闇に香る嘘

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評判

闇に香る嘘の評価:

3.61/5点 レビュー 83件。 A ランク

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平均点3.61pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全111件 81〜100 5/6ページ
No.31
(5pt)

読み応えがあり、面白い

原題は、『無縁の常闇に嘘は香る』だったそうだが、
このタイトルだと、よく分からない。
『闇に香る嘘』の方が良いと思う。

主人公が盲目だから、『闇』である。

推理小説は、読者に推理させる訳だが、
分かり易いとつまらない。

主人公が盲目であるため、「誰かの気配を感じた」等、
読者への情報も必然的に少なくなっており、
「あの場面はもしかしたら..」と、自然に想像を掻き立てられる。

財布に入れるお札は、
・折らない
・2つ折り
・4つ折り
だったかと思うが、3種類を分けている、と書かれていた。

盲目の方の苦労がよく伝わって来て、違和感は感じない程、
とてもよく書けている。

兄を偽者と疑い調査するが、周りから止めた方が良い
と言われ、余計に疑念を抱く。
目が見えないため、色々と想像してしまうことになる。

最後まで読んでしまえば、「そういうことか」と思うのだが、
とてもよく練られている。

実際にあり得る話だと思える程の高レベル。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.30
(5pt)

ドキドキします

盲目の主人公が音と空気の変化だけから周囲の状況を読む。息詰まるような描写にドキドキしました。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.29
(4pt)

「見えない」人が「見ている」世界と、「見える」人が「見せられない」世界の秘密と嘘

ここ数年の乱歩賞の中では、ずば抜けて完成度の高い作品だと思う。何といっても、この主人公でしか成立しない「ミステリー」である点が凄い。
 ミステリー小説でありながら、殺人事件を解決する訳ではない。作中で描かれる犯罪は、プロローグの集団密入国事件と、クライマックスの誘拐事件のみである。(歴代乱歩賞受賞作で、殺人事件が一切発生しない物語は、今作と第49回「翳りゆく夏」、第52回「三年坂 火の夢」、第57回「完盗オンサイト」の4作のみ)
「闇に香る嘘」は、幼い頃に満州で生き別れになり、数十年後中国残留孤児として再会出来た兄が、もしかしたら『偽物』だったのでは?という主人公の疑念が果たして正しいのか?間違っているのか?という、本来なら随分と地味なテーマのお話である。健常者はよく障がいを持っている人たちを《前向きに生きようとする健気な人》とステレオタイプに判断する傾向があるかも知れない。だが、実際に親族に身障者がいた者として言わせてもらうと、決してそんなことはない。
 障がいを(特に途中で)持った人間は、卑屈になることだって有り得るのだ。今作の主人公がまさにそうだった。
 タイトルの「嘘」とは、作中の様々な「嘘」を表している。
「嘘」とまでは言えなくても、家族や恋人、友人の親しい関係であれ、意図的に話さないでいることだったり、敢えて相手に気を遣って言わないでおく、そんな物事は誰しも心当たりがあるのではないだろうか?
 途中、主人公のアルバムのエピソードが出て来た場面で、思わず目が潤んでしまった。ベタすぎる(と言うか、ほとんどの読者は「あ、多分本当は……」と気付くはずだと思うが)が、ここで主人公が娘の「嘘」を受け入れ、感謝することによって、世界が変わって行くのだ。
 そして、今作は基本的に「悪人」らしき人物は、冒頭と中盤以降に登場する密航に手を染めている海運会社関係者しか出て来ない。それ以外の人物は、悲しいまでに「善人」で固められているというのも驚嘆に値する。
 点字の暗号俳句を送り続けている謎の人物も、愛する人を失ったが故の行動であり、ほぼ全ての登場人物たちが家族を思い、そして「何か」を隠している、隠し続けているのが切なくも心温まるのだ。

 残念だった点が一点だけ。なぜ、あのコンテナは空気孔が塞がっていたんだろう?その後全く話題にも上らず、物語は終了してしまった。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.28
(3pt)

書き手としては高評価。作品としてはイマイチ

多くの布石があって、それらが最後にすべてを拾って完結する完璧と言ってよいほどのミステリー。
主人公に対する非難や脅迫が、謎が解けたとたんに違った意味を持つ意味のあるものになる構成は見事だった。
たぶんそういう謎解きだろうな…というのはある程度読めてしまったのが残念でした。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.27
(5pt)

傑作だと思う

登場人物やその状況の設定の巧みさ、歴史的背景や社会問題のプロットへの取り込み方が正攻法であること、そして終盤で明かされる真相の意外さ。
すべて一級だと思った。

細かな難点(終盤の山場の盛り上がりがやや弱い、等)はあるだろうが、上記の3点の素晴らしさの前には、些細な問題と感じる。

ミステリ・サスペンス好きな読者に限らず、社会派小説に興味がある読者にも勧めたい。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.26
(1pt)

ストーリーが単調で面白くなかったです(+o+)

前半部分から終盤の250ページくらいまで、話が長く大きな展開もなくてかったるかったです。確かに謎の設定や伏線の張り方は見事なのですが、歴史小説を読んでいるかのような中国残留孤児の難しい歴史話に、ウンザリしてしまいました(+o+)
最後にすべての謎が明かされ、いくつもの驚愕の事実が明らかになる展開には感心しました。また、優しさからの嘘がたくさん出てくるのも、よかったです。読後感はかなり良いのですが、扱っているテーマが、戦争と残留孤児という重いものなので、社会派問題に興味のない人にとっては、無味乾燥した歴史の教科書を読まされている気分になってしまいました。文章もものすごく読みにくい文体です。
江戸川乱歩賞の作風とは、乱歩氏の探偵小説や東野圭吾さんの受賞作「放課後」のような、読んでいる読者がドキドキ&ハラハラするような作品であってほしいと思いました。
週刊文春ミステリー10でかなりの上位に入っていたので、読んでみましたが、個人的には20位位の作品だと思いました。
完盗オンサイトやよろずのことに気をつけよなど、最近の江戸川乱歩賞はかなり質が落ちていると実感しました。
また週刊文春ミステリーベスト10は、江戸川乱歩賞受賞作を必ず上位に入れる傾向があり、気をつける必要があります。
私はこの作者の作風や文体とは、全く合いませんでしたので、この作者の作品は二度度読みたくないと思いました。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.25
(5pt)

乱歩賞とっただけあるなあ。よく描かれていると思う。

日本人として、反省を促される、社会的な問題を提起しながら、大変よくできた小説になっていると思いました。
新人とは思えないなあと思ったら、なるほど、何度も、最終選考に残ってきた人だそうで、納得しました。
何度もトライしての、乱歩賞受賞、おめでとうございます。
これからもよい作品を書いてくださいますよう、期待しています。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.24
(4pt)

特にパクリとは思えませんが。。。

前半部分はやや退屈な物語展開だったが、後半は全盲の主人公の不安感・絶望感・疑心暗鬼などなどを共有してしまうほど引き込まれた。終盤で謎解きがされると、それまでの宙ぶらりんな状態に置かれていた主人公の居心地の悪さが一挙に解消していく爽快さを読者も共に味わえる。ミステリーとしてはかなりいい作品といえるのではないだろうか。
いくつかのレビューでゴダードのパクリであるとの指摘は適切ではないと思う。パクリというレビューを参考にまず「闇に浮かぶ絵」を読み、それから本書を読んでみたのだが、どこにも似たところはない。むしろ、いつ同じような設定が出てくるのだろうか、、と楽しみにしながら読んでいたのに、肩透かしを食わされた感じだった。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.23
(3pt)

ミステリーの面白さは堪能できるけど

生体腎移植は、血族六親等、姻族三親等に限られているのだそうだが、そういう親族から臓器提供を頼まれると断れないものなのだろうか、と思わず想像してみた。躊躇したり、即答を避けたり、取り敢えずは断ってしまう、ということが現実には多いのではないだろうか。
本作品は、中国残留孤児である兄が自分の孫への臓器提供を断ったことが血の繋がり疑い始めるきっかけとなっていて(検査で分かるという理屈)、そこに強い違和感を持った。兄が偽の残留孤児ではないかという疑惑そのものは面白いので、もっと丁寧に書いて欲しかった。

また、疑惑を持ち始めた丁度その時期に、本物の兄と称する人物が現れたり、脅迫暗号が送られてきたりするというのも、ちょっと偶然的過ぎる。ミステリーだからと言ってしまえばそれまでだが、少し残念だ。不審な人物が現れたり、奇妙な出来事が起こり始めたとき、そういえば何年か前に兄が臓器提供を断ったことがあったな、と過去の違和感を思い出して、徐々に疑惑に結びつけていくような展開が自然だと思うので。

盲目の主人公という設定も面白いのだが、主人公の身辺で見えない人物を画策させるための便宜的設定に感じられるところも多い。見えないことをいいことに、自宅に住み着いたり、訪問者との対話の場に同席させたりは、いささか、いただけないと思った。そのあたり、読者に納得性を与える理由付けを考え抜いて欲しかった。

最後にもうひとつ言わせてもらえば、双生児は使って欲しくなかった。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.22
(4pt)

新人の作品としてはよく書けている。

パクリ云々の話が出ていますが、昨今の乱歩賞受賞作のなかでは、かなり高レベルな作品であると思います。
冒頭に殺人事件が起きるわけでもなく、盲目の主人公がもどかしく真実に迫る姿は渋好みで地味な印象もあるかと思います。
ですが、作品自体はよく資料を読み込んで書いた跡が伺われ、また、読み手にストレスを与えることなく、最後にカタルシスがあります。
ここ数年の乱歩賞作品には、首をかしげるものも多かったのですが、この作品は一定以上のレベルにあると考えます。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.21
(3pt)

違和感があります

良く書けています。只こんな若い人が満州を舞台にした話を尤もらしく
書かれるのには違和感があります。パクリだという以前の問題です。
何回も落ちたので、同情を得られやすい満州を選んだのでしょうか。
これは百田にも言える事ですが、戦争を体験していない世代が戦争を
題材にする事は体験した人に失礼ではないか、と思います。新たな題材
での挑戦を期待しています。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.20
(4pt)

この作家は書けるので、何も推理小説に拘らなくてもよいのではないか。

第60回江戸川乱歩賞受賞作品である。この賞の熱心な読者ではないが、それでも半数近くは読んでおり、「アルキメデスは手を汚さない」、「蝶たちは今・・・・」、「猿丸幻視行」、「顔に降りかかる雨」、「テロリストのパラソル」などが印象に残っている。何れもエンターテインメントとして優れているが、本書はその系列に入らない。

盲目、腎臓移植、中国残留孤児がキーワードになっており、表層的な知識は知っていたものの、それ以上の情報を推理小説の中に組み入れた姿勢は高く買いたい。ただ謎の解明にあたって、細かな伏線は見事なものがあるが、主人公の出生の謎が解かれた時、驚きはするものの、その伏線はない。だから驚いたのだが、その伏線がどこかにひっそりと挿入されていれば凄かったのに。

ともあれ、落選を重ねても、よりハードルを上げてのチャレンジ精神は良とするが、読書のスピードが遅かったのでエンターテインメントとしては楽しめなかった。この作家は書けるので、何も推理小説に拘らなくてもよいのではないか。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.19
(4pt)

緊張感に貫かれた、近年では高水準の乱歩賞作品

前回、前々回の乱歩賞作品について厳しい評価を書きましたが、
今回の受賞作は面白く読めました。

暴風雨に翻弄されるコンテナ船から降ろされた怪しげなコンテナ、
そこから出てきたのは……という冒頭のつかみ。

一転して、主人公が孫娘に腎臓移植をするため検査を受け、
移植できないと分かり、
岩手の実家を訪れ「兄」に検査を頼むが断られ、
それがきっかけとなって、「兄」に疑問をいだくようになり……という展開。

その「兄」にまつわる疑問解明を進める中で、主人公は何度も危機的な目に会うが、
そこに冒頭のコンテナ船の話がクロスしてくるという構成。

主人公宛に点字で記された14句俳句が送られてくるが、
それは何を意味するのかという謎。

これらに引っ張られて読み進むうちに、いくつかの疑問が湧いてきます。
それらについては、主人公の推理を通して一応の説明がなされるのですが、
何となく釈然としないものが残ります。
それが積み重なっていくうちに、終盤、思わず「あっそうか!」と言ってしまうような真相が明らかになります。
その瞬間、複数の疑問点にきれいに説明がつくという、ミステリー小説ならではの快感を味わえます。

盲目の主人公が語る構成もあって、全体的に緊張感のある記述が続き、
飽きさせることがありません。
多くの方が言うように、近年低迷が続いている乱歩賞作品とは水準が違う、優れた作品です。

ただ、「パクリ」だという指摘があります。
盲目の主人公と兄がからむところに共通点があるようですが、どこまで類似しているのか、
当レビュー子は指摘されている作品を未読なので、判断できません。
ここでは☆は下げませんが、本当に「パクリ」ならば、評価は大幅に下がります。

また、文章がやや大仰、途中の満州からの引き揚げに関する記述がやや冗長、
主人公を始めとする登場人物に感情移入できない、といった欠点があり、
手放しで持ち上げる訳にはいかないという面もあります。これらをまとめて☆一つ下げます。

総じて、「面白いから読んでみたら」と多くの人に勧められる水準の小説です。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.18
(3pt)

上手く描けていると思うが

第60回江戸川乱歩賞受賞作ですが、一般的なミステリーというジャンルからは少し外れていると思います。

中国残留孤児という社会問題に加え、視覚障碍者の主人公が自分の兄か本人かどうかを突き止めるというなかなか難しい設定ですが、しっかりとした構成で解説や選評にもありますように散りばめられた伏線も最後は繋がっていきます。

軸となるネタも「ヤラレタ」と思わせ、その意味ではミステリー仕立てなのですが、本作はミステリーの魅力よりも家族愛や絆といった印象の方が強く残る作品でした。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.17
(5pt)

乱歩賞史に残る名作

サスペンス、伏線…どれも☆五つ以上です。久々に時のたつのも忘れて夢中になりました。才能豊かな方と思います。嫉妬まじりの誹謗。中傷など気にせずどんどん名作を書き続けてください。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.16
(4pt)

重厚な作品

第60回江戸川乱歩賞受賞作みたいですね!

 受賞作といえども、面白くないものは面白くないという私ですが、本書はしっかりした作りで、受賞作にふさわしいものでした。

 孫が腎臓に疾患があり、臓器移植しかない状況の中で、祖父である全盲の主人公が、数年前中国残留孤児として帰国した実兄に臓器提供をお願いしたところ、兄から拒否された!

 もしかして兄は偽物?

 という出足から、ストーリーがどんどん膨らんでいく。

 このパターンはこうだ!と思った通り、一つ目のフェイクは見破ったのだが、二つ目は見抜けなかったです。 

 著者は丁寧な取材を心がけて、作品を重厚なものに仕上げています。 

 満足のいく作品ですね!
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.15
(1pt)

下村に香る嘘

パクリという話を読んでから両方を読み比べた。

『闇に浮かぶ絵』を基にして書いている事は明白。江戸川乱歩賞の募集要綱にある”自作未発表のもの”という条件に触れている問題作。

でも、パクった割には文章力や理解力が不足しているせいか、この『闇に香る嘘(原題:無縁の常闇に嘘は香る』はリメイクにもオマージュにもならない駄作。題名のセンスが物語る。
これに五つ星を付けたら三島由紀夫や江戸川乱歩先生の、プロが書いた文章には幾つ星を付ければいいのだろうか?
この人の文章はよく褒めて素人が書いた努力作としか読めない。
自分の想像力だけで書いたであろう箇所と、情報を見て詰め込んだ箇所には随分とわかりやすい断層を感じた。

有栖川有栖が選評で書いている「三分の一も読めばこれに決まるだろうな」という下村の文章が下手で下手で、蛍光ペンで要点に線を引いて、溜息を何度も吐きながらな・ん・と・か、読み進めた。
取り敢えず、主人公が馬鹿なので、思わずツッコミを入れたくなった所がやまほどありました。

以下、ネタバレ注意

まず、41歳で失明した70歳手前の人間がサッカーも何も知らないかのように書かれている。
眼が見えないだけで周りに聞けば山ほどある自分の容姿、兄弟等の基本情報を、この主人公は把握していない。
4才の時に暮らしていた満州の記憶が、異常に鮮明であるのに、昨日、自分が何をしていたのかも覚えていない!
しかも、何年ぶりかに会った兄に突然、移植のための腎臓をくれと言って断られたら突然、兄貴じゃないんじゃないか!?
兄の刀傷が右利きの袈裟切りの方角じゃないから、兄貴じゃないんじゃないか!?
物置小屋にヒ素があるから老母が兄にヒ素を飲まされて殺されようとして弱っているんじゃないのか!?
という、馬鹿気た疑問が一応、ミステリーの入り口で、普通に考えれば全部思い違いというオチが読めてしまう。
謎の中国人が打った点字の謎解き、中国人にわかる筈も無い日本の点字を、読み手が分からないと解けない仕組み。
これはミステリーとして読ませえたいのか、勉強した満州の写し、視覚障害者の日常問題として読ませたいのか半端な文章。
なかにし礼の『赤い月』からも影響と言うか、ダブるものを見せるほどの無断のオマージュがあるのかもしれないw

他にも馬鹿馬鹿しい台詞で頁の端に思わず、笑い、と書いてしまうほどの駄文。

外国文学が好きで、思わずパクリで受かってしまった下村は文壇から追い出すのは当然として、選考委員の有栖川有栖、石田衣良、京極夏彦、今野敏はこの内容と文章力に絶賛をしたのだから責任がある。
本来、パクリにはオリジナルは無く、受賞資格も無いはずである。60回目に江戸川乱歩先生の顔に泥を塗ったくった選考委員がこれに負けたというのなら、選考委員を辞して当然だろう。
お前らのせいでつまらない本を買わされ、江戸川乱歩賞の質がまた下がった。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.14
(1pt)

パクリ作家の作品

どこかで読んだことのある作品だと思いました。
そしてロバート・ゴダードのあの作品に似ているということに気づいた。
細かいところは設定を変えてあるけど、パクリなのは明白。
それに中国残留孤児を現実とうまくからませているつもりだろうけど、
展開が見え見えでした。
こういう題材ってありふれていて新鮮味がない。
そのうえ地味で陰気な作品のようにも思えます。
はっきり言ってこれはネット小説レベルの作品ではないでしょうか。
独創性がないのでプロが書いたものとは思えません。
模倣するだけなら素人にもできます。
倫理観のある人なら、人のアイデアを勝手に拝借するようなずるい真似はしないのではないでしょうか。
はっきり言ってこういうことはするべきではないと思います。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.13
(3pt)

視覚障害のある方が、多かれ少なかれ味わうであろう “生きづらさ” を疑似体験できる小説。

大まかな感想は、表題のとおりである。
この小説では、視覚障害のある方が、視覚以外の感覚をフルに使いながら、いかにして世界を “感じて” いるかを疑似体験することができる。
自分が真っ暗闇の空間にいるような感覚に陥るので、読んでいて非常に疲れる作品である。

肝心のストーリーは、主人公が中国残留孤児の兄を持つ70歳近い、視覚障害のある男性であり、その兄が実は成りすまし(つまり偽物)なのではないかと勝手に思い込むというお話なので、かなり読む人を選ぶ小説であると思う。
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X
No.12
(4pt)

第60回江戸川乱歩賞受賞作

選評と過去に5回も最終選考に残ってきたという経歴に惹かれて購読。

なるほど、たしかにこれは新人離れしている!!
描写が丁寧で、全盲という難しい設定にもかかわらず主人公が置かれている状況がきちんとつかめる。
取材、勉強したのだろう知識もふんだんに織り込まれているが、それが物語の邪魔をせずに説得力になっているのも素晴らしい。
どんでん返しも決まっているし、読後感もいい。
次作も楽しみな作家さん!
闇に香る嘘 Amazon書評・レビュー: 闇に香る嘘より
406219094X