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竜の柩
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【この小説が収録されている参考書籍】
竜の柩の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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日本史に関心があればとても面白い内容だと思う。ただ、あまりにも力説しすぎている為、客観生が乏しい。 虹人の言葉は著者の言葉なのだろうから、良くも悪くも自説への思いが強すぎてにわかには信用できない。 ただ読み物としては面白い。 | ||||
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ブックマークはしていたが、やっと読む事が出来た。時間が経っていたのでブックマークをした理由をすっかり忘れていたが、まさか伝奇的な内容とは思わなかった。 基本的には大好きなプロットだ。古史古伝を正面から取り上げ、現地に赴く。しかしそこには謎の敵役が居て調査の妨害が行われる。一方、主人公側か敵側には政財界を牛耳る影の超大物が居て、主人公と敵対(またはバックアップ。本書はバックアップ側)する。 更に本書ではCIAの文字も出てきて、ネタとしてCIAや日本の内調が暗躍する物語は好物なので、更に嬉しくなる。 しかし、謎は本書の最後で明かされる方が楽しみなのに、背表紙に思い切り「龍=ロケット、神=エイリアン」と書かれては興覚め。更に古史古伝の解説を長々と主人公にさせたりと、冗長的な部分が目立ち、あまり物語に感情移入出来なかった。 次編も舞台は非常に興味がそそられる場所ではあるが、主人公のアクト・ナインのメンバーに魅力が余り感じられず、読むのを迷うところ。 | ||||
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日本史のロマンスを追いかけているようで、そこへ謎の組織が関わってきて、やり合っているうちに、とんでもないものを発見ー高橋克彦氏のいつものパターンかな。面白いんだが、いつの間にやら、呆れちゃったり、苦笑いになったり。歴史の探求のほうに重きを置けば、また違った小説になるとは思うが、この伝奇性が高橋氏の持ち味なんだろうな。 | ||||
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懐かしくて講談社から出たのを知り再度読み直し。 4巻までは最高ですが 旧霊の柩、やっぱり蛇足ですね。 何と言うか、 高橋さんがこの時代や好きな小説家を書きたかったから書いた そう感じます。 別にそれはわるくないけど、良くはなっていない。 わざわざ宮沢賢治出した意味は? 最高よく分からないサイキックウォーズ始まるし。 4巻までは星5 残りで-2な感想です。 | ||||
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古事記や日本書紀などの神話に出てくる神はエイリアンで龍はロケット。シュメール文明の神はレプティリアン(爬虫類人)。この解釈を楽しめる人は最後まで読めます。 主人公の九鬼虹人達が龍神伝説の謎を追いながら、津軽、信濃、出雲を縦断しますが、九鬼達に先を越されたくない敵が随所に出てきて、命懸けで龍神の謎に迫る物語です。 あくまでも本書の仮説だけど、龍神伝説の起源がシュメール文明まで遡ったあたりは、古代ミステリー好きにはたまらないです。 しかし星3つにしたのは、九鬼が語る仮説が長過ぎて、読んでて飽きることがあったから。 娯楽小説のつもりで読んでいる身としては、仮説はもう少し纏めて、適宜アクションシーンなど挟んで、読書が飽きない工夫が欲しかったかなと。 ただ、二巻目のノアも気になるネタなので、たぶん読むと思います。 | ||||
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カッパノベルで3と4(続 龍の棺)が一緒になっているもので読みました。 分厚いので 本はガタガタになりました。 Kindle本ならいつでも読み返せますしね。 ストーリーとして破壊していないのは やはり1と2まで。 3と4はチャンバラみたいになります。 この作者のワンパターンで 強くもない人が なんだか勝ってしまう。 5と6は 特に6は破綻しちゃいまして残念。 | ||||
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カッパノベルで5と6(魂の棺)が一緒になっているもので読みました。 分厚いので 本はガタガタになりました。 Kindle本ならいつでも読み返せますしね。 ストーリーとして破壊していないのは やはり1と2まで。 3と4はチャンバラみたいになります。 5と6は 特に6は破綻しちゃいまして残念。 一番期待して 発売まで楽しみにしていたものですが 6など 魂の扱いが便利使いにしすぎでした。 映画化したら面白いのにね。制作費で無理かも | ||||
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読後にまず思ったのは「メロディーだけの音楽会」。しかも楽章ごとに楽器がしばしば変わる。歴史ミステリーかと思えば、ハードボイルドアクションに変わり、謀略戦が展開すれば、男の友情物語へ変化する。テーマが広大なので、ややもすると構成が支離滅裂になりがちなのを、さすがに著者の筆力が上手にフォローしている。ただ、残念だったのはもう少し中国史をまともに検討して欲しかったです。 「メロディー」はほぼ虹人の独演で、1巻などは彼の台詞で埋め尽くされている。多彩な和音で世界の奥行きを体感したい人には不向きかもしれない。逆にいうと、滴るような背景描写でテーマを浮き彫りにし読者に視覚的な理解を迫ることがないので、理論的に話が展開することを好む人にはぜひお勧めする。 また、本作は全6巻だが5、6巻は外伝的な性格を帯びている。「竜」をめぐる旅はとりあえず4巻で終わっているので、購入を考えている人はまずは4巻まで検討されたらどうだろうか。 | ||||
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この小説は”竜について”語っているのではなく”竜の正体について”語っているので、”竜という幻想生物について”のファンタジー的な興味で読むのはお奨めしません。 ”竜の正体”という考え方はつまり、竜はファンタジーの中に出てくるような形では実在しない、という主張でもあるわけですから。 また上にある「出版社からの内容紹介」からもわかる通り、語られるその竜の正体というのは「龍=ロケット 神=エイリアン」という荒唐無稽なもの。残念ながら主人公でありこの説の提唱者である九鬼虹人の語る情況証拠は、オカルト好きでない読者を納得させられるようなものではありません。 ですからオカルト好きの方は普通に読んで楽しみ、そうではないがオカルトアレルギーでもないという方は、トンデモ本やMMRを読んでいるつもりで笑いながら読むのがいいと思います。もちろんオカルトアレルギーの人は絶対に読まない方がいいでしょう。 とは言えベストセラー作家さんだけあって、キャラクターは立っているしキャラ同士のやり取りも味があって面白いと思います。 そして何度も出てくるアクションシーンや知略謀略を駆使した対決も読みどころの一つ。プロとプロの裏のかきあいがかなり読ませます。 また、日本神話を含めた各国様々な神話について触れた上で薀蓄が語られるので、それを楽しみながら読める人も多いはずです。 エンターテインメント小説としては良作なので、あとは結局オカルト要素の荒唐無稽さが許せるかどうかが大きなポイントになるでしょう。 荒唐無稽さが竜の正体の部分だけでなく、例えば1・2巻は現代が舞台ですが3巻以降はタイムスリップして過去にいくということ、5・6巻では宮沢賢治や江戸川乱歩も登場するということも参考にしてください。 ちなみに祥伝社から出ている「新・竜の柩」などのタイトルを見かけるとこのシリーズがどうなっているのか混乱するかも知れませんが、この講談社文庫版の1・2巻が「竜の柩」に、3・4巻が「新・竜の柩」に、5・6巻が「霊の柩」にそれぞれ対応しているので、講談社文庫だけでシリーズ全作を揃えられます。 | ||||
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