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売国
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売国の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全16件 1~16 1/1ページ
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国産ロケットの開発を夢見る新人研究者と、幼なじみの官僚の失踪を追う気鋭の検察官のデュオストーリー。その接点から次第に浮き彫りになるロケット技術の対米横流しとそれに絡む「売国奴」の暗躍。 | ||||
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政治家の汚職を追う気鋭の特捜検事の冨永、日の丸の宇宙開発の現場で奮闘する遙の物語が交互に綴られる展開。 アメリカの意思に忠実に従って日本の政財界を監視する「売国奴」が日本には巣くっており、巨大なカネが動く宇宙開発もその例外ではなかったことがわかるところで二人がようやく交わります。「売国奴」とは何か、政財界の大御所の橘、冨永の友人の左門に生々しく語らせているところが、著者が小説を通して世に問いたかったことでもあるのでしょう。 物語は結末を急ぎすぎたのかやや消化不良の感。友人の左門はどうなったのかは示されておらず、冨永の部下が二重スパイだった最後の展開は唐突で都合が良すぎるとも。 | ||||
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深みのある内容でしたが、読後の爽快感はなかった。 | ||||
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テーマと切り口はとてもいいのですが、他の方も書いていらっしゃいますが、終盤のバタバタ感がとにかく惜しいです ここで星-1 それともう一人の主人公の八反田遥は内心でぎゃーぎゃー騒いでるだけで全く魅力が感じられず、また唐突な薩摩弁も何度も出てきてクドくて読みづらく、遥編は読み飛ばしたいくらいでした こんなところでページを使ったせいで最後にページが足りなくなってドタバタ手仕舞いになったのか?ということでここでも星-1 最後に物語が重なってカンドーなんてのは伊坂幸太郎あたりにやらせておくとして、主人公は冨永に絞って欲しかった そのうえで上下巻でじっくり描いていれば、ベイジンやコラプティオのような名作になりえたのではないかと思うと本当に惜しいの一言です | ||||
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面白いのだけど、ところどころ、ひっかかる。あれ?これ喋ったの富永?ぼんやり読んでたからかなあ。好きな作家なので、次も買いますがね。 | ||||
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気鋭の特捜検事、冨永真一。宇宙開発の最前線に飛び込んだ若き女性研究者・八反田遙。ある汚職事件と、親友の失踪が二人をつなぐ。そして炙り出される、戦後政治の闇と巨悪の存在。正義を貫こうとする者を襲う運命とは!?雄渾な構想と圧倒的熱量で頁を捲る手が止まらない!真山仁の超弩級謀略小説を文庫化。 | ||||
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ハゲタカでファンになり、ほとんど読みました。 これは今一、終わりに向かうのがなんか・・・。 パターンとしては、読めませんでしたがおもしろみにかけます。 | ||||
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中盤から後半は面白く読めたが、少し、著者の作品にしては、話が込み入りすぎて、読みずらかった、もう少し、派手な、構成でも、よかったのでは。 | ||||
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時代を読む洞察力といい、綿密な準備に基づく知識といい、深さといい、真山さんらしい!とワクワクしながら読みました。途中までは。 他の方も書いておられることですが、後半クロージングに向かって、かなりバタバタとネタが明かされてゆき、呆気なく終わってしまった考えあって読後感としてはすっきりしませんでした。 きっととても時間をかけて取材されたのでしょうし、もっともっと広がりを持たせられるだけのボリュームとインパクトのあるテーマだっただけに、残念な感じがします。 | ||||
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先日ドラマ化されましたが、大分はしょって再構成していたので、唐突感がすごかった。 比較すると断然原作の方がおもしろいです。 物語中盤にかけての様々な伏線は、読者の想像を掻き立てるものがありましたが、 ページ数の制約か、最後は意外とあっけない終わり方でした。 上下巻にして最後までしっかり書き切って欲しかったです。 | ||||
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個人的に今もっとも好きな作家は真山仁さんなので、ちょっと評価が辛くなってるかもしれません。 本作もそうですが、最近の作品は書きたいテーマがあり、そこに物語をはめていったというような 印象の作品が多いです。 本作に関しては、国家機密をアメリカに漏らしている「売国奴」の存在を世間に知らしめたいという のが一番なのかなと思います(そしてそれはある程度事実なのだろうと思わせるだけの内容ではあります)。 ただ小説としてみると便利な存在として親友の左門を使い、彼の行方は結局分からないまま小説が終わる と言う、ちょっと以前の作品では考えられない雑さが目立ちます。他にもいろいろとありますが。 期待している作家だけにもう少し丁寧な作品を読みたかったと言う思いも込めて若干低めの評価にしました。 | ||||
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ロケットの分野という新しい産業構造に踏み込んでの小説だっただけに、立ちはだかる闇にもっと踏み込んで欲しかった。 でも、この続きがあれば早く出して欲しい。 | ||||
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「ハゲタカシリーズ」で知られる真山仁さんの作品で、今回の舞台は東京地検特捜部です。 主人公の富永は、権力の中枢にいた政治家の贈収賄を暴くと共に、国家的な陰謀に巻き込まれたかつての同級生を救うために奮闘します。 描写も緻密ですし、サクサク読めるので、そこはさすが!と思わされます。ただ、内容的には若干尻すぼみ感があるというか、オチは評価が分かれると思います。 前半の伏線をもう少しスッキリと消化してほしかったなというのが正直なところです。 | ||||
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真山仁の本は好きでほとんど読んでいます。 ただ、この作品含む直近の2-3作品は、小説としては前半の伏線をあわてて回収か 回収できなていない印象で、消化不良感が残ります。 今回も、読みながら残りページが少なくなるにつれ、どう物語をクローズするの?下巻があるの? と思ってたところ、あっけない終わり方でした。 テーマ選定は毎回興味深いものがあるので、後半部分を小説としてもっと掘り下げて欲しかった。 取材に基づく問題提起を小説形式で行った印象がして、小説としては評価を下げざるを得ません。 | ||||
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最近,三菱のMRJや、本田技研工業のホンダジェットなどの航空機関連産業や宇宙関連技術,軍事関連技術などに世界の注目が集まっています。 また,東日本大震災での事故で批判にさらされていますが,原子力発電所関連の技術も世界トップレベルにあります。さらに,上下水道プラントや鉄道などのインフラ関連については,他の追随を許さないほど高い技術力を誇っています。 そういった日本の高度な技術発展を妨げ,アメリカに技術を売り渡している売国奴がいるというのが本作品のプロットとなっています。 東京地検特捜部で政治家の汚職を追う中で,日本の宇宙開発をアメリカに売り渡そうとする動きを知り,その真実に迫る検察官,冨永真一。この二人の物語が交互に語られていきます。文部科学省官僚で幼馴染の友人 近藤左門の失踪,政界汚職として追っていた政界の黒幕 橘洋平から知らされる真実。日本の技術をアメリカに売り渡している売国奴に迫ろうとする富永真一に忍び寄る公安やアメリカ政府の魔の手。そんな彼の物語の一方で,父の遺志を継いで,幼い頃からの夢であるロケット開発を目指す若き女性研究者,八反田遙に日本の宇宙開発の現状を語らせています。 しかし,これまで様々な仕事のプロフェッショナルを通して日本の課題を描いてきた真山氏の作品にしては,テーマが大きいにもかかわらず,結末が中途半端に終わってしまった感があります。結局巨悪は退治できたのか。よくわからないまま終わってしまったのと,もう一人の主人公である八反田遙が,単に日本の宇宙開発の説明のためだけに使われている,出だしの幼女殺人容疑の犯人を立件し有罪にしていく話が,単に富永真一の性格を描くためだけに使われているといったところが残念なところです。 社会は小説の雄,真山氏には他国を利する売国奴の現状にもっと迫ってほしかったです。 | ||||
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日本のロケット技術がアメリカ売り渡されていることをテーマに、検察とロケットの開発に従事する者と日本の戦後を支えてきた大物政治家の3つの視点でそれぞれの戦いを描いた小説ですが、テーマが大きすぎるせいか、問題の本質を描こうとして登場人物の背景描写に力を入れすぎているせいか、全体的にストーリーが散漫で、正直読み応えがなく、真山氏の代表作「ハゲタカ」のような息をつかせぬ攻防を期待していた私には肩すかしでした。小説の長さのわりに登場人物が多すぎて雑音が多い気がします。 デビュー作からのファンとしてはちょっと残念な感じです。次回作に期待しています。 | ||||
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