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忍法行雲抄
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忍法行雲抄の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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豊臣恩顧の福島正則.大阪の冬・夏の陣とも江戸の留守居を命じられた. それほど家康は正則を恐れていた. 上杉討伐のため下野小山の陣、三成の挙兵を知った正則は真っ先に家康への加勢を示した. 結果的には、豊臣を滅ぼすことになり、挙句の果てに大幅減封で信濃に移封になった心中や如何に. | ||||
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所収は以下6編。 「忍者 明智十兵衛」-ご存知謀将明智光秀は、実は忍者でしたというお話。 「忍法 死のうは一定」-本能寺の変の中の信長に対して果心居士が出した提案とは。表紙絵のお話。 「忍者石川五右衛門」-白居易の「琵琶行」に合わせて奏でられる大盗の愛。 「虫の忍法帖」-秀次事件は「忍法おだまき」(『』所収)でも取り上げられていたけれど、これはまた別のアプローチで。虫ってあの虫だったのね。 「忍法 関ケ原」-正面から関ヶ原の戦いを取り上げないで、鉄砲生産の国友村を舞台にするあたり、上杉側から忠臣蔵を描いた『』と同じ風太郎らしい変化球。 「忍者 本多佐渡守」-この本の中では長めで内容的にも一番読み応えがあるかもしれない。本多正信、正純親子から土井利勝に権力が移るまでの謀略渦巻く虚々実々の駆け引き。大久保長安なども出てきて、それぞれの人物のエピソードに忍法を絡めながら、最後まで飽きさせない。 | ||||
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著者が書く作品は とりわけエログロ要素がふんだんに含まれています。 その中でもこの作品は特にその色が濃く出ていて ほかの作品では見られないエログロの要素も出てきています。 特にその際たるものは この作品の最後を飾る「忍者 本多佐渡守」でしょう。 もちろん著者お得意の色仕掛け陥落の術が出てくるのですが ある人物が若さを保つために用いているものが 相当のエログロものです。 人によっては気分が悪くなる表現ですのでご注意ください。 ですが、実はこの作品が ある意味、一番面白い作品であるのは皮肉。 一人の奸臣の栄華と衰亡。 どんなに手腕があろうとも「老化」という生理現象だけには 勝てないものなのです。 そして…最後の本当の「終焉」 それは一人の奸臣の終わりであり そしてまた新たに生まれた奸臣の始まりなのです。 最後も含みのある感じで終わります。 それがまた味があるのです。 ですが、少しエログロが強いので 取り掛かる際には気をつけて。 | ||||
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