■スポンサードリンク
ファミレス
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ファミレスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何年か前、日経新聞で連載されていた小説。夫婦で競い合って読んでました。当時、我々は主人公の男3人とほぼ同世代(50前後)でした。この世代は面白く読めるのではないでしょうか。ちょっととぼけたギャグというか、ボケの感覚も絶妙な脱力系です。 ストーリーの中で彩りを加えているのは料理学校のセンセイ、北白川エリカです。もう、ほんとうにハチャメチャ。でも、本質を突いており、この頃から今世間を騒がせている「ポテサラ論争」に対する、明確な解を唱えています。 「ポテトサラダは手間がかかるわりには、市販品になかなか勝てません。手間暇のコストパフォーマンスが悪いんです。じゃあデリカテッセンで美味しいものを買ってきて、そこにレーズンを足したり、カリカリに焼いたベーコンをパラッと散らしたり、オリーブオイルを垂らす、それでいいじゃないですか。小手先の技を磨くだけで、皆さんの料理は確実にワンランク上がるんです」 改めてkindleで通して読んでいますが、やっぱり面白い。よくありがちな50男の毎日にいろいろなことが起きます。涙あり、笑いあり。最後は心温かくなるような本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
夫婦や家族の問題を抱えた3人の男性が主人公。 「ファミレス」という題名のわりにあまりファミレスは出てきません。 いろいろな人物が交錯して、「ここであの人が関わってくるのか!!」という面白さはあったものの、肝心の家族間の問題については、あまり結論が出ないまま、もう終わり?って感じで終わっちゃったのが残念。 あと、その日知り合った人や、そのまた知り合いの人のところとか、居候するかな?とも思うので星3で。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ただのグルメ本かと思って読み進めていくと、主人公3人の人間模様が絡み合い、最後まで楽しく読めました。食べ物の描写はもはや病気(笑)のレベルです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
妻と別居中で離婚危機もある雑誌編集長・一博と、 息子がいる一回り下の女性と再婚した惣菜屋の康文は幼なじみ。 そんな二人と料理を通して友人となった中学教師の陽平は、息子が震災ボランティアしたいと東北の大学で一人暮らしを始めたため、妻との間に話題がなくなり離婚の暗雲が立ち込める。 そんな折、陽平を慕う男子生徒の家にも離婚の危機が訪れ、陽平は自分の事はさておき生徒のために家族とは?夫婦とは?を示そうとする。 そんな感じで、50歳前後の人生の折り返し地点を迎えたオヤジ3人組が、 子育て・嫁姑問題・不倫・離婚・再婚・男の友情等、人と人との繋がりの意味や大切さを丁寧に表現していく人生ドラマであり、 タイトルのファミレスはファミリーレストランではなく『ファミリーレス』=旦那の定年を待たずに離婚していく奥さんが増えてきた現代だからこそ、新たな家族の在り方・夫婦の在り方を読者に考えさせてファミリーレスをなくしたいという願いを込めたと個人的には感じました。 ちなみに女性キャラクターたちもそれぞれが見事な魅力を備えており、女性の強さを感じた作品でもあります。 そして、これの前にレビューした『みをつくし料理帖』シリーズほどではないものの、 料理という要素も要所要所で大切な意味を持つ作品で、料理=家族を構成する大切な存在として示していた点が良かったですし、 個人的にはあらすじを読んだ感じだと面白く感じるかどうか微妙で、どちらかと言えば苦手要素作品でしたが、 きちんと温かさと感動に満ちた素晴らしい作品で大満足でした(^-^*)/ 改めて夫婦には会話が大切だなと思いましたし、奥さんと互いの趣味(ゲーム・テレビ・プロレス)を共有し合う事も多いうちは幸せと感じ、この幸せをきちんと守り続けなければいけないなと感じた作品でもあります。 家族や夫婦の在り方を感じつつ感動したい時にオススメです(*^-゜)⌒☆ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
映画の原作ということで、久々に読んでみようかなと手に取った。 読みやすさは、相変わらずで、上下二段の300ページも苦も無く読み進められる。 ある日、妻の本の中に離婚届をみつける夫、 その友人のふたりも、夫婦や家族に少なからずの苦悩がある。 そこに、夫が担任する中学生の家族の話も織り込みながら・・・ そこここにファミレスで食事する場面が出てくる。 それなりに重要な場面である。 が、 題名がファミレスがゆえに、そこに何か意味を持たせたい作者の思いが見えすぎて、 少し、はい、わかりました、という感じが出てしまったかな。 家族、夫婦のお話として、ストーリーを追うことができた。 意味のある言葉はたくさんあった。 善意の言葉が多く、わかりやすいお話であった。 泣きたい気分にはさせてくれなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
料理を通じた、同年代の婚姻関係の考え方や、親子間の問題など 楽しく、清涼感のある読み心地である。 ファミレスは、一見、特徴のない存在と認識されるが、一方で 多くの人が、好きなものを食べられる、落ち着ける場所と 実感。 食べ物は、人を幸せにする。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
セリフ以外の言葉が、冷静な分析を基にされているように感じ、自分を見つめなおすきっかけになりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「どうですか先生、今度グルメを絡めた本を一冊」 といわれて、編集会議で方針が決まって書き始めたのではないか?と思うぐらいの不作感。 確かに、重松氏ですから料理の文章はうまくできていますが、料理の説明部分を読みたいとは思えない。 また、読んだからって「食いてぇ」って感じにもならない。 ページ稼ぎしてんの?っていう感じしかしない。 エリカ先生じゃないけど「小手先小説」って感じ。 途中でエリカ先生のお嬢さんが「アプリで儲けてる」とかいう設定が出てきて唖然。 重松作品ってそういう飛び道具をあまりしないし、そういう使い方をした場合には、そこにその登場人物の「業」や「情」・小説の基本スタンスが載ってくる(急に応援団になれ、とか、親父がタイムスリップしてきた、とかの本質部分)のに、これは蛇足も蛇足。 登場人物毎のエピソードも広げるけど、「なんやそれ」って風呂敷のたたみかた。 弁当食って、不倫も丸く収まるって? 土鍋飯炊いて一番の笑顔? 被災地で離婚しないことに決めた? 重松氏は、そういう「とってつけた大団円」みたいなものを嫌い、予定調和を突き放した上で深く抉り、でも読後感はすばらしいってくる作家ではなかったか? ところどころにある「作者良い事いってるよ」っていうセリフも、使い古されているというか、飲みの席で誰かが語るようなもの。 とっ散らかったお話ですなぁ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
真摯に料理の勉強をされてて、ひと手間やもう一品が我が家の献立に役に立ちそうで、楽しかったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文庫の方が出てたのを新刊と間違えて読んでしまった。単行本の時読んでたわ… それでも一通り読んだんだから面白かったんだと思う。 ンでもエリカひなたコンビは好きになれない。この手のいけ図々しさは「唾棄して遠ざけたい」タチなんで。 多分いいお話なんだと思うけど、自分としての読みドコロは料理描写の部分のみ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まず、なぜこの本に対する評価がこんなに低いのか分からない。 確かに普段の重松清の作品とは少し違うが、これはこれで「あり」だと思う。 3組の夫婦、そのうちの夫の方が作品の主人公。 それぞれ妻との事情を抱えており、気まずい思いをする。 3人の心のよりどころで共通するものは「料理」である。 この本は料理を軸に進んでいくのだが、途中で料理を作る過程の描写がいくつも出てくる。 それは料理の作り方というよりも、料理の風景を伝えていて、どことなく「美味しんぼ」の感じを思い浮かべる。もしくは「孤独のグルメ」だろうか。 とにかく料理の描写は美味しそうで、実際に試してみたくなるものもいくつか出てくる。 先述したが、確かに重松清の作品として読むと、多少違和感があるかもしれない。 ただ作品としては、人間描写と言い、料理の表現と言い、きちんと評価されてもおかしくない作品だと思う。 もし重松清ファンとしてこの作品を見るなら、微妙に思うかもしれない。 しかし、一介の小説として読むのであれば十分満足できる作品だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょうど、子供が独立するタイミングで友人に紹介されて読みました。 子供が同居している時には、子が鎹になっているのでそれぞれが真正面に向き合わなくて済みますが、全ての子供が独立した瞬間から新しい夫婦関係がスタートすることになります。 「うちは夫婦仲が良いから」 と思っている男性に特に読んでもらいたい一冊です。 良いと思っているのは自分だけかもしれませんよ。。。。 この書籍には、様々な夫婦が登場しますので「この夫婦に似ているかも」という事例が見つかるかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
タイトル「ファミレス」と同じでいろんな題材を扱っているけど、どれも平凡な味わい そのわりに料理レシピ・うんちくの描写がうるさいくらいあって、「どうだすごいだろ感」があふれ出ている 結局それを披露したいだけなの? ってぐらいくどいし、リズムを悪くしている 以前はイチローみたいだった重松作品も最近は打率下がり気味だなぁ おまけ 主人公は中学校教師なのに弁当持ちだけど、生徒と一緒に給食食べないの? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
重松作品は、あまり当たり外れがないと思って読みましたがつまらなかったです。登場人物にもそれほどの魅力を感じないまま読了。正直、人に勧める作品ではありませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主人公は、50才を目前にした同級生男性3名。 宮本陽平、竹内一博、小川康文。 職業はそれぞれ、中学校教師、大手出版会社の編集長、総菜屋。 この内2名は、妻との離婚の危機を抱えることとなる。 陽平と一博には、妻との離婚問題を含め、職業的・個人的な問題が発生する。 その問題に付随し、他数名の登場人物が登場する。 陽平の教え子やその母・妹・祖母。 陽平たちが通う料理教室の講師およびその娘と元夫など。 登場人物たちの問題が、大きく一つに纏まっていく。 様々な個性を持つ人物たちが、互いを助け、助けられる。 まるで、料理のレシピのようである。 また、家族の纏まりとは何か?夫婦とは何か?と問いかけてくる。 夫婦の絆や家族の絆について考えさせられた。 登場人物の中にはアクの強い者たちも居る。 その者達の言動はかなり不愉快なものである。 また、物語的には、男性(夫たち)にとっては、 女性(妻たち)の納得の行かない言動も多かったと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読みやすい文章なのに、続けて読もうという気が起きず、読了まで5日間かかってしまった。 序盤はなかなか本題に入っていかず、いつまでこんな感じで続くのか?との思いが強かった。途中から加速するかと思いきや、なんとなく迷走気味な流れ。何が言いたいの?との思いでいっぱいになった。どうも全体が上手くまとまっていないように感じてしまう。 確かに中年夫婦の危機を扱った小説を読むにあたり、読者である私が中年の夫側の立場にいるので、「そんなこと分かっているよ」の思いと、「奥さん方、それはないんじゃないの!」という思いが出て、個人的な拒否反応が出てしまったのかもしれない。 エリカ先生親子の身勝手さに対しても、それはどうなの?子供は母親だけのものじゃないでしょ、父親の立場はどうなるの?と、こちらも父親目線で腹立たしい。 でも本当に腹立たしいのは、出てくるネタの話に対してではなく、無駄に長いんじゃないかという長さに対してなんだと思う。 エピソードも本当は4つの小説に分けて書いた方がよかったのではないかと思うほど、あまり交わっていないように感じる。あるエピソードに関しては、次に出てくるまでの間が空きすぎて、そのエピソードの存在を忘れてしまっていたほど。 新聞連載ということなので、このまとまりの無さは、書き出し時のイメージと途中からの展開に齟齬が生じたのではないかと、勝手に妄想している。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
細かい料理の説明は追いかけ切ることができませんが、読み終わりの気持ちがすっきりしました。食べることって大事だね、と思わせてくれると思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いつもながらの達者な筆運び。安定感があります。 悩み多き40〜50代の読者なら、あちこち身につまされて苦笑すること請け合いです。 お手軽料理もふんだんに登場します。中華スープに柿の種を入れてクルトン代わりにするとか、現代実用食の風俗小説として読むこともできます。 小さめの活字2段組みで400頁近いボリュームですが、もともとは新聞連載小説だったらしく、一読分りやすい文章で細切れに読んでもつながりますので、気軽に手に取っていただければと。 なお、家族を舞台にして子供たちも登場するのですが、本書を小中学生にはお勧めできません。冒頭から母親の不倫とか出てきますので。 夏休みの課題図書は別を探しましょう。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!