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探偵小説のためのノスタルジア「木剋土」
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探偵小説のためのノスタルジア「木剋土」の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.14pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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探しても、なかなか見つからないか、すごく高い値段をつけられてる事が多くて、やっと手に入れる事ができました!商品も発送も良かったです!ありがとうございました! | ||||
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この作品、うれしい報告があるのです。 な、なんと本中の無駄な妄想描写はカットされております。 ただし、ないわけではありません。別掲扱いとなっております。 今回は瀬戸内のある孤島で起きた2つの家が絡む事件となります。 断絶された島にある自体もうやばい要素しかありませんが 現実にやばいのです、はい。 次々と友人の家族が殺されていきます。 そしてこの家に関わる、ある衝撃的な事実が明らかになるのです。 呪われた家に生まれたが故の苦しみ。 それは計り知れないものでしょう。 切ない終わり方をしますし。 | ||||
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あれ?面白いやんけ!何故?・・・と自問自答してしまう感じですが。 ここ最近のメフィスト賞の中での収穫といえば、間違いなく「古野まほろ」氏と「深水黎一郎 」氏 でしょう(あ、偶然ですがどっちも07年ですね)。最初の「天帝」シリーズでは本当に途方に暮れてし まったものでしたが、慣れてきたせいか、最近冷静(?)な目で見ることができるようになりました。 さてこちらのいわゆる「相克」シリーズですが、これも一作目「〜エチュード」でアンナことしてし まわなければもっと皆の知るところとなったのでは?と思われるような出来です。今回のテーマは、 「孤島もの」。シリーズ5作の中でもロジック(と妄想)が冴えに冴えています。たしかにイロモノと か言われていますが、あくまでも本格劇であることに拘り、文句のつけようのない理詰めで真相を導 き出します。 「天帝」シリーズとこれら「相克」シリーズを世に送り出した古野まほろ氏が本格シーンに及ぼした 影響ははかりしれないでしょう。・・・それは少し言いすぎですが、ロジックを愛する方、最近読む 本格小説が無くなってきたなあという方、主人公(女子)が妄想垂れ流してクラウザーさんのように強 姦強姦とか言ってても優しい目で読める方、などにおすすめです。 いや、面白いですヨ。 | ||||
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あれ?面白いやんけ!何故?・・・と自問自答してしまう感じですが。 ここ最近のメフィスト賞の中での収穫といえば、間違いなく「古野まほろ」氏と「深水黎一郎 」氏 でしょう(あ、偶然ですがどっちも07年ですね)。最初の「天帝」シリーズでは本当に途方に暮れてし まったものでしたが、慣れてきたせいか、最近冷静(?)な目で見ることができるようになりました。 さてこちらのいわゆる「相克」シリーズですが、これも一作目「〜エチュード」でアンナことしてし まわなければもっと皆の知るところとなったのでは?と思われるような出来です。今回のテーマは、 「孤島もの」。シリーズ5作の中でもロジック(と妄想)が冴えに冴えています。たしかにイロモノと か言われていますが、あくまでも本格劇であることに拘り、文句のつけようのない理詰めで真相を導 き出します。 「天帝」シリーズとこれら「相克」シリーズを世に送り出した古野まほろ氏が本格シーンに及ぼした 影響ははかりしれないでしょう。・・・それは少し言いすぎですが、ロジックを愛する方、最近読む 本格小説が無くなってきたなあという方、主人公(女子)が妄想垂れ流してクラウザーさんのように強 姦強姦とか言ってても優しい目で読める方、などにおすすめです。 いや、面白いですヨ。 | ||||
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横溝正史テイストの孤島を舞台とした、連続見立て殺人が描かれる 本作。《見立て》の根幹にあるのは、悲劇の人・崇徳院の伝説です。 崇徳院については作中でも説明がありますが、その略歴 を頭に入れてから本作を読めば、より楽しめると思います。 さて、毎回奇抜な趣向で楽しませてくれる本シリーズですが、今回は、 謎解きのデータとなる関係者の供述調書とシリーズの売り(?)である あかねの妄想を巻末にまとめて収録している点が特徴です。 要するにこれは、ガチで犯人当てをしようという人(あと、妄想に浸りたい人w) 以外は、それらを無理に読む必要がないことを構成によって示しているわけで、 読者のリーダビリティにまで配慮した、親切設計といえます(とりあえず調書 からは、対立するふたつの旧家を背景にしたロミ&ジュリ的悲恋があることと、 かつて島に大量殺人をした殺人鬼がいたことをおさえておけば十分でしょう)。 従来通り、探偵役による重箱の隅をつつくような解明パートは健在なので、 読み進めながら、必要な箇所だけ巻末資料を参照する、という読み方でも、 特に支障ありませんでした。 ところで本作では、三人の人がそれぞれ所持するる三つの鍵が揃わなければ解錠できない 場所で起きた密室殺人という不可能犯罪が扱われますが、それについては、何とも淡白で おざなりな解決がなされ、あとは延々と遺産の分与をめぐるパズルや犯人特定のロジックの 構築が行われます。 今さらですが、こうした、ひたすら論理の辻褄合わせがしたい、という 作者のマニアックな嗜好は、かなり読者を選ぶんじゃないでしょうかw あと、怨霊の存在が動機の荒唐無稽さのエクスキューズとなっている本シリーズにおいては、 犯人の意外性に、あまり意が注がれていないのですが、本作では、鮮やかなどんでん返しが 決まっていました(驚きというより、段取りの巧さという点で)。 | ||||
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