■スポンサードリンク
大空のドロテI
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
大空のドロテIの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.17pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、全3巻からなる、怪盗紳士・アルセーヌ・ルパンが活躍するモーリス・ルブランの作品群をもとにした推理・冒険小説である。1919年、サーカス団の少女ドロテと、偶然彼女を救った少年ジャンが、謎めいたメダルをめぐる陰謀に巻き込まれていく・・・。 物語としては“ジュブナイル(juvenile)、ティーンエイジャーがジュブナイルの対象読者”と思えるのだが、架空のキャラクター・ルパンと歴史上実在の人物が対決し。しかもルパンらしき人物が何人も現れるという、事実と虚構の間に物語の真実があるという眩惑的なトリックが展開・描写されている。したがって、ティーンエイジャーのみならず、大人もワクワクしながら、このノンストップ・サスペンスを楽しめるでしょう。ルブランの原作“813”、”虎の牙“等の内容を知っていれば、本書は著者の”ルパン論“でもあることに気付かれるでしょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
モーリス・ルブランの「ドロテ」が、何と日本人作家の手により三部作として復活!あの「ドロテ」の前日譚。ドロテの育ての親で矢張りドロテと云う女性が登場。ドロテ本編に登場していた四人の孤児のうち三人までは登場しているが、一番幼かったモンフォーコン隊長はおらず、代わって同じ名前の大人の男性が居る。おそらく、この男性が死ぬか何かして、後にドロテが拾った子供に、この名を付ける事になるのだろう。 本書はルパン外伝にもなっていて、ルブランの書いた本が、どこまで本当の事が書かれているのか判らない・・・と云う事になっている。そして本書は正に「虎の牙」事件が起きている真っ最中の話でもある。 イギリスから犯罪の専門家として招聘されたのが探偵のホームズではなく作家のG・K・チェスタトン(!)。亡くなる3年前の事か・・・チェスタトンと一緒に居るのはルパンシリーズでお馴染みのデマリオン警視総監。 ドロテの相手役の少年が連れている犬の名前がシャーロックなのがおかしい。 ルパンの娘である事を匂わされるドロテは本当は誰の娘なのか、そしてルパンの実像はどのようなものなのか、先が気に成る。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!