。それが十代の少年少女の世界観なんだ、と言われてしまえばそれまでだが・・・。 | ||||
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東野圭吾のデビュー作と言うことで読んでみたが、デビューだからだろう、そこまでいいものとは言い切れないのが個人的主観というところか。 東野圭吾の繰り出す本格の犯人当て。緻密なトリック。捜査線上に浮かび上がってくる容疑者達。死者とのつながりは。動機は。その動機が最重要ポイントであり、犯人は読めないこともなかったがそれは読めなかった。それで果たして人をも殺せるか。やりかねないと言えばやりかねないが進学校の生徒だから、常々を見ていてもどうかとも思う。 しかしながら東野らしいのは作品に対する執着性と、ラストにつなげる為の伏線の配置と言ったところか。文章も台詞も読み逃さなければ案外面白いかもしれない。犯人は果たして。意外な人物かもしれないが、リアリティとはそう言うことか。読者をやや裏切る形かもしれない(エンディングも含め)が、そうしたから乱歩賞を取れたのかもしれない。流石にそこまでは分からないが。 読後感は微妙。だが完成度は高い。なかなか作品に趣向を凝らしていると思う。デビュー作であるので、それで今に通じるところはある。東野ファンなら尚更ならずとも手に取ってみる読み物ではないかと思う。特に自分のような同世代、もしくは親世代に薦めたいか。 | ||||
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いわゆる”学園もの”があまり好きではないせいか、気にはなっていたけど今まで読んでいなかった作品。どうしていままで読まなかったんだろう。早く読んでおけば良かった。犯人を推理するとき、トリックやアリバイ、動機などいろいろな面がありますが、この小説に限ってはそれがすんなりいかない。まず、動機がどうしてもみつからない。どうしてそこまで前島先生の命を執拗に狙わなくてはならないのか。状況からして学園内に犯人がいるらしいことはわかるが、怪しい人物には確たるアリバイがあったり、犯人らしくないのが犯人かとも思うのだけど、動機がどうしても思い当たらない。。。二重三重のトリックに翻弄されて、なかなか推理がうまくいかないおもしろさ。でも、丁寧に丁寧に読めば、ヒントはつかめるかなあ。東野圭吾氏の作品は、派手さはないのだけど、登場人物の心情などがよく描かれているし、そこかしこに小さな”伏線”がはり巡らしてある。平易な表現ながらもち密な文章で、いろんな面で楽しめるミステリーだと思います。 | ||||
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推理小説としては結構短く、サクサク進む内容が良いと思われる。東野氏のデビュー作というのも凄い。次が気になってしまう作品。近頃の中高生は『本を読まない』という子ばかりらしいです。そんな子供にこの本はいいかも知れませんね。 | ||||
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第一の犯行は密室の中で、そして第二の犯行は全校生徒の目の前で。二つの殺人事件は言わば閉鎖された環境・学校の中で起きたものです。果たして犯人は誰なのか?そして主人公が予想しなかった「ある人物」からの殺意とは?これが東野さんのデビュー作らしいのですが、完璧な密室のトリックと殺意に及んだ原因・そして犯人自体が最後まで分からずにドキドキしながら読めました | ||||
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いつも、トリック推理ものは「なぜ、そのトリックなのか」が納得できないものばかりでした。しかし、この作品は、トリックが特定できないと犯人が分からないし、犯人が分からなければトリックが分からないと言う、微妙なバランスの上で成り立っていて、とても良かったです。ただ、動機に関しては言うと、確かに、合宿中にそう言う事をする人(被害者のやったことも、犯人のやった事も)はいたけど、果たして「殺人までやるのか?」と考える方がいてもおかしくありません。しかし、それが、現在の恐ろしい所なのだと思います。ささいなキッカケで殺人が起こる現代の日本、そして、その犯人があまりに意外な人だったと言う事件、すべて現実になり得る内容だと思います。日本も恐ろしくなって来ましたね。全体を通して、面白く読めました。ただ、エンディングは後味悪いかな。 | ||||
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読みだしてしばらくするとこれは典型的な犯人当ての本格推理ものだと分かる。「それならば簡単だ。いちばん犯人らしくないものが犯人だ。」これは「明探偵の掟」で東野自身が登場人物たちに言わせている言葉である。「明探偵の掟」は本作よりもずっと後の作品ではあるが、東野自身はこの「掟」を意識していたはずである。そうはいっても「犯人らしい者」を犯人にするのも馬鹿らしいだろう。ではどうするのか。…一応ここまでは考えたのだが、結局結末までは推理することが出来ず充分最後まで楽しめたことを報告しておこう。驚くのはこれが東野のデビュー作であるということだ。うーん、凄い!私としてはいわゆる「マガジン」「サンデー」の推理ものを楽しんでいる少年・青年が早くそれを卒業して東野デビューすることを願っている。なぜならば漫画のなかの犯人たちはあまりにも簡単に「殺人」を犯すからだ。「簡単には犯していないよ」という漫画ファンの方たちはとりあえずは東野の本を数冊読んでほしい。 | ||||
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問題の動機に関しては確かに大問題で、(1)が(2)なんぞで(3)するわけがないし、万が一にもあったとしても(3)如きで人を殺す訳がない、つまり、(1)という立場の犯人が(3)の精神的後始末として<殺人>という物理的選択肢を取らなければないという必然性が全くないので、この点に関する批判は誠に以って正当です。そもそも東野圭吾という作家は本作を始めとして<動機>については常にいい加減なので、その点についてこの人に期待するのは間違いなのです。むしろ、本作を始めとする東野の<学園もの>は文字通りの<学園もの>、つまり青春小説と読むべきものだと思います。本作も<青春もの>として読めば(スポーツが絡んでいることもあって)驚くほど上出来な作品に仕上がっているのです。 | ||||
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