■スポンサードリンク
(短編集)
延長戦に入りました
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
延長戦に入りましたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全40件 21~40 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スポーツライターとは違った視点が面白い。 何気なく不思議に思ったことやここがおかしい!とおもったことを奥田流に毒を交えて楽しく語るエッセイ。 著者は40代だが、きっと少年のようないたずらっこ精神をもった楽しい方なのだろうと好感をおぼえる1冊。 楽しく読めます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者が自分の嫌いなものを貶しているエッセイは毒舌の面白さはあっても、一度読んだらもういいやというものが多い。自分の好きなものをそのまま書いてあるエッセイは面白くともなんだか背中がかゆくなってしまうことも多い。自分の好きなものを「好き!」と書くのではなくチョット違った視点で書いたエッセイは当たりの確率が高い。このエッセイはそういう当たりの一つであった。 けっこう真面目にスポーツをやった人や観戦好きな人の視点と、そうではなくスポーツなんて、ケッ!という人の両方の視点から書かれた、爆笑、くすくす、あるある、と色々な笑いの要素を持つ愉快なエッセイである。 著者は自身の中学、高校の部活体験を自虐的に書いているが、けっこう好きで真面目にやっていたに違いない。でも、のめりこんでいるかと言えばそうではなく、どこか醒めていて一歩引いている、そんな生徒だったのだろう。 作家になる前(修行中?)の作品なので、文章が今より硬い気もするがとにかく笑える。系統は異なるが、その昔「椎名誠」がエッセイストとデビューした頃に近い面白さがあった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は面白い。基本的にスポーツに絡めて筆者の熱い思いがつづられているのだが、これが僕の琴線に触れまくった。 昔みんなが心に思っていたことが、あまりに素直に、そしてあからさまに、描かれている。主に電車の中で読んでいたが、思わず笑いがこぼれてしまった。 小学校時代、なぜか足の速い奴が尊敬された、とか、小学校のグランドに行くと急に走りたくなる(しかもこれは高校のグランドではいけない)、とか。本当にそう。でもこれって文章で書くの?そう思うと笑ってしまった。 文庫本で笑った経験のない人は、この本を読めばきっと笑える。ただしある程度スポーツに距離感を持って見れる人に限るとは思うが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
文章で読むバカ話が、これほど楽しいとは。 マジで「うぷぷっ」と吹き出してしまいました。 バカ話ほど真面目な顔で語らないといけないんでしょうが、筆者の怜悧な文体が実に効果的。そして筆者の観察眼は実に鋭く、論理展開は実にひねくれていて…。いやぁオカシイ。 エッセイ読んで大笑いしたの久しぶりでした。断然オススメです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一生懸命だから馬鹿馬鹿しい、スポーツのある側面を切り取ったエッセイ34編。 「90%はちゃんと試合をみている。残りの10%で本塁打を打たれた直後のピッチャーの表情をみているのだ」という作者の視点がいい。 何がなんでも感動物語にしたがる人々を笑い飛ばす軽快な文章が魅力。 高校野球地方予選のスコアだけで、2ページを割いて試合経過(それも全部想像)を展開するなど、愛がなければできる筈が無いが、それでもやっぱり馬鹿馬鹿しく、愛しいのである。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雑誌「モノマガジン」に92年から97年まで連載した主にスポーツに関連したエッセイをまとめたもの。 とにかく着眼点がすばらしい。なるほどと頷かされるもの、爆笑もの、クスリと笑わされるもの、など、とにかく言いたい(書きたい)放題で面白い。 「インザプール」「空中ブランコ」を面白いと感じた方々には是非おすすめである。これらの作品の原点がここにあるという感じだ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
34のエッセイからなりますが、思わずふいをつかれて、笑えるか、なるほどと思うか、そうそうと手をうちたくなるか、いずれかであることを請け負います。私は特に、「スポーツの国際化と名前の困惑」では声を出して笑ってしまいましたし、「アメリカ男の災難と家族信仰」では、なるほどそうなのかと納得しましたし、「50メートル走タイムと彼の黄金時代」ではそうそうとうなずきました。続編を大いに期待したい一冊です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本は、スポーツエッセイである。例えば、「レスリングのタイツはなぜ乳首を出すのか」などの話が34もある。その話の内容は、いろいろなスポーツについていろいろ茶々を入れている。その茶々をいれている内容がすごく面白い。コメディ映画が好きな人など、冗談の通じる人にはお勧めしたい。私は、この本のように笑えるものが好きなので、すごくよかったと思っています。私が面白いと思ったのが、図書館のスポーツ新聞と利用者の自意識、高校野球のコールド負けの青春、不良高校生の顔色とハンドボールの真実の3つである。1つずつコメントをする。図書館のスポーツ新聞については、図書館でさりげないスポーツ新聞の取り合いが行われているのかという面白さがありますね。高校野球のコールド負けの青春については、高校野球の県予選で25対26というなんともスリリングですごい試合に興味がありました。不良高校生の顔色とハンドボールの真実については、接待ゴルフのように不良軍団に気を使って負けてあげるのが大変だなあと思いました | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
びーちくで盛り上がるレスリング、ボブスレーなどスポーツネタで笑わせてくれる。 確かに、それぞれの短編エッセーを流し読みするだけでもおもしろい。彼の作品に「東京物語」があるが、この中の主人公は彼をダブらせたものだったかと思う。コピーライターとして実力を発揮し、天狗になっていた時にとある事件でその鼻をへし折られるというシーンがある。その彼が、この作品を書いているとイメージして読んでみると、「奥田くん成長したね」という気持ちになる人は私だけではないと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
職場からの帰り道にラジオから、本書の朗読(アナウンサーがエッセイなどを読む)が流れているのを聴き、あまりのおもしろさに本屋に直行した。誰もが普段思っているようなことがらを集めてあるのだが、これほどまでにおもしろく書けるものかと感服した。 「50メートル走タイムと彼の黄金時代」「世界陸上と800メートル走の冷遇」が気に入った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
これを読んで最初に思うのが「くだらね~」ということ。「レスリング選手のタイツはなぜ乳首が出ているのか?」など、スポーツに茶々を入れる内容であり、良い意味でくだらなくて面白い。「そう言われればそうだよなぁ・・・」という風に思えて、素直に笑うことが出来る。 が、ただそれだけの内容ではなく、そこから今度は、「こういう現象が起きるのはこういう事情があるんじゃないか?」というような分析がまた面白い。「そうかも知れないなぁ」と妙に納得してしまう。勿論、その分析が正しいとは限らないわけだが。気楽に読める秀逸なエッセイだと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちょっと変わった視点を持っている人だなあ と 思いながら読んでいるうちに くすくす笑いから がっはっはっは笑いに。久々に大笑いした。 DVDスキージャンプペアつくった人も こういう視点の持ち主なんだろうなあ 波田陽区もこの視点だなあ。 テレビ なにも面白いものがない時に読むのもいいかも。 お笑いブーム 中には勿論 湿気た下手っぴもいる そんなのが混ざっちゃっているのをみたあと イマイチ・・・と思ったあとの 口直しに最適の本かもです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞作家によるスポーツエッセイ34本。文章のうまさはもちろん だがそれに加えて、テーマの選び方がとてもユニークで、思わずニヤリ のねたが満載である。気づけば誰もが「おおっ」と感心する、ちょっと 古めのスポーツ話がたっぷり読める。 読んで感心したのは「ハイジャンプと着地という現実」というエッセイ。 このエッセイで著者は、ハイジャンプという競技において背面跳びは 邪道だ!と主張する。なぜ邪道かといえば、あの跳び方は高くは飛べる かもしれないが、背中から落ちるため、実践でまったく役に立たない、 と考えるのである。よいっしょと後ろ向きに跳んで、どたっと落ちて終 わってしまう。個々のスポーツ競技が何らかの実践的要求から発展した ことを考えれば、背面跳びのこの状況はよろしくない。分厚いマットを 前提にした実践などあろうはずもないからだ。その点、ベリーロールは ハイジャンプの王道を行っている。哀愁漂う跳び方も、安全な着地も、 これぞ競技として競い合うに値する跳び方である。レスリングがフリー スタイルとグレコローマンに分かれているように、ハイジャンプもフリ ースタイルとベリーロールに分けるべきである。とまあこんな感じで主 張する。 もちろんジョークで書いているのだろうけど、面白いことを考えるな あと思う。妙に納得してしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞作家が書いたエッセイ「スポーツ万華鏡」をまとめた作品。どうして剣道は国際化しないか?→相手に技をピッシと決めなくてはならない。ピッシが、海外の人には理解しにくいらしい-あいまいな日本と優勢勝ち-オマーンという国名を使っているのは日本だけか?-スポーツの国際化と名前の困惑-、他にボブスレーの前から2番目の人は何をする人なのか?など、通勤車中2日で完全読破しましたが、5回以上含み笑いをしてしまいました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今年直木賞を受賞したので、突然クローズアップされました。最近どこの本屋に行っても「直木賞受賞作家作品」なんてことで、今までの本が陳列されておりますが、この本はさすがになかなかありません!この本こそが、著者を知る入門編ということでお勧めいたします。なぜなら本格的にデビューする前の著者の普段着で書きたいものが、1、分かりやすく。2、読みやすく書いてあるからです。ホント音楽を聴くカンジで読めます。で、空中ブランコのあの笑いの元が理解できます。私としては、最初に出版された「B型症候群」も再販していただきたいくらいです。いずれもモノマガジンのエッセーにあったものをまとめたもので、笑えます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
著者はもとプランナー、コピーライター、構成作家。 つまり、「どんなものをどう出せばおもしろいのか」のプロ。 エッセイというか、なんというか。 とにかく都合のいい論理で、多少にかかわらずスポーツに関連する事柄について、テキトーなことをコロコロと展開させていく短文34編。 これらは「モノマガジン」に連載されていた文章をまとめたもので、話題は、プロレスから、「俺は男だ!」の丹下竜子による女子剣道ブームまで、タイガーウッズの小顔から昇り棒でピンピンまで、多岐、というか思いつくまま。 全ては我々を笑かすため。是非一読あれ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スポーツに関する面白エッセイ集。ハンドボールのキーパーやら剣道のことやら、挙げだしたらきりがないが、久々に電車で読んでいて、吹き出してしまう程おかしい本です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この本の帯に「レスリングのタイツはなぜ乳首を出すのか」の文言を見つけたとき、これは買わねばと思いました。このほかにも、「ボブスレーの前から2番目の人は何をする人なのか」などスポーツに関するネタを奥田氏が面白おかしくつづったエッセイです。誰でも一つや二つは笑える話があるはずです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
『インザプール』があまりにケッサクで、友達に勧めてまわったけれど、これも秀逸。とぼけた調子で日常の、誰もが気づいたことがあるのに、たいして問題にしなかったオカシな事柄(例えば、なぜアマレス選手の乳首はレオタードからはみ出しているのか、とか)を取り上げているから、「そういえば…」とあらためて考えさせられたときにはもう、面白奥田ワールドにハマっている。スポーツってこんなにおかしかったのか、と見直すこと請け合い。次からはスポーツ観戦の仕方が変わるかもしれない。こういう、人を笑わせる文章を書けるのは、シリアスな作品が書けることの何倍もすごいことのように思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「最悪」に「邪魔」、「イン・ザ・プール」を持っていながら未だ読んでいない私が、ある日の新聞の下欄に載った出版社広告にこの本を見つけて、すぐに読みました。著者奥田さんは観察が鋭くそれを表現するのがうまいわ、そういう印象を私は持ちました。くだらないようで事象の本質に迫っているというか、目を付ける対象はありふれていながら多くの人間が共通して思い抱く同感や疑問をすらすらっと書く。うまいですねえ。著者(1959年生まれ)が私(1958年生まれ)とほぼ同じ時代を過ごしていることと、私の妻が著者と同じ岐阜の育ちであることが、私をしてより一層、この本を身近にさせてくれています。ところどころに出てくる岐阜弁がよろしい、素敵。こりゃ早く、著者の小説作品を読まなきゃもったいない。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!