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北緯四十三度の神話
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北緯四十三度の神話の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.92pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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姉と妹、イコール女と女の葛藤と雪解けの描写がうまく描かれていた。 | ||||
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ホロッとする良い話ではあるけど、何でもかんでも繋がっていて都合よすぎて三文芝居を見せられている気がしてしまうことが数回あった。 和貴子のラジオDJのプロ意識の低さに少し凹んだ。何度も失敗を繰り返すぬるさは校内放送レベルである。まあそんな彼女だからこそ、お姉さんとの関係が変にこじれてしまったと思えば納得できるが...う〜ん、やっぱちょっとひっかかるな。 まあでも「ラジオDJ」というキーワードにひっかかる読者なら楽しめると思います。いろいろ書きましたが僕も楽しみました。 | ||||
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姉と妹、過去に両親と妹の最愛の人を亡くした二人の心情、性格など非常に細かく表現しており、女性の著者かなと思っていたら、男性が描いていることを知り驚いた。ラジオ局に勤める妹の軽快な番組の中に、妹の普段思っている気持ちや視聴者からの相談を受けての本音など、うまくストーリをつなげていた。ただ、読んでいてドキドキするところがなくちょっと物足りなかった。 | ||||
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中・高校という時期、子供から大人へのステップを登るときに誰しも経験する表現しきれないジレンマを綺麗に文字として表していると思う。 ラジオのDJという設定が、妙に懐かしい。 《さくらば、わきこを、たのむ。》 この一行でいきなり陳腐なミステリィになってしまった(笑) | ||||
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両親の死後、二人とも悲しくて寂しかったのは同じ。だが、お互いが お互いの心を理解しえなかった。姉は妹を、妹は姉を求めていたはず なのに。二人はいつも歩み寄るきっかけを探していたに違いない。 「何かのきっかけさえあれば仲直りできるのに。」そう思いながら 読んだ。どんなにけんかしても、やはり姉妹は姉妹だと思う。私にも 妹がひとりいる。菜穂子と和貴子のできごとは、人ごととは思えない。 いつまでも二人が仲のよい姉妹でありますように。何だか妹に逢いたく なった。 | ||||
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舞台は北緯四十三度の街、雪国・札幌。 一人の男性を巡って溝ができてしまった姉妹の関係が、 二人の成長によって和解していくしみじみとした感動作です。 目新しさはまったくなく、全体的に地味な印象。 妹の職業はラジオDJで、 ラジオ番組の中で妹が語る本音が 二人の歩み寄りに大きな影響を与えます。 言えなかった本音。 ずっと悩み続けてきた勘違い。 お互いを分かり合うことで自分自身の本来の姿も知っていく二人。 決して大きな出来事は起こらないけど まるで深々と降る雪のように 心にジーンと感動が染み込んでくるお話でした。 妹が番組の中で悩めるリスナーに送った言葉。 「初めての嫉妬とか憎しみとかいう感情は、 自分との距離が一定の範囲より近い人にしか決して向けられない。 とても悲しいことだけど、これは真実です。」 こんな思い込みで、静かに憎むということでしか姉を愛せなかった妹。 これも歪んではいるけれど姉妹愛の一つの形だったのでしょうね。 | ||||
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