緋色の研究

評判

緋色の研究の評価:

4.30/5点 レビュー 165件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全187件 161〜180 9/10ページ
No.27
(5pt)

後半の冒険物語も素晴らしいです

ホームズ物語から離れる後半のモルモン教徒の物語も面白いのですが、
その部分が見事に朗読ドラマとして再現されていて素晴らしいです。

縮約版と言っても殆ど本文と変わらず、本を読むよりも手軽に何度も聞けて凄く楽しめました。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.26
(4pt)

「SHERLOCK」の復習にも

BBCドラマの「SHERLOCK」があまりにも面白かったので、御本家の1作目を読んでみました。
今年(2012年)発行された新訳で、訳者は1962年生まれと若いせいもあってか、大変読みやすかったです。
シャーロックが魅力的なことはもちろんですが、構成の大胆さに驚きました。
発表されたのは1887年、いかにドイルに才能があったことか。
「SHERLOCK」が、こんなことまで引用していたのかにもビックリです。
緋色の研究 (角川文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (角川文庫)より
4042982212
No.25
(5pt)

古き良き古典文学

二人の友人が十九世紀のロンドンを舞台に、新拓の職業を営む。
如何にも古典文学的だ。
出版の違いがあり、台詞にも訳にも当然、違いが生まれる。
とは言え、この日暮氏の訳でも心に残るであろう名台詞は多数、見受けられる。
そしてそれらは、ホームズとワトスンの会話の中でこそ発生する現象である。
二人が出会う記念すべき作品だが、往々にして見所はトリック暴きでも、動機探しでも、犯人当てでもない。
推理小説としては必ずしも傑作とは言えない。
しかし、古典文学として捉えるのならば、ホームズとワトスンのやりとりは実に興味深い。
また、歯切れが良く、文章自体も読み易いのはこのシリーズの特徴ではないだろうか。
相棒が居た文学は案外に少ない。
ホームズとワトスンは共に良き友人を得た。
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761712
No.24
(5pt)

古き良き古典文学

二人の友人が十九世紀のロンドンを舞台に、新拓の職業を営む。
如何にも古典文学的だ。
出版の違いがあり、台詞にも訳にも当然、違いが生まれる。
とは言え、この日暮氏の訳でも心に残るであろう名台詞は多数、見受けられる。
そしてそれらは、ホームズとワトスンの会話の中でこそ発生する現象である。
二人が出会う記念すべき作品だが、往々にして見所はトリック暴きでも、動機探しでも、犯人当てでもない。
推理小説としては必ずしも傑作とは言えない。
しかし、古典文学として捉えるのならば、ホームズとワトスンのやりとりは実に興味深い。
また、歯切れが良く、文章自体も読み易いのはこのシリーズの特徴ではないだろうか。
相棒が居た文学は案外に少ない。
ホームズとワトスンは共に良き友人を得た。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫)より
4062852004
No.23
(5pt)

古き良き古典文学

二人の友人が十九世紀のロンドンを舞台に、新拓の職業を営む。
如何にも古典文学的だ。
出版の違いがあり、台詞にも訳にも当然、違いが生まれる。
とは言え、この日暮氏の訳でも心に残るであろう名台詞は多数、見受けられる。
そしてそれらは、ホームズとワトスンの会話の中でこそ発生する現象である。
二人が出会う記念すべき作品だが、往々にして見所はトリック暴きでも、動機探しでも、犯人当てでもない。
推理小説としては必ずしも傑作とは言えない。
しかし、古典文学として捉えるのならば、ホームズとワトスンのやりとりは実に興味深い。
また、歯切れが良く、文章自体も読み易いのはこのシリーズの特徴ではないだろうか。
相棒が居た文学は案外に少ない。
ホームズとワトスンは共に良き友人を得た。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)より
4061484729
No.22
(4pt)

原点。

何はともあれ、たぶん世界一有名なコンビの出会いが描かれている貴重な作品です。
これが世に埋もれたまま終わってしまわなくて本当に良かった。
そのおかげでどれだけたくさんの人に楽しみが与えられたことでしょう。

謎めいた男とハウスシェアすることになったワトスンの抑えがたい好奇心、
それを知りながら、たぶん焦らしてからかっているホームズ、
微妙な距離を保ちつつ、相手を探り合う様子が否応なしにおもしろいです。
そして事件を通して、不思議な絆が生まれ始めます。
でもこれはホントに始まりに過ぎないのです。

とにかくキャラクター設定が良かったんでしょうね。
三人称でなく、ワトスンの回想録という形をとったのも大正解だったでしょう。
ポーのデュパンと「私」を思い起こさせますが、
ドイルはそこに人間臭さをてんこ盛りにした感じです。

ホームズの、自分の能力を認めてくれる相手と出会って、
内心のうれしさを隠しきれてない様子が微笑ましいです。
そしてワトスンの辛辣さがけっこう新鮮でした。
ホームズにくっついている、単純でちょっと鈍い奴という古いイメージとは全く違います。
最近は映画やテレビでも、そういうイメージを覆そうとするものが多いですが、
それも当然だと思います。

あらゆる点で正反対の二人ですが、がっちりとかみ合ってしまうんですね。
その、友情という言葉ではとても言い尽くせない不思議な関係が、
シリーズのテーマであり、不変の魅力なのだと思います。

初めて読んだ方はこの後の作品も読めば、ますます面白くなってゆくと思います。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫)より
4062852004
No.21
(4pt)

記念すべき第1作

シャーロック・ホームズの
記念すべき第1作が、新訳で登場です。
1886年に執筆された作品が現代風の訳で蘇りました。

軍医としてアフガン戦争に従軍したワトスンは、
負傷し、イギリスに帰国。
ここで、共同での部屋借りの相手を探していた
ホームズと出会います。
後世に残るコンビの誕生です。
そんな2人のもとに、
ロンドン市内のブリクストン通りはずれにある
空き家で深夜、アメリカ出身の紳士の死体が発見され、
この事件の捜査をお願いしたいという手紙が届きます。
現場には、RACHEという緋文字が壁に書かれていました。
ホームズはさっそく捜査を開始し、
犯人を追いつめていきますが・・・。

物語は二部構成で、
第一部ではホームズの捜査により
犯人が逮捕されるまでが描かれ、
第二部では犯人が犯行を計画するようになった背景を
アメリカ西部に場所を移して描写します。
第二部の最後の二章では、
犯人の独白とホームズの推理が述べられ、
物語は終わります。

読み終えてみますと、
この作品、いわゆるトリックというものはありません。
そもそも犯人が逮捕されるときになって初めて登場します。
事件解決の手がかりが示されている訳ではないので、
読者が推理する余地はないです。
RACHEという文字だって、
別にダイイング・メッセージのように
謎の設定があるわけではないですし・・・。
現代的な推理小説とは
ちょっと趣が違うのではないかと思います。

では、本書の面白さは何かというと、
まず第一に、ホームズという神業的な探偵術を持ち、
かつエキセントリックな人物が
魅力的に描かれているところにあります。
そして名コンビの相方ワトスンとのやりとりの楽しさ、
さらには第二部での冒険小説的な展開が相まって、
読者を引きつけるのではないでしょうか。

いずれにせよ、
世界一有名な探偵ホームズのシリーズは
ここから始まりました。
それだけでも十分に
読む価値のある作品だと思います。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫)より
4062852004
No.20
(4pt)

理屈なしで面白い

シャーロック・ホームズは最高に面白い本だとは認識していましたが、久しぶりに読んでみてやはり面白いと再認識してしまいました。
緋色の研究はホームズシリーズの中ではそれほどメジャーでないので映画化、ドラマ化されていないのだと思っていましたがそうばかりではないようです。
当時ヨーロッパにおけるモルモン教徒に関する認識がわかりますが誤解に満ちた部分が現代では信者に遠慮する面もあって放映されていないんだと思いました。
ただ当時、キリスト教徒にとってはモルモン教は新興宗教であり邪教の一種ですから冷たい視線で見ていたのもありましょうし、新興であるが故の過激な部分を教団も持っていたことは否めません。
現実にコナン・ドイルがこの作品を書いた頃はまだ一夫多妻を認めていましたから。
それとは別に作品自体は非常に面白く、読み出すと眠れなくなる感じでした。
訳もかみ砕いた感じでとても読みやすかったです。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社青い鳥文庫)より
4062852004
No.19
(4pt)

原点。

何はともあれ、たぶん世界一有名なコンビの出会いが描かれている貴重な作品です。
これが世に埋もれたまま終わってしまわなくて本当に良かった。
そのおかげでどれだけたくさんの人に楽しみが与えられたことでしょう。

謎めいた男とハウスシェアすることになったワトスンの抑えがたい好奇心、
それを知りながら、たぶん焦らしてからかっているホームズ、
微妙な距離を保ちつつ、相手を探り合う様子が否応なしにおもしろいです。
そして事件を通して、不思議な絆が生まれ始めます。
でもこれはホントに始まりに過ぎないのです。

とにかくキャラクター設定が良かったんでしょうね。
三人称でなく、ワトスンの回想録という形をとったのも大正解だったでしょう。
ポーのデュパンと「私」を思い起こさせますが、
ドイルはそこに人間臭さをてんこ盛りにした感じです。

ホームズの、自分の能力を認めてくれる相手と出会って、
内心のうれしさを隠しきれてない様子が微笑ましいです。
そしてワトスンの辛辣さがけっこう新鮮でした。
ホームズにくっついている、単純でちょっと鈍い奴という古いイメージとは全く違います。
最近は映画やテレビでも、そういうイメージを覆そうとするものが多いですが、
それも当然だと思います。

あらゆる点で正反対の二人ですが、がっちりとかみ合ってしまうんですね。
その、友情という言葉ではとても言い尽くせない不思議な関係が、
シリーズのテーマであり、不変の魅力なのだと思います。

初めて読んだ方はこの後の作品も読めば、ますます面白くなってゆくと思います。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)より
4061484729
No.18
(4pt)

記念すべき第1作

シャーロック・ホームズの
記念すべき第1作が、新訳で登場です。
1886年に執筆された作品が現代風の訳で蘇りました。

軍医としてアフガン戦争に従軍したワトスンは、
負傷し、イギリスに帰国。
ここで、共同での部屋借りの相手を探していた
ホームズと出会います。
後世に残るコンビの誕生です。
そんな2人のもとに、
ロンドン市内のブリクストン通りはずれにある
空き家で深夜、アメリカ出身の紳士の死体が発見され、
この事件の捜査をお願いしたいという手紙が届きます。
現場には、RACHEという緋文字が壁に書かれていました。
ホームズはさっそく捜査を開始し、
犯人を追いつめていきますが・・・。

物語は二部構成で、
第一部ではホームズの捜査により
犯人が逮捕されるまでが描かれ、
第二部では犯人が犯行を計画するようになった背景を
アメリカ西部に場所を移して描写します。
第二部の最後の二章では、
犯人の独白とホームズの推理が述べられ、
物語は終わります。

読み終えてみますと、
この作品、いわゆるトリックというものはありません。
そもそも犯人が逮捕されるときになって初めて登場します。
事件解決の手がかりが示されている訳ではないので、
読者が推理する余地はないです。
RACHEという文字だって、
別にダイイング・メッセージのように
謎の設定があるわけではないですし・・・。
現代的な推理小説とは
ちょっと趣が違うのではないかと思います。

では、本書の面白さは何かというと、
まず第一に、ホームズという神業的な探偵術を持ち、
かつエキセントリックな人物が
魅力的に描かれているところにあります。
そして名コンビの相方ワトスンとのやりとりの楽しさ、
さらには第二部での冒険小説的な展開が相まって、
読者を引きつけるのではないでしょうか。

いずれにせよ、
世界一有名な探偵ホームズのシリーズは
ここから始まりました。
それだけでも十分に
読む価値のある作品だと思います。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)より
4061484729
No.17
(4pt)

理屈なしで面白い

シャーロック・ホームズは最高に面白い本だとは認識していましたが、久しぶりに読んでみてやはり面白いと再認識してしまいました。
緋色の研究はホームズシリーズの中ではそれほどメジャーでないので映画化、ドラマ化されていないのだと思っていましたがそうばかりではないようです。
当時ヨーロッパにおけるモルモン教徒に関する認識がわかりますが誤解に満ちた部分が現代では信者に遠慮する面もあって放映されていないんだと思いました。
ただ当時、キリスト教徒にとってはモルモン教は新興宗教であり邪教の一種ですから冷たい視線で見ていたのもありましょうし、新興であるが故の過激な部分を教団も持っていたことは否めません。
現実にコナン・ドイルがこの作品を書いた頃はまだ一夫多妻を認めていましたから。
それとは別に作品自体は非常に面白く、読み出すと眠れなくなる感じでした。
訳もかみ砕いた感じでとても読みやすかったです。
名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫) Amazon書評・レビュー: 名探偵ホームズ 緋色の研究 (講談社 青い鳥文庫)より
4061484729
No.16
(5pt)

I love SHERLOCK!!

1995年に改版が出されたとはいえ、最初に訳されたのはかなり前のことなので、現在の日本語では「あれっ?」と思う時もありますが、逆に意味を理解しようとして頭に入ってくる場合もあります。

100年以上も前のロンドンの町並みや、電報など、時代を感じさせてくれるものも大変興味深いです。

「最初の事件の裏がこんなんだったとは!!」と思うものも!
シャーロック・ホームズ&ジョン・H・ワトスンの駆け引きも最高です!!

これを買ったら全巻読みたくなるような本で、おススメです!
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.15
(5pt)

ホームズ初登場

ホームズ初登場の長編。ホームズを初めて読むのならこれから読むといいと思う。

ホームズとワトスンが初対面なので、ワトスンを通してホームズという人物を少しずつ理解していける。

これを読んでおくと、他の作品も一層楽しめると思う。
緋色の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 75-5) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (ハヤカワ・ミステリ文庫 75-5)より
4150739056
No.14
(4pt)

原点。

何はともあれ、たぶん世界一有名なコンビの出会いが描かれている貴重な作品です。
これが世に埋もれたまま終わってしまわなくて本当に良かった。
そのおかげでどれだけたくさんの人に楽しみが与えられたことでしょう。

謎めいた男とハウスシェアすることになったワトスンの抑えがたい好奇心、
それを知りながら、たぶん焦らしてからかっているホームズ、
微妙な距離を保ちつつ、相手を探り合う様子が否応なしにおもしろいです。
そして事件を通して、不思議な絆が生まれ始めます。
でもこれはホントに始まりに過ぎないのです。

とにかくキャラクター設定が良かったんでしょうね。
三人称でなく、ワトスンの回想録という形をとったのも大正解だったでしょう。
ポーのデュパンと「私」を思い起こさせますが、
ドイルはそこに人間臭さをてんこ盛りにした感じです。

ホームズの、自分の能力を認めてくれる相手と出会って、
内心のうれしさを隠しきれてない様子が微笑ましいです。
そしてワトスンの辛辣さがけっこう新鮮でした。
ホームズにくっついている、単純でちょっと鈍い奴という古いイメージとは全く違います。
最近は映画やテレビでも、そういうイメージを覆そうとするものが多いですが、
それも当然だと思います。

あらゆる点で正反対の二人ですが、がっちりとかみ合ってしまうんですね。
その、友情という言葉ではとても言い尽くせない不思議な関係が、
シリーズのテーマであり、不変の魅力なのだと思います。

初めて読んだ方はこの後の作品も読めば、ますます面白くなってゆくと思います。
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761712
No.13
(5pt)

抜群の推理力!

どんな展開になってくるのかとてもハラハラしたが、全く予想だにしなかったオチに驚きました。ともかく面白かったです。ちょっぴり切ない最後だと感じました。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.12
(5pt)

名句が踊るよ

この作品を読んで驚いたのは犯人が復讐を遂げる際に神に選択させるところだ。
 モルモン教というと、あの街中を二人組みで歩いている外人さんで、あなたは神を信じますか? とか言う人たちだが、それについて、こんな背景があるとはビックリ。
 心震える名句が多い。世の下に新しきものなし、天才とは苦痛を無限にしのぶ能力のある人、実際に何を為したかは問題ではない肝心なのは世の人に何を為したかを信じさせることだ、などなど。
 この本は背紐があってよいですね。
 テレビドラマのホームズのイメージで読んだら、あの俳優さんが目に浮かんできて、とても楽しめました。
 ワトソン君の声優さんのご冥福をお祈りします。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.11
(5pt)

字が大きくなった延原謙訳

 延原謙訳の新潮文庫版が出たのが、今からなんと57年前の昭和28年。私は中学校の図書館で、この延原訳を読んだ記憶がある。その後、同じ訳を大学生の時に読み、社会人になってからも読んだ。少し前には「ホームズもの」の新訳が日暮雅通訳で完結し、最近は深町真理子訳のものが出始めている。
 その中で、新潮文庫の延原訳が、文字が大きくなって出始めた。既に謙氏は1977年にお亡くなりになっており、延原展氏が若干の改訂を引き継がれている。
 私にとっては、ホームズといえば、やはりこの延原訳ということになりそうだ。
 この「緋色の研究」は、ホームズとワトスンが初めて出会い、ベイカー街221Bで家賃割勘生活を始めるきっかけとなった作品である。そういう意味からも、重要な作品。
 内容は、一夫多妻制度のモルモン教徒に恋人を拉致された男の復讐劇である。話の内容は極めて単純だが、ホームズの推理の冴え、犯人を捕まえる手際のカッコ良さは、シリーズの中でも一、二のものじゃないだろうか。ベーカー街非正規隊が、ベイカー街分隊という訳で早くも登場している。
 ホームズの出てこない「ドイル傑作選」も大きな文字で出てきたので、文庫本の小さな文字が辛くなってきた世代にはうれしい今回の改版である。
緋色の研究 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 (新潮文庫)より
4102134050
No.10
(5pt)

ザ ファースト プロブレム

一世紀経っても変わらない人気を誇る、「シャーロック・ホームズ」。推理小説と普通の小説を足して2で割ったような文体と、独特のドイル節で確固たる地位を築いた名作の、第一作。もともと読みきりとして書かれていたので、その後のシリーズとの相違点(ワトスン先生の傷の場所とか)があったり、話の終わらせ方が一話完結的なものだったりとイレギュラーなものになっていますが、ホームズの独特な人柄や捜査方法、言い回しがすでに初回から構築されており、何度読んでも十二分に堪能できます。濃霧漂うロンドンの街をはこびる犯罪。それに果敢に挑むホームズ。やっぱり、何度読んでもあきませんね、こりゃ。
緋色の研究 シャーロック=ホームズ全集 (1) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 シャーロック=ホームズ全集 (1)より
4037380102
No.9
(4pt)

記念すべき第1作

シャーロック・ホームズの
記念すべき第1作が、新訳で登場です。
1886年に執筆された作品が現代風の訳で蘇りました。
軍医としてアフガン戦争に従軍したワトスンは、
負傷し、イギリスに帰国。
ここで、共同での部屋借りの相手を探していた
ホームズと出会います。
後世に残るコンビの誕生です。
そんな2人のもとに、
ロンドン市内のブリクストン通りはずれにある
空き家で深夜、アメリカ出身の紳士の死体が発見され、
この事件の捜査をお願いしたいという手紙が届きます。
現場には、RACHEという緋文字が壁に書かれていました。
ホームズはさっそく捜査を開始し、
犯人を追いつめていきますが・・・。
物語は二部構成で、
第一部ではホームズの捜査により
犯人が逮捕されるまでが描かれ、
第二部では犯人が犯行を計画するようになった背景を
アメリカ西部に場所を移して描写します。
第二部の最後の二章では、
犯人の独白とホームズの推理が述べられ、
物語は終わります。
読み終えてみますと、
この作品、いわゆるトリックというものはありません。
そもそも犯人が逮捕されるときになって初めて登場します。
事件解決の手がかりが示されている訳ではないので、
読者が推理する余地はないです。
RACHEという文字だって、
別にダイイング・メッセージのように
謎の設定があるわけではないですし・・・。
現代的な推理小説とは
ちょっと趣が違うのではないかと思います。
では、本書の面白さは何かというと、
まず第一に、ホームズという神業的な探偵術を持ち、
かつエキセントリックな人物が
魅力的に描かれているところにあります。
そして名コンビの相方ワトスンとのやりとりの楽しさ、
さらには第二部での冒険小説的な展開が相まって、
読者を引きつけるのではないでしょうか。
いずれにせよ、
世界一有名な探偵ホームズのシリーズは
ここから始まりました。
それだけでも十分に
読む価値のある作品だと思います。
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761712
No.8
(4pt)

理屈なしで面白い

シャーロック・ホームズは最高に面白い本だとは認識していましたが、久しぶりに読んでみてやはり面白いと再認識してしまいました。
緋色の研究はホームズシリーズの中ではそれほどメジャーでないので映画化、ドラマ化されていないのだと思っていましたがそうばかりではないようです。
当時ヨーロッパにおけるモルモン教徒に関する認識がわかりますが誤解に満ちた部分が現代では信者に遠慮する面もあって放映されていないんだと思いました。
ただ当時、キリスト教徒にとってはモルモン教は新興宗教であり邪教の一種ですから冷たい視線で見ていたのもありましょうし、新興であるが故の過激な部分を教団も持っていたことは否めません。
現実にコナン・ドイルがこの作品を書いた頃はまだ一夫多妻を認めていましたから。
それとは別に作品自体は非常に面白く、読み出すと眠れなくなる感じでした。
訳もかみ砕いた感じでとても読みやすかったです。
緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫) Amazon書評・レビュー: 緋色の研究 新訳シャーロック・ホームズ全集 (光文社文庫)より
4334761712