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ジャーニー・ボーイ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ジャーニー・ボーイ
ジャーニー・ボーイ (朝日文庫)

ジャーニー・ボーイの評価: 3.83/5点 レビュー 12件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.83pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

イザベラバードの物語

高橋克彦の小説の中では普通レベルかな。東北モノや大河モノ、ミステリー小説に比べるとドキドキ感はちょっと少なかった。
ジャーニー・ボーイ (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイ (朝日文庫)より
4022648252
No.11:
(5pt)

混乱の時代に必要なものとは

高校時代に知ってからずっと愛読している著者。見つけたら、可能な限り入手している。時代活劇は、この著者の柱のひとつにもなっている。文化史、とくに風俗に通じる人だけに、得意分野。
 この作品は、幕末の文化激動期が舞台。読んでみればわかるが、起点からラストへの収束力が豪快だ。とりあえず、この巻で完結している。この後日シリーズが読みたいところだ。
 レビュアーの居住地は、同じ東北なのだが、地方の地方都市なので、書店の規模は、大都市部より総じて大きくなく、文芸書の新刊はホントにベストセラーの呼び声高いものしか並べられない。書店員が熱心であっても、日々の売り上げに貢献しない書とみなされることもあり、冒険しにくいのが実情だ。
 本作について知ったのは、本サイトで著者の作品を検索してのこと。その際は、文庫本しかなく、それを入手して読んだ。そのレビューは、すでに投稿済み。
 本レビューを投稿したのは、四六版の案内を、本サイトより案内され、「何だ。あったんだぁ」と入手に動いたから。
 文庫版とほぼ変わりない文章とした。四六版には、四六版の良さがある。本好きなら、わかるはず。あえて記さないが、両方持つのは無駄遣いと思われようが、当事者が良いのであれば、否定派の揶揄は、そよ風でしかない。どちらを選ぶかは、その人のスタイルで決めればよいのだ。もっとも、版の違いで、違う楽しみ方ができるとだけ言っておきたい。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.10:
(5pt)

時代を思い起こさせる旅

高校時代に知ってからずっと愛読している著者。見つけたら、可能な限り入手している。時代活劇は、この著者の柱のひとつにもなっている。文化史、とくに風俗に通じる人だけに、得意分野。
 この作品は、幕末の文化激動期が舞台。読んでみればわかるが、起点からラストへの収束力が豪快だ。とりあえず、この巻で完結している。この後日シリーズが読みたい。
ジャーニー・ボーイ (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイ (朝日文庫)より
4022648252
No.9:
(3pt)

「日本奥地紀行」の舞台裏?

「日本奥地紀行」の舞台裏? 実在の英国人女性旅行家イザベラ・バードとこれまた実在の彼女の通訳兼ガイド役伊藤鶴吉が主人公。
西洋人旅行家と通訳の珍道中とその裏で進行する攻防がどうにも乖離した印象なのが残念であります。
ジャーニー・ボーイ (朝日文庫)Amazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイ (朝日文庫)より
4022648252
No.8:
(5pt)

JR東日本の社内誌で知りました。

新幹線の中で読んだ記事からこの本を探しました。
フィクションなのですが、非常におもしろかったです。
いつか「その後、どうなったのか」を描いていただきたいです。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.7:
(5pt)

維新後の様子が分かる

ただの紀行にあらず、時代背景とイギリス人の女性のシチュエーションが見事。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.6:
(4pt)

続編は?

やっと登場人物が動き出したところ。
続編はあるのでしょうか、と期待させる冒険時代小説。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.5:
(1pt)

日本奥地紀行読後感

女史の警護は大変だったと思います が この本のテーマは女史の警護に名を借りたレベルの低い単なる読み物に終始しています 新しい資料もなく 裏付けも無いと読みました 日本奥地紀行は迫力のある事実に基づいた立派な資料を 際物的な読み物にしたのは・・・・・
 日本奥地紀行は是非 大勢の若者に読んでもらいたい本です。 
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.4:
(4pt)

まずは物語として楽しめる。そのあとは読者次第

本書は明治初期、イザベラ・バードが日本の未開の地を旅して、文化人類学的視点で著した『日本奥地紀行』を物語として再構築した時代小説だ。『日本奥地紀行』をamazonで検索すると多くの新訳本新訳 日本奥地紀行 (東洋文庫)もあり、解説書も少なくない。史料としても貴重なことがうかがえる。しかし学校教育には取り入れていないせいか認知率は高くないのではないか。その意味で元本を物語として脚色し、エンターテイメントとして提示することは世に存在を知らしめるという意味で価値があると思われる。

しかし、肝心なのは本書がエンターテイメントとして面白いということである。時代時代によっての読みやすさということは大切なことだ。学問として学ぶのであれば原書に当たり、少なくとも完訳版を読まなければならないが、それを必要とする読者は多くない。古典にしてもそれを受け継ぐには、その時代あった文法で物語として再構築したものが必要だと思われる。古典を読む場合も優れた再構築版があるものほど後世に残りやすい。

難しいことは抜きにして本書は、物語として優れており、面白い。それだけで十分であるが元本のエッセンスも十分に知ることができる。当時の日本の風俗に関して関心があれば、関連本に当たってみるのもよいのではないだろうか。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.3:
(3pt)

イザベラ・バードの旅が途中で終わるのは、小説としてもあまり良くない。

明治11年の、日光、奥州路、そして北海道へと渡った英国人女性旅行家
イザベラ・バードの「日本奥地紀行」をベースにし、夫人に通訳として、下僕として、
付き従った伊藤鶴吉が主人公。
伊藤は、不穏な輩から、夫人を守る日本政府の密偵として描かれる。

骨格の設定は着想的にすばらしいが、そこからのストーリーの展開が素人のように荒っぽい。
おざなりである。伏線が張られていないので皆唐突である。

途中からの悪い予感が当たったが、この旅は
新潟から米沢へ、米沢から羽州路へ、そして北海道へとそこがクライマックスであるのに
途中で終わるのは、あまりよくない。小説としても。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.2:
(5pt)

明治11年のSPは、わがまま英国オバサンを警護しきれるか?

本作品の舞台は明治11年、英国人で秘境旅行家として知られるイザベラ・バードの日本旅行のガイド、しかし実態は日本国の密命として彼女を狙う何者かから護るを担う伊藤”ピストルボーイ”鶴吉の波乱万丈のジャーニーを描いている。

先ず云いたいのは、amazonのあらすじがミスリードなこと!
イザベラ・バードは冒険家ではないし、本作も冒険小説ではない。
読めば分かることだと思いたいが(作中で、バード自身が「冒険が楽しみ」と自身の旅を語ってもいる)先達レビューはミスリードのまま終わっている。安易な煽りが、酷い誤導&誤読を招くこともあるということ、出版社には猛省を促したい。

実際には、拙レビュータイトルの通り、オーソドックスなプロットのSPを主人公としたサスペンスが本作の内容。また、バード女史は間違ってもインディー・ジョーンズのような方ではなく、西洋人にとって未開の地を訪ねるのがメインであり、当時の冒険家が挑んだアフリカ内部や北極なんかに行くわけではない。

本作品の魅力は、SPモノ以外にも多層的な味わいがある点。
一つには、West meets Eastつまり、バードと鶴吉のぶつかり合いから描き出される文化・文明の交錯であり、なかなかに味わい深い。
そして、明治11年という時代を描き上げる手腕はさすがの高橋克彦で時代小説としても十分楽しい。
時代小説としては実に豪華な脇の使い方で、金谷宿に大内宿、サトウさんに藤田五郎にヘボン先生、こんなのが何の説明もなしにサラッと登場する。

そして、驚かされたのが鶴吉が実在の人物である点。バードの旅行記は断片的にしか読んでおらず、彼の存在を考えたこともなかったが、後にはVIP通訳として世に知られたようだが、ピストルボーイ云々は本作のオリジナルの様子。彼とバードの話を中島京子は恋愛モードで作品「イトウの恋」にしており、こちらと比べるのも一興。

ネタバレなのでキチンと書けないのが残念なのだが、本書の舞台である明治11年は「るろ剣」で志々雄の騒乱が起きた年(宗次郎が手始めに大久保利通を暗殺している)藤田五郎さんとは違う形で明治11年を生きる者達の生きざまを味わってこそ、本作品の真の価値を堪能できることになろう。
本作は連載の関係か10年以上の歳月を要している。その間に作品のテーマや主人公まで移ろうているのが面白い。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249
No.1:
(3pt)

北海道までは来なかった

イザベラ・バードといえば、北海道を探検したことで有名なのですが、この本ではそこまでは至っていない。
''橋さんの視点では、陸奥の出来事で終わってしまった。
もう少しピストルボーイの活躍も欲しかった。
ぐいぐい読ませる筆致は素晴らしいだけにその点が残念。
ジャーニー・ボーイAmazon書評・レビュー:ジャーニー・ボーイより
4022511249

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