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(短編集)
首折り男のための協奏曲
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首折り男のための協奏曲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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大好きな作家です。 頸椎の数にちなんだ7つの独立したエピソードが首折り男とその周辺を描き、振り返るとひとつにまとまっている といった感じで、 伊坂幸太郎らしい(?)作品です。 今までの伊坂幸太郎作品が好きなら、抵抗なく読めます。 | ||||
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本作では7つの短編を収録。 それぞれ短編でありながら 大藪、若林夫妻、黒澤、小説家窪田で繋がります。 本作の楽しみの一つは再読にあります。 一読時には読み飛ばしていた部分を整理して、 短編を時系列で並べ直し、 題名の意味合いを考え直し、 装填写真の意味をとらえ直すことができるからです。 ただ原因不明な死や落下は頂けません。 それ以外は楽しめました。 ありがとうございます。 | ||||
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どこかで読んだことがある短編小説が多い。 今作に収録されている7作品のうち、 3作品は、アンソロジー本として既に出版されている。 ・首折り男の周辺 首折り男に間違われた、悲しい男の話。 『Story Seller』に収録。 ・僕の舟 初老夫婦の運命的な出会いを、探偵黒澤が語る。 『最後の恋 MEN'S』に収録。 ・合コンの話 合コンに参加した男女の会話と、その裏に潜む心の声が面白い。 『Story Seller Vol.2』に収録。 他には、 ・濡れ衣の話 ・人間らしく ・月曜日から逃げろ ・相談役の話 など、全7作品。 書き下ろしの短編小説が一つもなく、 普段から文芸雑誌を読む読者にとっては、 初見の短編が少ないのは残念。 | ||||
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物語が複雑に絡まっていて読み終わった後に一つにつながる、さすが伊坂ワールド!! | ||||
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私の読書の力(?)がまだまだなのもありますが、一回目はちょっとよくわからない部分が多い。 二回目は「ああ~、これがあれかぁ」みたいに繋がっているところについて納得したり。 全体としては面白かったです。 | ||||
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とても悲しいことが、わが身に降りかかった時に 因果応報、自分への罰か?と考えても納得ができず、 何か意味があるのか?という答えも出ない時には、 理不尽さに怒りをおぼえながら、叫ぶのだと思います。 「神も仏もいないのか!!」 それに対して 「はいはい、いますよ。」 といった感じの作品です。 年齢を重ねると、心の底で(ホントはいないよな)と思ってしまいがちですが、 まあ、お話ですから、そういうこともあっていいかな…と思える作品です。 明日からも自分のやるべきことをジタバタしながらやって生きていこうという感じが見えます。 | ||||
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伊坂さんの本は、登場者が、どこかでリンクしている楽しみある。 この本では、なんといっても、黒澤。 満足。 そして、また、次の展開を楽しみにしている。 | ||||
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今作は連作短編というわけではなく、元は雑誌掲載の1話1話の完全に独立したお話。 作品の些細な場面同士を、非常に巧みにまるで糸を絡めるようにして結んでゆくのはこの作者の得意分野ではありますが、 今作のようにまったく別々作品を、こんな風に繋げてしまうのはやはり流石です、と手をたたきたくなる。 話としては、ホラー要素や恋愛要素など、普段の伊坂作品ではあまり見られない作風もあり、 いろいろ楽しみたい人にはかなりお勧めの一冊かと思われます。 しかし、長編で見るような伏線回収やどんでん返しを期待すると多少、肩透かしかも。 お話も、好き嫌いが別れるタイプのものが多いかもしれません。 とは言え、かなり独断と偏見を含ませた意見を言えば、黒澤が主役の短編「僕の船」が朱玉で これだけでもう星4つは軽くつけれる、そのくらいこの作品が好きです。 オチが大変自分好みで、ラストに黒澤が依頼主に言った台詞と行動が、本当に粋で大好きです。 きっとひとつは、お気に入りの話が見つかると思います。 | ||||
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それぞれの初出(Story Seller、小説新潮、小説新潮、新潮、yom yom、幽、Story Seller2)で読んでいましたが、買って読みました。 細かいところまで覚えていないものもありましたが、加筆修正が施され、一冊としてうまくまとまっていました。 つながりそれだけ?っていうのもありますが、元を考えればいい具合だと思います。 伊坂幸太郎の小説を読んでみたいけど長編読むのは億劫だなーという人に薦めるのに最適な一冊です。 | ||||
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story sellerで読んだ「首折り男の周辺」に始まる短編集。一個一個のストーリーは続いてないのだけれどどこか繋がっています。本作は長編ではもちろんないですが、いわゆる短編集ではなくて、収録されたお話どうしが繋がりながら絶妙なバランスを保って一冊の作品を作り上げていて、まさに「協奏曲」。そして首折り男にはじまり首折り男に戻ってくるあたりが、まさにタイトルそのもので、うまいな〜とうなってしまいました。 伊坂さんの作品はどれもそうですが、本当に温かみがあって、殺し屋も泥棒もみんな魅力的なキャラクターで、本作も例に漏れません。時空のねじれ、神や仏はいないのか、などなど(あまりネタをばらしてはいけませんが、、)くり返し出てくるテーマも味わい深いものでした。物事には白か黒か割り切れない部分がたくさんあると思うんですが、その間にある割り切れない感じの優しさが感じられたりもしました。 この本で伊坂さん作品に出会うひとはしあわせなひとです、と断言して間違いないくらいの素敵な作品がまた生まれてしまいました。個人的には☆6つでもいいくらいです。 | ||||
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