闇に香る嘘

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評判

闇に香る嘘の評価:

3.61/5点 レビュー 83件。 A ランク

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平均点3.61pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全111件 101〜111 6/6ページ
No.11
(5pt)

あはは……星は5つでしょう。

電子書籍版を購入。直ぐに読める素早さに感激。iPadでは寝転んで読むのに重いが、miniなら丁度ピタリのサイズと重量。通院待合ではiPhoneでも読めたし、miniに戻っても読みかけページを教えてくれるありがたさ。いやー、画面が明るいので、スタンド照明なしで読める快適さがGOOD。さて肝腎の本の中身は、最初からグイグイ引き込まれて真相が全く分からない展開。うーむ、そう言うことだったのか……。予想不可能な解決。お見事。ただ一つだけケチをつけるなら、盲人の方の臭覚が描かれてない。見えない代わりに、体臭や口臭や香水類に敏感なはず……。ま、それを言っちゃ~小説になりませんね。それにしても青空文庫だけが電子書籍じゃない。初めての購入で正解でした。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.10
(5pt)

私はタイトルを敢えて評価

普段、本など殆んど読まない人間だが某ラジオ番組の絶賛を受けて購読。
光を失った人間の苦悩や、日々工夫して生きる様を見事に表現していたと思います。
点字が謎を解く重要なキーを担っていますが、盲目の方の多くが点字を読むことが出来ない事実を始めて知りました。
多くの伏線が序盤から張られいるが、破綻なく最後に回収するストーリーは見事です。
委員の方々はタイトルが内容を語り過ぎているという評価なのですが、この程度のヒントがあっても全く問題ないと思います。
私は、古典のまだらの紐のみ推理出来た人でしたから…
読後に清々しい気分になれました。
星5つ。
闇に香る嘘 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘 (講談社文庫)より
4062934825
No.9
(5pt)

私はタイトルを敢えて評価

普段、本など殆んど読まない人間だが某ラジオ番組の絶賛を受けて購読。
光を失った人間の苦悩や、日々工夫して生きる様を見事に表現していたと思います。
点字が謎を解く重要なキーを担っていますが、盲目の方の多くが点字を読むことが出来ない事実を始めて知りました。
多くの伏線が序盤から張られいるが、破綻なく最後に回収するストーリーは見事です。
委員の方々はタイトルが内容を語り過ぎているという評価なのですが、この程度のヒントがあっても全く問題ないと思います。
私は、古典のまだらの紐のみ推理出来た人でしたから…
読後に清々しい気分になれました。
星5つ。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.8
(5pt)

退屈? 感動?

主人公の「私」が兄を疑って(ほんとうの兄ではないのではないか)実家の岩手を訪れる場面では、退屈になって二三日読むのを休んだ。
「私」は70歳になろうとする老人で、題材は「中国残留孤児」―なんだか古色蒼然としているなあと思ったものだ。また、軍国日本に関わる話は、一部の人からは反感を買うかもしれないと心配にもなった。
しかし、気を取り直して読み進めていくうちに、引き込まれた。
最後は涙なしでは読めなかった。
読み終わったとき、「まいった! さすが第60回江戸川乱歩賞だ」と思った。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.7
(4pt)

近年の乱歩賞ではおもしろい。

近年の乱歩賞ではおもしろいですが、この作者は次の小説がポイントになると思います。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.6
(3pt)

パクリ云々は抜きにして…

パクリと指摘されていることについてはそちらを読んでいないのでこの作品を読んだ感想だけ書く。

この作品を面白く読んだ点については、盲目の主人公の日常がとても明晰に描かれていることだ。どちらを向いても闇というのは想像できても実感できるかといえば、ほど遠いに違いない。
サスペンスとは名ばかり、ご都合主義や安易なシリーズ化を狙った水たまりみたいな小説が氾濫していて辟易している。サスペンスに限ったことではないが、やはりなんらかの社会性が必要で、たとえフィクションであっても作品を世に出す意義のようなものが不可欠でなければならないとつくづく思うこのごろだ。
この作品では「全盲の主人公である」というのが重要なポイントであるし、主人公の感覚や盲人ならではの工夫などは丁寧に描かれていることはポイントが高く、視力を失った方々に対しての理解も少し深まったような気がする。
中国残留孤児についても丁寧に描かれているのだが、導入部の迫力がもう少し生かされればさらにダイナミックな作品になったのではないだろうか。それがもったいない気がする。
また、さほどサスペンス通でもない自分にも途中でなんとなく筋道が見えてしまったことや、この主人公にあまり感情移入ができなかったことも少々残念だった。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.5
(3pt)

中々良く人間を描いた―乱歩賞作品だが・・・

久々の当たり―乱歩賞作品で、盲人を柱に上手く人間を描いた力作です。ここ10年の乱歩賞作品の中でも最高の出来だと思います。しかし、他の方が指摘しているように、オリジナル性に疑問符?有なので星3なのです。(審査委員の方々は海外作品にこの手の優れた前例作品があることがどうもわからなかったようです。やはり独創性がないといくら良くても評価できないのです・・・)。ただし、最近にない読み応えは充分にある作品なのは間違いありませんから読んで損はありません。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.4
(5pt)

乱歩賞受賞作として最高レベル

第60回江戸川乱歩賞受賞作。作者の下村氏は、なんと5回目の最終候補で、ついに
栄冠を射止めたという。乱歩賞受賞作は毎年必ず購読しているが、「これが受賞作?」
と疑問を抱くような作品も多々ある。なので、あまり期待せずに読み始めたが、良い意
味で裏切られた。
 視覚障害者を主人公に、中国残留孤児、生体腎移植、不法入国などの問題も絡め
た意欲作だ。冒頭で殺人事件が起きるような一般的なミステリーではない。緻密に
計算された構成により、最初から最後まで謎がわき続け、最終的にそれがきれいに
すべて回収される。これほど良くできたミステリーは、60年にわたる江戸川乱歩賞
の受賞作の中でも、めったに無いのではないか。
 ミステリーというとトリックが肝心だが、この作品は基本的にひとつのトリックだけ
を中心として書かれていると思う。だが、それにまつわる環境やエピソードをていねい
に構築している。なにより「人間を描く」、「視覚障害者の心理面を描く」ことにより、
奥深く、血の通った作品になっている。
 過去、「猿丸幻視行」「テロリストのパラソル」など、偉大な作品を産んできた乱
歩賞ではあるが、それらを凌駕すると言っても過言ではない。ぜひお勧めしたい一冊だ。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.3
(5pt)

最高レベルの受賞作

第60回江戸川乱歩賞受賞作。作者の下村氏は、なんと5回目の最終候補で、ついに
栄冠を射止めたという。乱歩賞受賞作は毎年必ず購読しているが、「これが受賞作?」
と疑問を抱くような作品も多々ある。なので、あまり期待せずに読み始めたが、良い意
味で裏切られた。
 視覚障害者を主人公に、中国残留孤児、生体腎移植、不法入国などの問題も絡め
た意欲作だ。冒頭で殺人事件が起きるような一般的なミステリーではない。緻密に
計算された構成により、最初から最後まで謎がわき続け、最終的にそれがきれいに
すべて回収される。これほど良くできたミステリーは、60年にわたる江戸川乱歩賞
の受賞作の中でも、めったに無いのではないか。
 ミステリーというトリックが肝心だが、この作品は基本的にひとつのトリックだけ
を基本として書かれていると思う。だが、それにまつわる環境やエピソードを綿密に
構築している。なにより「人間を描く」、「視覚障害者の心理面を描く」ことにより、
奥深く、血の通った作品になっている。
 過去、「猿丸幻視行」「テロリストのパラソル」など、偉大な作品を産んできた乱
歩賞ではあるが、それらを凌駕すると言っても過言ではない。ぜひお勧めしたい一冊だ。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.2
(1pt)

ロバート・ゴダードのパクリ

ロバート・ゴダードの「闇に浮かぶ絵」のパクリだ。

作者もパクリと言われるのは承知のうえで開き直っているのか、タイトルもなんだか似ている。
パクリなので読む価値も無い、と一蹴しようと思ったのだが、作者もパクリに見えないようにいろいろ工夫している。そういう意味では面白かったと言えなくもない作品だった。

ロバート・ゴダードの傑作ミステリー、「闇に浮かぶ絵」は19世紀イギリスの貴族社会が舞台。ある名門貴族一家の前に、数十年前に失踪したはずの跡継ぎ息子が姿を現すが、その息子の真贋をめぐって、当時の貴族社会のドロドロとした人間関係が浮かび上がる、というゴシック調のミステリーだ。
ゴダードの作品は19世紀の時代設定で、科学鑑定など無い時代だから、ミステリーとしての構成に無理が無い。しかしこの小説は現代の日本の設定なので、実際にこの小説のような事件が起きれば、ただちにDNA鑑定でケリがついてしまう。ミステリーにならない。
それで作者はなんと、主人公を全盲の老人にしてしまったのだ・・・。

まあこの辺り、苦労の跡はうかがえる。盲人のこともよく調べているようで、盲人がやる点字の俳句とか出てくる。
とはいうものの、あまりにムチャクチャな設定で、主な登場人物が皆70歳以上の老人ばかり。しかも当の主人公はさらに盲人というのは、この小説の誰に感情移入すればいいのか、読みながら困惑してしまう。

こき下すばかりなのもなんではあるが、全体のダークな雰囲気は悪くない。戦時中の出来事もよく調べている。もうすこし★を増やしてもよかったかもしれない。
しかし私はすでに「闇に浮かぶ絵」を読んでしまっているのだ・・・。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.1
(4pt)

新人の域をはるかに超える

近年の乱歩賞受賞作品に大いなる不満を感じていただけに、今回の受賞作はみごと。さすが。あっぱれ。プロットもトリックもガジェットもよくできていて、しかも社会性・時代性や家族の“血と絆”をめぐる精神性も物語のスケルトンとしてきちんと機能している。したがって、読み終わってからの余韻も嫋々たるものがある。ただ単に「なるほどそうだったのか!」だけに終わらない深みは凡百のミステリーを凌駕している。実際に視覚障碍者に取材したのだろうか、途中失明した生活者の“四感”をここまでリアリティを持って表現するのは手だれの領域だ。ただし、著者はプロフィールによると32歳もしくは33歳の由、69歳の主人公の行動や内面にイマジネーションを駆使するには無理がたたったのだろうか、読者としてすんなり同化できないもどかしさを感じた。頻繁に出てくる大仰な比喩表現と感情表現とを併せて、あえて星ひとつ減にせざるを得なかった所以だ。「タイトルは本作品のコンセプトを語り過ぎている」(桐野夏生氏評)「タイトルで内容を説明する必要はない」(今野敏氏評)と選評でも一様に不評だったタイトルは、応募時のものを簡略化しただけで、これだけの作品なのにもったいないなぁと思った。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X