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放課後の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全143件 41~60 3/8ページ
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東野圭吾のデビュー作。 デビュー作とは思えないほど、細部にこだわりある推理小説だ。舞台は女子校。主人公は男性教師。 少しネタバレになるが、犯行動機は思っていたより稚拙だ。嫌悪感さえある。というよりいかにも女子高生らしいというべきか。そしてよくもまあ人を殺すために、あそこまでの推理、計画を思い付くものだなと感心さえしてしまう。 女は恐いなと思った。そしてこの物語の「大人しそうな女性」は言葉は悪いが、本当にあざとく、あばずれで、案外こういうタイプの方が裏があるものだと思った。 そして問題児のレッテルを貼られていた陽子は、芯のある心優しい少女にさえみえた。 推理云々よりも、そういう女性の心理に恐ろしさを覚える小説である。 | ||||
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トリックや話の展開が面白く、読めば読むほど誰が犯人だろう?と読者に推測させる良作。デビュー作ということですが、東野氏の他の作品と比べても人物がよく作り込まれてるなーと思いました。あとアーチェリーの描写も、矢のビュッと飛ぶ音や、的に当たる音が聞こえてきそうなくらいリアルでした。しかし、犯人の動機がちょっともやもやの残る感じ。あんなに巧妙なトリックを考えられる頭の持ち主なのに……、これじゃあ被害者がかわいそうだ! あと、衝撃のラストということですが、私は比較的早期に読めてしまったので、あくまで私の場合ですが、 動機&オチにちょっと拍子抜けしてしまいました。 | ||||
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まさか犯人が・・・ってかんじで、面白かったです。主人公の立ち回りも非常に良かったです。 | ||||
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【内容(ネタバレ禁止!)】 女子高を舞台に起こる殺人事件。その意外な犯人とは。。。 【ささった言葉】 魅力的な舞台に密室トリックに意外な犯人、そして立っているキャラ達。 さすが江戸川乱歩賞受賞作だけある本格ミステリー。 今読んでも古びた感じのないのは、さすが若き天才東野圭吾の登場作。 高校生たちの瑞々しいなりふりには、甘酸っぱい想い出を呼び起こされ、胸かきむしられるものがあります。 【教訓】 ミステリーを書きたくなるミステリー | ||||
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女子高内で起きた連続殺人. 密室トリックと犯人の動機は? 二重の密室トリックをメインに,道具のすり替え,アリバイ工作, 主人公を狙った一連の未遂事件となかなか盛りだくさんな内容である. 少しずつ真相に近づくプロセスで,さらに真相への興味が高まるという まさにミステリーらしい構成がすばらしい. 一方で,動機の弱さや登場人物にやや薄っぺらさが否めないところや, 本編に必要ないバッドエンドなど,東野作品に通底するウィークポイントも見受けられる. いろんな意味でエッセンスの詰まったデビュー作. | ||||
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作家東野圭吾のデビュー作であり、第31回江戸川乱歩賞受賞作品。 作品の中に、殺人事件の解となるような様々な場面が描写されており、最後に全てが一本の線でつながる。 自分の命が学校内で狙われていると感じた教師が、最終的には学校関係者からは狙われておらず、味方だとばかり思っていた身近な人物から実は殺意を抱かれていたという筋書きである。 ストーリーは非常に痛快であった。密室殺人の謎解きも一筋縄ではいかず非常に目新しい。読み始めたら最後まで一気に読ませる作品となっている。(2013/4/15) | ||||
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気づかないうちに人を傷つけたり、気づかないうちに人に好かれていたり。 何気なくしている行動が人生を大きく変えてしまうこともあるのだな。 | ||||
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本書は第31回(1985年)江戸川乱歩賞受賞作品で、小林久三、土屋隆夫、伴野朗、山村正夫選考委員は程度の差こそあれ、皆、東野に将来性有りと賞賛した。現在の東野の活躍を見れば、先見の明が有ったと云える。 ただ河野典生選考委員は5篇の候補作の中で、本書の順位を最下位とした。彼は云う。―-読者を快適に〈もてなし〉するために、その作品の持つ小説世界に最もふさわしい人物設定と語り口(文体、プロットなど)を創造すること。 となると、本書は河野からみて、それが一番欠けていたと云う事になる。 見て行こう。女子高を舞台にした学園ミステリーで、先生が主人公である。加害者も被害者も概ね早い段階で登場しており、トリックを含めミスリードさせる話の運びも巧い。殺人事件が起こった割には平穏すぎるが、語り口は悪くない。 ただ後半の解明していくなかで、加害者が被害者と待ち合せする日時が、もう一人同じ日時で待ち合わせをする偶然は苦しいし、それに付随する新たな偶然も都合が良すぎる。それを除けば、動機も消極的に同意するし、最後のヒネリも成功とは云わないまでも、あったほうがはるかに良いと思う。 現在の東野の完成度の高い作品群を見ると、何とも危なっかしいが、27歳の記念すべきデビュー作なのだから、大いに拍手を送りたい。 | ||||
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第31回江戸川乱歩賞受賞作、東野圭吾さんのデビュー作で学園ミステリ。女子高の教師である主人公が、命を狙われているのでは? と疑い始めて… ってな所から始まるわけですが。惹きや、複雑に絡みあっていく事件への盛り上がり・展開は面白くて良かったなと思いました。 事件も色んな可能性が次々と出てくるので最後まで読ませる勢いは素晴らしかったと思います。力押し、っていうのが大きいと思います。 ですが、ちょっとお粗末が多い印象。 本編が終わった後に乱歩賞の選評が掲載されていたので読んでみると、動機やトリックに些か疑問と突かれている。全体的に、この小説はトリックを解明するだけに力を入れている様にも見える。 そのせいか、ストーリーとか各、登場人物の心情とかが疎かになっているんじゃないかな。整然としている様だけど(途中で整理する様に図面とか解説が出てくるけど、でもここ、要る?)、物足りないなと思うのが、ひとつ。 それと、多分、この話は実は短編でもよくて、それを長編に引っ張ったらこうなったんでないかなと思えた。トリックだけを楽しみたいなら他の所(ストーリー、心情等)はカットできるわけだし。途中で中だるみにも感じたし、「早く真相分からんかなぁ」とじらされた感じ。 それでやっと最後まで来たと思ったら、動機が。それはないでしょう〜 伏線で、「美しいもの、純粋なもの、嘘のないもの…」うんぬんと書かれてますけど、後からとってつけた様にも思えて。ちょっと格好が悪いかな。色々と残念だと本を閉じる。 刊行が、手直しされて? 昭和60年。古いですが、今読んでも読み易いですね。漫画にでもすぐ出来そうです。って、既に出てますけどね。ははは。 放課後 (別冊フレンドKC) 放課後 (講談社文庫) | ||||
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第31回江戸川乱歩賞受賞作、東野圭吾さんのデビュー作で学園ミステリ。女子高の教師である主人公が、命を狙われているのでは? と疑い始めて… ってな所から始まるわけですが。惹きや、複雑に絡みあっていく事件への盛り上がり・展開は面白くて良かったなと思いました。 事件も色んな可能性が次々と出てくるので最後まで読ませる勢いは素晴らしかったと思います。力押し、っていうのが大きいと思います。 ですが、ちょっとお粗末が多い印象。 本編が終わった後に乱歩賞の選評が掲載されていたので読んでみると、動機やトリックに些か疑問と突かれている。全体的に、この小説はトリックを解明するだけに力を入れている様にも見える。 そのせいか、ストーリーとか各、登場人物の心情とかが疎かになっているんじゃないかな。整然としている様だけど(途中で整理する様に図面とか解説が出てくるけど、でもここ、要る?)、物足りないなと思うのが、ひとつ。 それと、多分、この話は実は短編でもよくて、それを長編に引っ張ったらこうなったんでないかなと思えた。トリックだけを楽しみたいなら他の所(ストーリー、心情等)はカットできるわけだし。途中で中だるみにも感じたし、「早く真相分からんかなぁ」とじらされた感じ。 それでやっと最後まで来たと思ったら、動機が。それはないでしょう〜 伏線で、「美しいもの、純粋なもの、嘘のないもの…」うんぬんと書かれてますけど、後からとってつけた様にも思えて。ちょっと格好が悪いかな。色々と残念だと本を閉じる。 刊行が、手直しされて? 昭和60年。古いですが、今読んでも読み易いですね。漫画にでもすぐ出来そうです。って、既に出てますけどね。ははは。 放課後 (別冊フレンドKC) 放課後 (講談社文庫) | ||||
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東野先生のデビュー作という事で、期待して読んだのですが・・・。 ◆ネタバレあります◆ 動機が、女子高生なのに"合宿中に〇〇〇〇を先生に見られたから"って・・・。 ちょっとありえないですよね。どんだけ欲求不満なんだって感じです。 見られたらとても恥ずかしいですよ。そりゃあ殺したくもなりますよ。 ですが合宿中に女子が自分でするなんてちょっと考えられない。 もっと気の利いた動機がほしかった。共感が持てませんでした。 男子ならまだしも・・・。 てことで-2です。 最後の妻はおもしろかった。魅力のない主人公でしたね。最後まで。 あと、東野先生って、地域を差別してませんか? 東北を僻地だとか、他作品でも、愛知の田舎者とかいう表現をされています。 3冊くらい買ったのでそれらは読みますが、もうこれ以上は読まないでしょう。 読んでいて不愉快になりました。 | ||||
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東野圭吾さんが小説家として本格的に世に出ることになった作品。 東野圭吾略歴にいつもこのタイトルが掲載されていて気になっていた。 1985年の作品なのではあるれども時代を越えた面白さは消えるものではないなと思った。 女子高校が舞台で一瞬、何かのエロゲのエピローグかと思えるエピソードもあり。 最近は共学化が進み私学でも男子校、女子高もかなり減っている。 現代と大きな相違点はPC,ケータイと並んでこの共学化されているか否かという点もあるだろう。 トリックなどいかにもミステリーという内容である。しかし舞台、謎解きと パターンにはまったミステリー作品とは全く違うというのはデビュー以来なのだ。 最後にアーチェリーの練習をしつつ動機に迫っていくシーンは面白かった。 アーチェリーの記述がこれだけ充実しているのは東野圭吾本人が大阪府立大学工学部に 在籍していた頃、部活動としてアーチェリー部に所属していたからだ。 このためより現実感あふれる形になっている。 これを読むと名探偵コナン、金田一などにありがちな登場人物を集めての謎解きが色あせてくる。 主人公に好感が持てないという指摘が他の方がしていた。この点は同意。 教育者としてどないやねんという気もする。(妻に赤ちゃんを堕ろさせたこと) 最後刺されて死にかけてる途中で作品が終わっているのも何だか中途半端な気がする。 意外なオチ・・とも言い切れず、東野圭吾らしい王道の作品とややずれる印象もする。 初期作品で言うと魔球の方が現在の東野圭吾に通じているように思う。 | ||||
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学園ミステリーとしてはかなり上出来な部類に入るとは思うが、どうしても動機に共感できなかった。 ただ、アーチェリーという馴染みのないスポーツを絡めてくるあたり、東野圭吾のセンスを感じた。ラストシーンは個人的にしょうがないなと思ってしまった。 しかしながら女の恨みは怖いものだと改めて思いました。 | ||||
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東野氏の乱歩賞受賞作ですが、乱歩賞のイメージだと特殊な専門知識羅列や業界内幕暴露など重い社会的テーマを扱った推理小説というイメージがするが、本作は高校を舞台にした学園ミステリーでそれ以上でもそれ以下でもないというのが、何か重厚な乱歩賞らしくない感じがする。 この当時から読みやすい文章でその後の売れっ子作家となる片鱗が伺えるが、メインの密室トリック自体は今読むとすぐ予想が付いてしまう。主人公の教師も何か感情移入できない。事件の動機は何じゃそれは・・・という本作最大の衝撃ポイントだが、青春推理でそれはないだろという感じ。メインの事件が終わった後最後の最後でドンデン返しがあるが、これは蛇足な感じがする。娯楽性が高いので最後まで一気に読めるのはデビュー作だというのにさすがである。 | ||||
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納得できなかった 仮面山荘殺人事件を読んだあとだったからなおさらだった 残念やなぁ | ||||
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作者が得意の体育会系アーチェリーできました。 うら若き乙女心を動機にしてしまう。 刑事との話が伏線になっていますが、主人公の妻が犯人だとばかり、、 トリックといい、人物描写と言い、TOP5に入れたいのですが、 他の方の票はあまり芳しくないようで。 最後のシーンはちょっと、主人公がかわいそうな。 でも、話の流れは秀逸と思います。 | ||||
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かの東野圭吾さんの、デビュー作。 学園の教師と生徒が殺人事件に巻き込まれるストーリー。 ストーリーに大きな無理がなく、 人間の感情にデビュー当初から焦点を当てている点は、 現在の片鱗というか、デビュー当時からこれはすごいな。 と素人ながらに関心してしまいました。 当たり前ですが、現在の作品ほどの深みはありません。 純粋に、面白いかどうかという基準で、 ★は3つとさせていただきました。 普段の読書の箸休めにオススメします。 | ||||
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これだけの優れた学園を舞台にし推理本は、以外にありません。三回程読みましたが、やはり、傑作です。教師、女生徒等の心理めんまで見事に書かれています。やはり、栴檀は双葉より芳しいのですね。少し難はありますが、理にかなった見事な推理です、兎に角一人でも多くの人に読んでほしい作品です。 | ||||
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筆者の作品をいくつか読みましたが、今でも1番はこの作品です。非常に本格的な推理小説だと思います。ネタバレ避けるためにあんまり書きませんが、最後まで飽きさせないところがいいですね。そして無理なところが一切ないです。 そして最後に驚くのが、まさかのこれがデビュー作!?信じられないです(自分も読み終わるまで知らなかった) 麒麟の翼が云々言ってますが、推理小説読みたい人ならこっちのほうが推すすめです | ||||
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文章が簡潔で、すらすら読めました。 しかし最後のシーンは「無理にバッドエンドにしなくていいのに」という印象を受けました。 動機については確かに「それだけのことで?」という感じが拭えませんでしたが、 まあ不安定な時期の子は何をするかわからないということで納得できる気もします。 | ||||
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