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(短編集)
シアター!
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シアター!の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 21~40 2/5ページ
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兄弟のやりとりはとてもおもしろいです。特に兄の立ち回りは、なるほどと感心させられる箇所が多かったです。作品全体がややギャグの色が私には濃すぎた感じがして、少しくどいように思えました。 | ||||
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有川浩ということで期待していたせいか・・・。 イマイチ引き込まれなくて、やっと読み終えたという感じでした。 | ||||
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大学のサークル活動の延長のような小劇団の世界。 ノーギャラは当たり前。チケット・ノルマだけでなく、時には個人で持ち出しをすることだってある。 芸術家という自負、自由人の魅力。特殊な世界の魅力が広がる。 だが、その魅力とともに、商業団体=プロフェッショナルとしては未熟な甘えの構造もバッサリ遠慮なくぶった切っている。 私にもいるんだよね、小劇団メンバーだった知り合い。 鉄血宰相、丸いペシミスト、熱血担当などと二つ名をつけて、多目のキャラをそれぞれ立たせている。 恋愛模様の一方通行連鎖ぶりは王道で、どこまで続くよ平行線。 きっかり2年と期限を切って、物語に緊迫感を与えているから、読んで気持ちが盛り上がること間違いナシ。 | ||||
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春川兄弟と劇団の物語。 弟が主宰を務める劇団が財政危機になり、兄に援助を求めるところから始まります。 しかし、援助にはある条件が課される事に。 とてもテンポ良く、痛快な物語です。 一度もダレル事がなかったように思えます。 続きがあるようなので、そちらも読んでみようと思います。 | ||||
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最近、筆者の別作品を読んでから興味が湧き、「シアター!」に手を出しました。 2が出ているという事は知っていますが、こちらは1巻と書かれていなかったので 人気が出たから2が出た作品なんだろうなという認識でおりました。 ですが物語の後半を読むにつれ1冊で1つの物語が終わっている気がせず 「続編ありきの予定で書かれた作品なの?もしくは連載をまとめたもの?」と マイナス方向に感じてしまいました。 自分の中では色々と消化不良でしたので2巻も読もうと思ってますが 「続きが気になるので早く3巻を!」というレビューを見てしまい そこまで続きが気になるようだったら一段落してから読もうかな…という気になってます。 | ||||
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私の、演劇部に所属していた10代、その頃の先輩に引きずられて劇団スタッフをしていた20代の頃を思い出しながら読んでいました。演劇に関わった人間ならきっと共感を持てるところが多いのではないかと思います。この本のように、メンバーひとりひとりが「自分の劇団」「自分の舞台」という意識があのころあったら、きっともっと私たちの劇団ももっと長くやってられたかも、私もスタッフから観客になれたかも。そんな悔しさと、懐かしさとを叩きつけられた。そんな本でした。 | ||||
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著者の有川先生が声優・沢城みゆきさんとの交流がきっかけで生まれた作品らしいです。三ヶ月で書かれたというのだから「フリーター、家を買う」にしろこの作品にしろ本当に驚きです。 いじめられっ子だったのを演劇との出会いを通して救われた経験を持つ弟、巧とそんな巧を小さい頃から面倒を見続け、今では建築会社の営業マンとしてバリバリ働く兄、司。 巧の主催する劇団が内部分裂を起こし、大赤字になって司に泣きつくところから物語は始まります。 演劇に興味がないどころか、弟をその世界から引き離したい兄(でも公演は毎回見に行っちゃうし、アンケートも一人ひとりに細かく書いちゃう)の視点から描かれているためか、演劇に興味がない人でもとっつきやすく、感情移入しやすいです。 「お金のことをきちんと考える人が好き」とは著者のあとがきでも触れられていますが、自分もそこには深く共感できます。 好きでやっていることだからこそ、好きということに甘えずにきちんとビジネスとして成功させようとする。 そこには馴れ合いやごまかしや甘えが通用しません。だからこそより強く、そこに関わった人も成長できる。 作中では新人劇団員、羽田千歳と司のやりとりが一番好きです。 「たとえばだけど、レストランで不味いってクレームが出たとしたら何て言う?『不味くてすいません』?」 「…『お口に合わなくてすみません』?」 「じゃないと満足してる客の立場がないよな」 自分の仕事に自信が持てなくなったときには思い出したい台詞です。 続刊も出ているようなので、ぜひ読んでみてください。 本物の舞台を見に行きたくなってしまうこと請け合いです。 | ||||
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塩・海・空・鯨の自衛隊三部作+1とウルトラマン世代との出会いは必然だったと思う。 そして生粋の関西者としては当然『阪急電車』にも手が出る。 合わないかもとの危惧を抱きながらも【本の本】だからと読んだ『図書館戦争』は予想通りと言うか… 今までテーマ読みだったが今回初めて自分にとって全く未知のテーマについて読む。 劇団再生プロジェクトX!今までの作品にも増して読み易く、殆ど漫画的ノリ。 でもこれは批判ではない。漫画王国日本では私の年齢でも充分に漫画世代であり漫画的はリーダビリティの別語でもある。 今すぐ続編が読みたい。 | ||||
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文章は癖がなくすんなり読める。キャラもそれなりに個性的です。 赤字運営の劇団を救うために、兄弟が奔走するというテーマも悪くありません。 及第点はあります。だけど、作者の舞台への熱が見当たらない。 劇中劇が地味すぎて面白くない。 お金をかけないように、衣装もセットも日常的な劇にしようと理にはかなっているけど、 私ならこんな劇観に行かない。 シーンはアパートの一部屋から動かないし、 肝心の山場がお金が現れて、なくなるだけって……。 非日常や嘘を求めて劇を観に行くのに、こんな日常的で動きもない劇だったら落語を聞きにいった方が面白いです。 名作舞台もの、ガラスの仮面や古典戯曲と比べるのは酷だとは思いますが…… 舞台物にはある程度の嘘やハッタリは必要だと思います。 | ||||
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有川浩のシアター! (メディアワークス文庫) を読みました。 実は,入手の都合上 シアター!〈2〉 を先に読んでいました。 シアター2は、シアターを読んでいなくても,単独で面白いと思ったのが感想でした。 シアター2を読んでからシアターを読んで,シアター2を読んでからシアターを読むとより面白さが増すことが分かりました。 大人になってから知り合った人の子供の頃の話を聞くような感じです。 ps(post script:後書き). シアターは、「食えない役者」が題材です。 「食えない絵描き」、「食えない音楽家」、「食えない作家」などなど、 志が高ければ,続けて行ける職業かもしれません。 「食えないプログラマ」が高度なソフトウェアを書いていて, ソフトウェアエンジニア(SE)がろくすっぽプログラムを書いていないのに食えているのはなぜでしょう。 多くのソフトウェアが、どのプログラマが書いたものかの記録がついていないからかもしれません。 ソース公開(open source)ソフトウェアは、著者の名前があります。 演劇のような関係者全員の一覧はない場合がまだまだあります。 ソースの試験をした人,関連文書を作った人など、全員の一覧があると嬉しい。 ソース公開でないソフトウェアは、ほとんど人名がありません。 誰が作ったか分からないので、似たものをまた高い値段で作ってもらうことになる。 食えないプログラマはいつまでも食えず,プログラムを書いてないSEは食えているという逆転現象が続いているのかもしれません。 プログラマが幸せになるためには、必ずソフトウェアに関係者一覧をつけるところから始めるとよいのではと感じました。 有川浩に、プログラマを主人公にした小説を書いてもらいたいなと思いました。 | ||||
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劇団員たちの主義主張による分裂や、舞台上での冷や汗が出るようなトラブルは非常に生々しく描けていると思いましたが一人称と三人称がごちゃまぜになるのが気になりました。この文庫レーベルが「大人になっても読んでいたいライトノベル」ということですが、20代後半の身にはそのわりには文章が稚拙と感じられました。 | ||||
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小劇団を黒字化する話。文句なしに面白かった! 「金は正義だ!」のセリフ、確かに、そうなんだな、と。 いつか、夢を現実化するため・するのにトライするためには、何かを捨てて進む決断が必要になってくる。 有川さんだから、もうちょっと「甘い」系の話も欲しかったな。 | ||||
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優しい人が多い。 主人公主催の貧乏劇団が主人公の優しくも厳しいお兄さんの指導のもと劇団を再建していく話です。 いやな気分にはならないし、すがすがしい。 読みやすいです。 ただ続編を読みたいという気にはならなかったのが残念です。 | ||||
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とっても登場人物達が生き生きしている。 何も考える必要はない。ただ楽しめればそれでいいというストレートな 意思が作品から溢れ出しており、素直な気持ちで読み進められます。 鉄血宰相と泣き虫主宰の兄弟の掛け合いを中心に劇団員一人一人が 物語を形作る上で欠かせない存在。 とても楽しく読めました。 | ||||
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弟が主宰する劇団が、経営破たんに陥るところから物語が始まります。 脚本家としての才能はあるものの経営感覚の無い弟と、 優秀なビジネスマンの兄、そして個性豊かな劇団員たちの、 人生観、生きざま、恋を描いた感動の物語です。 人を信じられなくなりそうな危機や困難に直面しても、 心の底では人を信じて、人が好きで、愛にあふれた人達が登場する 有川浩作品ののファンです 塩の町、空の中、海の底、図書館戦争シリーズ、Story Seller, 植物図鑑 クジラの彼とか、文庫になってる本はみんな大好きです。 設定は、いろいろだけど、キャラがみんな魅力的で暖かいので大好きです。 「シアタ」ーも、大好きな有川作品の、ど真ん中です。 魅力的な人たちが、繰り広げる人間関係が大好き ぜひ読んでみてください。 温かい気持ちになれます。 | ||||
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「演劇さえやれていれば幸せ」*「演劇にひたって夢を見ていられれば良い」 人気はあるけど、金銭感覚ゼロ・・・。 いつの間にか300万円の借金を抱えてしまい、 経営危機に瀕した小劇団「シアターフラッグ」。 劇団を主宰する春川巧は、 子供の頃からずっと世話になりっぱなしの兄・春川司に借金を頼みに行きます。 司が出した借金の条件は、 2年間のうちに劇団の収益のみで借金を返済すること。 人気声優である羽田千歳を迎え、 「お金の稼げる劇団」を目指すことになったシアターフラッグは、 鉄血宰相・司の下で経営再建(構築?)に乗り出していきます。 劇団の日常、劇団だけの常識、劇団を取り巻く色々なことが描かれ、 脚本家としての才能はある、甘え上手な主宰・巧、 社会性が高く、有能な事務能力を持つ兄の司、 人気声優で、演劇の勉強をするために入団した千歳をメインに 個性豊かな面々が織りなす物語。 主役じゃないのかもしれないけれど、 一番共感できるというか、良いなーと思った登場人物は、司でした。 劇団の常識を一般社会の常識で塗り替えていくのだけれど、 全てにそれを押し付けていくのではなくて、 演劇の世界と経済の世界の境界線をきっちりと引いて、そこを踏み外さない。 司の理解の良さとバランス感覚が巧みで、すごいなぁと思いました。 課題ができなかったら劇団を「つぶす」と脅かしていても、 実は続けさせてやりたい、という優しさがにじみ出ていて、 ほっこり温かくなるお話でした(*^−^*) 続きが楽しみです☆ | ||||
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有川浩の書き下ろし長編。 いつの間にか300万円の借金を抱えてしまい、 経営危機に瀕した劇団の再建物語。 面白い。 とにかく、ストーリーがしっかりしている。 シアター・フラッグ。 脚本を書き演出をする、小さい頃はいじめられっ子だった巧。 300万円を貸す代わりとして、 仲良し劇団の経営に大ナタをふるう兄の司。 去ってゆく者たち。 残った個性的なメンバー。 声優としての知名度があるということで客寄せパンダにも利用される、 いきなり主役に抜擢された新参者の羽田千歳の戸惑い。 いろいろなハプニングも待っている。 つい、のめり込み、 チケットの前売り状況とか気になって(笑)、どんどん読んでしまった。 映画やTVドラマに向いている話のようにも思う。 最後に、モデルになった劇団の主宰が書いた「解説にかえて」が付いている。帯によると、舞台にもなったという。 ただ、個人的に、この本のイラストはあまりにマンガチックで小説のイメージに合わないように思えた。 | ||||
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演劇はほとんど見たことがないという人がほとんどなのに、弱小劇団は星の数ほどあるという不思議な世界。一度、三谷幸喜の演出でユースケ・サンタマリア主演の舞台を見たことがありますが、あれほどメジャーでもなんかアングラ感がありました。自分も司と同じで映画やTV、アニメに比べて圧倒的に貧弱な舞台演劇のよさは正直よくわかりません。音楽ではライブの良さはよくわかるんですけどね。でも、有川さんの手にかかるとこれが一流のエンターテイメントになる。いつも思うのですが、大人と子供、プロとアマチュアの違いをとてもうまく表現していると思います。あと各キャラクタがいきいきと動いて楽しい。恋愛模様も有川作品の大きな要素ですが、1、2巻と進むに従ってラブコメ要素も強まってきます。3巻完結らしいですが、早く続きを読みたい! 有川中毒禁断症状用注意です。 | ||||
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ほんとに役者で食っていくのは大変なのよ。。。。 それだけで、本は書けちゃうと思いますが 裏方としての司さん視点で書いているのがいいんですね。 演劇のこと、知らなくても読めるし、 読了後舞台裏がわかったような気になりますし。 そして、役者たちと、まーったく役者じゃない司とのブリッジとして 声優ではあるけれど舞台経験がない!ヒロインがいい味出しています。 いつもの有川作品にいる甘い乙女、にちょっと塩味を入れた感じです。 ぜひぜひ続編を書いて欲しいものです。 | ||||
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演劇に限らずステージに立ったことがある人ならいかに採算の合わない世界かということをよく知っているはず。多くの劇団が数年の公演を経て解散していきます。 この小説はそんな中小劇団の再生記です。 主人公のほとんど完璧ぶりは有川浩の小説ではいつものことですが、脇を固めるキャストも個性豊かでいい味を出してます。 この本を読んで思い出したのは演劇集団キャラメルボックスの話。この本で出てくる工夫の大半はキャラメルボックスがもう何年も前に通過してきた話です。なんで取材協力に名前が入っていないのか不思議に思ったくらいです。 全体を通して面白かったのですが最後の転回だけちょっと弱かったので星一つマイナスで。 | ||||
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