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(短編集)
その日のまえに
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その日のまえにの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.34pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 141~160 8/13ページ
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重松小説の最高傑作。 それぞれの主人公たちの別れが綴られている。 涙なくしては読めない。 | ||||
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死が題材の作品で改めて生きること考えさせられる一冊。 死に近づいていく患者の心境、 それを見送ることしかできない周囲の人々の心境、 既に旅立った人を思い出す人々。 死が題材であるにしては、 「暗い」、「重い」といった感じは思ったより少なく、 また、感動があるので、読みやすい。 短編集のように構成されているが、 スターシステムが用いられていて、 楽しく読めるところもある。 死に直面されいてる状況の方には、 お勧めできなませんのご注意願いたい。 | ||||
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レビューで評価が良かったので、読んでみました。 構成がとてもよく、最後の最後に泣かせるという感じでした。 印象深かったのは、妻が夫に残した手紙の一言。 言えそうで言えない一言。 時間を、家族を、仲間を・・大切に日々生きて行きたいと 感じさせてくれた一冊でした。 | ||||
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短編集なのでそれぞれが独立しているが、「その日のまえに」の章で 少しずつだけ、それぞれがリンクしていたので少し驚いた。 「死」というテーマで、向き合う人々をテーマに、生きる事とは何かを それぞれの立場で考えている本である。それが章ごとに、主人公の立場 が本人であったり、単なるクラスメートであったり家族であったり の違いによって、ストーリーをつくりだしている。 ただ、やはりなんといっても本のタイトルになっている「その日のまえに」 から「その日のあとで」が、一番深く心に残った。 しばらく、読後の余韻で全身が脱力してしまった。 気持ち的には、最初は知らなかったので、ほんとは「その日のまえに」 でとめていてくれれば良かった、とも思った。 そうすれば、和美のその後も読み手の自由に決められたのに。 ただ、読んだ後になってみれば、その日と、その日のあとがあったらこそ、 生と死、家族、最愛の人との別れ、を目の前の実感さながらに感情移入 させながら、読めたのかもしれません。 久しぶりに、本で泣いてしまいました。それも読んでいた電車の中で。 まずいと思ったが、読むのを止められなかった。 これから読むかどうか悩んでいる人がいらしたら、是非お薦めいたします。 | ||||
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某・大手塾の中学生の模擬試験に出ていました。 そこで一部を読んで、じわっと涙が… これは全部読まねば!と、購入。 夫婦の教科書なのかもしれない。 | ||||
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一言で言うなら、きつかった。怖かった。 私はまだ、自分の大切な人の死に直面したことがなく、 自分自身の死に対しても真剣に考えたことがない。 もちろん、漠然とした不安はあっても、今はまだ 全く現実感がない。 でもこの作品を読んだ後、いつか必ず、絶対に、自分にも 起こるなんだと再認識させられた。 両親の死、配偶者の死、友達の死、自分の死。 「その日」はいつか必ず、訪れる。 いつもは見て見ぬふりをしていることを、考えないようにしていることを、 静かにまっすぐ突きつけられて、すごくきつかった。 正直涙や感動というより、いつか絶対に訪れる「その日」が、 怖くて怖くて仕方なくなった。 でもだからこそ、読んだ後は自分の大切な人たちを 今よりもっと大切にしようと思える。今を悔いなく生きたいと思える。 そういう作品でした。 | ||||
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昨年亡くなった父のことを思い出し、読みながら自然に涙が出ました。 「その日」はきっと訪れる。だからこそ、毎日を大切にしようと勇気づけられました。 | ||||
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死という重いテーマを扱いながら、 そこに向かって生きる人たちの有り様を 静かに、美しくまとめあげた連作集。 自身の死と、あるいは愛する者の死と 向かい合う現実はもっと厳しく過酷なのだと 仰る方もいらっしゃると思います。 しかし、それはまた別の作品に譲るとして、 切り取られているのが「死」と向かい合う心情の ごく一面であったとしても、 この作品のあり方としては、それで十二分に完成 されていると感じます。 「その日の前に」「その日」「その日のあとに」 と続く流れは素晴らしく、 最後にすべての短編が絡み合う手法も見事です。 表題作である「その日〜」はもちろんのこと、 ストリートミュージシャンにはまってしまう母と 息子の母子家庭を描いた「ヒア・カムズ・ザ・サン」や 余命3ヶ月を宣告された主人公が、 同級生を事故で亡くした海岸を訪れる「潮騒」も とてもよい作品です。 死に向かう人たちの悶絶や苦悩を 真っ向から捉えるわけではなく、 その心の「凪」のような部分を捉えながら、 命の尊さ、愛する人の大切さを 静かに訴えかける良作です。 | ||||
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短編を書かせたら、現在、彼の右に出る人はいないでしょう。 深さが違います。 この本でも「ひこうき雲」は絶品です。「朝日のあたる家」も「潮騒」も素晴しい。ただなぜか肝心の「その日のまえに」「その日」「その日のあとで」で感動できなかった自分がいたのです。おかしいな。読んだ時の体調が悪かったのかな。日を改めてもう一度読み直します。 しかし、それでも五つ星です。 重松さんは別格です。 | ||||
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市の図書館 少しくたびれた背表紙 棚から抜いた 「その日のまえに」 ひこうき雲というタイトルから決め 壁際の椅子に座って読み始めた・・・・ 後半 涙がぽろぽろ 他の人もいるのに ハンカチで涙を拭きながら 鼻をすすりながら・・・ なんの知識なく 読んだ方がいいと思います。 | ||||
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短編集に見えて実は連作集。最後の一篇ですべてがつながる。 みんな「その日」が見えている人がいて、周りの人がいる。私も祖父と義父はガンで「その日」を見ながら生きた。そんな日々を思い出させて少しだけ泣いた。 特に「ヒア・カムズ・ザ・サン」は名作。かぼちゃのようなお母さんに言いたい。息子さんはあなたににてとてもまっすぐ育っていますよ。少しだけ表現が下手なだけで、とても優しくていい息子さんですよって。 今度帰省したとき、すこしだけ両親に優しくなれそうだ。 | ||||
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涙で文字が見えなくなった。 こんなことちょっと記憶にない。 後半は人前で読まない方がいいと思います。 生涯何度も読みたい作品。 家族や友人を大切にしたくなる一冊です。 | ||||
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私は、兄が若くして突然他界しているのですが この本のいつまでも届き続けるダイレクトメールに対して 感じる気持ちに同感しました。 一度登録してしまうと自動的に永遠と届き続けるダイレクトメール。 私は、多少違和感を覚えていましたが、両親は、兄の死を認めたくないのか 届くことが嬉しかったようです。 残された家族は、皆複雑な気持ちを持っています。 それでも、日常が待っている。 そんな気持ちを綴った本だと思いました。 | ||||
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生きることの意味を考えさせられます。日々を漫然と生きていて, 当然のように明日はくると思っているのに,その現実が突然大きく 転換する。本当は何も変わっていないのに,自分の心の持ちようが 変わるだけなのに・・・。 生まれた瞬間から死へのカウントダウンが始まっているのに,そ れを知らずに無駄使いの人生。それがある日突然そのカウントダウ ンが見えてしまうことの怖さと弱さ。 あまりに切なくて本当に泣きっぱなしでした。生きることについて 考えてみたいときにお勧めです。 | ||||
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短編集ですが、すべて愛するものの死にまつわる話です。 恐怖、絶望、悔恨そして希望。 誰もがいつかは経験する近しい者の死。暗く切ない話ですが文章を追う目がとまりません。 登場人物の言葉に 「愛するものの死の前、または自分が死に直面して出来ることは考えること」 というのがありました。かなり意訳してますが、とにかく答えはないということ。 涙は出ませんでしたが、死の悲しみに直面する前に読んでおきたい本だと思います。 | ||||
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流星ワゴンの重松 清さんの短編集(しかし実は違うのだが…) 短編集で、「その日のまえに」という題名で、中に「その日のまえに」・「その日」・「その日のあとに」というタイトルと、それ以外のタイトルが4つくらい並んでいて、「ああ、全然関係ない短編集が4つくらいと、連作的なものが3つあるのだなぁ」と思って読み始めたのだが、なんと関係ないと思っていた最初の短編が後から大きく関係してくるという大変面白い展開だった。 メインは奥さんが癌にかかり、余命1年とか半年と告知を受け、ご主人と男の子二人とでその死をどのように迎え、乗り越えていくか…という事がテーマになっているのだが、前半の短編でそのメインのテーマに出てくる登場実物の背景などが書かれている。 奥さんの看病を真摯にしてくれた看護婦さんは、中学時代に自分のクラスの子のお見舞いに鳩の絵を書いて「死んだら天国に行ってね」と書いたようだったというトラウマを持っている看護婦さんだったり、夫婦が新婚時代に最初に住んだアパートを見に行ったら、郵便受けの表札に二つの名字が書かれていて、それは前に出てくる同級生が家庭内暴力の反動で万引きして駆け落ちしているという二人だったり…、花火の仕事の依頼が主人公のご主人に来た相手が、前に出てきた癌を宣告された男の同級生だったり…と書いていて何を書いているのか全く分からないと思うが(笑)、とにかく人生というのは、やはり一人ではなく色々な関わりで生きているのだ…と思わせてくれる。 この本の中だけでも癌で死ぬ人が3人も描かれており、何かガンと言えば恐ろしい不治の病…というイメージから、普通に日常的に誰でもかかってしまう病気…という感じに変わってしまっているのが良くわかる。 先日読んだ「約束」も本当に日常を描いた良書だったが、これはその上を行っていると思う。しかも小癪なテクニックまで使って。 重松さんの本は今後も読み続けたい。 | ||||
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短編集で、「その日のまえに」という題名で、中に 「その日のまえに」・「その日」・「その日のあとに」というタイトルと、それ以外のタイトルが4つくらい並んでいて、「ああ、全然関係ない短編集が4つくらいと、連作的なものが3つあるのだなぁ」と思って読み始めたのだが、なんと関係ないと思っていた最初の短編が後から大きく関係してくるという大変面白い展開だった。 メインは奥さんが癌にかかり、余命1年とか半年と告知を受け、ご主人と男の子二人とでその死をどのように迎え、乗り越えていくか…という事がテーマになっているのだが、前半の短編でそのメインのテーマに出てくる登場実物の背景などが書かれている。 奥さんの看病を真摯にしてくれた看護婦さんは、中学時代に自分のクラスの子のお見舞いに鳩の絵を書いて「死んだら天国に行ってね」と書いたようだったというトラウマを持っている看護婦さんだったり、夫婦が新婚時代に最初に住んだアパートを見に行ったら、郵便受けの表札に二つの名字が書かれていて、それは前に出てくる同級生が家庭内暴力の反動で万引きして駆け落ちしているという二人だったり…、花火の仕事の依頼が主人公のご主人に来た相手が、前に出てきた癌を宣告された男の同級生だったり…と書いていて何を書いているのか全く分からないと思うが(笑)、とにかく人生というのは、やはり一人ではなく色々な関わりで生きているのだ…と思わせてくれる。 この本の中だけでも癌で死ぬ人が3人も描かれており、何かガンと言えば恐ろしい不治の病…というイメージから、普通に日常的に誰でもかかってしまう病気…という感じに変わってしまっているのが良くわかる。 先日読んだ「約束」も本当に日常を描いた良書だったが、これはその上を行っていると思う。しかも小癪なテクニックまで使って。 | ||||
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大切に思う人には、 その気持ちを素直に伝えておこう。 うちと出逢ってくれて、ありがとう☆ うちに幸せをくれて、ありがとう☆ 愛する家族や彼を、 ぎゅって抱きしめておこう。 大好き☆(*^−^*)って。 そんな気持ちがあふれてくる 数々のお話が綴られた本です。 | ||||
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自分自身や自分にとって大切な人を失う「その日」。 連作短編集と書いてあったので、 最初の話から読みました。 最初の作品から 目ん玉が涙でてんこ盛り状態だった。 表題作を読んだ時、 涙のダムは決壊し、 鼻水のダムも決壊し、 クシャクシャに泣き、 文字も涙でぼやけ、 鼻水は滴り落ちそうで、 涙を拭きながら、 鼻水をかみながら、 読み終えた。 表題作は連れ合いが若くして亡くなる悲劇ですが、 夫婦の愛が深くて独り者の小生には、 ある意味うらやましい話でした。 思いっきり泣かされたけど・・・。 | ||||
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死という状態とその事態に関係する生存者をリアルに描いている。人間が避けては通れない「死」をイメージできる書です | ||||
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