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首都感染
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首都感染の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全148件 141~148 8/8ページ
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高嶋さんの作品はリアル・フィクションで、あたかも事実のようにシュミレーションされている。今、エボラが世界的に脅威となり、入国制限や隔離を実施している空港も現れた。医療従事者の感染も大きな問題となっている。この本に出てくる首都封鎖など非現実的な空想話ではなくなりつつあることに、作者の先見性に感心するとともに、そら恐ろしいものも背中に感じる。経済的にも、政治的にも、人道的にも現実的には困難な首都封鎖の課題も明らかにされ、よきシュミレーションになっている。そして、その中で活動する人々の生の姿を描いて、私たちにいろんなことを考えさせてくれる。封鎖突破を集団で実行しようとする動きへの対応は、意外性があり参考になった。力のみの杓子定規の対応では本当に人は動いてくれない、同感してくれない。最悪の状態の中でも、希望を持ち続けることの大切さ、それが人の活動の推進力となることを教えてくれた。 | ||||
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なかなか読み応えのある作品です。ただ登場してくる政治家のように、憲法違反もいとわずに決断できる人は期待できるのかが疑問です。それゆえフィクションとしての面白さを感じたのかもしれません。 しかもラストのオチは見事です。しっかりと嵌められました。 | ||||
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他人事とか他国の事とか思えない様な緊迫感に満ちた作品.主人公が総理大臣の息子とか色々とあざとい仕掛けがあるし,医学的にこれは一寸おかしいと思われる記述もあるが,それらの不備?を凌駕する面白さがある.実際,あり得そうな話である.パンデミックが実際生じたら,こうなるだろうなと思う.しかしこの作品の主人公の様なスーパードクターは現れないと思う.何れにせよ読んで損はしないと断言出来る. 注: 北朝鮮では2011年にマラリアにかかった患者は約1万6000人,2001年には30万人と WHOが報告している(実際はもっと多いかもしれない). 韓国でもマラリアに感染した人は2011年には約800人だった。 マラリアを原虫を持った蚊が北朝鮮から韓国に飛ぶから韓国にもマラリアが 発症する. 一方,日本はゼロである. 良い悪いは別にして,そう言う現状がある.マラリアを原虫を持った蚊が北朝鮮から, 日本に来てもおかしくないのである. | ||||
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読み始めたら止まらず、久しぶりに徹夜して一気読みしてしまいました。 致死率60%の強毒性新型インフルエンザの襲来! 実際にここまでのパンデミックが起こったとしたら、いろんな組織のリーダー達がこんなに都合良く、勇気ある決断をもって対処できるわけではないでしょう。 でもそこは小説。 「責任を取る覚悟のあるリーダーがおらず、運もなく、私たちは助かりませんでした」なんて物語、 もしかしたらリアルかもしれないけど、そんなの読みたくないですからね。 ハラハラドキドキの読みもの、エンターテイメントとして最高でした。 | ||||
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高嶋哲夫さんの作品を初めて読みました。 本作は新型インフルエンザの発生から終息までを描いています。 ユニークなのは首都東京を封鎖して感染拡大を食い止めようとするところです。 海外では感染が拡大した一方、日本では見事、封じ込めに成功しました。 その要因は日本人の犠牲心と規則を守るという高い意識によって成し遂げられました。 読んでいる時、ふと思ったことがあります。 先日、小泉元首相が「原発を廃止しても知恵のある人が必ず解決策を考えてくれる」と発言して話題になりました。 本作でパンデミックが起こった時、世界中の研究者が本気になってワクチンを研究開発し終息を迎えました。 何か通じるところがあるように感じました。 | ||||
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まるでノンフィクションのようなシミュレーション小説。相変わらず、高嶋哲夫の作品は迫真性に満ちている。 W杯開催に沸く中国で強毒性のインフルエンザ・ウイルスが猛威を奮う。W杯終了まで事実をひた隠しにしようとする中国。インフルエンザの猛威は日本にも及ぶ。そんな中、元WHOの医師・瀬戸崎優司が政府に招聘されるのだが… ここ数年、特に自然の猛威を身近に感じる。巨大地震、津波、台風、竜巻…近い将来、この作品に描かれているような新たなウイルスのパンデミックが起きても不思議は無い。そんな恐怖を身近に感じた秀作。 ウイルスに立ち向かう多くの日本人に東日本大震災後に見せた日本人の良心に満ちた行動を思い出した。 | ||||
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「感染列島」などと同じ種類の、パニック小説。 内容は平板だが、感染を防止するための封じ込め作戦がこの小説のポイント。 確かにいい対策だけど実際に出来るのか、というあたりで疑問も多い。 もし同様の事態が生じた際のちょっとしたシミュレーションにはいいかもしれない (もしかしたら政府は考えていたりして?)。 分厚い本だが、1週間くらいで一気読みできるテンポのよさであった。 | ||||
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時流に乗った、なかなか面白い作品でした。 キャラの立ち具合もよく、「映画化されるとしたら主人公はあの人か、あの人がいいなぁ」と 想像力を働かせるのが楽しかったです。 ただ、やっぱり本で読むには、もう少し登場人物に深みを与えてほしかったと思います。 主人公の2つの大きな葛藤(過去の失敗と、偉大すぎる親を持つ悩み)が 生かし切れていなかったように思いますし、仄かな恋心の件についても、やや唐突な気がしました。 (ストックホルム症侯群、もしくは吊橋理論でしょうか) 中国人医師がイイヤツだった件は、ちょっとうるっと来ましたね。 いずれにしろ、読み応えはたっぷりです。 この作品が好きだったら、篠田節子の「夏の災厄」もオススメです。 | ||||
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