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消滅のリスト
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消滅のリストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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文章自体はとても読みやすい。が、それ以外の部分が軒並み足を引っ張っている。本作はとにかく冗長。500ページ越えの大長編ですが正直このオチでこのページは多すぎます。 ある重要なリストを巡って各々の登場人物が動き出すというストーリーですが、まず登場人物の数が多い。本作は群像劇スタイルで進行するため登場人物が多いこと自体は問題ないのですが、登場人物一人一人に特徴的なエピソードがないものが多く、「こいつ誰だっけ?」「なにしてたキャラだっけ?」ということが頻繁にあります。オカマのジゼルと男女の帯津は中でもキャラが立っていたので最後まで見分けがつきましたが、それ以外の登場人物は結局最後まで動向を把握しきれないままでした。 本作は国家を絡めた規模の大きいストーリーのため、執筆するにあたって作者が綿密な調査をしたことは読んでいて伝わってきます。伝わるのですが、調べたことをそのまま登場人物に喋らせているだけなので、小説というより専門書を読んでいる感覚に近かったかも。エピソードに絡めてその知識を披露してくれた方が頭に残りやすかったかな。 構成力も難あり。視点がコロコロ変わるためなにがどうなってこうなっているのかついていけないまま話が進んでいきます。群像劇形式の小説でこれが一番痛い。視点を統一してくれた方がまだ全体のストーリーを把握できたかも。 文章力と設定自体は悪くないので色々惜しかった作品。もう少し登場人物を印象付けるようなエピソードが追加されて全体的にページを絞ってくれていれば☆3相当でした。 | ||||
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