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祈りの幕が下りる時
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祈りの幕が下りる時の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全31件 21~31 2/2ページ
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普段は推理小説など読んだことがないのだが、入院のお見舞いに新刊本をいただいたので、一応通して読んでみました。 推理小説の定番なのでしょうか、身元不明の複数の殺人事件、複雑な人間関係などのおぜん立てを後半に一挙に解決に持っていきます。 前半は、刑事小説と言うのでしょうか、ドキュメンタリータッチで刑事があっちへ行ったり、こっちへ飛んだりしつ推理を詰めていきますが、後半になると、なんといきなり犯人サイドからの告白形式になって面喰いました。 クライマックスを芝居の千秋楽に重ねて来るあたり、いつか見た映画「砂の器」のクライマックスがピアノ演奏会と言うのと似ているなと思いました。 なお、皆さんのレビューを読んで、これが「加賀恭一郎シリーズ」の中の一冊であることを知りました。 東野圭吾ファンにとっては、たまらない一冊なのでしょうが、私に取っては初めて長編推理小説で、人物設定・環境描写など、なんとなく味の薄い一冊でした。 お暇な方はどうぞ。 | ||||
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いつもながら期待一杯で読みました。もちろん裏切られる事はありませんでした。 時代性もあるし、内容に何ら文句(ちょっと横柄な言い方ですが)はありません。 しかし、私の興味のある内容でないのかも知れませんが、期待以上で無く、3点の評価です。 やはり犯人が簡単に分かってしまう点が一番残念でした。 次の「疾風ロンド」に期待したい。 | ||||
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加賀刑事ファンとして読まずににいられないと思い購入。 非常に読みやすい文体なので、3日もあればお釣りが来るほど早く読めます。 日本橋暑の出来杉クン、加賀恭一郎の活躍を期待していると肩透かしを食うかも。 まず読み進めて行くと犯人はあっさりわかります。タイトルからしてもう「あの人しかいないよな」って感じです。 犯人と父の関係。犯人と母の関係。加賀と母の関係。 それぞれの親子の姿が浮き彫りにされるはずなんですが、なにか物足りない気がします。 加賀の母親に対する思慕や情などがもっと前面に出てもよかったのではないかな、と。カッコイイ加賀は好きなのですが あまりにクール過ぎるような。そして今回もスラスラと謎を解く。早すぎ。 一人の人間が二人の名前を使い分けて30年間逃げ延びるのですが、読み終わって反芻してみると果たしてこんなことがなし得るだろうか? やっぱり「お話」だよね、と思ってしまうのです。東野さんの小説って。 「幻夜」の時も思ったのですが、なんでも阪神大震災のドサクサで犯人の思い通りに進みすぎと言う感覚がこの作品にもありました。 戦後の混乱とはワケが違うと思うのですが。 「容疑者Xの献身」の方がまだ真実味はあると思います。映像化向け作品だと思えば納得もできますが。 とは言え、長編をこれだけ早く読める技量はさすがだと思いますし、加賀の恋バナにも進展がありそうでファンには楽しみです。 でも・・・「眠りの森」のあの彼女はどうするの加賀さん。それに小銭を財布に入れるようになったのですね。などなど、細かいことも気になるのがファンの性と言うことで・・・。 | ||||
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大好きな加賀恭一郎シリーズ。 面白いと思うけれど、できのいい二時間ドラマみたい。作者が、映像化ありきで書いているからか。 原発作業員の描写にも?? 次回作に期待しています。 | ||||
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舞台となる場所に足を運んだことがあり、東野さんは地図(Google等でしょうか)と時刻表も参考にしたと思いました。 現地には行っていない。さらに利用している交通機関にも違和感がありました。 あとは震災をまだ出して欲しくなかったです。 加賀刑事ものはこれからも購入しますが、本作は手元に置く気になれず寄贈しました。 | ||||
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加賀恭一郎シリーズの最新作。これまで引きずっていた加賀自身の「家族」の問題にも筆を割いて、東野圭吾を読み続けている読者には、あれこれ受け止めるものの多い仕上がり。いつものように一気に読めます。 物語の中軸部分は、松本清張の代表作のひとつ『砂の器』によく似たテイストです。主人公の家族問題に結びつけているところは、やや荒技な印象でした。原発問題にも言及し、誠に今日的装いですが、家族問題が描かれている割には重層感というか、心の底で揺さぶられるものが希薄で、その希薄さも今日的と評すべきなのかな、と思われます。「橋」や「明治座」を折り込んだ道具立ては、日本橋署を舞台にして大当たりをとったことへのシリーズ作者としての御礼でしょうね。 加賀の勤務先や生活自体が進展する次回作に期待します。 阿部寛主演の映画化100パーセント保証。元女優の女流演出家、だれを起用しますかね。祈りの幕が下りる時 | ||||
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東野先生の作品は全て読んでいます。 最近の作品は薄味が多いように思い、今作も買おうか迷ったのですがレビューの良さに後押しされて購入しました。 加賀シリーズで一番好きな作品は「悪意」であり、あの域には達することは難しいと思います。それ程衝撃的な作品でした。 「新参者」「ナミヤ雑貨店」などを読むと最近は人情物を好んで描かれるようになったのかなと感じていました。 それはそれで良いのですが、今作のテーマの一つであろう「家族愛」について、加賀側は十分伝わりました。 「放課後」から考えると感慨深いです。一つの区切りがつき、今後も加賀刑事の活躍が非常に楽しみになりました。 気になるのはただ自分たちのためだけに、ゴミのように人を殺していて(殺人など元来そんなものでしょうが) それが「家族愛」であるかのごとく表現されている点です。著者の某超有名作を読んだときにも同じような感想を抱きました。 特に幼馴染は非常に善人として描かれており、無残に殺されるのは動機から考えると気の毒すぎます。 先に挙げた「悪意」は殺人の動機というテーマで最高点に達した名作でした。またあのような作品が読みたいです。 | ||||
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東野圭吾さんの作品はすべて読んでいます。加賀刑事の生い立ちやお父さんとの確執の理由が明らかになりますが、若干物足らなさを感じました。次回作に期待します。 | ||||
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幼なじみを訪ねた押谷道子が、数日後に死体となって発見された。訪ねた幼なじみとは、 女性演出家として華々しい活躍をしている浅居博美だった。彼女の栄光の陰にはいったい 何があるのか?なぜ押谷道子は殺されねばならなかったのか?加賀がつかんだ真実とは? 加賀恭一郎シリーズ。 押谷道子が殺された事件。その裏側には、ひとりの女性のできれば封印してしまいたいと 思うほどの悲しい過去があった。誰にも知られたくない過去だった。「守るべきものは何か?」 そこから導き出される結論は、あまりにもせつない。刑事と犯人、追い詰める者と追い詰め られる者・・・。だが、真実を追い求める先に見えてきたのは事件の真相だけではなかった。 加賀にかかわりのある人物の生き様までが見えてきた。「ああ!そうだったのか・・・。」と 胸が痛む思いだった。その人生は憐れすぎる。 「過去のできごとと現在のできごとが交錯し、事件の真相は思わぬところに!」ということなの だが、内容自体には目新しいものはなく、今まで読んできたさまざまなミステリーのストーリーを あちこちから切り取り、パッチワークのようにつなぎ合わせた感じがした。加賀の過去や、新たな 展開を期待させる部分は興味深かったのだが。 | ||||
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あまりにも登場人物が悲惨過ぎて読んでいて暗い気持ちになってしまった。 別に悪い事を自分達がしたわけじゃないのに、転落して行き日陰者として行き続けるという・・・。「白夜行」に「容疑者Xの献身」か或いは「聖女の救済」を足したような、そんな話。しかも時事的な話題にも触れようとしてか原発が絡んで来るため尚更重い。そういえば「天空の蜂」が原発だったような・・・ 個人的には最後に光が射して欲しい、なんて思いましたがそんな風にもならず、後半の100ページ位は読むのが正直辛かった。 多分加賀シリーズで一番不幸な被害者と加害者。 | ||||
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確かに上手く、一見感動できるように描かれてはいますが、本当にこの位のことで、人をあやめるのでしょうか?世間を知っている大人は納得できませんよ。作者さんはどちらかと言えば若い方々を中心にした【女性ファンが多いと伝え聞いています】愛読者が多い様です。作者の方の優れた魂が感じられた作品は最初の数冊のみで、後は技だけで書いたものばかりで大人には通用しませんよ。あまりに後味の悪い作品です。 | ||||
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