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ストーリー・セラー
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ストーリー・セラーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.61pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 21~40 2/3ページ
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ここ何年も小説読んでて泣いたことなんかなかったのに、思わず泣きそうになって読むのを中断したぐらいでした。 とにかく良い本です。 | ||||
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自分はハマりました。 酷評されてる方々はきっと著者の作品に爽快感を求めておられるのでは?と思いました。 この話は、きっと違います。 読み口は軽いけど強い作品だと思います。 初期の作品のようなので、今の路線を探してる最中だったのでしょうか。 考える余地があるのがすごく楽しい作品でした。 | ||||
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心温まる部分も多いが、心が痛い部分もあり。 夫婦の深い愛の姿が見えた。 | ||||
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"こんなことになると知っていたら。 彼は横になった彼女の紙を撫でながら思った。 彼は、絶対、あのとき君にそんなことを勧めなかったのに。" 致死性脳劣化症候群……物語を紡ぐ仕事についている妻が患った病はそう名付けられた。複雑な思考をすればするほど脳は劣化し寿命を縮めていく。 彼女は、最初で、最高の読者の夫のために物語を紡ぎ続けることを決める。 新潮社の短編アンソロジー"Story Seller"に収録された短編……というよりは中編のside-Aと書き下ろしのside-B、小説家の妻と会社員の夫の二人を描いた2編の作品が収録されています。 実は再読です。 初読は著者の「ヒア・カムズ・ザ・サン」を読んだ直後でした。あちらも、キャラメルボックスという劇団の作品のアナザーストーリーとして書かれたテクニカルな作品ですが、この「ストーリー・セラー」もかなりテクニカルな作品。 抜群に物語にのめり込まされるのですが好きになりきれず、でもとてつもなく良い作品、と巧く自身の気持ちを整理できず結局レビューも書けないままでした。 著者の「旅猫リポート」でダダ泣きして、もう一度「ストーリー・セラー」に接してみようと思って読み返して見ました。 Side-A,Bともに煙に巻くような技巧が込められているんだけど、やっぱりストーリーを追えば追うほど、好きになれる作品です。 一つ一つの表現がとにかく素敵で……そして読んでいて悔しくなります。 物語を「愛する人」と、物語に「愛された人」との違いを知って、それでも、その二人の物語に接することが出来る喜びを感じました。 「あなたがすき」「きみがすきだ」で占められたページを見る度につい大きく息をついてしまいます。 やっぱり素敵な作品です。 | ||||
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54歳のおっさんです。号泣しました。文句ありますか。 小説の舞台設定や、登場人物のキャラクタ設定に若干の無理がないこともないけれど、そん な瑣末なことは関係ない。 こんな風に妻を愛したかった。 こんなふうに妻に愛されたかった。 | ||||
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有川作品としては終わりが悲しい物語だったのが非常に印象的でした また内容が個人的に非常に来るものがあったので、人によっては もしかしたら受け付けない可能性があるなとおもいました。 ただ作品として非常に意義のあるものだとは思います。 | ||||
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初めて有川浩をよみました。 名前から筆者は男性だろうと踏んでいましたが、女性ということで、知った後納得する部分が多々ありました。 妻の男らしさやそれの隠し方、仕事や家族に対しての姿勢がとにかくすきになりました。 夫の支え方、そしてなにより彼女への愛情の深さがこまごまと読み取れ、こんな男性に会いたい!!!と思いました | ||||
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side AをStory Seller 1で読んで、すぐに衝動買いしました。 見比べるとside Aは単行本の方がページがゆったりしている分、 ページ割や改行などが工夫がされているのが分かります。 そこに有川さんや編集さんの意図を微妙に感じながら、読めました。 (マニアックかもしれません。) 内容的には今のところ有川さんの本では一番の出来と思っています。 side Bも作家が登場人物らしい展開に楽しみながら、 それでもひたひたと迫る終わりを感じながら足掻く夫婦の一挙手一投足が刺さりました。 日々を分かち合う人がいる幸せ、それを緩やかに失う不幸せ、 でもその不幸せにきちんと向き合う中で小さな幸せが生み出されていく。 ちと結婚したいと思わせる本です。 | ||||
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読んでいて,有川浩の個人史ではないかと不安に教われるくらい現実味のある内容。 学校の文芸部で,駄目だしで掲載してもらえない話,どこかであるに違いない。 一方で,玉石混淆な学校の文芸部の文芸誌が多い中, 本当にそんなことまだあるんだという思いがした。 誰かが才能を信じてくれたり, 誰かが書いたものを読んでくれるというだけで, 才能が開花していく,あるいは才能を発揮したものが世の中に出て行くという ありえる話だけに現実味がある。 命を削っても書くという選択をすること。 自分は話には入り込めないが, こういう話を書ける有川浩の才能に敬服する。 Side Bがなかったら,Side Aだけだったら,あまりに悲しすぎて二度とストリーセラーを開かないかもしれない。 Side Bを書いたところに,有川浩の均衡感覚が働いているという気がする。 | ||||
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Story Seller [Side A]と[Side B]の2編を収録した本書は、完全版「Story Seller」です。 [Side B]は、単行本(本書)のために書き下ろされた新篇で、 文庫版Story Seller (新潮文庫) に収録されているのは[Side A] だけです。 (文庫版Story Seller (新潮文庫) は、有川浩を含む複数の作家の短編を収録したアンソロジー。Story Seller 2、3も同じです)。 名作が揃った文庫版Story Seller (新潮文庫)も大好きですが、[Side B]だけのために本書を買いました。 そして、もう一度泣いてしまいました。 [Side A]を裏返した物語が[Side B]で、[Side B]最初の1ページ目に概要が書いてあります。 なので、最初から中身がわかってしまいます。 それでも、[Side B]に引き込まれてしまいました。 とても切なく、とても苦しいけれど、優しくて、暖かい気持ちになりました。 冷酷で無責任な人間や、不条理な現実に苦しめられても、 暖かい優しさを失わない登場人物が大好きです。 純粋で善良であり続ける登場人物が大好きです。 感動が止まりません。 | ||||
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SideAとSideB。小説家とその夫を主人公にした恋愛小説が2編。モデルになっているのは著者自身と思われ、小気味の良い展開で読者を楽しませてくれる。どうやら、最初にSideAが発表され、それだけでは1冊の本にするには薄いので、SideBを書いたようだ。しかも、SideBは最初に結論を予告して始めるという大胆さ。しかし、これが、きっちり読ませる。有川浩らしい佳作。 | ||||
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学校の図書館で見つけ、読んでみました。 他の方も何人かが書いていらっしゃいましたが、好き嫌いが分かれる作品だと思います。 一気に読み切ってしまいました。でも、何かが腑におちませんでした。しかし、それがまたいいのでは・・・と思います。 有川さんの完結しきらないような書き方にハマってしまう方には、ぜひ、おススメです。 | ||||
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「甘く、哀しい恋愛小説」 これで興味がわくなら、ぜひご一読を。 期待に応えて楽しめると思います。 ※そういう気分のときに読むのがいいのかも 構成は、対になる2つの物語(Side:A、Side:B)で構成されています。 主役の夫婦が、妻は小説作家、夫:読書家(本好き) やがて亡くなる伴侶との、出会いから、その日までを描いてます。 妻は、本を書く以外は、全くダメで、家事や洗濯もできません。 性格は男っぽいが、これはツンデレ? 夫は、妻を甘やかすことが趣味な、妻の幸せを願う男。 そんな夫婦が過ごした時間、そしてその時に向けて書いた小説とは!? ********************************************************************* 小説をよく読む方は、この夫婦に共感できると思います。 ボクは、ベタな恋愛小説は苦手なのですが、 この夫婦(作家と本好き夫婦)の細かい設定や感情描写に、 ちょっと共感して読んじゃいました(;・∀・) ※雑誌(文庫にもなってる)「ストーリーセラー」Side:A が掲載されており、 ・伊坂幸太郎、佐藤友哉、道尾秀介 も同じく掲載されているので、 この名前なら、雑誌も非常にお得かと思います。 (どれも期待通りに、おもしろかったです) | ||||
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まず表紙に目をひかれ、 作者名を見てすぐに買うことを決めました。 オシャレです。 内容はオシャレというほど背伸びした恋ではなく 身近にありそうな、あったらいい、あったら切ない、 気持ちになるエピソード。 個人的に 有川さんの作品の中ではもっとも お気に入りの作品になりました。 | ||||
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Side Aは既読だったので、Bのみ読みました。 堪りません。 くさいくさい話だとも思います。 だけど、胸が締め付けられる感じです。 結婚して20年。 決してラブラブなんかではなく、二人とも大きな健康上の問題も無く、のほほんと過ごしています。 相手が居なくなろうとしたら、こんな気持ちになるのだろうか? のほほんと過ごしていられる幸せを感じさせられました。 | ||||
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ストーリー・セラー/小説家を題材にした新潮社のアンソロージーに書かれた作品を単行本化するために、同一主題で夫が死ぬ場合を書き下ろし、まとめたものです。Side Aは精神を病んで壊れていく作家をとても切なく描いていて泣けました(考えると死ぬという奇病設定は蛇足でしたが).Side Bは愛する夫の死に必死にあらがおうとする主人公に有川浩の姿が重なりました.ただ、西尾維新や奈須きのこのような単語の羅列による感情表現はらしくないし、値段の割には薄っぺらいと言われていも仕方ないと思います.短編集に入れるべき内容で装丁で豪華にして高値で売るやり方は有川作品にはやってほしくないです。水嶋ヒロだけで結構です. | ||||
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なるほど〜と。読後感は満足と感動でした。 文体から受ける違和感の払拭と、彼女のひたむきな心(エゴ)が真心に昇華された感触を同時に味わえた感じ。 一人称と三人称とが入り混じった文体だったので最初からおかしいと思いながら読んでいました。 こんな下手な文章を書く作家じゃないはずだと……案の定、叙述トリックです。 同じ言葉を繰り返すなど、あえて陳腐でベタな心情描写を多用していますが、このトリックをよりいっそう生かすための仕掛けと判れば納得できます。 物語の主人公はどこまでも「彼」であり、「彼」の心が描いた(書いた)物語を読んだ錯覚に陥りました。 作中には『書ける側』と『書けない側』という表現が出てきますが、その定義すらも曖昧にさせられるような……この感覚はなんと表現したらいいのでしょうね。私は見事にトリックに嵌まってしまったようです。 | ||||
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カバーイラストからは想像できない、壮絶な2つの物語。 読み終わったときの衝撃が、他の小説ではちょっと思い当たらない。 sideBはどこまで本当のこと、いや、少しでも現実が語られているのか? 気になってしまって。 有川作品を初めて読む人にはお勧めしません。 「図書館戦争」とか「阪急電車」「植物図鑑」くらいから入ってください。 それで、もっと読みたい人は是非どうぞ。 読みごたえのある作品を読むと、他者の感想が気になってアマゾンのレビューを読んだりするけれど、 自分だけの感想を固めるために一晩置くことが多い。 だが、この本に限っては読み終わってすぐにカスタマーレビューを読むためにPCを開けた。 これを、どう受け止めたらいいか分からなくて。 有川作品の中でも異色だし、レビューで批判されてる点には納得できる部分もあるけど、 わたしは感情を揺さぶられました。 なんにも感じない小説よりずっといい。 | ||||
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作者の作品で既読は「阪急電車」のみです。 あちらは面白いと思ったのですが。 娘に勧められて読みましたが、わたし自身が読者として年寄りすぎたようです。 涙腺は刺激されましたが、ほぼ反射。 Bは蛇足だと思います。 作者は、 自分の作品が筆の勢いで読ませるだけの力量を持っているということをそんなにも言いたいのか。 AでもBでも同じフレーズが出てきて、くどさを感じました。 夫婦で外界を見ないどっぷりさも、幼なすぎて気持ち悪い。 そういう人種でなければ小説なんて書けないかのような表現の数々。 それによって勝手に不幸が増しているのに、 それを可笑しがる余裕もない内容。 装丁が美しいが、それすらも、夫へのプレゼントでしかなく、 読者の存在はセラーに対するバイヤーでしかないのではと思わせる。 ひとつだけ沁みたのは、別れの言葉が「それでは」だったというところ。 おびただしい単語の羅列より、その一言が。 いや、それすらも計算なのか。 なんにしても、 邪魔されたくないからという理由だけでキスで口を塞ぐほどの読書好きの男子は、 わたしはごめんです。 「今だ!チャンス!」くらい思って欲しい(笑)。 | ||||
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ただ甘いだけの恋愛小説ではなく、気持ちの悪さ、えげつなさ、色々入っています。 全部ひっくるめて、この作品が好きです。 恋愛や結婚に対しての価値観が冷め気味な私でも、この本を読むと、夫婦っていいなぁ、と思ってしまいます。 ハッピーエンドではないけれど、登場人物たちの想いの強さに涙がボロボロ出てきました。 そして、このお話はフィクションだと分かってはいるものの、気になってしまう有川さんの旦那さん。 以前インタビューで、『レインツリーの国』の伸に近いと言っていましたが、どうなんでしょう? | ||||
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