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東の海神 西の滄海 十二国記
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東の海神 西の滄海 十二国記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.53pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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とにかく欲しかったので、買えて嬉しいです。ケースがへこんでたりは、もともと古いものなので仕方ないと思います。 CDもおまけの小説とポスターも揃ってて大満足です。 | ||||
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このシリーズも読み出して第3作に入るが、本書は第1巻や第2巻では既に長い治世を誇り、名君として知られていた延王の尚隆が、荒廃した雁国の新しい王になって再建に取り組んでいる創成期の姿を描いた作品である。 権力も十分に掌握できていない中で、反乱が起き、そこに麒麟の延麒の六太が人質として捉われてしまうという緊急事態から物語は始まるが、その難局を尚隆と六太が切り抜ける様子が軽妙に描かれ、なかなか楽しめる作品だった。 ただ、このシリーズの特徴として、主人公が皆能力はあるが権力欲はないというキャラクターに設定されている点が、正直いかにもライトノベルという感じで残念に思う時がある。もっと人間らしいギラギラしたリアルな人物も出てほしいと思うのだが、多分無理なんだろうな。 | ||||
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気がついたら蝕に流されて、なくしてしまい買いました。 | ||||
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十二国シリーズを3作読んで、やっと分かった。このシリーズには一人の主人公がいるのではなく、国を軸にした人間模様を書いた作品なのだと。(いや、この先のシリーズがどうなるかは分からないのだが) アニメにもなったというので、一人の主人公がいるのだろうと勝手に思い込んでいたのだが、毎回、主人公が違うのだ。 王を選ぶ麒麟と、彼らに選ばれる王。各国にこの組み合わせがいて、それぞれの物語がある。というのが流れなのだろう。一蓮托生の両者は、それぞれの思いを抱いて、国の繁栄のために尽力する。 そこに異世界ものという要素が入り込むため、王または麒麟は、現代日本に生まれたり、彼方からこちらへ迷い込んできたりと、日本の知識を持って、異世界で生きることになる。少々、中国風の世界観と日本の歴史も味付けにして、ファンタジー世界が構築されている。誰が主人公かにこだわることなく、この世界を楽しみながら、続きを読んでいこうと思う。 | ||||
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為政者と国民との関わりについて考えさせる内容。癖のあるファンタジー設定になれればすんなり読み進める事が出来るリーダビリティの高さも大きな魅力。この巻では一見ただの放蕩者の国王側と、補佐役を人質に取って地方自治権の譲渡を要求する地方役人側との対立構造がハッキリしていて、ドラマとして読ませる。始めは自治権がないために洪水防止の公共事業が出来ず人民が困っているのを見かねて強硬手段に訴えた地方側に正義がありそうに思えるが、相変わらず側近の意見を聞かず独断専行する王が、傍目には苦戦必至の討伐軍を向けると徐々に旗色が変わる。どんどん人民の志願兵が集まって膨れ上がった国王軍は攻め込まず、その人員で洪水防止の土木作業をやってのけるが、焦った地方官側は戦争に勝つため洪水止めを決壊させる暴挙を演じて馬脚を現し、と言うストーリーの流れの勧善懲悪の話であるため誰にも受け入れられる内容ではあるまいか。従ってエンタテイメント性は満点だが、個人的にいかにも女性作家好みな男性キャラにやや引いてしまうのと、地方官側を完全悪役にしてしまった勧善懲悪の構図がやや気になった。 | ||||
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十二国記シリーズを全巻、読み進めています。 五百年と言う長く続く、延王・延麒の物語。 延王 尚隆の存在と、本当の芯の強さ、器の大きさがよく解る1冊です。 王になりたての時の、延麒 六太との関係性・信頼性、六太は尚隆に確かに天命を感じての王選びですが、一緒に王宮で時を過ごすと共に、随分長い間、尚隆の真の強さ・内面を読み取れずに居たのですが。 王座を狙う「斡由の乱」が起こって、六太は捕らえられ、その間も尚隆の凄さを読み取れずに居たのかな。しかし、延王としての尚隆の行動・王としての覚悟、さすがに五百年続く王だと思いました。普段は気楽に、好きにやっている王に見えて、事が起これば、内心では「王」と言う立場が、そして子供の頃から「若さま」と呼ばれて王になったと言う事・立場がどう言った真の意味を持つのか!延王 尚隆は、とてもよく自身の肝に命じているのが解りました。 この延王 尚隆だからこそ、国を永い歳月守って続ける事ができるのだと思いました。 「斡由の乱」後、延麒 六太も、尚隆の真意を身を持って理解し、やっぱり天命を感じて「王」に選んだ尚隆は正解だった!と思い直します。 「斡由の乱」で逆に王や麒麟、国を立て直した感じでした。更夜も乱の後、心の中では、尚隆を認め、六太に感謝し、去ったのだと信じています。 延王・延麒は、後巻にもずっと登場します。 この1冊もしっかり読んでいれば、後も楽しく十二国記の世界観に浸って読めます。 | ||||
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付録冊子のために購入。 尚隆の心の傷と更夜との約束を織り込んだ名作だと思うので、 最近出た新装版にも入らなかったのはとても残念。 | ||||
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シリーズものとしては、早く次が読みたいものです。楽しみにしています。 | ||||
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他の方のレビューをじっくり読んでいたので思った通りの内容でした。アニメが好きな人にはちょっと衝撃があるかも…小説が好きな人は違和感があるかも・・・このCDの内容ではあとあと作品内容に矛盾が生じるので、これだけのオリジナルだと思うと楽しめます。まだ聞いてない人も聞いてみるといいかなって思います。 | ||||
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知らないで飛び込んだ十二国記の世界・・・。 もう、すっかり夢中・・・、5作目の舞台は雁(えん)国です。 若き延王尚隆と延麒(六太)の物語です。 巻頭の《十二国図》と《雁国図》を何度も見返し・・・。 尚隆と六太は、これで『月の影 影の海』、『風の海 迷宮の岸』にも登場していますので、陽子と共に主人公的な登場人物なのでしょうか。 とにかく、事前知識なく(自らシャットダウンする努力も必要ですぞ!)この十二国記の世界を読書する(旅する)楽しみは格別。 もちろん巻末の解説は、全部(新潮文庫)読んでから読むべし。 では、みなさん!良い旅を!! | ||||
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アニメをNHK衛星放送で見ましたが、小説のほうが話に深みがあり私なりの解釈を合わせてみたりして楽しめます。早く、十二国すべての巻が出版されるといいですが。小説で読み取る構成よりアニメのほうが構成をうまくとった感じがあり、これに関してはアニメが良いかな | ||||
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何年ぶりかでこのシリーズを購入です。前回も全シリーズ単行本で持っていますが。加筆修正版ということで読み比べてみたいです。 | ||||
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落ち着いた感じの雰囲気が好き。半年に1回は聴く。寝ながら聴くとそのまま眠れる。もちろん退屈なわけではない。十二国記のドラマCDの中では長編で一番好きな一本。 | ||||
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作品に対する批評が読みたくて購入しました。 いいですよね。若い人が、支持し続けた作品です。むしろ、大人が読むべきでしょう。 | ||||
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シリーズすべて読みましたが、みなとても面白く読ませていただきました | ||||
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2012年から刊行されている 「完全版」からの読者なので、 この作品は初読です。 今回の舞台は雁の国。 「月の影〜」「風の海〜」でもちょこっと出番のあった 延王と雁麒が主人公です。 内容を明かさないように書くのは難しいですが、 登場人物たちが本当に魅力的です。 政治に関心の内容に見える、 王や宰相っぽくないところも含め 一見似たもの同士の王と麒麟。 でも実は何より国民想いで策士の王 実は優しすぎて繊細な麒麟 でも内に秘めた想いは同じ。 次々にベールを脱いでいく王に対して、 次々とベールを剥がされていく卿伯。 目指すものは同じでも、 内に秘めた想いが根本的に違う。 こういうコントラストが見事に描かれています。 そこに妖魔に育てられた旧友がからみ、 麒麟に関わる立場の違う2人の女官も熱いです。 個性豊かな雁国の腹心たちもいい味を出しています。 読後感もさわやかで、 グイグイと一気に読まされました。 | ||||
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三時間で読めた。 幼い頃親に捨てられた経験を持つ二人の臣下と二人の主。 今回の内乱は王の臣下である六太が子供のせいだろう。 子供だからこそ見えない部分、見ない部分があるのだと思う。 たとえ麒麟だとしてもだ。 のらりくらりとした莫迦殿扱いされているが実は切れ者というよくある落ちだが、臣下が子供でバランスがいい。 どちらかだけではイライラするが、二人だと良いコンビに見えるから不思議だ。 体裁など気にせず真に臣のために動けるものが出世して働くこの国は、これからもっと大きく豊かになるだろう。 そんな国づくりをしたいものである。 | ||||
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本巻も面白い。 1巻で陽子が助けを求めた雁国の王と麒麟のお話。 これまで王や麒麟は、その登城までしか描いていなかったが、 本巻では麒麟が王を選んだ後、どのような出来事があったかを描いている。 ストーリーの柱は謀反鎮圧。王道ですね。 話としては雁に閉じているので、今の雁の成り立ちをじっくり読める。 妖魔を養い親に持つ更夜がなんとも健気ですね。 1巻でも更夜(名前まで出たか忘れましたが)が居たと思いましたが、 彼がなぜ妖魔を養い親に持ったのか?もてたのか?は余り語られていないように思う。 そちらももうちょっと描いて欲しかった。 | ||||
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十二国記シリーズ第三作。第一作で陽子を助けた延王(尚隆)と延麒(六太)のコンビが主役。六太が尚隆を王に選んだ経緯と、雁国の五百年にわたる治世の始まりの頃の話。王は民を殺し国を滅ぼすだけの存在なのか、と悩む六太に尚隆が答えを出します。のんき者、うつけ者、痴れ者、詐欺師、軽佻浮薄、正真正銘のバカ殿、大ボケ野郎、単なる置物だ……。物語史上、これだけ部下に罵られる王も珍しい。そのやりとりだけでも笑えますが、そんな「大ボケ野郎」尚隆が真剣になるとき、六太(天意)がなぜこいつを選んだかが納得できます。後から思えば、「単なる置物だ」の悪口も、はからずも真実を言い当てています。結局、王も置物も、与えられた役割を果たすための存在なのですから。 | ||||
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延王となった尚隆と延麒の六太の現在と、蓬莱での過去を、交互におりまぜながら描く物語。 国の主たることは何か、を体現する尚隆と、王なんて領民には必要悪だと思っている六太が、雁の国の叛乱に際してどう動いてゆくのかが、読みどころです。 尚隆は応仁の乱で滅びた小松一族の三男、民は自分の体だ、と豪語する反面、政務はかなりおおざっぱ、しかし愛情深く磊落な性格が何とも魅力です。親にも見捨てられ妖魔に育てられた少年更夜とつかのま友情を結んだ六太は、のちに元州の州侯、斡由の臣となった更夜に、赤ん坊を人質にとられて拉致されてしまいます。斡由は尚隆の治世に不服をいだき、王などという不条理な存在の上置きとして、きちんと仕事をする官吏たる自分を上帝に据えるべきだ、と主張するのでした。 更夜はたったひとりの友たる妖魔と斡由以外にはだれも信じない頑なな青年になり、斡由のために泥をかぶる残酷な役をいつも引き受けてしまう。そんな彼を六太は見捨てられないし、自分も「王なんて国の益にならない。いないほうがいい」と胎果時代の根強い思いが消えません。正義感の強い人間に見える斡由もふくめて、すべての人物にこうした二面性がきっちりと深く描きこまれています。 「馬鹿」と六太にいわれながらも、みずから変装して六太を助けにきてしまう尚隆の機略縦横。暗愚ではないどころか、争乱時代を生き抜いてきた男の炯眼に、斡由も馬脚をあらわし、後半は冒険者、尚隆の大らかな活躍劇となっていきます。 この巻は、小松氏の敗北と雁の国の復興を交互に描きながら、尚隆という男の器の大きさと、人好きのする魅力を十分に描きだしてもいます。陽子や泰麒の自己実現物語から、国を動かすとはどういうことかを描く方向に向かう『十二国記』シリーズの転換点となる一冊。何度読んでもそのダイナミズムに胸おどらされます。 | ||||
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