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海燕ホテル・ブルー



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海燕ホテル・ブルーの評価: 3.00/5点 レビュー 10件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全10件 1~10 1/1ページ
No.10:
(4pt)

渾身のサスペンス

読んでいくうちにだんだん怖くなっていくのを感じた。あまりにもスムーズに話が流れていく、そう自分だってそうなっていくかもと思うと怖くなる。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
4041638054
No.9:
(3pt)

ウ~ン

ひとりの女に運命を狂わされる男たち、って感じかな。
ただ、もう少し魅力的な女だと、こちらも話に入りやすいんだろうけど、単なる尻軽バカ女なんで、こんな女のどこがそんなに良いんだ?という疑問が最後まで拭えなかった。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
4041638054
No.8:
(2pt)

セツナイなぁ。

読んだあと何か切ない気分にさせられた。

藤堂幸夫;最初は、とぎすまされて、執念のある男であった。
しかし、どこかで違ってくる。
梨姫という女性。まるで白い蛇のような女。
つきあうことによって、人間がさびていく。
一体、何をしたいのかが、わからなくなる。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
4041638054
No.7:
(4pt)

心情にフォーカス

船戸独特のハラハラ感というよりも、かつての仲間たちが、一人の女によって繋がりをたちきられてしまうという半ば、ゾクゾクとされるもの。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
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No.6:
(5pt)

段階

冒頭の刑務所での低カロリー食から、久々の娑婆での喫茶店でのもどしてしまうシーン、、日常と非日常をクロスさせながらも基本、日常性を残した人格を持ち続けて来た本人のエゴの部分が、本人の思惑、と段々登場し出すそれぞれのエゴを秘めた登場人物とのからみの中で、段々本人のまともなエゴの部分がその中に絡み取られて、こんな筈じゃなかった世界に絡み取られてしまう・・・自分達独り独りが墜ちてしまうかも知れない世界のワナに堕ちない為に必要だったのは、思惑の制御だったのか、、、それともそれを上廻る世界への対処の仕方だったのか、。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
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No.5:
(4pt)

下田に行った事のある人なら共感できる本。

下田特有の空気の緩さ,暖かさ,中途半端な寂れ方,少しだけ残っている観光地としての活気,などがよく表れている。この本には唐人お吉もペリーも庄田次郎も出て来ないけれど,彼らの息吹をも感じさせる。著者もこの地に来て,観光客として過ごしたのだろう。下田と船戸与一が好きな人にはお勧めである。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
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No.4:
(3pt)

良くも悪くも、船戸与一らしくない作品

刑期を終えて出獄した主人公は、廃墟となった「海燕ホテル」に居を構え、裏切られたことへの復讐と、新たな野望の実現の時を待つ。ところが、その地で出会った妖艶な一人の女が、彼の運命を狂わせる。

船戸氏には珍しい現代の日本が舞台の小説で、どろどろとした情念の世界が描かれている。

彼の作品にしては極めてスケールが小さい分、細かい部分まで目が届いた感じはする。

そのため、「流沙の塔」や「砂のクロニクル」「蝦夷地別件」みたいな壮大な話を期待して読むと、肩すかしを食うのは確かだ。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
4041638054
No.3:
(2pt)

く、く、暗い、暗すぎる

大好きな船戸与一の作品の中で、読後感で一番やるせなさを受けた作品です。

主人公を含め多くの登場人物が最後には消えてしまうのは船戸作品ではよくあることですが、ここまでの内容になると流石に辛い!!!

さて、他の作品を読み直そうっと!
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
4041638054
No.2:
(2pt)

失望感がにじんで

船戸作品としては珍しい日本を舞台としたものです。現金輸送車襲撃犯の出所後の姿を描いたもので、物語冒頭では、かつて自分を裏切った仲間への復讐、不良少年更生施設建設を夢見る老人、獄中の仲間との犯罪計画など読者を引き込む様々な伏線が張られていました。しかしそれらが収束していくはずの終盤になってそれらの伏線はどれも尻すぼみに消え、物語は迷走していきます。そしてラストはまるで打ち切りになった連続ドラマのように中途半端なものでした。「砂のクロニクル」ではまって以来読み続けた船戸作品の中では唯一失望した作品です。文章の名手でもこういう作品を書くのか、とちょっと意外に感じました。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
4041638054
No.1:
(1pt)

実験失敗

『猛き箱船』、『山猫の夏』、『砂のクロニクル』、『流砂の塔』、『伝説なき地』といった船戸小説とは、明らかに異質。SFではよく「センス・オブ・ワンダー」という言葉を使うが、船戸小説は、科学の代わりに実際の歴史をセンス・オブ・ワンダーの道具に使う。勝者からみた歴史ではなく、敗者からみた歴史を、時代背景を、エンターテインメントの中に惜しげもなく取り込んで、読者をうならせてきた。
しかし、本作品は、そうした船戸作品のエッセンスが抜け落ちた作品になっている。普通のエンターテインメントとして読むこともできるが、船戸らしさを求める船戸与一のファンはがっかりするだろう。
海燕ホテル・ブルー (角川文庫)Amazon書評・レビュー:海燕ホテル・ブルー (角川文庫)より
4041638054

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