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海燕ホテル・ブルー
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海燕ホテル・ブルーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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読んだあと何か切ない気分にさせられた。 藤堂幸夫;最初は、とぎすまされて、執念のある男であった。 しかし、どこかで違ってくる。 梨姫という女性。まるで白い蛇のような女。 つきあうことによって、人間がさびていく。 一体、何をしたいのかが、わからなくなる。 | ||||
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大好きな船戸与一の作品の中で、読後感で一番やるせなさを受けた作品です。 主人公を含め多くの登場人物が最後には消えてしまうのは船戸作品ではよくあることですが、ここまでの内容になると流石に辛い!!! さて、他の作品を読み直そうっと! | ||||
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船戸作品としては珍しい日本を舞台としたものです。現金輸送車襲撃犯の出所後の姿を描いたもので、物語冒頭では、かつて自分を裏切った仲間への復讐、不良少年更生施設建設を夢見る老人、獄中の仲間との犯罪計画など読者を引き込む様々な伏線が張られていました。しかしそれらが収束していくはずの終盤になってそれらの伏線はどれも尻すぼみに消え、物語は迷走していきます。そしてラストはまるで打ち切りになった連続ドラマのように中途半端なものでした。「砂のクロニクル」ではまって以来読み続けた船戸作品の中では唯一失望した作品です。文章の名手でもこういう作品を書くのか、とちょっと意外に感じました。 | ||||
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『猛き箱船』、『山猫の夏』、『砂のクロニクル』、『流砂の塔』、『伝説なき地』といった船戸小説とは、明らかに異質。SFではよく「センス・オブ・ワンダー」という言葉を使うが、船戸小説は、科学の代わりに実際の歴史をセンス・オブ・ワンダーの道具に使う。勝者からみた歴史ではなく、敗者からみた歴史を、時代背景を、エンターテインメントの中に惜しげもなく取り込んで、読者をうならせてきた。 しかし、本作品は、そうした船戸作品のエッセンスが抜け落ちた作品になっている。普通のエンターテインメントとして読むこともできるが、船戸らしさを求める船戸与一のファンはがっかりするだろう。 | ||||
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