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コールドゲーム
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コールドゲームの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全22件 1~20 1/2ページ
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| 登場人物の奴らがいじめの加害者にも関わらず自己保身ばかり考えている。 主人公を最後まで応援する気持ちにはなれなかった。 『コイツ、暇だからって どこまでやるつもりだよ…』と感じた。 あきれるような奇行をしばしば行う主人公。色んなことに首を突っ込み過ぎ。 いじめには直接荷担はしていないが、毎度自己満足感がとても強い主人公。 本当に応援は最後まで出来なかった。 廣吉がただただ可哀想だった。いじめやいじりをされやすい性質や話し方があるとしても、『いじめをする人間はクズで最低である』と事実に代わりはない。 廣吉には同情しかなかった。 救いようがない話で胸糞悪かった。 登場人物の亮太がクズ過ぎる。 カッコつけで調子のり、女とヤルことはやる、仕事もろくにやらない、暴力的で馬鹿で屑なパッパラパーの癖に最後の最後まで登場してくるので、不快だった。 読書途中から、『こいつ、はよ逝けや!』とイライラした。 しかも、最後の最後まで人間性がクズだったので、もう救いようがない。 他の方もレビューで記入しているが、怪物は主人公達だと感じる。何故か自己満足しているが、大概ヤバい連中だと思う。 亮太は諸悪の根元。まさにクズ。 リアルの現実でもいじめをした奴なんてこれくらいにしか思ってないと思う。 その点は大変リアリティがある。 あと、最後の方はいくらなんでも無理がある。『いやいや、それはないやろうよ。』と感じた。 現在いじめをされている人は読まない方がいいです。 いじめをする側の身勝手な言い分をひたすらに読むことになるので。 読了後はモヤモヤしました。 | ||||
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| 荻原浩さんの本です。 この人の本は「砂の王国」とか読んだことあるかな。 高三の夏、進路なんかもぼちぼち決まり始めた時に、中二の時にいじめ被害にあっていた廣吉(あだ名はトロ吉)による復讐がはじまる。 一人、また一人と、廣吉による予告からの復讐で、犠牲が。 いじめとは距離をおいていた光也は、いじめの主犯格だった亮太に誘われて、「北中防衛隊」をつくり、廣吉の復讐を阻止せんとするが…。 だんだんとエスカレートしていく廣吉の復讐。 廣吉はどうなっているのか? 転校後の廣吉を追って、光也らは活動を続けるが。 廣吉がモヒカン&マッチョになっているとか、いろいろと廣吉の情報はあつまるのですが、 肝心の廣吉とのコンタクトは難しい。 また、北中の生徒らも、高校後はばらばらで、なかなかまとまらない。 といっても、現代っ子らしく、メールやら携帯やらで、なんとかつながりはとれたりする。 光也が視点人物になって、そこから語られるんですが、追いつめられている焦燥がよく描けています。 伏線の回収もうまいのですが、ただ伏線としてしていた、「バイクの音」が、幽霊だったかも、と示唆されているところも、なかなか巧みです。 とはいっても、光也が、はたして自分の進路をどうするのか、また恋人もいるようなのですが、それはどうなるのか、そういうことは、書かれてないんですよね。 光也の成長を描くかな、と思っていましたが、そういうことはさほど重点はおかれていません。 とりあえず、いじめ良くないよな、復讐されたらコワい、と感じさせてくれる本ではありました。 なかなかおもしろく読めました。 | ||||
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| 中学生時代の同級生が、何者かに襲撃を受ける。高校生の光也は、亮太から犯人は中学のクラスメイトでいじめられっ子だった廣吉だと聞かされる。虐められた復讐だという。 次々と襲われたりや嫌がらせを受ける同級生たち、廣吉の行方が掴めず混乱する光也達から、サイコサスペンスといった感じです。 物語の展開上、前向き結末等は望むべくもなく、実際ラストも賛否両論あると思います。時折の青春の一ページのような過去の描写が、何とも切なく、時間は戻せないという後悔の気持ちを際立たせます。 | ||||
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| 亮太という男のことがページ毎に好きになったり嫌いになったりする。思えば現実の人間もそんなもの。 そしてキャラクターには本当の生命が宿ったような人格造形がある。リアリティにリアリティを掛け合わされた劇団員達によって紡がれたリアリティミュージカル。内容はやはり少し平凡な気がして読後の掌には少しばかり汗が残った。リアリティミュージカルて何。 | ||||
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| 普通です。書店の徹夜本フェアで紹介されていたので買いました。まあまあ面白かったけど、徹夜するほどの面白さではないです。 | ||||
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| イジメの被害者の報復を描いた物語。 映画『キャリー』といろいろと共通点がある、または、少なくないようなストーリー。 『キャリー』では、主人公自身が自分をイジめた者達に復讐したが、荻原作品では、イジめた加害者に報復したのは被害者の両親だった。 読んでいて期待を裏切られた気分になった。 廣吉自身が報復者であって欲しかった。 本当の悪役は主人公とその仲間達もしかしたら、そういう意図で作者は、この作品を書いたのか? 主人公達が真の悪役ーそういう書き方が作者にとって、新しいストーリーのスタイルだというつもりで書いたのか? 廣吉に自殺などして欲しくなかった。 むしろ、廣吉自身が巨大なモンスターになった報復者であって欲しかった。 他の方達も書いているように、僕も主人公達が嫌いです。 この作品は問題作だと思います。 荻原氏はコメディ小説が多く、僕自身、ファンですが、この小説は、あまり好きになれません。 もしかしたら、荻原氏自身も本作品に関しては主人公達の味方になるつもりでは、なかったのでは? そう思いたいです。 | ||||
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| 再読してみたら「トロ吉はどこまでも果てしなく置き去り」な感じが強かった。再読向きじゃなかったな。 | ||||
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| ストーリーの大半がいじめに対する報復という内容に終始しており、 それなりに楽しめるもののどうにも起伏に乏しい コールドゲームというタイトルにも大して意味がなく、主人公の野球部設定も 忘れた頃にちょろちょろ出てくるだけと全体的に物足りない 荻原作品の中ではややいまいちな部類に入る作品かも? | ||||
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| 主人公が元野球部だが野球はあんまり関係なく、いじめられっ子の復讐の話。高校生の話なんで高校生以下ぐらいなら特に楽しめるだろう。高校生以下のいじめっ子は特に読んどいたほうがいい。 | ||||
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| 作者にしては真面目にサスペンスを書いている作品のようですが、まあ可もなく 不可もない普通の作品です。 さすがに読みやすく、テンポ良く読み進められるのですが、テーマがテーマだけ にあまり楽しい作品ではありません。 若者の文化は良く勉強していると思いますが、どこかウソ臭い主人公に共感しき れないところが残念です。 ラストも含めて決して悪い出来ではないし、グイグイ読めてしまいますが、特に お勧めするほどでもない微妙なところです。 | ||||
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| いじめていた者たちにとっては過去のできごとだった。 「今さらなぜ?」「もうすんでしまったことなのに・・・。」 などと思うのは当然かもしれない。だが、いじめられていた者にとっては、 いつまでも現在形のままなのだ。思い出すたびに心が血を流す。決して忘れる ことはない。一人の少年を寄ってたかっていじめる描写は、読んでいて胸が痛い。 「何か言えば、今度は自分がいじめの標的になる・・・。」だから、誰も何も 言えない。何も言わない。こんな状況は異常としか言いようがない。ひどい話だ。 ラストはある程度予想がついた。だが、それでも衝撃的だった。廣吉一家に 平穏な日々が訪れることはもうないのか・・・?苦い思いが残る作品だった。 | ||||
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| 主人公側に最後まで感情移入する事が出来ませんでした。 いくらひどい復讐をされようが今までやって来た「イジメ」の描写を見ると余り同情出来ないのです。 特にオチを見た後だと尚更そう感じてしまいます。 しかし内容はテンポが良くスラスラ読めますし、 読後「イジメ」について各々少しでも何かを考える事が出来ればそれで良いのかなと思いました。 | ||||
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| さくさく読めてそこそこ面白いが、それだけの話。 たぶん明日には読んだことさえ忘れてしまっているだろう。 気になった点が二つ。 ひとつは、いじめられている者をばかにしていないかという点。 もうひとつは、文体に美しさや気高さがなく、読者にこびているようだという点。 いじめを扱った同様のプロットの作品に、折原一の「沈黙の教室」というのがあるが、 「沈黙の教室」のほうがはるかに上。 あれを下敷きに設定を変えただけの印象を受ける。 | ||||
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| 実際にありそうな虐めが さらりと書かれています。 その虐めの後を描いた作品です。 心当たりがあれば心苦しくなるのではないでしょうか。 ただの犯人探しではなく考えさせるものがあります。 | ||||
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| 完全なる「サスペンス小説」である。 読み初め、 いつもの「荻原ワールド」を期待し、 今か?今か?とワクワクしていたが、 最後まで「サスペンス小説」であった。 「噂」も、サスペンスではあったが“渋谷こギャル”の面白みはあった。 しかし、この作品は最後までサスペンスの王道だ。 しかしこの著者は、なんとも捕らえどころのないと言うか、 小説の幅が広すぎる。 ひと括りに出来ないところがすごい。 実は私、犯人をあの人だと思ってました。 見事にハズレました。 また、 クライマックスの「携帯ブラインドタッチ送信」も、 ものの見事に外されました。 やられたー。 オ・ミ・ゴ・ト!! | ||||
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| 「神様からひと言」「噂」「誘拐ラプソディー」と読み、 荻原さんの文に惹かれて書店で見かけるたびに購入しています。 テンポのいい文章、地の文での心理描写などは今まで読んだ作品と同様。 目まぐるしい展開にも拘らず数日という密度の濃い少年時代。 相変わらず読みやすくかつ読み応えは有りましたが… どうにもスッキリしない。驚きもしませんでした。 私が個人的に荻原さんの作品の魅力と思っているのが「結のラストシーン」です。 その衝撃や爽快感が、この作品では薄かったのが残念です。 | ||||
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| 「明日の記憶」「神様からひと言」に続き読んだ荻原作品。前2作に比べると、初期のものということもあるのでしょうか、非常に薄い感じが否めません。 ストーリー展開は後半に来てぐっと読ませるけれど、どうも緩慢で、途中で投げ出したくなりました。 「いじめ」の復讐が軸となり物語は展開していきますが、それを阻止しようとするキャラクターにあまり魅力がないのです。 最後の落ちはあっといわせるもので、読み終わった後にはちょっと脱力感。こんな話だったよ、と人に一言であらすじが語れる書です。 | ||||
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| うーん,つまらなくは無い.中盤以降は一気に読ませてくれるのだけれど何が言いたかったんだか良くわからなかった. いじめた側といじめられた側.両者の思想的な部分を,もう少し踏み込んで書いてあれば,より面白い作品になったと思う.後,狂言回し以上の存在感を示せなかった主人公は,いてもいなくても良かったような・・・ | ||||
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| 本書は、中学校で行われていた「いじめ」の標的・トロ吉による、かつてのクラスメートたちへの復讐劇を描いています。 主人公は光也という高校生。中学校当時、彼はいじめに加わらず、常に蚊帳の外にいることを心掛けていた。 光也はいじめの主犯格だった亮太と仲が良く、高校に上がった今でも付き合いを続けている。 かつてのクラスメートたちとは、頻繁に連絡を取り合うことは少なかったが、旧友たちがおかしな嫌がらせを受けていることを知り、そしてそれがトロ吉のせいではないかと疑い始めた。 私は本書の登場人物に対して、あまり共感できない。 光也や亮太が過去のいじめを思い返して、「今はもう大人になった」「大人になって冷静に考えよう」というセリフをはいているが、それはいじめをしたことに対する反省を意味してはいない。自分たちのいじめの内容が子どもっぽかったことに恥ずかしさを感じているだけである。 非常にやりきれなさが残った。 | ||||
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| 読みやすい文章とテンポの良い飽きさせない展開。「いじめ」という永遠の命題とともに、いじめられっこの復讐という内容も非常に興味深いものであり、読者に一定の緊張と興奮を与えることに成功している。 だが、他の方も書かれていることでもあるが、視点である主人公側に対して感情移入がしにくい。 それぞれのセリフに「それは違うのでは」と思わず言ってしまいそうな部分が多々存在していた。唯一、まだ感情移入できていた主人公も最後にこちらの気持を裏切るような急激な思想変化を展開する。 最後までいじめられっこに対する同情は拭えず、いじめ報復に対する義憤的なものは沸かなかった。そして主人公達はとにかく自己保身が強く、非常に自分勝手である。17歳としては妥当なのかもしれないが、その視点から描かれた世界はあまりにも幼く身勝手で、読んでいる人間としては苛立ちが募るのだ。 青春小説としてそれが狙いとするならば本当に良く出来たものだと思う。技法的なものも全く問題無く、レベルが高い。 面白かったかどうかになれば私は☆3つになるが、小説の質となるともうひとつ☆が増えるかもしれない。 | ||||
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