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明日の子供たち
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明日の子供たちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.51pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全90件 41~60 3/5ページ
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児童養護施設を取り巻く状況について勉強になりました。18歳以上の対象者に対して、今後どのような支援策が生まれるのか(それとも、現状のままなのか)心配です。 | ||||
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夏休みの読書感想文を書くのに慌てて子供に買いました。とても良い内容らしく、感想文が書きやすかったらしい。感想文はとても苦手な子ですが、学年代表に選ばれました。長文ですが、色々考えさせられたみたいです。ぜひオススメです。 | ||||
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有川さんがたまに書く、ゴテゴテの恋愛系?感情的になってる女性はとりあえずギュッとしてブチュてすればおk的なわけわからん流れを期待してる人は見てもつまらないと思います。 しかし、物語に描かれた内容を論理的に考えた上で違和感なく受け止められ。自分が考えることのなかった現実や問題点に気付かせてもらえます。 物語に登場する別の人物の人生を経験し、楽しめる本 | ||||
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児童養護施設に転職した元営業マンの三田村慎平は、やる気は人一倍ある新任職員。 愛想はないが涙もろい三年目の先輩職員の和泉和恵や、理論派の熱血ベテラン猪俣吉行。 施設の“問題のない子供"と呼ばれる高校生の谷村奏子、 大人より大人びている17歳の平田久志。 職員に児童にサポート人員&施設等、児童擁護の世界を様々な視点から描き、 リアルな問題や不満を提示しつつ、作品内で見事な解決や明るい未来を勝ち取っていく見事な感動作品! 特に、施設の女子高生の不満『私は、親と今よりも遥かに大変な生活をしてきた上で、ここに来て救われたから、ここに来れて幸せ。なのに、児童擁護施設にいるから可哀相だなんて思われたくない』という叫びは、多くの施設児童の現実的な叫びに聞こえたし、 高卒後に就職せず進学した場合、親に一切頼れない場合のリスクの深刻さにも切実な現実的叫びを感じました。 作品の終盤のテーマのように、今はこどもだけど『未来の社会を作る明日の大人たち』なんだから、もっと世間や社会が現状を知り、老人と同じく手を差し伸べていかなくてはならない大切な分野だという事を、発信したり訴えていかなくてはならないと感じましたし、 その1歩として、素晴らしい作品に仕上がった今作品を一人でも多くの方に読んでもらいたいです! ドラマ化も切望する程に、感動の涙に満ちたオススメの神作品でしたO(≧∇≦)o | ||||
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ストーリーで言ってしまうと小説でありがちな話になるのかもしれないけれど、細部が非常に丁寧に描かれていて、のめり込んで一気に読んだ。 有川さんの作品のなかでも好きな物になった、通勤電車で泣きそうになったのも久しぶり。 | ||||
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ライトで読みやすいのが、有川さんの売りかと思うのですが。 こういうテーマを扱うには、力量が足りていないと感じます。 物語としてまとまっているし、題材に真摯であることは伝わってきますけど。 普段本を読まない人向け。 | ||||
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有川節ですが、施設という普段見慣れない生活に対して勉強になりました。若者がこの本を読んで選挙にいってくれたらなと思います。 | ||||
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有川浩さんに泣かされました。 児童養護施設の知識が全くないまま読み進めた。自分自身は三田村のように幸せな家庭に育った人間ではない。けど家庭では育った。結局カナやヒサと比べて感謝しなきゃいけないなと思った時点で、嫌な登場人物になるなぁと思った。 施設の退所後に当たり前に気軽に寄れる場所があるのも知らなくてそういう場所を予算の無駄だという行政が出てきてほんとに現実でこんなこと絶対に起きないで欲しいと願うばかりだ。 選挙権のある大人が読むべき作品。 久しぶりに時間を忘れて没頭させられた。 さらっと出てくるだけだと思っていた猪俣先生が進学否定派になったきっかけのアッコや和泉ちゃんが養護施設で働くきっかけになった渡会くんがしっかり物語に出てきて有川浩さんやっぱ人と人との関係性の紡ぎ方がほんとにすごいなぁと。アッコが出てきた瞬間は涙が止まらなすぎて困った。ほんとに良かった。 辛い現実を描きつつも幸せな気持ちにさせてくれるのが有川浩さんらしくてにくいなぁと。 | ||||
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この本は装丁とタイトルだけで思わず手に取りました。 児童養護施設についてのお話。 私の住んでいるところの近くにも児童養護施設があり、またそこで育った友人もいます。 今でも私たちの生活の身近にある児童養護施設ですが、その施設について知識って意外とないものですよね。 この本ではそういった施設で暮らし、成長する子供たちの思春期真っ只中の率直な気持ちや施設に対しての知識を得ることが出来る。 読んでて深く考える部分もあれば清々しい気持ちで読める部分もあり、新幹線での2時間の旅であっという間に読み終えました。 | ||||
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児童福祉施設の職員のかたに、「施設のことを話すより、この本を読んでもらえればわかる」と勧められて購入。 …一気に読んでしまいました。 いろいろ考えさせられました。 たくさんの人に読んでもらえるといいなと思います。 | ||||
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類型的なキャラ、行間を埋める強引なミスリード…セルフパクり? | ||||
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薄いです、ほんと。 児童施設には縁もゆかりもない素人ですが、簡単に展開が読めました。フィクションではないから展開のさせ方にも限界があるのでしょうが、どうせ何か同じようなケースで身持ちを崩した子がいてトラウマなのだろうなとか、かわいそうって言われたくないからどうこうとか。 某日テレのドラマを意識して書いてるんだろうなと思ったらモロにそうですもんね。有川さんならもっと深く切り込んで描いてくれると思いましたが、期待外れでした。読んでみてもいいけど、図書館で借りれば済む本です。 フリーター家を買う。はすごくよかったのに。中途半端に社会派な内容を描くのは不向きな作家さんだと認識を改めました。 | ||||
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著者のラブコメを大好きで、なおかつ三匹のおっさんなどと、同一視線で読まれたら違和感を感じると思います。なぜこの作品を著者は出筆したのか是非読んで著者の違う面を感じ取って頂きたい作品だと思います。 | ||||
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児童養護施設を舞台にした長編です。 「かわいそうだとは思わないでください。施設ではあたたかい布団でぐっすり眠れる。 朝も夜もご飯が出てきて、おやつももらえる。学校にだって行ける。 機嫌の悪い母親からいつ怒られるか、叩かれるかとビクビクして暮す必要がない。 私は施設に入ってなんていいところなんだろうと思いました。」 カナちゃんのこの言葉・・・私はいかに自分の価値観だけで物事をとらえていたのだろうと気付かされました。 “価値観を転換させろ”とはまさにその通りで、それによって見える景色も変わってくるのだと思います。 深く考えさせられ、勉強にもなり、かつ面白くって楽しめた。 読者を泣かせようとしてる感じないのが有川さんらしくてよかったです。 (だけど、さすがにイノッチとアッコちゃんのエピソードは胸に来るものがありましたw) それでも☆を4つにしたのは、有川作品でお楽しみのドキドキや胸キュンが少なかったから・・・。 やはり有川さんの作品にはまずそれを求めちゃうんで・・・w 今回はテーマがテーマなので仕方ない部分もありますが、もう少しドキドキしたかったな。 児童養護施設の現実は実際にはもっと厳しいものだと思いますが、 この本によってこれまでの見方をちょっと変えてくれる人がいるだけで、何かにつながるのではないでしょうか。 | ||||
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児童養護施設について多少は知っていましたが、子どもの目線ではどうなのか。子どもが成長する、あるいは大人になって生きていくために何が必要なのかを改めて考えさせられました。 | ||||
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内容を全く知らず、手に取った本ですが、久々に何度も目頭が熱くなる本を読みました。 児童養護施設を舞台に繰り広げられる人間ドラマ。 読むにつれ、屈託の無い子供たちの笑顔の裏には誰にも頼らず生きていかなければならいと言うしっかりとした信念があり、その子供達を本気で支え導こうとする職員達に心打たれます。 難しい本が苦手で読解力の乏しい私にも一気に読む事がでるくらい読みやすく、理解でき感動し上手く纏められていると思いました。 皆さんに、お勧めでき、一度は読んでもらいたい本の一つとなりました。 是非機会があったらどうぞ。 | ||||
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施設の子供たちも、いつかは大人になり、社会に出ていかなければならない。その事実を、今まで考えもしなかった。ただ漠然と、施設の子供たちは、かわいそうだとしか思わなかった。「かわいそうな」彼らと「普通の」自分を比べて、無意識のうちに差別していた。自分の中に眠っていた「誰かを無意識に差別する心」に、また一つ気づかせてくれた本書に感謝したい。 施設で育つ、ということは、やはり不利なことが多い。彼らの人生は、やはり「かわいそう」だと感じるのは、仕方がない。彼らには、「普通」ではないことで、あふれている。ちょっとした身の回りの疑問や、感想を言ったり、答えてくれる親がいないというのも、「普通」ではない。 しかし、そういった「普通」や「常識」とは、そもそも、その基準にしているポイントは何なのであろうか。普通も常識も、ただ多数の賛同を得ただけの虚構の一つでしかない。そういったものに当てはめることでしか、基準を測れないようならば、むしろそういう人の方が「かわいそう」だと言えるかもしれない。この本の子供たちは、決して自分たちが生きている場所や境涯というフィルターを通して、自分を見て欲しがっているわけではなく、自分自身そのものを見て欲しいと願っているのではないか。かわいそうかどうかを判断するのは、それからだろう。 今回、『明日の子供たち』を読んで、本という媒体が、世間に一石を投じ、波紋を広げることのできる媒体であることを強く実感した。 本には、社会に貢献することができる力がある。 本には、誰かに何かを訴えかける力がある。 本には、価値観を破壊する力がある。 本の持つ可能性を強く感じることのできた作品であった。 | ||||
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作者なりに、かなり取材や勉強をしたようで、ファンタジーではないリアルな物語が、綿密な設定により、展開されていく。 主人公の三田村は野暮で気のきかない童貞のような男だが、その天然さから出る、的を射た発言が、既成概念に捉われすぎたベテランたちを打ち崩していく。 そんな三田村と子供たちとの蟠りが徐々に解け、信頼を得ていく流れは実に爽やかだ。 養護施設を舞台にした実在のドラマや出来事をパロディしたり、DISっており、世間では持て囃されたタイガーマスク事件を論ってるのは、なかなかに面白かった。実際、ランドセルなんて貰っても迷惑でしかないだろう。あんなもの、ただの自己満足である。美談では絶対に無い。 他の養護施設を舞台にしたタイトルでは、「貧乏でランドセルが買えない」というおかしなエピソードが多々あるが、この小説はそんな陳腐な創作とは一味も二味も違う。なんと舞台になっている養護施設の施設長自らが、「税金が出るので、ランドセルが買えない施設なんてありません」と言い切り、前述のような、ありがた迷惑な寄付を一蹴してしまうのだ。これはかなり野心的な描写で、少し驚いた(しかもなぜかタイガーマスクに限って、パロディではなくそのままだ)。 「明日の子供たち」から繋がる最終章、「明日の大人たち」は非常に巧い。読者をこのタイトルから、登場する職員たちのストーリーだと思わせ、実際には、”子供もいつか大人になる”=まさに「明日の大人たち」になる、という意味合いの、ここでもやはり子供が主役のストーリーを見事に書き上げている。 冒頭を想起させるエンディングも、主人公の成長が見られ、実に綺麗だった。 作品の欠点としては、綿密な反面、作者なりに読者に知ってもらいたいのであろう知識を、盛り込み過ぎたこと。キャラクターたちが完全に児童養護施設の解説員となっているシーンが多過ぎる。物語も展開せず、グダグダと一方的に喋り続けられるのは、小説としては駄目な展開。少しばかり読み飛ばしたことを、ここに白状する。 そういえば、梨田との確執は結局どうなったのだろうか。400P以上もやった割には、消化不良の面もある。三田村と和泉の関係ももうちょっと踏み込んで欲しかったところだ。 数年後には、必ず実写化するだろう。 かつてないリアルな児童養護施設をテーマにしたフィクションとして。 | ||||
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児童養護施設を舞台に新米指導教員のシンペイちゃん、3年目のイズミちゃん、ベテランのイノッチ。 この三人と入所者、他の指導教員との様々なやりとりで物語は進んで行きます。 過去の経験から女子の大学進学を頑なに否定するイノッチ、物語の中頃、思わぬ場所でこの女子と再会を果たします。 ここでウルウル・・泣かされました。 有川さん、おすすめの作家さんです。 | ||||
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内容が薄いというご意見もありますが、へんにドロドロさせたり辛くなりすぎるような 描写がなく、素直に子供たちを応援しながら読むことのできる作品だと思いました。 読後感もいい作品だと思うので、あまり難しく考えず、児童養護施設を知るきっかけ になるかも・・・と思いながら読んでみて、感じる事があれば自分に出来る事を考え ていければいいのかな?と思いました。 | ||||
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