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(短編集)
連城三紀彦 レジェンド
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連城三紀彦 レジェンドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ミステリーであり、恋愛小説であり. . . まさか、実際に起きた日本人作家(存命)による猟奇殺人事件が描かれているとは思いませんでした。恐くてフルネームでは書けません。これは知らなかった. . . 唐十郎の本も読みたいような. . . | ||||
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連城三紀彦氏へのオマージュであると共に、連城氏の魅力を紹介し、そのファンの拡大を意図したアンソロジー。私は連城氏のデビュー当時(「変調二人羽織」)からのファンなので、こうした企画は大歓迎である。収録作品とその選者は以下の通り。 「依子の日記」(「変調二人羽織」、合議) 「眼の中の現場」(「紫の傷」、伊坂幸太郎氏) 「桔梗の宿」(「戻り川心中」、小野不由美氏) 「親愛なるエス君へ」(「瓦斯灯」、綾辻行人氏) 「花衣の客」(「瓦斯灯」、米澤穂信氏) 「母の手紙」(「日曜日と九つの短篇」、合議) 私は6つの短編全て既読だったが、この中で連城氏の代表作と言えるのは、「桔梗の宿」と「花衣の客」(これは渋い!)だけである(「親愛なるエス君へ」は確かに異色作だが選者のスプラッタ好みが出ているだろう。また、伊坂氏の初期の代表作「ラッシュライフ」が連城氏の「暗色コメディ」を意識している事は有名だが、「眼の中の現場」を選んだ理由は不可解)。本アンソロジーの特長はデビュー作の「変調二人羽織」や地味な印象のある「瓦斯灯」中の短編を採っている点であろう。反面、連城氏の代表短編集である、「夜よ鼠たちのために」、「宵待草夜情」、「顔のない肖像画」といったものから一編も選ばれていないのも不可解である。本アンソロジーの読後に読んで欲しいという事だろうか ? いずれにせよ、本アンソロジーをキッカケに、連城氏のファンが益々増えて欲しいと願う。 | ||||
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もはや古典化すべき逸品の数々、珠玉の短編をいくつも残された連城三紀彦さんの導入としては 最適化と思います。屋台崩しのダイナミズム、そこから立ち上がる詩情、人情の機微…ミステリ 短編としては国内最高のレベルではないかと。とにかく四の五の言わずに読んでもらいたい。 | ||||
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発売時のネットの記事を見て読む気になった一冊。 うーん・・・何か「ビックリさせてやろう」的な仕込みがありあり過ぎで 素直に驚けない感もあります。 「花衣の客」はまた、ビックリとは違った意味での驚愕の真相が隠されたものですが、 ”その面影”がだんだん消えていく女性と、こんな形で何十年も会い続けますかね? リアリティ無さ過ぎない? ”ほんとに愛してたのは○○の方で”というパターンが何回か出てきますが、 そのノリを継承して、恋愛小説作家にシフトしていったのだろうか? (確認する気もありませんが) ただ、奇を衒った感のない「桔梗の宿」はかなり素晴らしい味わい。 これは気に入った。 | ||||
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如何に連城三紀彦が手練の作家たちから敬愛され、その才能を畏怖されていたか良く判るアンソロジー。解説や対談にも愛情が感じられ、連城作品の初心者にも入門編としても推薦出来る。 トリッキーなミステリから綿々たる情緒を漂わせた美しい恋愛小説まで、その全てに込められた奇想に満ちた企みに驚き、優雅な筆致に陶然となる。泡坂妻夫と並び立つその存在はまさにレジェンドと呼ぶに相応しい。 花葬シリーズ屈指の作品「桔梗の宿」も素晴らしいが、個人的に編中のベストは「親愛なるエス君へ」。奇想中の奇想に初読時は驚愕し、腰を抜かした思い出がある。 | ||||
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『連城三紀彦 レジェンド 傑作ミステリー集』は2014年に刊行されたアンソロジーだ。綾辻行人、伊坂幸太郎、小野不由美、米澤穂信という人気作家4名が編纂している。 「依子の日記」(『変調二人羽織』より) 「眼の中の現場」(『紫の傷』より) 「桔梗の宿」(『戻り川心中』より) 「親愛なるエス君へ」(『瓦斯灯』より) 「花衣の客」(『瓦斯灯』より) 「母の手紙」(『日曜日と九つの短篇』より) 巻末に収録されている綾辻行人と伊坂幸太郎の対談によると、4名の作家がそれぞれ1位に推薦した4短編と、綾辻行人と伊坂幸太郎が相談して選出した2短編を収録したそうだ。 綾辻行人が選んだのが「親愛なるエス君へ」、伊坂幸太郎が選んだのが「眼の中の現場」、小野不由美が選んだのが「桔梗の宿」、米澤穂信が選んだのが「花衣の客」である。それぞれの作家の作風と合致するか、ぜひ読んで確かめてもらいたい。 巻末対談によると「これまで連城三紀彦のミステリーを読んだことがない人に向けて」が本作のコンセプトだそうである。編者の名前に惹かれて手にとった人も、必ずや連城三紀彦の世界に魅了され、本作に収録さていない連城三紀彦の作品を読みたくなるのではないか。 かくいう私も、巻末対談で登場する「喜劇女優」「ゴースト・トレイン」「白蓮の寺」といった作品を読みたくなった。 | ||||
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「桔梗の宿」は読んでいたので購入を迷いましたが 名だたるミステリー作家陣のセレクトと、 巻末の綾辻・伊坂対談が読みたくて購入しました。 対談では若かりし綾辻氏と連城氏の交流の様子など ファンには大変興味深いエピソードが語られていて、良かったです。 各話の前には セレクトした作家のコメントが1つ1つ付いています。 まだ1度も連城作品を読んだことのない方へ、 連城入門編としてもいいと思います。 | ||||
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