仏果を得ず

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

仏果を得ずの評価:

4.49/5点 レビュー 91件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.49pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全122件 101〜120 6/7ページ
No.22
(5pt)

入り込めます

文楽には何の興味ももっていなかったが、この本を読むと、一度見てみたいと感じます。読者を物語の世界に引き込む作者の力には毎回感動します。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.21
(4pt)

読んでいて気持ちいいです。

友人が北野文芸座に文楽鑑賞に行きました。
しかも人間国宝。

以前から興味がある分野だったので
先を越されてかなり悔しかったですが、楽しかったようです。
あきらめずに機会を待ちます。

文楽と言えば、三浦しをん『仏果を得ず』が良い。

文楽の世界を舞台にした青春物語で、内容自体は目新しくないのだけど、
作者がもつ文楽への愛がぐんぐん伝わってきて、読んでいて気持ちいいです。
登場人物の造形も相変わらず爽やか。

前作の駅伝小説も最高だったけど、
この作者には この手の青春小説をどんどん書いてほしいものです。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.20
(4pt)

表紙のイラストもなるほどです。

実は歌舞伎好きの私には、柿色・萌葱・黒3色の定式幕に目次が、演目として書かれているだけで完全に、はまってしまいました。
「おまはん、6月から兎一郎とくみえ」突然の銀太夫のせりふで始まる1番出し物の三番叟から、それぞれのキャラクターがとてもとても個性的でどんどん魅かれていきます。
文楽を心底愛して邁進する健くんとその周囲の人々すべてが愛しく思えるようになる本編中ごろには、演目も大分進んでいき文楽そのものの世界へ興味が行くよう、上手く演目役どころの解釈がされています。
表紙のイラストが、とってもかわいらしいので若い子用の本かしらーと思わずにページを開けば、少々若くない私達年齢にも、十分以上に楽しめるお勧め本です。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.19
(5pt)

文楽にはなんの馴染みもなくても楽しめます♪

「仏果」などという、抹香くさい題名なので、
お坊さんBLを期待しちゃいましたよ(笑
で、お坊さんではなく、文楽の世界でした。
正直、文楽にはなんの馴染みもなく、
題名だけは知っていても、内容は全然知らなかったのですが、
それでも、しっかりと楽しめました。
彼女の筆力と思います。
とにかく、一度彼女の世界に嵌ると、
もう這い上がるのは難しいですね。
とにかく読んでみてってみんなに薦めてます。
嵌る率は60パーセントくらいかなぁ。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.18
(4pt)

文楽を観たくなるはず

自分が大阪に住んでいる時、文楽をはじめて見て、面白くて、何度も見に行ったことを思い出した。
文楽好きの人は、なるほどと思い。
観たことがない人は、この本を読んで、本当の文楽を見て欲しくなります。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.17
(4pt)

文楽にハマルと

上方落語の「軒づけ」は、浄瑠璃(文楽)の魅力に取り付かれた素人の滑稽さが巧く描かれた大作で、浄瑠璃の世界、特に義太夫への愛情が伝わって来ますが、この「仏果を得ず」も三浦さんの義太夫への傾倒がひしひし伝わってきます。
 本の構成が三番叟からはじまり、女殺し油地獄、妹背山婦女庭訓にすすみ忠臣蔵で終わるなんて、、、ほんとサービス精神たっぷりの正月公演のようでタマランですねえ。
 とはいえ、本当に文楽のこと何にも知らなくても十二分に楽しくドラマのある青春小説で、逆にこの小説から文楽や義太夫の楽しさを知る人が増えたら実にうれしいと思います。
 とはいえ、上方落語に題材を取ったNHK朝の連続小説「ちりとてちん」が関西では高視聴率を取ったが、関東では惨敗したということですが、落語より敷居が高い文楽、一般には難しいのかなあ?
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.16
(3pt)

自分も生業を見つけたい!!

大好きな人がいて、すごく大切だと思っているんだけど、その上で自分の生業である義大夫が「一番大切」って言い切った主人公を、すごく羨ましく感じました。

何の為に仕事してるのか、この先自分は何をやりたいのか、目標を見つけられずに毎日を過ごしている自分にとって、一生をかける仕事と出会って、常に成長しようと努力している健は、すごく輝いて見えました。

途中で女のことで振り回されてるところは情けなかったりするけど、そういうことも普通あるよなぁ〜親しみが持てました。

義大夫ってものは全く知らなかったけど、中で出てくる語りは流れがわかるように解説も書いてあるし、すらすら読めました☆
義大夫に興味がなくても「へぇ〜」ってさらっと読めるので昔言葉とかわからなくても、平気だと思います。

仕事について、この先に何か不安を持ってる人は、仕事への考え方を変えるいいきっかけになるかもしれませんねo(^-^)o
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.15
(5pt)

文楽作品とリンク

話が小分けになっているので
読みやすく、ドラマ「タイガー&ドラゴン」のように
文楽の作品も説明っぽくならず説明しながら登場人物達の話ともリンクしていくので、不思議な楽しさがありました。やっぱりとても実力のある人ですねぇ。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.14
(5pt)

文楽に無知でも大丈夫!

正直、「文楽」と言われても
「どういうのだっけ?」と思ってしまうほど伝統芸能には無知な私ですが、
読んでいくうちに「ああ、あれのことか〜」とわかました。
漫画チックな表紙は期待を裏切ることなく、軽いテンポで読みやすい♪
読む前はこの分野には知識も興味もないだけに、
きっと読むのに相当苦労するだろうなと思っていたけど、
楽しすぎて全然そんなことありませんでした!

長い修行を積んで一人前になるということは
何も芸能の世界に限ったことではなく、だからこそ読者の理解も得やすい。
主人公が恋に悩む姿もユーモラスに描いてて、
ニヤニヤしつつ読んじゃいました。

ページを進める手が止められない。
これを読んだ人は、きっと文楽にも興味を持つことになるでしょうね。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.13
(4pt)

生き様をユーモラスに

文楽の世界をまったく知らないのですが、
それでも凄く面白かった。

「芸」の道に生きる。
言葉では表せても、それを実感するのは難しい。

堅苦しくなることなく、
生き様を描く。

著者の文筆力と、ユーモアのセンスによって
最後まで楽しませていただきました。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.12
(2pt)

連続テレビドラマになってもいいかも

文楽の世界の内輪話が聞けて楽しい。
作中、主人公は文楽をいかにして極めるか、
いかにして文楽の登場人物を語るかを苦悩している。
しかしこの小説の登場人物の描写は、むしろ軽い。
挿話もそれぞれが必ずしも必須なわけではなく、
連続テレビドラマ的な楽しみ方ができる作品。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.11
(5pt)

びりびりきました

いつの時代も不朽の名作というものがあります。
 若手大夫の健は名作舞台の筋の解釈で悩み、恋に煩悶しながら成長していきます。全体的にコミカルですが、物語に込められる人情の普遍性が丁寧に書かれています。特に最後の舞台では健の語りと兎一郎の三味線が文章を通して、空気を震わせ、読み手の耳まで伝わってくるようでした。『仏果を得ず』、良い題名だと思います。
 読んだらきっと劇場へ文楽を見に行きたくなります。我ながらわかりやすい反応だとは思いますが、早速、予約しようかと考えています。しかし健と銀大夫の都々逸は面白いなー。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.10
(5pt)

声を出して・・・

笑いました。面白かった!
そして、文楽かっこいい!
人間と人間とのつながりってほんとに
面白いし、すばらしい。
しかも、何かを目指して筋を通して
生きようとしている人はとてもステキですね、やっぱり。

何かを極めるということ
誰かを好きになること
自分だけではどうにもならないからすばらしいんですね。

主人公の友人がつぶやく
「恋愛で駄目にならん秘訣」には参りました。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.9
(5pt)

男の本質を突いている

「恋愛や家族よりも、まず芸(仕事)ありき。」主人公の健が、恋人に対して、芸の精進が恋よりも何よりも優先することを告げる場面があるが、文楽の大夫として大成するには、恐らく朝昼晩もなく、芸の道に励まなくてはならない。そして、同じことは歌舞伎など他の伝統芸能だけでなく、陶芸や漆器といった伝統工芸や、長くて辛い訓練を必要とする全ての伝統的な職人の技に共通する問題でもある。(ちなみに、学者として大成するためにも、同じような長い訓練が必要だ。)

こうした芸や技といった「一生の仕事」に魅せられてしまった男(及び女)にとっての職業観とはどんなものかを、さらりと、青春小説の形を借りて作者は語っている。今やこうした職業観(及び人生観)は絶滅に瀕しているように思え、かつてはありふれた光景だった師弟関係や、しきたりや、稽古や厳しい訓練といったものが日本から消えつつあればこそ、本書で描かれる文楽の世界がとても魅力的に思える。

文楽の入門書として読むのも面白いけれど、男の思考回路がどうなっているのか、といった見方で読んでも楽しいと思う。何故彼氏または彼女がデートよりも残業を優先するのか理解したい人(「私と仕事とどっちが大事なの?」が口癖の人)には特にお勧め。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.8
(5pt)

古典芸能ユーモア青春小説

えーっ“文楽”?ナニソレ。しかも人形浄瑠璃の人形の方じゃなくって、義太夫節?あの、おじいさんが唸ってるようなヤツ?どうしちゃったの、しをんさん。あ、彼女の趣味だったのね。
 ところが読んでびっくり、あれよあれよと引き込まれる。素敵なユーモア青春小説じゃないの。しかも、文楽に関する基本知識が抵抗なくスルスルと理解できちゃう。
 これぞ読書の効用。またも新しい世界をのぞかせてもらいました。感謝、感謝。今度NHKで文楽中継があったら録画してみようっと。
 ど素人をそんな風に感化してしまう、凄い力を持った作品です。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.7
(4pt)

文楽を観に行きたくなる!

著者の作品はこちらが初めてです。
文楽をたまに見る程度の知識ですが、
表紙の不可思議さに惹かれて手に取りました。

出てくる演目は歌舞伎でも著名なもの(元々のオリジナルは文楽だし)
なので、戸惑うことなく入り込めます。
文楽というと、つい人形方に目が行きますが、
伝統芸能の中で世襲制を取らない組織の中、
その人形方も、大夫も、どのような背景で、
どのような人間関係で構築されているのか、
一般のポピュラーな芸能と比べて、ブラックボックスの
ような印象が今までありました。

それを堅苦しくなく、
ぐいぐい読ませるテンポ、鮮やかな人物像で、
気持ちの良い読後感を味わえて、かなり楽しめました。
逆に軽すぎて拍子抜けしてしまったほど。

すべて読み終えた後に、表紙の絵を見ると、
また違った感慨があります。
なんだか今すぐにでも文楽が観たい!という
気持ちにかられます(笑)。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.6
(4pt)

伝統芸能はたいへんだ

おもしろい。でも文楽を見たことがない。なんという人生の不覚。表紙のかわいらしさで手にとってしまった。文楽の演目は聞いたことがあるけど内容まではわからない。でも若い太夫の日常と演目が重なってとてもおもしろかった。伝統芸能がすごく身近なものに感じられた
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.5
(5pt)

「文楽」とはなんぞや?

「風が強く吹いている」の、しをんさんの新作ということで手に取りました。

「文楽」と聞いてもピンと来ず、「女殺油地獄」が出てきた所でやっと、江戸時
代でいう「浄瑠璃」のことだと気付いた次第でございます(笑)。
恥ずかしながら、私、卒論は近松門左衛門でした…。
「女殺油地獄」や「心中天網島」は、人形浄瑠璃の戯曲として書かれたものです
が、「文学」として専攻していたので、俄かには結び付きませんでした。
私と同じく、「へえ、文楽が題材なんて面白そう」というよりは、「風が〜」の
しをんさんの新作だから、と手にされる方がほとんどだと思います。
そんな方でも大丈夫!
心配いりません!
「女殺油地獄」の「与兵衛」とはどんな人間なんだ?、と必死に模索する健とと
もに、300年前から語り継がれてきた「文楽」の世界に、一気に引きずり込ま
れること間違いなしです。
もしかしたら、「風が〜」があまりに傑作だったので、この本を読むのを躊躇し
ている方もいらっしゃるかも知れません。
ですが、私は、江戸期における「文学」としても捉えられている「文楽」という
題材の方が、活字で表現するのに向いていると思います。
「風が〜」の、そのまま映画やドラマになりそうな、デフォルメされきったキャ
ラの書き込みはやや抑え目で、その分、各演目の内容が掘り下げられているので、
マンガチックな小説はちょっと…という方も、きっと読み応えを感じられると思
います。
とは言え、健の師匠の銀太夫さんが、ちゃんと、しをんさんらしい面白さも醸し
出してくれていますよ(笑)。
個人的なことですが、実際に戯曲を読んだことのある、「女殺油地獄」や「心中
天網島」が出てきたことや、社員旅行で実際に内部を見学したことのある「内子
座」が登場してきたことなどから、この本に出会えたことに、「不思議な縁」を
感じています。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.4
(5pt)

純粋に面白いです

本書の書名にある「仏果」とは、仏教用語で、修業を積むことによって得られる悟りのことを意味します。本書は、主人公として描かれる健が、文楽の修行を通じて悩みながらも、成長していく物語です。とても人間くさい登場人物の性格が、うまく生き生きと表現されています。ちなみに文楽とは、義太夫節・三味線と人形劇から成る人形浄瑠璃のことです。伝統芸能の世界には馴染みがありませんので、その世界で繰り広げられる様々な事件の中で、登場人物が悩んだり恋をしたり人間関係で衝突したり・・・という内容になっています。章ごとに読みきりの独立した内容になっていますので、文楽の名作を毎回うまく紹介してくれながら、人間ドラマを描く本書の内容は、久しぶりに読みごたえのある小説に出会う興奮をもたらしてくれました。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946
No.3
(4pt)

三浦しをんの才能

改めて言うことではないし、皆様ご存知の通りかもしれないが、三浦しをんは文章を書く能力が非常に高い。具体的にいうと、読者を物語の中に引きずり込んで、あっという間に読まさせてしまう力がすごくある。文章の構成が良いのか、リズムが良いのか、語句のチョイスが良いのか、多分全部兼ね備えているからこんなにも夢中にさせてしまうのだと思う。そのことを今回の作品を読んでまざまざと再認識させられた。文楽という自分にとっては全く興味のない分野で、知りたいとも思わない題材だったのだが、読んで行く内にどんどんと惹き付けられて、一気に読んでしまった。本当に読者に読ませるのが上手い作家だなとしみじみと思ってしまった。やっぱり三浦しをんの作品は面白い。表紙のイラストも良い感じで、本の装丁も特徴的で面白いです。
仏果を得ず Amazon書評・レビュー: 仏果を得ずより
4575235946