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明日の子供たち
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明日の子供たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 81~90 5/5ページ
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児童養護施設が問い掛けるもの、育児放棄や家庭崩壊などが原因で、施設に入所している子供たちへの「かわいそう」との一般的な思いについて、「私たちは、ここにきて、ホッとしているのです」の言葉は衝撃的でした。 「家族って何だろう?」「子供から大人になる成長過程の環境について」「児童養護施設の現状と課題」など、取材と参考文献によって、現実味のある内容になっています。 登場人物たちの会話には、臨場感があります。 17歳の心の葛藤が痛いほど伝わってきます。 そして、心の機微、思考力が深まるように思います。 この本を読むことで、大きな社会の中で生きていく、それぞれの置かれた環境を考えるキッカケにもなります。 当事者間の会話の積み重ねに、緊張したのは、僕だけでしょうか。 有川浩さんの作品に、心より感謝いたします。 「ありがとうございました」 | ||||
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やっぱり本は良いです。 自分の涙腺はこんなにゆるゆるだっのかと気づかされました。 施設入れて幸せということを始めて知りました。 自分は、施設の子に比べたら比較にならないほど幸せな環境にいます。 でも、この子たちよりも、今を幸せと感じる力は持っていません。 ぜひ多くの人に読んでほしい一冊です。 | ||||
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さすが有川浩!! 気持ちの胸ぐらを掴み上げられて最後まで一気に読み干してしまう面白さでした。 有川浩に執筆依頼を思いついた当事者の子の賢さと勇気に脱帽です。 ぜひぜひ読んでほしいオススメの一冊です! | ||||
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児童養護施設について全く予備知識がないままに読みましたが、施設を出た後のことに焦点を当てていたのが新鮮というか、そこにも課題があるんだと納得しました。かつて施設に在籍した女の子のくだりは泣けましたが、そこが見事に退所(高校卒業?)後の課題を浮き彫りにし、そのあとの話につながっていく展開は見事でした。 私は子供、特に思春期の子供が成長していく姿を描いた物語にめっぽう弱いのですが、それを差し引いても、この物語に登場する子供たちは格好良かったし、それを支える大人たちも素敵でした。 有川浩さんらしい、一気に読める素敵な本です。 | ||||
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ストンと心に落ちる一冊。 児童養護なんて、あのドラマでしか最近聞いたことがない、そんな人に読んでほしい一冊。 小さな子を持つ身で、「あのこ施設の子だから遊んじゃダメ」といわれるという一節に、 ああ・・・と心を痛めてしまいました。 私はちゃんと母親やれてるのかしら、と自問自答もしてしまう一冊。軽いです。軽いですが、重いです。 好き嫌いは分かれると思いますが、特に今子供を持たない人が多いのでほんとに目につかないと思いますが 有川さんがこのテーマで描く、というのが誰もに「知って」もらうためにとても有効で、秀逸だと感じた一冊です。 たくさんの人に読んでほしいです。そして考えてほしいです。 どんな子でも、子供は未来への投資です。 票田じゃないですが、未来の票田です。 そこにコストを掛けないで、消えていく票を追いかけることに未来はあるのか?過去へ投資することに意味があるのか?とも読めました。 どう感じるかはわかりません。どう感じるか、読んでほしい一冊です。 | ||||
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正直、すごく薄っぺらい内容に驚きました。この作家さんだからと、思わぬ事実や展開を期待したのが敗因かもしれません。 極めて中途半端ですが、後味は良いです。 作家のファンではなく、児童福祉施設の話を読む目的ならば、とても楽しめると思います | ||||
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児童養護施設というのは、フツーに暮らしている者には縁のない世界であるが、不思議とイメージはある。これは、ドラマとかマンガとかで昔から舞台になってきたからだろうし、貧乏・不幸でも純粋とかその描き方が一貫してステロだからだろう。 そして、本書は、そうした焼き直しを踏襲しているので、違和感とかなく、暑い夏にスラスラと読めて、適度な喜怒哀楽を持てて、そして、読んだ後には後味の悪さもない(というか、たいした読後感がないというのが本音)。実にお手頃な本だ。中高生の読書感想文にもうってつけだろう。 ふと思うと、自衛隊とか特殊世界での分かりやすい人間ドラマは著者の十八番であるから、児童養護施設というのは変化球ではなくて、ストライクど真ん中なのだろうね、著者にとっては。 それにしても、児童養護施設といえば、批判を受けたドラマでも悪いのは職員の方だったけど、現実には児童の側にもいっぱい悪いヤツがいる。そこを描く人がずっといないのも不思議といえば不思議(著者にそういう役割は期待していないが)。おそらく、一種のファンタジーを望んでいるんだろうね。だから、有川本を読む自衛官は結構いそうだけど、本書を読んで一般読者のような気持ちには養護施設の児童はならないだろうなぁ。 | ||||
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有川浩さんの作品は読みやすく面白いものが多いので、今作もすぐ購入、やはりサクサク読めます。 ただ、感動するかと思ったらそれほどでもなく、得意な恋愛要素も少ないと思いました。 児童養護施設の子どもが大学進学を目指しているのに施設の指導員であるヒロイン達が、奨学金のことを子どもに伝えるのを躊躇したり悩んでいるくだりがすごく長くて、苛立ちを感じました。 今日、奨学金で大学進学は当たり前で、みんな20年くらいのローンをかかえて結婚する若者も多いです。 親がいても経済的に苦しくて大学を断念する高校生はいくらでもいます。奨学金など、高校3年の新学期早々説明会があり、5月に先行申し込みもあります。 もう少し現実の高校生、大学生の事情を知った上でその上にプラス児童養護施設の子どもたちに偏見をもたないで、・・・というメッセージを伝えてもよかったんではと、惜しく思えます。 | ||||
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スラスラ読めるのに、すごく考えさせられました。 児童養護施設の子が自動的に貼られてしまう「かわいそう」というレッテル。 自分も今まで何も考えずに「かわいそう」と思っていました。 笑いあり、涙ありで圧倒的に面白い、だけどテーマは深い。 さすが、有川さん!と思うような小説。 | ||||
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児童養護施設で働いた経験があるので、細かいところもリアリティがあると思いました。 この本で社会の偏見は無くならないし、劇的に状況が変わることも難しいと思いますが、いろんな人がいて社会が成り立っていることを改めて認識できる人が増えるといいなと思いました。 | ||||
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